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第十八章
第302話 決断
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シドが全員を見渡した。
「まあなんだ。この話は壮大過ぎて我々でどうこうできる話ではない。ただ言えることは、我々は始祖がパートナーであるが故に、必然的に竜種と敵対することになる」
「竜種と敵対ですか?」
「そうだ。エルウッドとヴァルディがいるからな。彼らも我々の立派な国民で家族だ」
「そうですね」
オルフェリアは二柱と特に仲が良い。
エルウッドもヴァルディも、オルフェリアには心を開いている。
「それにこの本を送ってきた人物や意図も気になるしな。全く……本当に我々は常に問題ばかりだ。ハッハッハ」
「笑い事じゃないでしょう。もう。ふふふ」
そう言いながらレイも笑っていた。
俺は竜種と敵対という言葉で思い出し、窓の外の吹雪に目を向ける。
「じゃあ、リジュールはどうするんだ?」
「どうするって何がだ?」
「討伐するのか?」
シドが珈琲を吹き出しそうになった。
「ゴホッ! ア、アルよ、君の悪い癖だ。君の基準で考えるべきではない。いいか、すぐに竜種を討伐しようと考えるのは、この世で君だけだぞ」
咳き込むシドの背中を擦るオルフェリア。
長年付き添っている夫婦のようだ。
「この化け物め……まったく……。まあでも、その意見は助かるけどな。実はカル・ド・イスクの調査を始めるにあたって、フォルド帝国のシルヴィア陛下にこの地の調査許可を申請したのだ。私はあの古代書を読んだ後だったこともあり、ナブム氷原の天候の元凶は竜種であることも合わせて伝えた」
「それで? シルヴィア陛下はなんと仰ってたんだ?」
「調査の許可は下りた。さらに帝国より秘密裏に情報提供と問い合わせが来た」
「情報提供と問い合わせ?」
「そうだ。まず極秘情報だが、ナブム氷原の外れにある村が三つ壊滅したというのだ」
「な、なんだって!」
「しかも、帝国情報局によると凍蝙蝠竜の群れが襲ったそうなんだ」
帝国情報局とは帝国が誇る特殊諜報機関だ。
調査能力は冒険者ギルドの調査機関に並ぶと言われている。
いや、その苛烈な調査方法は調査機関を超えると一部で恐れられていた。
「ラヴィトゥル……」
レイの表情が少し曇った。
「そうだ。ラヴィトゥルはカル・ド・イスクの通常種だ。これが数十頭の群れで村を襲った」
「ラヴィトゥルは獲物を冷凍して保存食にする習性があるわ。もしかして……」
「襲撃された村には遺体がほとんどなかったそうだ。その可能性は高いだろう」
「そ、そんな……」
レイの顔色が目に見えて悪くなった。
「ラヴィトゥルの襲撃って、もしかしたらリジュールの影響があるのかも。いや、あのカル・ド・イスクだって……」
「レイ、あまり考えない方がいいよ」
俺はレイの肩を擦る。
レイは「ありがとう」と小さく呟いた。
「で、問い合わせだが、この地域の災害がリジュールの影響と知った皇帝は、完全討伐を希望した。その討伐可否の問い合わせがあったんだ」
「返事はどうしたんだ?」
「保留中だ。ただ、報酬面は伝えた。金貨十五万枚とリジュールの素材。とてつもなく大きい国家の収入となるぞ」
ヴェルギウスの討伐が金貨十万枚だった。
それよりもさらに大きな金額だ。
それほど、このナブム氷原に価値があるのだろう。
フォルド帝国の北部は鉱石の産地が多い。
この付近は永久凍土だから、もしかしたら古代の鉱石が採れる可能性もある。
新たな鉱石の発見ともなれば、その価値は計り知れない。
「シド。竜種も始祖もいなくなったら、ナブム氷原はどうなるんだ?」
「分からんが……。確実に言えることは、人が住みやすくなるということだ」
それが正解かどうか分からない。
だけど、今は人の世だ。
人が生きていくために政治を行う。
俺も国王だから、シルヴィア陛下の考えがよく分かる。
「これも世界の理か……」
「そうだな。いくら最強種の竜種や始祖、数多のモンスターが生きているとはいえ、種族として圧倒的な数を誇る人類が覇権を握った世界。それが現代だ」
俺は目を閉じて考えた。
竜種と始祖、国の発展、人の幸せ。
正解なんて分からないが、ここは決断を下す時だ。
「リジュールの討伐クエストを受けよう」
「分かった。吹雪が止んだら帝都のギルド支部へ大鋭爪鷹を飛ばし手続きを進める」
俺の決断は大きな責任が伴う。
そして影響も大きい。
ましてや、この決断は世界に影響を与えるかもしれない。
「シド、オルフェリア、レイ。聞いてくれ。俺はラルシュ王国の国王だ。常に国の発展と、国民の幸せを考えている。だけど自分が正しいと思うが故に、気付かないうちに道を踏み外すかもしれない。悪事に手を染めるかもしれない。その時は遠慮なく言って欲しい。止めて欲しい。皆が頼りだ」
シドが俺の肩を力一杯叩いた。
「もちろんだアルよ。私は巨大国家崩壊、数多の戦争、そして人の残虐性を嫌というほど見てきた。私こそ最も人の闇を知っているだろう。アルが道を踏み外しそうになったら力尽くでも止めるぞ! ハッハッハ」
「フフ、シドの力尽くでアルが止まるのですか? でもシドの言う通りです。アルは私たちの仲間であり希望です。国王だからといって遠慮なんてしませんよ? ダメなものはダメと言いますからね」
シドとオルフェリアの言葉が嬉しい。
「二人ともありがとう」
レイが俺の前に立つ。
そして俺の手を握った。
「アル、私はどんな決断でもあなたについていくわ。でもね、私が愛した人は絶対に正しい道を進む。信じてる」
「あ、ありがとう」
シドとオルフェリアも手を乗せてきた。
四人で手を組む。
「皆ありがとう」
俺は絶対に大丈夫だ。
この仲間たちがいれば絶対に道を踏み外さない。
――
夕食の時間となり、全員が食堂に集まった。
食事の用意をするエルザとマリンも、我々と一緒に食卓に並ぶよう指示。
「皆聞いてくれ。リジュールの討伐が決まった。これは国家のクエストとして受注する」
全員が驚いたような表情を浮かべるが、すぐに笑顔となる。
「アル君ならそう言うと思ってたよ」
リマが黒森豚のスペアリブを頬張りながら答える。
「アルよ。リジュールの素材研究は任せておけ」
ローザが腕を組んで不敵に笑う。
「アル様。リジュールの素材で、旅する宮殿をもっとバージョンアップさせます」
アガスが敬礼している。
「アル様が無事に帰って来ますように」
「アル様、ちゃんと守ってくださいよ?」
エルザは心配そうに、マリンはいつもの笑顔で俺を見ていた。
「皆安心してくれ。絶対に迷惑はかけない」
「え? もう迷惑かかってますよ?」
「う、うるさいな!」
マリンの言葉に全員が笑っていた。
これから竜種の討伐となるのに、皆余裕がある。
頼もしい仲間たちだ。
その後も全員で夕食を楽しんだ。
「まあなんだ。この話は壮大過ぎて我々でどうこうできる話ではない。ただ言えることは、我々は始祖がパートナーであるが故に、必然的に竜種と敵対することになる」
「竜種と敵対ですか?」
「そうだ。エルウッドとヴァルディがいるからな。彼らも我々の立派な国民で家族だ」
「そうですね」
オルフェリアは二柱と特に仲が良い。
エルウッドもヴァルディも、オルフェリアには心を開いている。
「それにこの本を送ってきた人物や意図も気になるしな。全く……本当に我々は常に問題ばかりだ。ハッハッハ」
「笑い事じゃないでしょう。もう。ふふふ」
そう言いながらレイも笑っていた。
俺は竜種と敵対という言葉で思い出し、窓の外の吹雪に目を向ける。
「じゃあ、リジュールはどうするんだ?」
「どうするって何がだ?」
「討伐するのか?」
シドが珈琲を吹き出しそうになった。
「ゴホッ! ア、アルよ、君の悪い癖だ。君の基準で考えるべきではない。いいか、すぐに竜種を討伐しようと考えるのは、この世で君だけだぞ」
咳き込むシドの背中を擦るオルフェリア。
長年付き添っている夫婦のようだ。
「この化け物め……まったく……。まあでも、その意見は助かるけどな。実はカル・ド・イスクの調査を始めるにあたって、フォルド帝国のシルヴィア陛下にこの地の調査許可を申請したのだ。私はあの古代書を読んだ後だったこともあり、ナブム氷原の天候の元凶は竜種であることも合わせて伝えた」
「それで? シルヴィア陛下はなんと仰ってたんだ?」
「調査の許可は下りた。さらに帝国より秘密裏に情報提供と問い合わせが来た」
「情報提供と問い合わせ?」
「そうだ。まず極秘情報だが、ナブム氷原の外れにある村が三つ壊滅したというのだ」
「な、なんだって!」
「しかも、帝国情報局によると凍蝙蝠竜の群れが襲ったそうなんだ」
帝国情報局とは帝国が誇る特殊諜報機関だ。
調査能力は冒険者ギルドの調査機関に並ぶと言われている。
いや、その苛烈な調査方法は調査機関を超えると一部で恐れられていた。
「ラヴィトゥル……」
レイの表情が少し曇った。
「そうだ。ラヴィトゥルはカル・ド・イスクの通常種だ。これが数十頭の群れで村を襲った」
「ラヴィトゥルは獲物を冷凍して保存食にする習性があるわ。もしかして……」
「襲撃された村には遺体がほとんどなかったそうだ。その可能性は高いだろう」
「そ、そんな……」
レイの顔色が目に見えて悪くなった。
「ラヴィトゥルの襲撃って、もしかしたらリジュールの影響があるのかも。いや、あのカル・ド・イスクだって……」
「レイ、あまり考えない方がいいよ」
俺はレイの肩を擦る。
レイは「ありがとう」と小さく呟いた。
「で、問い合わせだが、この地域の災害がリジュールの影響と知った皇帝は、完全討伐を希望した。その討伐可否の問い合わせがあったんだ」
「返事はどうしたんだ?」
「保留中だ。ただ、報酬面は伝えた。金貨十五万枚とリジュールの素材。とてつもなく大きい国家の収入となるぞ」
ヴェルギウスの討伐が金貨十万枚だった。
それよりもさらに大きな金額だ。
それほど、このナブム氷原に価値があるのだろう。
フォルド帝国の北部は鉱石の産地が多い。
この付近は永久凍土だから、もしかしたら古代の鉱石が採れる可能性もある。
新たな鉱石の発見ともなれば、その価値は計り知れない。
「シド。竜種も始祖もいなくなったら、ナブム氷原はどうなるんだ?」
「分からんが……。確実に言えることは、人が住みやすくなるということだ」
それが正解かどうか分からない。
だけど、今は人の世だ。
人が生きていくために政治を行う。
俺も国王だから、シルヴィア陛下の考えがよく分かる。
「これも世界の理か……」
「そうだな。いくら最強種の竜種や始祖、数多のモンスターが生きているとはいえ、種族として圧倒的な数を誇る人類が覇権を握った世界。それが現代だ」
俺は目を閉じて考えた。
竜種と始祖、国の発展、人の幸せ。
正解なんて分からないが、ここは決断を下す時だ。
「リジュールの討伐クエストを受けよう」
「分かった。吹雪が止んだら帝都のギルド支部へ大鋭爪鷹を飛ばし手続きを進める」
俺の決断は大きな責任が伴う。
そして影響も大きい。
ましてや、この決断は世界に影響を与えるかもしれない。
「シド、オルフェリア、レイ。聞いてくれ。俺はラルシュ王国の国王だ。常に国の発展と、国民の幸せを考えている。だけど自分が正しいと思うが故に、気付かないうちに道を踏み外すかもしれない。悪事に手を染めるかもしれない。その時は遠慮なく言って欲しい。止めて欲しい。皆が頼りだ」
シドが俺の肩を力一杯叩いた。
「もちろんだアルよ。私は巨大国家崩壊、数多の戦争、そして人の残虐性を嫌というほど見てきた。私こそ最も人の闇を知っているだろう。アルが道を踏み外しそうになったら力尽くでも止めるぞ! ハッハッハ」
「フフ、シドの力尽くでアルが止まるのですか? でもシドの言う通りです。アルは私たちの仲間であり希望です。国王だからといって遠慮なんてしませんよ? ダメなものはダメと言いますからね」
シドとオルフェリアの言葉が嬉しい。
「二人ともありがとう」
レイが俺の前に立つ。
そして俺の手を握った。
「アル、私はどんな決断でもあなたについていくわ。でもね、私が愛した人は絶対に正しい道を進む。信じてる」
「あ、ありがとう」
シドとオルフェリアも手を乗せてきた。
四人で手を組む。
「皆ありがとう」
俺は絶対に大丈夫だ。
この仲間たちがいれば絶対に道を踏み外さない。
――
夕食の時間となり、全員が食堂に集まった。
食事の用意をするエルザとマリンも、我々と一緒に食卓に並ぶよう指示。
「皆聞いてくれ。リジュールの討伐が決まった。これは国家のクエストとして受注する」
全員が驚いたような表情を浮かべるが、すぐに笑顔となる。
「アル君ならそう言うと思ってたよ」
リマが黒森豚のスペアリブを頬張りながら答える。
「アルよ。リジュールの素材研究は任せておけ」
ローザが腕を組んで不敵に笑う。
「アル様。リジュールの素材で、旅する宮殿をもっとバージョンアップさせます」
アガスが敬礼している。
「アル様が無事に帰って来ますように」
「アル様、ちゃんと守ってくださいよ?」
エルザは心配そうに、マリンはいつもの笑顔で俺を見ていた。
「皆安心してくれ。絶対に迷惑はかけない」
「え? もう迷惑かかってますよ?」
「う、うるさいな!」
マリンの言葉に全員が笑っていた。
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