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第十九章
第328話 不可解な戦争準備
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俺はシドを呼び出し、一緒に会議室へ戻った。
すると各国から質問攻めに会う。
当然だろう。
円卓の自席へ戻り、皆を落ち着かせ、改めて全員に説明することにした。
もちろん、ノルンとシドの不老不死は伏せる。
「皆さん、実は私はノルンと一週間前に偶然遭遇し、この世界会議で世界に対し宣戦布告すると聞きました。ですが、信じられるわけもなく、いらぬ混乱を避けるために公表しませんでした」
「まあ確かにそんな話は信じられませんからな」
キルスが助け船を出してくれた。
これで俺が黙ってたことは追求されないだろう。
「そこで極秘に、冒険者ギルドへ調査を依頼しました。シド頼む」
「かしこまりました」
俺と一緒に入室したシドが、全員の前に立ち一礼。
「冒険者ギルドマスターのシド・バレーです。さっそくですが本題に入ります。今回私はデ・スタル連合国の輸出入の動きと、武器の製造に注目しました。通常、戦争を控える国家は、食料や資源を備蓄します。ですが、ここ最近のデ・スタル連合国は、食料の輸入をしていません。彼の国は大陸極東という厳しい立地から、食料の自給率は低いので余剰備蓄は少ないでしょう。これは戦争を控える国家の動きではありません」
シドが一旦話を止め、呼吸を整えた。
「食料が不要な理由は、全国民が狂戦士化ししたことで、食料の補給が必要ないということかと思われます。さらに戦争前は多くの武器や兵器を調達をしますが、その痕跡もありませんでした。狂戦士化すると通常の数倍の力を発揮します。ですから武器や防具も必要ないのでしょう。また、アル陛下が以前対応した狂戦士のモンスターは、首を撥ねない限り死ななかったそうです。」
全員が黙り込んでいる。
「戦争を起こす要因としては様々な目的があります。宗教や民族紛争、領土拡大、資源や食料の獲得が主な目的です。ですが今回は、全国民とモンスターによる進軍です。さらに毒を世界にばら撒くと脅しています」
「デ・スタル連合国の侵攻は、通常の目的ではないということですか?」
フォルド皇帝のシルヴィア陛下だ。
シドから視線を外さず、言葉の真贋を確認するかのように話を聞いていた。
「仰る通りでございます。そして、デ・スタル連合国の侵攻先は不明ですが、確実なのは隣国でしょう」
「それはつまり我がフォルド帝国からということですね?」
「左様でございます。シルヴィア陛下」
デ・スタル連合国は大陸最東端にある。
そのため、隣接している国は西側のフォルド帝国のみとなる。
「ただし、ノルンはモンスターも使役するようですし、何より竜種を従えています。移動距離が長いモンスターや、翼があるモンスターはどこから出現するか分かりません。竜種の動きはさらに読めません」
「なるほど。我が国も安心できないということじゃな、シド殿」
大陸最西端の国家、クリムゾン王国の老王ロートが、眉間の深いシワをさらに深く刻みながらシドに目線を向けた。
「仰る通りですロート陛下。防衛準備は必要でしょう。しかも相手は黒竜ウェスタード。竜種最強格です」
「それはアル陛下が討伐した三体よりも上か?」
「左様でございます。正直に申しまして、ウェスタードであれば一夜で首都すら壊滅させるでしょう」
首都の壊滅なんて非現実的な話だ。
さすがに会議室がざわついた。
「イーセ王国のサルガはヴェルギウスに襲撃されました。たった一度、それも僅かな時間で二万人の住民が死亡。そのヴェルギウスよりも強いとなると……」
実際に自国を竜種に襲撃されたヴィクトリアだ。
その発言は重く、一気に現実味を帯びたことで沈黙が訪れた。
俺はその沈黙を破るかのように挙手。
「皆様、私の考えを聞いていただけますか?」
俺は立ち上がり、改めて全員を見渡した。
「ご存知の通り、ラルシュ王国は軍隊を持ちません。デ・スタル連合国に対し、抵抗する術がありません。ですが、私は竜種を討伐した実績があります」
「なるほど。竜種はアル陛下が受け持つということですか?」
キルスが挙手し発言した。
「はい、黒竜ウェスタードは私が対応します。さらに、ノルンから解毒剤を入手します。そうすれば、兵士の狂戦士は解けるでしょう」
今度はヴィクトリアが挙手。
「確かに竜種はアル陛下に任せるべきでしょう。人類で唯一、竜種討伐の経験があるのですから。それにラルシュ王国の旅する宮殿があれば、世界を捜索できます」
「ふむ、では我々はデ・スタル連合国の狂戦士に対し、騎士団の準備をすればいいということじゃな」
ロートが前向きな意見を出すと、全員が同意。
各国の騎士団や軍隊を動員することになった。
「この戦争は防衛だけか」
「そうでしょう。ノルンの目的は分かりませんが、こちらに得るものはないでしょう」
「終戦した際は、デ・スタル連合国の土地を配分ですか?」
「あそこは元々人が住むには厳しい環境ですし、永久凍森もあります。配分しても土地など不要では」
「領地の獲得がないと士気が上がらぬ」
「自国の防衛戦ですから、士気は高いのではないでしょうか」
「それにしても、ノルンの目的があまりに稚拙すぎます」
「確かにそうですね。侵攻に意図を感じません」
「世界を牛耳るなんて、子供の考えることですぞ」
世界各国の代表たちは現実的な領土配分や、ノルンの目的について話している。
俺はノルンの言葉の真意を考えていた。
他国を侵略し滅亡させたとしても、その後の統治まで考えてないような気がするのだ。
解毒剤の存在もおかしい。
国民を狂戦士化させ、死ぬまで戦わせるという非情さを持っているのであれば、解毒剤なんていらないはずだ。
食料だって備蓄していない。
仮に解毒剤で狂戦士を解いたとしても、食事を取ってなければ死ぬだけだ。
「死兵か……」
俺は小声で呟いた。
そういった面を含めて、残り一ヶ月で調査と準備をしていく必要がある。
俺は部屋に戻る前に、エルザへ晩餐会の中止と、この部屋に夕食のケータリングを用意するように指示していた。
晩餐会のために用意していた豪華な食事を取りながら、その後も前代未聞の世界会議は続いた。
すると各国から質問攻めに会う。
当然だろう。
円卓の自席へ戻り、皆を落ち着かせ、改めて全員に説明することにした。
もちろん、ノルンとシドの不老不死は伏せる。
「皆さん、実は私はノルンと一週間前に偶然遭遇し、この世界会議で世界に対し宣戦布告すると聞きました。ですが、信じられるわけもなく、いらぬ混乱を避けるために公表しませんでした」
「まあ確かにそんな話は信じられませんからな」
キルスが助け船を出してくれた。
これで俺が黙ってたことは追求されないだろう。
「そこで極秘に、冒険者ギルドへ調査を依頼しました。シド頼む」
「かしこまりました」
俺と一緒に入室したシドが、全員の前に立ち一礼。
「冒険者ギルドマスターのシド・バレーです。さっそくですが本題に入ります。今回私はデ・スタル連合国の輸出入の動きと、武器の製造に注目しました。通常、戦争を控える国家は、食料や資源を備蓄します。ですが、ここ最近のデ・スタル連合国は、食料の輸入をしていません。彼の国は大陸極東という厳しい立地から、食料の自給率は低いので余剰備蓄は少ないでしょう。これは戦争を控える国家の動きではありません」
シドが一旦話を止め、呼吸を整えた。
「食料が不要な理由は、全国民が狂戦士化ししたことで、食料の補給が必要ないということかと思われます。さらに戦争前は多くの武器や兵器を調達をしますが、その痕跡もありませんでした。狂戦士化すると通常の数倍の力を発揮します。ですから武器や防具も必要ないのでしょう。また、アル陛下が以前対応した狂戦士のモンスターは、首を撥ねない限り死ななかったそうです。」
全員が黙り込んでいる。
「戦争を起こす要因としては様々な目的があります。宗教や民族紛争、領土拡大、資源や食料の獲得が主な目的です。ですが今回は、全国民とモンスターによる進軍です。さらに毒を世界にばら撒くと脅しています」
「デ・スタル連合国の侵攻は、通常の目的ではないということですか?」
フォルド皇帝のシルヴィア陛下だ。
シドから視線を外さず、言葉の真贋を確認するかのように話を聞いていた。
「仰る通りでございます。そして、デ・スタル連合国の侵攻先は不明ですが、確実なのは隣国でしょう」
「それはつまり我がフォルド帝国からということですね?」
「左様でございます。シルヴィア陛下」
デ・スタル連合国は大陸最東端にある。
そのため、隣接している国は西側のフォルド帝国のみとなる。
「ただし、ノルンはモンスターも使役するようですし、何より竜種を従えています。移動距離が長いモンスターや、翼があるモンスターはどこから出現するか分かりません。竜種の動きはさらに読めません」
「なるほど。我が国も安心できないということじゃな、シド殿」
大陸最西端の国家、クリムゾン王国の老王ロートが、眉間の深いシワをさらに深く刻みながらシドに目線を向けた。
「仰る通りですロート陛下。防衛準備は必要でしょう。しかも相手は黒竜ウェスタード。竜種最強格です」
「それはアル陛下が討伐した三体よりも上か?」
「左様でございます。正直に申しまして、ウェスタードであれば一夜で首都すら壊滅させるでしょう」
首都の壊滅なんて非現実的な話だ。
さすがに会議室がざわついた。
「イーセ王国のサルガはヴェルギウスに襲撃されました。たった一度、それも僅かな時間で二万人の住民が死亡。そのヴェルギウスよりも強いとなると……」
実際に自国を竜種に襲撃されたヴィクトリアだ。
その発言は重く、一気に現実味を帯びたことで沈黙が訪れた。
俺はその沈黙を破るかのように挙手。
「皆様、私の考えを聞いていただけますか?」
俺は立ち上がり、改めて全員を見渡した。
「ご存知の通り、ラルシュ王国は軍隊を持ちません。デ・スタル連合国に対し、抵抗する術がありません。ですが、私は竜種を討伐した実績があります」
「なるほど。竜種はアル陛下が受け持つということですか?」
キルスが挙手し発言した。
「はい、黒竜ウェスタードは私が対応します。さらに、ノルンから解毒剤を入手します。そうすれば、兵士の狂戦士は解けるでしょう」
今度はヴィクトリアが挙手。
「確かに竜種はアル陛下に任せるべきでしょう。人類で唯一、竜種討伐の経験があるのですから。それにラルシュ王国の旅する宮殿があれば、世界を捜索できます」
「ふむ、では我々はデ・スタル連合国の狂戦士に対し、騎士団の準備をすればいいということじゃな」
ロートが前向きな意見を出すと、全員が同意。
各国の騎士団や軍隊を動員することになった。
「この戦争は防衛だけか」
「そうでしょう。ノルンの目的は分かりませんが、こちらに得るものはないでしょう」
「終戦した際は、デ・スタル連合国の土地を配分ですか?」
「あそこは元々人が住むには厳しい環境ですし、永久凍森もあります。配分しても土地など不要では」
「領地の獲得がないと士気が上がらぬ」
「自国の防衛戦ですから、士気は高いのではないでしょうか」
「それにしても、ノルンの目的があまりに稚拙すぎます」
「確かにそうですね。侵攻に意図を感じません」
「世界を牛耳るなんて、子供の考えることですぞ」
世界各国の代表たちは現実的な領土配分や、ノルンの目的について話している。
俺はノルンの言葉の真意を考えていた。
他国を侵略し滅亡させたとしても、その後の統治まで考えてないような気がするのだ。
解毒剤の存在もおかしい。
国民を狂戦士化させ、死ぬまで戦わせるという非情さを持っているのであれば、解毒剤なんていらないはずだ。
食料だって備蓄していない。
仮に解毒剤で狂戦士を解いたとしても、食事を取ってなければ死ぬだけだ。
「死兵か……」
俺は小声で呟いた。
そういった面を含めて、残り一ヶ月で調査と準備をしていく必要がある。
俺は部屋に戻る前に、エルザへ晩餐会の中止と、この部屋に夕食のケータリングを用意するように指示していた。
晩餐会のために用意していた豪華な食事を取りながら、その後も前代未聞の世界会議は続いた。
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