367 / 394
最終章
第354話 各国の到着
しおりを挟む
旅する宮殿が帰還した翌日、早朝にも関わらずイーセ王国の旗艦女神の六翼を中心に、大型船サンシェル級の船団三十隻が到着。
レイとシルヴィアが出迎えた。
「レイ!」
「ヴィクトリア! 来てくれてありがとう!」
「もちろんよ。我がクロトエ騎士団が誇る対モンスターの精鋭、討伐隊を連れてきたわ」
レイと挨拶を交わしたヴィクトリアは、シルヴィアと挨拶を交わす。
その後ろで、クロトエ騎士団団長のジル・ダズと、討伐隊隊長デイヴ・ジョンソンが最敬礼していた。
レイはかつての部下である二人に笑顔を向ける。
「ジル・ダズとデイヴもありがとう」
「ハッ! レイ陛下の麗しき御尊顔を拝し奉り、恐悦至極に存じます」
「ふふふ。ジル・ダズは変わらないわね」
レイがジル・ダズの肩に軽く手を置いた。
レイに憧れる者からしたら、レイに触れられるなんて気絶してもおかしくないほどの出来事だろう。
長年のつき合いがあるジル・ダズですら、辛うじて耐えているほどだ。
伝説の団長だったレイを目の前に、緊張して声も出せないデイヴ。
「デイヴ。そう緊張するなって」
「リ、リマさん!」
デイヴはリマに告白した過去を持つ。
その精悍な容姿から、現在の騎士団で最も女性人気が高いデイヴだが、恋愛に興味がないリマのことを今でも好きだった。
「これから一緒に戦うんだ。よろしくな」
「は、はい! よろしくお願いいたします!」
デイヴの肩に手を置くリマ。
顔を真っ赤にしたデイヴだが、恐ろしいほど鈍感なリマは全く気付かない。
その様子を見ていたレイは、リマの恋愛に対する鈍感力に溜め息をついていた。
イーセ王国は、クロトエ騎士団千五百人を派遣。
指揮官はジル・ダズ団長と、討伐隊隊長デイヴ・ジョンソンだ。
その後、クリムゾン王国の船団三十五隻が到着。
旗艦である神々の詩からロート王が下船。
現在の君主の中で最年長のロートに対し、レイとシルヴィアが丁重に出迎えた。
コート騎士団二千人を引き連れてきたロート。
それもコート騎士団が誇る精鋭中の精鋭、蒼き盾騎士だった。
さすがのレイも驚きを隠せない。
「まさか蒼き盾騎士とは。ロート陛下、よろしいのですか? 門外不出の精鋭と聞き及んでおりますが」
「世界の危機じゃ。国が崩壊すれば精鋭なども意味がない。それに、あのノルンには儂も頭にきておるのでの」
世界会議でノルンに小僧呼ばわりされていたロート。
レイはその理由を知っているが、説明はできない。
精鋭を引き連れてきたことへ感謝し、笑顔を浮かべた。
そして、レイと面識のあるコート騎士団団長イアン・ドルドと、初対面の蒼き盾騎士の将軍ビルズ・ブラフォと挨拶を交わす。
「レイ様。お久しぶりです」
「イアン団長。お元気そうで何より」
実はイアンは、レイに求婚した過去を持つ。
当時のイアンは三十歳、レイは二十一歳でクロトエ騎士団団長時代のことだ。
レイは当然ながらアル以外に全く興味がなく、丁重に断っていた。
イアンも紳士的に接しており、恋愛的には一切引きずっていない。
だがイアンはレイを、騎士として、剣士として、人として尊敬している。
「蒼き盾騎士が来てくれるなんて、本当に驚いたわ」
「陛下を説得しました。さすがに今回はレイ様に負担がかかりすぎますから」
「相変わらず優しいわね、イアン団長」
「ありがたきお言葉。アル陛下にもご挨拶させていただきたいと存じます」
「ふふふ。今は別の場所にいるのよ。帰ってきたら紹介するわね」
「ありがとうございます。ではレイ様、蒼き盾騎士の将軍を紹介させていただきます。ビルズ・ブラフォです」
イアンはレイに将軍ビルズ・ブラフォを紹介した。
だが、少し様子がおかしいビルズ。
「おは、おは、お初にお目に、かか、かかります」
「ふふふ、そう緊張しないで。ビルズ将軍」
ビルズは、イアンがレイに求婚したことを知っていた。
いくら尊敬する上司でも、他国の騎士団長に求婚するなんてあり得ないと思っていたビルズ。
だが、その考えを即座に改める。
その強さと美しさが伝説となっているレイを目の前にしたビルズは、あまりに緊張して全く動けず。
クリムゾン王国でも屈指の騎士は、むしろレイに求婚したビルズをこれまで以上に尊敬の眼差しで見つめることになった。
そして、日の出直後にエマレパ皇国が到着。
国家が保有している全てのサンシェル級で船団を組んでいた。
その数、四十隻の大船団。
旗艦獅子の双翼から、皇帝キルスと皇后ファステルが下船。
「なんだ、レイが出迎えか?」
「何だはないでしょうキルス」
「はっはっは、すまぬ。アルはどうしたのだ?」
「それは追って話すわ」
「うむ、分かった」
続いてレイは、ファステルに視線を向けた。
一切の装飾がない動きやすく質素な服装のファステルだが、美しさは全く損なわれていない。
むしろその自然な姿は、輝いてすら見える。
「ファステルもよく来てくれたわね。アルが喜ぶわよ」
「レイ。ごめんなさい。私は役に立たないと思ったのだけど、心配で来てしまったわ」
「そんなことないわよ。あなたがいてくれるだけで、皇軍の士気は常に最高だもの。っていうか、あなたまた綺麗になったわね」
「え? 本当? レイに言われると嬉しいわ」
頬を少し赤らめたファステルは、レイと挨拶の抱擁を交わす。
二人が離れたタイミングで、キルスがレイに向かって手を挙げた。
「レイ。我が皇軍の精鋭を引き連れてきた。役に立てると思うぞ」
「助かるわ。ありがとうキルス」
新設した部隊砂漠の太陽は、皇軍内で能力が高い兵士で編成している特殊部隊だ。
それはアルとの地獄の訓練がきっかけになっていた。
名のある将軍たちが束になっても、アルの訓練についていけなかった皇軍。
たった一人の人間に軍隊を崩さ荒れる可能性があることを知った。
その反省から、アルや竜種のような人知を超えた存在にも対抗し得る部隊の設立を目指し、編成されたという経緯を持つ砂漠の太陽。
アルの存在は一国の軍隊すら変えてしまった。
レイとシルヴィアが出迎えた。
「レイ!」
「ヴィクトリア! 来てくれてありがとう!」
「もちろんよ。我がクロトエ騎士団が誇る対モンスターの精鋭、討伐隊を連れてきたわ」
レイと挨拶を交わしたヴィクトリアは、シルヴィアと挨拶を交わす。
その後ろで、クロトエ騎士団団長のジル・ダズと、討伐隊隊長デイヴ・ジョンソンが最敬礼していた。
レイはかつての部下である二人に笑顔を向ける。
「ジル・ダズとデイヴもありがとう」
「ハッ! レイ陛下の麗しき御尊顔を拝し奉り、恐悦至極に存じます」
「ふふふ。ジル・ダズは変わらないわね」
レイがジル・ダズの肩に軽く手を置いた。
レイに憧れる者からしたら、レイに触れられるなんて気絶してもおかしくないほどの出来事だろう。
長年のつき合いがあるジル・ダズですら、辛うじて耐えているほどだ。
伝説の団長だったレイを目の前に、緊張して声も出せないデイヴ。
「デイヴ。そう緊張するなって」
「リ、リマさん!」
デイヴはリマに告白した過去を持つ。
その精悍な容姿から、現在の騎士団で最も女性人気が高いデイヴだが、恋愛に興味がないリマのことを今でも好きだった。
「これから一緒に戦うんだ。よろしくな」
「は、はい! よろしくお願いいたします!」
デイヴの肩に手を置くリマ。
顔を真っ赤にしたデイヴだが、恐ろしいほど鈍感なリマは全く気付かない。
その様子を見ていたレイは、リマの恋愛に対する鈍感力に溜め息をついていた。
イーセ王国は、クロトエ騎士団千五百人を派遣。
指揮官はジル・ダズ団長と、討伐隊隊長デイヴ・ジョンソンだ。
その後、クリムゾン王国の船団三十五隻が到着。
旗艦である神々の詩からロート王が下船。
現在の君主の中で最年長のロートに対し、レイとシルヴィアが丁重に出迎えた。
コート騎士団二千人を引き連れてきたロート。
それもコート騎士団が誇る精鋭中の精鋭、蒼き盾騎士だった。
さすがのレイも驚きを隠せない。
「まさか蒼き盾騎士とは。ロート陛下、よろしいのですか? 門外不出の精鋭と聞き及んでおりますが」
「世界の危機じゃ。国が崩壊すれば精鋭なども意味がない。それに、あのノルンには儂も頭にきておるのでの」
世界会議でノルンに小僧呼ばわりされていたロート。
レイはその理由を知っているが、説明はできない。
精鋭を引き連れてきたことへ感謝し、笑顔を浮かべた。
そして、レイと面識のあるコート騎士団団長イアン・ドルドと、初対面の蒼き盾騎士の将軍ビルズ・ブラフォと挨拶を交わす。
「レイ様。お久しぶりです」
「イアン団長。お元気そうで何より」
実はイアンは、レイに求婚した過去を持つ。
当時のイアンは三十歳、レイは二十一歳でクロトエ騎士団団長時代のことだ。
レイは当然ながらアル以外に全く興味がなく、丁重に断っていた。
イアンも紳士的に接しており、恋愛的には一切引きずっていない。
だがイアンはレイを、騎士として、剣士として、人として尊敬している。
「蒼き盾騎士が来てくれるなんて、本当に驚いたわ」
「陛下を説得しました。さすがに今回はレイ様に負担がかかりすぎますから」
「相変わらず優しいわね、イアン団長」
「ありがたきお言葉。アル陛下にもご挨拶させていただきたいと存じます」
「ふふふ。今は別の場所にいるのよ。帰ってきたら紹介するわね」
「ありがとうございます。ではレイ様、蒼き盾騎士の将軍を紹介させていただきます。ビルズ・ブラフォです」
イアンはレイに将軍ビルズ・ブラフォを紹介した。
だが、少し様子がおかしいビルズ。
「おは、おは、お初にお目に、かか、かかります」
「ふふふ、そう緊張しないで。ビルズ将軍」
ビルズは、イアンがレイに求婚したことを知っていた。
いくら尊敬する上司でも、他国の騎士団長に求婚するなんてあり得ないと思っていたビルズ。
だが、その考えを即座に改める。
その強さと美しさが伝説となっているレイを目の前にしたビルズは、あまりに緊張して全く動けず。
クリムゾン王国でも屈指の騎士は、むしろレイに求婚したビルズをこれまで以上に尊敬の眼差しで見つめることになった。
そして、日の出直後にエマレパ皇国が到着。
国家が保有している全てのサンシェル級で船団を組んでいた。
その数、四十隻の大船団。
旗艦獅子の双翼から、皇帝キルスと皇后ファステルが下船。
「なんだ、レイが出迎えか?」
「何だはないでしょうキルス」
「はっはっは、すまぬ。アルはどうしたのだ?」
「それは追って話すわ」
「うむ、分かった」
続いてレイは、ファステルに視線を向けた。
一切の装飾がない動きやすく質素な服装のファステルだが、美しさは全く損なわれていない。
むしろその自然な姿は、輝いてすら見える。
「ファステルもよく来てくれたわね。アルが喜ぶわよ」
「レイ。ごめんなさい。私は役に立たないと思ったのだけど、心配で来てしまったわ」
「そんなことないわよ。あなたがいてくれるだけで、皇軍の士気は常に最高だもの。っていうか、あなたまた綺麗になったわね」
「え? 本当? レイに言われると嬉しいわ」
頬を少し赤らめたファステルは、レイと挨拶の抱擁を交わす。
二人が離れたタイミングで、キルスがレイに向かって手を挙げた。
「レイ。我が皇軍の精鋭を引き連れてきた。役に立てると思うぞ」
「助かるわ。ありがとうキルス」
新設した部隊砂漠の太陽は、皇軍内で能力が高い兵士で編成している特殊部隊だ。
それはアルとの地獄の訓練がきっかけになっていた。
名のある将軍たちが束になっても、アルの訓練についていけなかった皇軍。
たった一人の人間に軍隊を崩さ荒れる可能性があることを知った。
その反省から、アルや竜種のような人知を超えた存在にも対抗し得る部隊の設立を目指し、編成されたという経緯を持つ砂漠の太陽。
アルの存在は一国の軍隊すら変えてしまった。
22
お気に入りに追加
181
あなたにおすすめの小説
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
ダブル魔眼の最強術師 ~前世は散々でしたが、せっかく転生したので今度は最高の人生を目指します!~
雪華慧太
ファンタジー
理不尽なイジメが原因で引きこもっていた俺は、よりにもよって自分の誕生日にあっけなく人生を終えた。魂になった俺は、そこで助けた少女の力で不思議な瞳と前世の記憶を持って異世界に転生する。聖女で超絶美人の母親とエルフの魔法教師! アニメ顔負けの世界の中で今度こそ気楽な学園ライフを送れるかと思いきや、傲慢貴族の息子と戦うことになって……。
レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。
生まれる世界を間違えた俺は女神様に異世界召喚されました【リメイク版】
雪乃カナ
ファンタジー
世界が退屈でしかなかった1人の少年〝稗月倖真〟──彼は生まれつきチート級の身体能力と力を持っていた。だが同時に生まれた現代世界ではその力を持て余す退屈な日々を送っていた。
そんなある日いつものように孤児院の自室で起床し「退屈だな」と、呟いたその瞬間、突如現れた〝光の渦〟に吸い込まれてしまう!
気づくと辺りは白く光る見た事の無い部屋に!?
するとそこに女神アルテナが現れて「取り敢えず異世界で魔王を倒してきてもらえませんか♪」と頼まれる。
だが、異世界に着くと前途多難なことばかり、思わず「おい、アルテナ、聞いてないぞ!」と、叫びたくなるような事態も発覚したり──
でも、何はともあれ、女神様に異世界召喚されることになり、生まれた世界では持て余したチート級の力を使い、異世界へと魔王を倒しに行く主人公の、異世界ファンタジー物語!!
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
転生弁護士のクエスト同行記 ~冒険者用の契約書を作ることにしたらクエストの成功率が爆上がりしました~
昼から山猫
ファンタジー
異世界に降り立った元日本の弁護士が、冒険者ギルドの依頼で「クエスト契約書」を作成することに。出発前に役割分担を明文化し、報酬の配分や責任範囲を細かく決めると、パーティ同士の内輪揉めは激減し、クエスト成功率が劇的に上がる。そんな噂が広がり、冒険者は誰もが法律事務所に相談してから旅立つように。魔王討伐の最強パーティにも声をかけられ、彼の“契約書”は世界の運命を左右する重要要素となっていく。
ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる