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第二十章
第336話 最も深き洞窟
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翌日、永久凍森の上空を飛行する旅する宮殿。
俺はこの凍った白い世界をただ眺めていた。
「アル、そろそろだぞ。あれを見てみろ」
操縦桿を握るシドが、進行方向を指差す。
その方向を見ると、山と山の麓が重なり合う谷となったくぼみの崖に、巨大な洞窟が口を開けていた。
洞窟の大きさは縦横百メデルトほどだろう。
「洞窟の大きさならベルフォン島のベルフォン遺跡の方が大きかったな」
「まあ、名前というのは大げさにつけられるものだ。それに、こちらの洞窟の特徴は大きさよりも深さだ」
雪と氷の世界に突然現れた巨大な洞窟。
全てを吸い込むような大きな穴だ。
だが、洞窟の中から薄っすらと光が漏れている。
見たこともない不思議な光景だった。
「ひとまず到着だ」
シドが洞窟の手前で旅する宮殿を停泊させた。
「ご苦労様。どうするシド。このまま旅する宮殿で入る?」
「そうだな。歩いて入るのは危険だろう。旅する宮殿で進みたい。だが、黒竜がいる可能性もあるのだ」
「じゃあ、俺がヴァルディと中の様子を見てくるよ」
「見るだけだぞ?」
「ああ、もちろんだ。高速で行くからエルウッドは留守番だぞ」
「ウォウウォウ!」
エルウッドが不満そうな声を出していた。
「すぐに帰ってくるから大丈夫だよ」
エルウッドも高速で走ることはできるが、ヴァルディの本気の速度には敵わない。
「アル、気をつけてね」
「ありがとうレイ」
俺は一階の広間へ向かい、ヴァルディの背に鞍を装着。
ヴァルディの鞍は特別製で、通常の鞍よりも強固な固定方法だ。
首回り、胴、四肢の付け根で固定する。
ヴァルディは言葉が通じるため手綱が必要ない。
そのため、鞍の先端に取っ手がついており、しっかりと握ることができる。
「さあ、ヴァルディ! 行くぞ!」
「ヒヒィィン!」
ハッチが開いた瞬間、勢い良く空へ飛び出す。
「グ、グウウ」
鞍にしがみついてないと簡単に振り落とされるスピードだ。
ほんの一瞬で、入り口から五百メデルトほどの地点に着地した。
「ふうう。いつも思うけど、もう空飛んでるよな。本当に凄いよヴァルディ」
「ブルゥゥ」
俺はヴァルディの鬣をさすった。
ヴァルディが本気で走ると、その一歩は数百メデルトにも及ぶ。
さらに、上空へ百メデルト以上もジャンプできるし、水の上や溶岩の上まで歩くことができる。
ヴァルディが軽やかに数歩進むだけで、もうすでに入り口から一キデルトの距離に到達していた。
洞窟内の気温はかなり低いだろう。
吐いた息すら凍っている。
だが俺が着ている鎧は、ヴェルギウスの素材で作った紅炎鎧だ。
これは外部の気温に左右されず、内部の温度を一定に保つ。
そのため、俺は外気温に左右されない。
洞窟内は全てが剥き出しの岩石に囲まれている。
天井を見上げると、まるで水が垂れているかのように、突起した岩石がいくつも並ぶ。
悠久の年月をかけて、自然が作り上げたのだろう。
そして、天井部分や岩壁には、特殊な鉱石が埋まっていた。
「光る石か。しかし、これほどとは凄いな」
洞窟内は、青白く光る岩で照らされている。
ランプや松明が必要なく、深部まで見通すことができるのだった。
以前、竜種リジュールの住処で発見した光る鉱石と同じものだろう。
だがここにあるものは、一つ一つが大きい。
岩壁から出ている姿でさえ二、三メデルトはある。
「それにしても、希少鉱石ばかりだな。これほどの量は初めて見たぞ」
光る鉱石の周辺には、大量の希少鉱石が埋まっていた。
緑鉱石、翠波石、白鉱石、黒深石、竜石など、レア五以上の鉱石ばかりだ。
レア五を超えた鉱石は、希少鉱石と呼ばれ非常に高値で取引されている。
他にも希少な鉱石の姿が無数に見えており、少し採掘しただけで一財産になるほどの埋蔵量だった。
マルコが言っていた通り、永久凍森は資源が豊富だ。
「この先の様子は変わらないか。この寒さだし、ノルンはいないかもしれないな」
竜種の住処は人間にとって厳しい環境だ。
それにシドが言うには、不老不死でも痛みはあるし暑さや寒さも感じる。
「だけどせっかく来たし、もう少し奥まで行ってみるか」
入り口から三キデルトほどまで進む。
それでも洞窟の広さは変わらず、光る鉱石が内部を照らしていた。
しかも洞窟は一直線だ。
その証拠に、入り口の光が見える。
これほどまで真っ直ぐな洞窟なんて見たことがない。
それに、洞窟内の広さは入り口からほとんど変わらず、縦横の長さは百メデルトを保ったままだ。
「まるで人が掘ったような穴だな」
とはいえ、これほどの巨大洞窟を人間に掘れるわけがない。
この洞窟は一体どこまで続いているのだろうか。
「あ、あれは……」
少し奥に一隻の飛空船が停泊していた。
「デ・スタル連合国の……銀灰の鉄鎖!」
銀灰色に塗装された大型船サンシェル級。
この特別な塗装と外装は間違いなく旗艦だ。
ラルシュ工業が納入したサンシェル級の中でも、国の代表となる飛空船は旗艦と呼ばれ、通常の飛空船よりも高性能な上に、外装や内装は特別豪華な仕様となっている。
もちろんその分価格は跳ね上がるが、どの国も国家の威信をかけて注文していた。
「これがここにあるということは……」
恐らくノルンがいるのだろう。
一旦戻って皆に報告すべきだ。
「ヴァルディ、戻ろう」
引き返そうとした瞬間、飛空船の扉が開いた。
「やはり貴様が来たか」
「ノルン!」
飛空船からノルンが一人で下りてきた。
真っ白な雪鬣獅獣の厚い毛皮のコートを着ている。
やはり不老不死と言えども寒いのだろう。
長く伸びた顎髭を擦りながら、俺に近付いてくるノルン。
俺はいざという時のために、ヴァルディの背に乗ったままだ。
「火の神だけか? 雷の神はどうした?」
「……洞窟の外で待機している。お前こそ黒竜はどうしたんだ?」
「もっと奥におる」
ノルンが洞窟の奥を指差した。
「貴様の飛空船、旅する宮殿と言ったか。あれでここに入ってくるといいじゃろう」
「危険だ。この空間で黒竜に襲われたら、旅する宮殿と言えども無事では済まない」
「それを言ったら、銀灰の鉄鎖も巻き添えを食らうわ。黒竜の能力は尋常ではないからのう」
ノルンが両手を腰に回し、俺の正面に立つ。
「貴様は儂を探してこんなところまで来たのじゃろう?」
「そうだ」
「どうせシドの小僧もおるのじゃろう。入ってくるが良い」
危険はないと言うノルン。
確かにここで黒竜が暴れたら、銀灰の鉄鎖も無事では済まない。
いくら不老不死のノルンとはいえ、銀灰の鉄鎖を失うことは避けたいはずだ。
「分かった。改めて旅する宮殿で来る」
「ふむ。銀灰の鉄鎖で待っておる。寒くてかなわんからのう」
ノルンが飛空船へ戻る。
「ヴァルディ、行こう」
「ヒヒィィン!」
俺たちも洞窟の外へ向かった。
俺はこの凍った白い世界をただ眺めていた。
「アル、そろそろだぞ。あれを見てみろ」
操縦桿を握るシドが、進行方向を指差す。
その方向を見ると、山と山の麓が重なり合う谷となったくぼみの崖に、巨大な洞窟が口を開けていた。
洞窟の大きさは縦横百メデルトほどだろう。
「洞窟の大きさならベルフォン島のベルフォン遺跡の方が大きかったな」
「まあ、名前というのは大げさにつけられるものだ。それに、こちらの洞窟の特徴は大きさよりも深さだ」
雪と氷の世界に突然現れた巨大な洞窟。
全てを吸い込むような大きな穴だ。
だが、洞窟の中から薄っすらと光が漏れている。
見たこともない不思議な光景だった。
「ひとまず到着だ」
シドが洞窟の手前で旅する宮殿を停泊させた。
「ご苦労様。どうするシド。このまま旅する宮殿で入る?」
「そうだな。歩いて入るのは危険だろう。旅する宮殿で進みたい。だが、黒竜がいる可能性もあるのだ」
「じゃあ、俺がヴァルディと中の様子を見てくるよ」
「見るだけだぞ?」
「ああ、もちろんだ。高速で行くからエルウッドは留守番だぞ」
「ウォウウォウ!」
エルウッドが不満そうな声を出していた。
「すぐに帰ってくるから大丈夫だよ」
エルウッドも高速で走ることはできるが、ヴァルディの本気の速度には敵わない。
「アル、気をつけてね」
「ありがとうレイ」
俺は一階の広間へ向かい、ヴァルディの背に鞍を装着。
ヴァルディの鞍は特別製で、通常の鞍よりも強固な固定方法だ。
首回り、胴、四肢の付け根で固定する。
ヴァルディは言葉が通じるため手綱が必要ない。
そのため、鞍の先端に取っ手がついており、しっかりと握ることができる。
「さあ、ヴァルディ! 行くぞ!」
「ヒヒィィン!」
ハッチが開いた瞬間、勢い良く空へ飛び出す。
「グ、グウウ」
鞍にしがみついてないと簡単に振り落とされるスピードだ。
ほんの一瞬で、入り口から五百メデルトほどの地点に着地した。
「ふうう。いつも思うけど、もう空飛んでるよな。本当に凄いよヴァルディ」
「ブルゥゥ」
俺はヴァルディの鬣をさすった。
ヴァルディが本気で走ると、その一歩は数百メデルトにも及ぶ。
さらに、上空へ百メデルト以上もジャンプできるし、水の上や溶岩の上まで歩くことができる。
ヴァルディが軽やかに数歩進むだけで、もうすでに入り口から一キデルトの距離に到達していた。
洞窟内の気温はかなり低いだろう。
吐いた息すら凍っている。
だが俺が着ている鎧は、ヴェルギウスの素材で作った紅炎鎧だ。
これは外部の気温に左右されず、内部の温度を一定に保つ。
そのため、俺は外気温に左右されない。
洞窟内は全てが剥き出しの岩石に囲まれている。
天井を見上げると、まるで水が垂れているかのように、突起した岩石がいくつも並ぶ。
悠久の年月をかけて、自然が作り上げたのだろう。
そして、天井部分や岩壁には、特殊な鉱石が埋まっていた。
「光る石か。しかし、これほどとは凄いな」
洞窟内は、青白く光る岩で照らされている。
ランプや松明が必要なく、深部まで見通すことができるのだった。
以前、竜種リジュールの住処で発見した光る鉱石と同じものだろう。
だがここにあるものは、一つ一つが大きい。
岩壁から出ている姿でさえ二、三メデルトはある。
「それにしても、希少鉱石ばかりだな。これほどの量は初めて見たぞ」
光る鉱石の周辺には、大量の希少鉱石が埋まっていた。
緑鉱石、翠波石、白鉱石、黒深石、竜石など、レア五以上の鉱石ばかりだ。
レア五を超えた鉱石は、希少鉱石と呼ばれ非常に高値で取引されている。
他にも希少な鉱石の姿が無数に見えており、少し採掘しただけで一財産になるほどの埋蔵量だった。
マルコが言っていた通り、永久凍森は資源が豊富だ。
「この先の様子は変わらないか。この寒さだし、ノルンはいないかもしれないな」
竜種の住処は人間にとって厳しい環境だ。
それにシドが言うには、不老不死でも痛みはあるし暑さや寒さも感じる。
「だけどせっかく来たし、もう少し奥まで行ってみるか」
入り口から三キデルトほどまで進む。
それでも洞窟の広さは変わらず、光る鉱石が内部を照らしていた。
しかも洞窟は一直線だ。
その証拠に、入り口の光が見える。
これほどまで真っ直ぐな洞窟なんて見たことがない。
それに、洞窟内の広さは入り口からほとんど変わらず、縦横の長さは百メデルトを保ったままだ。
「まるで人が掘ったような穴だな」
とはいえ、これほどの巨大洞窟を人間に掘れるわけがない。
この洞窟は一体どこまで続いているのだろうか。
「あ、あれは……」
少し奥に一隻の飛空船が停泊していた。
「デ・スタル連合国の……銀灰の鉄鎖!」
銀灰色に塗装された大型船サンシェル級。
この特別な塗装と外装は間違いなく旗艦だ。
ラルシュ工業が納入したサンシェル級の中でも、国の代表となる飛空船は旗艦と呼ばれ、通常の飛空船よりも高性能な上に、外装や内装は特別豪華な仕様となっている。
もちろんその分価格は跳ね上がるが、どの国も国家の威信をかけて注文していた。
「これがここにあるということは……」
恐らくノルンがいるのだろう。
一旦戻って皆に報告すべきだ。
「ヴァルディ、戻ろう」
引き返そうとした瞬間、飛空船の扉が開いた。
「やはり貴様が来たか」
「ノルン!」
飛空船からノルンが一人で下りてきた。
真っ白な雪鬣獅獣の厚い毛皮のコートを着ている。
やはり不老不死と言えども寒いのだろう。
長く伸びた顎髭を擦りながら、俺に近付いてくるノルン。
俺はいざという時のために、ヴァルディの背に乗ったままだ。
「火の神だけか? 雷の神はどうした?」
「……洞窟の外で待機している。お前こそ黒竜はどうしたんだ?」
「もっと奥におる」
ノルンが洞窟の奥を指差した。
「貴様の飛空船、旅する宮殿と言ったか。あれでここに入ってくるといいじゃろう」
「危険だ。この空間で黒竜に襲われたら、旅する宮殿と言えども無事では済まない」
「それを言ったら、銀灰の鉄鎖も巻き添えを食らうわ。黒竜の能力は尋常ではないからのう」
ノルンが両手を腰に回し、俺の正面に立つ。
「貴様は儂を探してこんなところまで来たのじゃろう?」
「そうだ」
「どうせシドの小僧もおるのじゃろう。入ってくるが良い」
危険はないと言うノルン。
確かにここで黒竜が暴れたら、銀灰の鉄鎖も無事では済まない。
いくら不老不死のノルンとはいえ、銀灰の鉄鎖を失うことは避けたいはずだ。
「分かった。改めて旅する宮殿で来る」
「ふむ。銀灰の鉄鎖で待っておる。寒くてかなわんからのう」
ノルンが飛空船へ戻る。
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俺たちも洞窟の外へ向かった。
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