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第十七章
第285話 竜種討伐の報告
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メイドのエルザが、キルスとファステルに紅茶を出す。
地上を眺めながら紅茶を口にする二人。
少し落ち着いたようだ。
「アルよ、これは本当に凄いな。空の移動なんて考えたこともなかったぞ」
「普通はそうだよね。空路の開拓はオルフェリアが考えていたことでね。彼女の夢だったんだ」
俺は解体師だったオルフェリアの功績を伝えた。
差別の対象だった解体師や運び屋の地位を向上させ、さらに空路を開拓するという偉業をやってのけたのだ。
「そうか。解体師や運び屋にランク制度が導入されたのはオルフェリア殿の影響だったのか」
「そうだよ。当時ギルドの局長だったユリアが、オルフェリアの活躍を知りランク導入を決めたんだよ」
「なるほどな。女帝ユリアか。本当にラルシュ王国は恐ろしい人材が揃ってるな……」
キルスが苦笑いしながら呟いていた。
「Sランクだって、お前たちのために作られたのだろう?」
「あ……。ま、まあね。アハハ」
「それが今や竜種を討伐して国王だ。お前ほど出世した冒険者はいないだろう」
俺たちの会話を横で聞いていたレイが、思い出したような表情を浮かべた。
「あ、そうだわキルス。竜種ルシウスのことなんだけど……」
「ああ、その件だが、やはりお前たちに依頼するしかないようだ。議会や皇軍で会議に会議を重ねたが、我々の戦力で討伐は難しいという結論にいたった。……悔しいがな。報酬等含めて話し合いたい。明日の会談で詳しく詰めよう」
「そのことなんだけど……。驚かないで聞いて欲しいのよ」
「何だ? 竜種の出現以上に驚くことなんてないぞ」
「違うの。ここへ来る途中に、アルが討伐してしまったの」
「討伐? 何をだ?」
「ルシウスを」
「何を言ってるんだ?」
「だからアルがルシウスを討伐してしまったのよ」
「は? 討伐だって! ルシウスを?」
キルスの動きが完全に止まった。
あまりの衝撃に理解が追いついていない様子だ。
「キルス陛下。本当のことです」
「シ、シド殿まで。ほ、本当なのか……。りゅ、竜種だぞ? 討伐って……そんな簡単にできるものなのか?」
「我々も驚いているのですよ」
キルスは目を見開き、化け物を見るような表情で俺を見つめていた。
「ああ、ルシウスを討伐したよ。死骸を積んでいるから王宮に着いたら見せるよ」
「ほ、本当に……討伐した……だと。国家の戦力を以てして討伐不可能と判断したのだぞ?」
「そうだね。大変だったけど、今回は運が良かったんだ。それに旅する宮殿がなければ討伐は不可能だった」
エルウッドとヴァルディという始祖二柱と共闘したことは隠す。
驚きのあまり動けないキルスの横を駆け抜け、ファステルが俺に抱きついてきた。
「アル! アル! あなた本当に凄い! ありがとう!」
「ファ、ファステル。皆見てるって……」
レイの横にオルフェリアがそっと歩み寄る。
「ね、ねえ、レイ。いいのですか?」
「ん? ファステルのこと?」
「そ、そうですよ! それ以外にありますか!」
「なぜオルフェリアが怒ってるの?」
「え? そ、そんなことないですけど。なんだかとても親密だから」
「あの子はね、アルにとって特別なのよ。あの子にとってもアルは特別な存在よ。ふふふ」
レイとオルフェリアの小声の会話内容が聞こえた。
俺に抱きつくファステルを見ても、キルスは特に気にしていない。
いつものことという感じだ。
それよりも竜種ルシウス討伐について色々と考えを巡らせている様子だった。
レイがそんなキルスに微笑みかける。
「だから皇国はもうルシウスの危険はないのよ」
「そ、そうか……。念のために聞くが、討伐はアル一人でか?」
「そうよ。今回私は何もしてない。もうアルがどこまで行くのか分からないわ」
「た、確かにな……。人間が一人で竜種を討伐……。それも二体目……か」
せっかく空の散歩を楽しんでもらおうと思ったのだが、竜種のことでそれどころではなくなってしまった。
――
旅する宮殿は王宮内の最も広い中庭へ着陸。
王宮は大騒ぎだった。
これほどの巨大なものが空を飛んでいれば当然か。
きっと皇都の住民も驚いているはずだ。
着陸後、キルスにルシウスの死骸を見せたことで、討伐の事実を納得してもらった。
いや、納得せざるを得ないというのが本当のところだろう。
その夜は晩餐会が開催された。
エマレパ料理は好きだが、いつも辛さを耐えるのが大変だ。
だが、他の皆は美味しいと食べている。
辛いものが苦手なのは俺だけだった。
翌日、朝食を終えると、正式にラルシュ王国とエマレパ皇国の会談が始まった。
最大の議題であるルシウスの討伐に関してはすでに解決済みだ。
後処理をどうするかに重点が置かれることになる。
討伐はマルソル内海上で、国境上どの国にも属していない。
そのため俺たちは、ルシウスの死骸の所有を主張する。
ルシウスの研究と、隠れた能力を獲得したいという意図だ。
竜種の素材に特殊能力があることは、まだどの国にも知られてない。
少し姑息ではあるが、我々の国で活用したかった。
王宮の豪華な会議室。
エレモスの大牙から作られた純白のテーブルにつくのは、俺、レイ、シド、オルフェリアだ。
皇国側は皇帝キルスと宰相、皇軍大将軍と大臣が三名。
自己紹介が終わると、俺は立ち上がった。
「キルス皇帝陛下。竜種ルシウスの討伐に関しては、貴国より正式な依頼を受けていません。ですので、本件は領地外での出来事として捉えていただきたいと存じます」
「ま、待って欲しい。皇国としては元々アル陛下、いやラルシュ王国に討伐を依頼する予定だった。貴国に報酬を支払う意志があります」
「確かに皇国から討伐依頼が来ることは存じ上げておりました。そのために偵察を行ったのですが、止む得ない事情で討伐となったのです。ですからお気になさらず」
「止む得ない事情とは?」
「確実に討伐が可能と判断できたのです」
「わ、わははは。もう何と言って良いのやら。アル陛下のお考えは、我々には到底理解できませんな」
キルスは大笑いしていた。
だが特に失礼といった雰囲気もなく、むしろ全員が同じように頷いていた。
続いて皇国の宰相が挙手。
白髭を生やした初老の男性だ。
「かしこまりました。それでは本件は領地外の討伐ということで、処理させていただきます。竜種の素材に関しても、全てラルシュ王国で保有の主張ができますのでご安心ください。そして今後も貴国との友好関係を築きたく、竜種研究の協力金を出資させていただきたく存じます」
俺たちが竜種の素材を手に入れたいことを見抜かれていた。
さらに協力金という名の資金を出すことで、ルシウスの情報共有まで狙っている。
これが国家間の交渉か。
抜け目ないというか、一瞬たりとも気が抜けない。
そんな俺の様子に気付いたレイが挙手。
レイの挙手で会場に緊張感が走る。
皇国側の人間は、レイを最も警戒しているとシドが教えてくれた。
「私どもの国家とエマレパ皇国との友好関係は不変です。協力金などいただかなくとも、ルシウスの研究結果は公開します。それに、モンスター学の発展のためオルフェリア博士が学会に発表しますわ。ご安心ください」
「そ、そうでしたか。お気遣い感謝いたします」
竜種の特殊能力は極秘事項だ。
ヴェルギウスの資料を学会に発表する際も、この特殊能力は公開していない。
竜種の特殊能力を公開すると、素材を巡って奪い合いが起こる可能性がある。
その特殊能力に気付いているかは不明だが、エマレパ皇国は金を出すから全ての情報をよこせという主張をしてきた。
レイが角が立たぬように断るも、宰相はもう一度手を挙げ食い下がる姿勢を見せる。
だが、そこでキルスが大笑いした。
「わははは、レイ王妃には敵わぬな。竜種の件は分かった。そなたたちの好きなようにするが良い」
「あなたね。これは国家の交渉なのよ? まったく……臣下の苦労をもっと理解すべきじゃないかしら?」
「わははは、まあそう言うなて。だが、本当に感謝しているのだ。その感謝を金品でしか伝えられないのは心苦しいがな。どうか受け取って欲しい」
「そうね……。では香辛料一年分でどうかしら?」
「金貨はいらぬのか?」
「ええ、今回は本当に不要よ。こちらは人も物も一切の犠牲がなかった。だから保証の必要もないのよ」
「分かった。では向こう十年分の香辛料を贈ろう」
「そ、そんなにいらないわよ」
「わははは、エマレパ産の上質な香辛料だぞ。堪能してくれ。わははは」
結局キルスの申し出で、ルシウス討伐に関しては香辛料十年分が贈呈されることになった。
その後も両国の関係性や、一週間後に開催される世界会議の議題について調整し会談は終了。
大量の香辛料が届くことになったが、あの辛い料理が続くのだろうか……。
不安でしかない。
地上を眺めながら紅茶を口にする二人。
少し落ち着いたようだ。
「アルよ、これは本当に凄いな。空の移動なんて考えたこともなかったぞ」
「普通はそうだよね。空路の開拓はオルフェリアが考えていたことでね。彼女の夢だったんだ」
俺は解体師だったオルフェリアの功績を伝えた。
差別の対象だった解体師や運び屋の地位を向上させ、さらに空路を開拓するという偉業をやってのけたのだ。
「そうか。解体師や運び屋にランク制度が導入されたのはオルフェリア殿の影響だったのか」
「そうだよ。当時ギルドの局長だったユリアが、オルフェリアの活躍を知りランク導入を決めたんだよ」
「なるほどな。女帝ユリアか。本当にラルシュ王国は恐ろしい人材が揃ってるな……」
キルスが苦笑いしながら呟いていた。
「Sランクだって、お前たちのために作られたのだろう?」
「あ……。ま、まあね。アハハ」
「それが今や竜種を討伐して国王だ。お前ほど出世した冒険者はいないだろう」
俺たちの会話を横で聞いていたレイが、思い出したような表情を浮かべた。
「あ、そうだわキルス。竜種ルシウスのことなんだけど……」
「ああ、その件だが、やはりお前たちに依頼するしかないようだ。議会や皇軍で会議に会議を重ねたが、我々の戦力で討伐は難しいという結論にいたった。……悔しいがな。報酬等含めて話し合いたい。明日の会談で詳しく詰めよう」
「そのことなんだけど……。驚かないで聞いて欲しいのよ」
「何だ? 竜種の出現以上に驚くことなんてないぞ」
「違うの。ここへ来る途中に、アルが討伐してしまったの」
「討伐? 何をだ?」
「ルシウスを」
「何を言ってるんだ?」
「だからアルがルシウスを討伐してしまったのよ」
「は? 討伐だって! ルシウスを?」
キルスの動きが完全に止まった。
あまりの衝撃に理解が追いついていない様子だ。
「キルス陛下。本当のことです」
「シ、シド殿まで。ほ、本当なのか……。りゅ、竜種だぞ? 討伐って……そんな簡単にできるものなのか?」
「我々も驚いているのですよ」
キルスは目を見開き、化け物を見るような表情で俺を見つめていた。
「ああ、ルシウスを討伐したよ。死骸を積んでいるから王宮に着いたら見せるよ」
「ほ、本当に……討伐した……だと。国家の戦力を以てして討伐不可能と判断したのだぞ?」
「そうだね。大変だったけど、今回は運が良かったんだ。それに旅する宮殿がなければ討伐は不可能だった」
エルウッドとヴァルディという始祖二柱と共闘したことは隠す。
驚きのあまり動けないキルスの横を駆け抜け、ファステルが俺に抱きついてきた。
「アル! アル! あなた本当に凄い! ありがとう!」
「ファ、ファステル。皆見てるって……」
レイの横にオルフェリアがそっと歩み寄る。
「ね、ねえ、レイ。いいのですか?」
「ん? ファステルのこと?」
「そ、そうですよ! それ以外にありますか!」
「なぜオルフェリアが怒ってるの?」
「え? そ、そんなことないですけど。なんだかとても親密だから」
「あの子はね、アルにとって特別なのよ。あの子にとってもアルは特別な存在よ。ふふふ」
レイとオルフェリアの小声の会話内容が聞こえた。
俺に抱きつくファステルを見ても、キルスは特に気にしていない。
いつものことという感じだ。
それよりも竜種ルシウス討伐について色々と考えを巡らせている様子だった。
レイがそんなキルスに微笑みかける。
「だから皇国はもうルシウスの危険はないのよ」
「そ、そうか……。念のために聞くが、討伐はアル一人でか?」
「そうよ。今回私は何もしてない。もうアルがどこまで行くのか分からないわ」
「た、確かにな……。人間が一人で竜種を討伐……。それも二体目……か」
せっかく空の散歩を楽しんでもらおうと思ったのだが、竜種のことでそれどころではなくなってしまった。
――
旅する宮殿は王宮内の最も広い中庭へ着陸。
王宮は大騒ぎだった。
これほどの巨大なものが空を飛んでいれば当然か。
きっと皇都の住民も驚いているはずだ。
着陸後、キルスにルシウスの死骸を見せたことで、討伐の事実を納得してもらった。
いや、納得せざるを得ないというのが本当のところだろう。
その夜は晩餐会が開催された。
エマレパ料理は好きだが、いつも辛さを耐えるのが大変だ。
だが、他の皆は美味しいと食べている。
辛いものが苦手なのは俺だけだった。
翌日、朝食を終えると、正式にラルシュ王国とエマレパ皇国の会談が始まった。
最大の議題であるルシウスの討伐に関してはすでに解決済みだ。
後処理をどうするかに重点が置かれることになる。
討伐はマルソル内海上で、国境上どの国にも属していない。
そのため俺たちは、ルシウスの死骸の所有を主張する。
ルシウスの研究と、隠れた能力を獲得したいという意図だ。
竜種の素材に特殊能力があることは、まだどの国にも知られてない。
少し姑息ではあるが、我々の国で活用したかった。
王宮の豪華な会議室。
エレモスの大牙から作られた純白のテーブルにつくのは、俺、レイ、シド、オルフェリアだ。
皇国側は皇帝キルスと宰相、皇軍大将軍と大臣が三名。
自己紹介が終わると、俺は立ち上がった。
「キルス皇帝陛下。竜種ルシウスの討伐に関しては、貴国より正式な依頼を受けていません。ですので、本件は領地外での出来事として捉えていただきたいと存じます」
「ま、待って欲しい。皇国としては元々アル陛下、いやラルシュ王国に討伐を依頼する予定だった。貴国に報酬を支払う意志があります」
「確かに皇国から討伐依頼が来ることは存じ上げておりました。そのために偵察を行ったのですが、止む得ない事情で討伐となったのです。ですからお気になさらず」
「止む得ない事情とは?」
「確実に討伐が可能と判断できたのです」
「わ、わははは。もう何と言って良いのやら。アル陛下のお考えは、我々には到底理解できませんな」
キルスは大笑いしていた。
だが特に失礼といった雰囲気もなく、むしろ全員が同じように頷いていた。
続いて皇国の宰相が挙手。
白髭を生やした初老の男性だ。
「かしこまりました。それでは本件は領地外の討伐ということで、処理させていただきます。竜種の素材に関しても、全てラルシュ王国で保有の主張ができますのでご安心ください。そして今後も貴国との友好関係を築きたく、竜種研究の協力金を出資させていただきたく存じます」
俺たちが竜種の素材を手に入れたいことを見抜かれていた。
さらに協力金という名の資金を出すことで、ルシウスの情報共有まで狙っている。
これが国家間の交渉か。
抜け目ないというか、一瞬たりとも気が抜けない。
そんな俺の様子に気付いたレイが挙手。
レイの挙手で会場に緊張感が走る。
皇国側の人間は、レイを最も警戒しているとシドが教えてくれた。
「私どもの国家とエマレパ皇国との友好関係は不変です。協力金などいただかなくとも、ルシウスの研究結果は公開します。それに、モンスター学の発展のためオルフェリア博士が学会に発表しますわ。ご安心ください」
「そ、そうでしたか。お気遣い感謝いたします」
竜種の特殊能力は極秘事項だ。
ヴェルギウスの資料を学会に発表する際も、この特殊能力は公開していない。
竜種の特殊能力を公開すると、素材を巡って奪い合いが起こる可能性がある。
その特殊能力に気付いているかは不明だが、エマレパ皇国は金を出すから全ての情報をよこせという主張をしてきた。
レイが角が立たぬように断るも、宰相はもう一度手を挙げ食い下がる姿勢を見せる。
だが、そこでキルスが大笑いした。
「わははは、レイ王妃には敵わぬな。竜種の件は分かった。そなたたちの好きなようにするが良い」
「あなたね。これは国家の交渉なのよ? まったく……臣下の苦労をもっと理解すべきじゃないかしら?」
「わははは、まあそう言うなて。だが、本当に感謝しているのだ。その感謝を金品でしか伝えられないのは心苦しいがな。どうか受け取って欲しい」
「そうね……。では香辛料一年分でどうかしら?」
「金貨はいらぬのか?」
「ええ、今回は本当に不要よ。こちらは人も物も一切の犠牲がなかった。だから保証の必要もないのよ」
「分かった。では向こう十年分の香辛料を贈ろう」
「そ、そんなにいらないわよ」
「わははは、エマレパ産の上質な香辛料だぞ。堪能してくれ。わははは」
結局キルスの申し出で、ルシウス討伐に関しては香辛料十年分が贈呈されることになった。
その後も両国の関係性や、一週間後に開催される世界会議の議題について調整し会談は終了。
大量の香辛料が届くことになったが、あの辛い料理が続くのだろうか……。
不安でしかない。
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