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第十四章
第253話 二人家族
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アタシたちはナタリーに別れを告げ、拠点の村へ帰還。
カル・ド・イスクの脅威がなくなったということで、村人からはとても感謝された。
それから帝都サンドムーンへ移動。
目的はカル・ド・イスクの血清だ。
事前にナタリーがギルドの医療機関に対応を依頼してくれていた。
この血清をレイに注入すれば、狂戦士が解かれ回復に向かうそうだ。
帝都のギルド総本部では、ギルマス自ら血清を抽出。
レイはその血清を接種した。
ギルマスはいつものようにレイへプロポーズする。
今のレイに結婚の話をして欲しくないのだが、空気が読めないにもほどがあるギルマス。
レイはギルマスを本気で殺そうとしたが、このタイミングでは仕方ないと皆思ったほどだ。
アタシたちは、レイの様子を見るため帝都に滞在。
その間、帝国議会の元議員ユリア・スノフという四十一歳の女性と知り合う。
ユリアはギルドに引き抜きされ、人事機関の局長となった女傑だ。
彼女はレイのことを娘のように可愛がってくれた。
レイも本当の母親と同じ世代の女性と接するのは初めてなので、良い経験になったと思う。
帝都ではアタシたち三人で、いくつかのクエストへ行った。
カル・ド・イスクを討伐したAランク冒険者パーティーということで、依頼が殺到したのだった。
そして、二ヶ月ほど滞在した帝都を出発。
ようやくウグマへの帰路についた。
レイの感情は徐々に戻ってきており、症状も改善されている。
狂戦士の呪縛は解かれたようだ。
とはいえ、まだ氷のように冷たいと形容されるし、時折容赦のない厳しい姿を見せることで冒険者からは恐れられていた。
だが、アタシから見ればとても柔らかくなっている。
ウグマに帰還し、カル・ド・イスク討伐の後処理を済ませ、報酬を受け取る。
そして、パーティーは解散することになった。
アタシとレイは、ウグマの城門までウィルを見送りに行く。
「さて……。じゃあレイさん、オイラは行くよ」
「ウィル、色々とありがとう。あなたがいて、あなたとパーティーを組めて本当に良かったわ」
ウィルが人差し指で鼻を触っていた。
間違いなく照れている。
「オマエさ、ナタリーのことが好きだったんだろ?」
「……そうだね。ナタリーは優しかったし、なんていうか包み込むような温かさがあったよ」
「確かにな。しかし、目の前にこんな美人がいるのに、年上を好きになるとはマニアックだな」
「まあ、レイさんはなんというか……あまりにも完璧すぎるんだよ。ハハ」
「え? 美人ってアタシのことだぞ?」
「は? アンタじゃねーだろ! どう見てもレイさんだろ! ってかよ、アンタみたいなガサツな女を好きになるやつなんていねーよ!」
「な、な、なんだと! このクソチビ!」
いつものように言い争いになった。
仲裁するナタリーはいないが、今はレイがいる。
「あなたちは本当に仲が良いわね」
「「仲良くない!」」
「ふふふ」
レイが笑っている。
そう、レイは少しずつ笑えるようになっていた。
その笑顔は本当に可愛く、そして美しい。
ナタリーの言う通りだった。
「じゃあな。リマ、レイさん」
「あなたも元気で。またいつか会いましょう」
「ウィル! オマエの双剣凄かったぞ!」
ウグマの城門でウィルを見送る。
ウィルは街道を進みながら、何度も振り返り手を振っていた。
アタシたちもウィルが見えなくなるまで、その姿を見続ける。
これで二人となったアタシたちのパーティー。
「なあ、レイ。これからどうするんだ?」
「そうね。……リマはどうしたい?」
「アタシはアンタの後をついていくだけだ」
「何よ? 自由に生きなさいよ」
「だからレイの後をついていくんだ」
「もう、分かったわよ。じゃあギャンブルはやめなさいよ?」
「そ、それだけは無理だ!」
「ふふふ、全く……あなたは変わらないわね」
十五歳の割におとなびた話し方。
ナタリーの影響だ。
それに笑い方は完全にナタリーそのものだった。
それから数ヶ月が経過。
アタシたちは二人でクエストへ行く日々を過ごす。
二人ともAランクの冒険者だし、レイにいたっては十五歳にして世界最高の冒険者と呼ばれていた。
ある日、ウグマのギルドから極秘情報を入手。
イーセ王国のジョンアー国王陛下がウグマに立ち寄るとのこと。
帝都で皇帝との会談の帰りだという。
さらに驚いたのは、ウグマ滞在中の警備をレイに依頼するというものだった。
「なあレイ。なんでイーセ国王が冒険者に警備を依頼するんだ? 騎士団がいるだろ?」
「さあ、なぜでしょうね。行けば分かるわよ」
アタシたちはウグマの州都庁舎に呼ばれた。
ひときわ豪華な部屋で、レイとアタシはジョンアー国王に謁見。
レイは礼式作法も完璧だ。
国王の前で跪く。
アタシも見様見真似でそれに倣う。
「貴様がレイ・ステラーか」
「はい。左様でございます」
「王国式か。それはナタリーの教えか?」
「ナ、ナタリーをご存知なのですか!?」
「もちろんだ。ナタリーの件は聞いた。残念だったな」
レイは下を向いており、その表情は見えない。
「ナタリーは余の腹心だった。ナタリーが養子を迎えたと言っていたが……。おもてをあげよ」
レイはゆっくりと顔を上げる。
「なるほど、しっかりと育てたようだな」
国王の声はずっしりと腹に響く。
何よりも凄まじい迫力だ。
「ふむ、貴様もナタリーと同じ類か。いや、それ以上の逸材か……」
国王が呟いている。
「レイ・ステラーよ。王国へ戻れ。余の元へ来い」
「陛下の元へ?」
「そうだ。騎士団へ入れ。貴様ならすぐ隊長格になるだろう」
「お言葉ですが、私はこの地で冒険者として」
「ナタリーの意志を継ぎたいと思わぬか?」
レイの言葉に被せた国王。
重い声が部屋に響く。
「レイよ。騎士団は、いや、今の王国は腐敗しておる。余は時間をかけてでもそれらを一掃する。より良い国を作り、未来永劫繁栄する国にするのだ。ナタリーの娘たる貴様がナタリーの意志を継げ」
「娘の私が? ナタリーの意志を?」
しばらく無言が生まれ、レイが何かを決意したような表情に変化。
きっとナタリーの意思を継ぐだろう。
ならば私もレイについていくだけだ。
「待ってくれ!」
「なんだ貴様は?」
「ア、アタシはレイの保護者だ!」
「保護者だと? 貴様が?」
国王の鋭い眼光に萎縮してしまいそうだが、アタシはレイについていかなければならない。
ナタリーからレイを任されているのはアタシだからだ。
「ナタリーにレイを任されたんだ!」
「ほう、ナタリーに……。名はなんという」
「リマだ! リマ・ブロシオンだ!」
「ふむ、貴様も腕はありそうだ」
「アタシだってAランク冒険者だ!」
「あっはっは! 威勢がいい女よ。気に入った。貴様もレイと来るがいい。騎士団で拾ってやるわ」
護衛の依頼という話だったが、どうやら国王陛下はレイに会う口実を作ったようだった。
ナタリーのことでレイに会いたかったのだろう。
結局、国王陛下の思惑通り、アタシたちは帰国することにした。
「レイ、冒険者カードはどうする?」
「登録したままでいいでしょう。いつか使う時が来るかもしれないわ」
「そうだな。最悪困ったら質に入れることもできるしな」
「はあ、本当に困った姉ね」
「う、うるせー!」
レイはアタシのことを時折姉と呼んでくれる。
それがとてつもなく嬉しい。
身寄りがないアタシにとって、レイは唯一の家族だ。
レイにとっても今や家族と呼べるのはアタシだけ。
たった二人の家族だ。
カル・ド・イスクの脅威がなくなったということで、村人からはとても感謝された。
それから帝都サンドムーンへ移動。
目的はカル・ド・イスクの血清だ。
事前にナタリーがギルドの医療機関に対応を依頼してくれていた。
この血清をレイに注入すれば、狂戦士が解かれ回復に向かうそうだ。
帝都のギルド総本部では、ギルマス自ら血清を抽出。
レイはその血清を接種した。
ギルマスはいつものようにレイへプロポーズする。
今のレイに結婚の話をして欲しくないのだが、空気が読めないにもほどがあるギルマス。
レイはギルマスを本気で殺そうとしたが、このタイミングでは仕方ないと皆思ったほどだ。
アタシたちは、レイの様子を見るため帝都に滞在。
その間、帝国議会の元議員ユリア・スノフという四十一歳の女性と知り合う。
ユリアはギルドに引き抜きされ、人事機関の局長となった女傑だ。
彼女はレイのことを娘のように可愛がってくれた。
レイも本当の母親と同じ世代の女性と接するのは初めてなので、良い経験になったと思う。
帝都ではアタシたち三人で、いくつかのクエストへ行った。
カル・ド・イスクを討伐したAランク冒険者パーティーということで、依頼が殺到したのだった。
そして、二ヶ月ほど滞在した帝都を出発。
ようやくウグマへの帰路についた。
レイの感情は徐々に戻ってきており、症状も改善されている。
狂戦士の呪縛は解かれたようだ。
とはいえ、まだ氷のように冷たいと形容されるし、時折容赦のない厳しい姿を見せることで冒険者からは恐れられていた。
だが、アタシから見ればとても柔らかくなっている。
ウグマに帰還し、カル・ド・イスク討伐の後処理を済ませ、報酬を受け取る。
そして、パーティーは解散することになった。
アタシとレイは、ウグマの城門までウィルを見送りに行く。
「さて……。じゃあレイさん、オイラは行くよ」
「ウィル、色々とありがとう。あなたがいて、あなたとパーティーを組めて本当に良かったわ」
ウィルが人差し指で鼻を触っていた。
間違いなく照れている。
「オマエさ、ナタリーのことが好きだったんだろ?」
「……そうだね。ナタリーは優しかったし、なんていうか包み込むような温かさがあったよ」
「確かにな。しかし、目の前にこんな美人がいるのに、年上を好きになるとはマニアックだな」
「まあ、レイさんはなんというか……あまりにも完璧すぎるんだよ。ハハ」
「え? 美人ってアタシのことだぞ?」
「は? アンタじゃねーだろ! どう見てもレイさんだろ! ってかよ、アンタみたいなガサツな女を好きになるやつなんていねーよ!」
「な、な、なんだと! このクソチビ!」
いつものように言い争いになった。
仲裁するナタリーはいないが、今はレイがいる。
「あなたちは本当に仲が良いわね」
「「仲良くない!」」
「ふふふ」
レイが笑っている。
そう、レイは少しずつ笑えるようになっていた。
その笑顔は本当に可愛く、そして美しい。
ナタリーの言う通りだった。
「じゃあな。リマ、レイさん」
「あなたも元気で。またいつか会いましょう」
「ウィル! オマエの双剣凄かったぞ!」
ウグマの城門でウィルを見送る。
ウィルは街道を進みながら、何度も振り返り手を振っていた。
アタシたちもウィルが見えなくなるまで、その姿を見続ける。
これで二人となったアタシたちのパーティー。
「なあ、レイ。これからどうするんだ?」
「そうね。……リマはどうしたい?」
「アタシはアンタの後をついていくだけだ」
「何よ? 自由に生きなさいよ」
「だからレイの後をついていくんだ」
「もう、分かったわよ。じゃあギャンブルはやめなさいよ?」
「そ、それだけは無理だ!」
「ふふふ、全く……あなたは変わらないわね」
十五歳の割におとなびた話し方。
ナタリーの影響だ。
それに笑い方は完全にナタリーそのものだった。
それから数ヶ月が経過。
アタシたちは二人でクエストへ行く日々を過ごす。
二人ともAランクの冒険者だし、レイにいたっては十五歳にして世界最高の冒険者と呼ばれていた。
ある日、ウグマのギルドから極秘情報を入手。
イーセ王国のジョンアー国王陛下がウグマに立ち寄るとのこと。
帝都で皇帝との会談の帰りだという。
さらに驚いたのは、ウグマ滞在中の警備をレイに依頼するというものだった。
「なあレイ。なんでイーセ国王が冒険者に警備を依頼するんだ? 騎士団がいるだろ?」
「さあ、なぜでしょうね。行けば分かるわよ」
アタシたちはウグマの州都庁舎に呼ばれた。
ひときわ豪華な部屋で、レイとアタシはジョンアー国王に謁見。
レイは礼式作法も完璧だ。
国王の前で跪く。
アタシも見様見真似でそれに倣う。
「貴様がレイ・ステラーか」
「はい。左様でございます」
「王国式か。それはナタリーの教えか?」
「ナ、ナタリーをご存知なのですか!?」
「もちろんだ。ナタリーの件は聞いた。残念だったな」
レイは下を向いており、その表情は見えない。
「ナタリーは余の腹心だった。ナタリーが養子を迎えたと言っていたが……。おもてをあげよ」
レイはゆっくりと顔を上げる。
「なるほど、しっかりと育てたようだな」
国王の声はずっしりと腹に響く。
何よりも凄まじい迫力だ。
「ふむ、貴様もナタリーと同じ類か。いや、それ以上の逸材か……」
国王が呟いている。
「レイ・ステラーよ。王国へ戻れ。余の元へ来い」
「陛下の元へ?」
「そうだ。騎士団へ入れ。貴様ならすぐ隊長格になるだろう」
「お言葉ですが、私はこの地で冒険者として」
「ナタリーの意志を継ぎたいと思わぬか?」
レイの言葉に被せた国王。
重い声が部屋に響く。
「レイよ。騎士団は、いや、今の王国は腐敗しておる。余は時間をかけてでもそれらを一掃する。より良い国を作り、未来永劫繁栄する国にするのだ。ナタリーの娘たる貴様がナタリーの意志を継げ」
「娘の私が? ナタリーの意志を?」
しばらく無言が生まれ、レイが何かを決意したような表情に変化。
きっとナタリーの意思を継ぐだろう。
ならば私もレイについていくだけだ。
「待ってくれ!」
「なんだ貴様は?」
「ア、アタシはレイの保護者だ!」
「保護者だと? 貴様が?」
国王の鋭い眼光に萎縮してしまいそうだが、アタシはレイについていかなければならない。
ナタリーからレイを任されているのはアタシだからだ。
「ナタリーにレイを任されたんだ!」
「ほう、ナタリーに……。名はなんという」
「リマだ! リマ・ブロシオンだ!」
「ふむ、貴様も腕はありそうだ」
「アタシだってAランク冒険者だ!」
「あっはっは! 威勢がいい女よ。気に入った。貴様もレイと来るがいい。騎士団で拾ってやるわ」
護衛の依頼という話だったが、どうやら国王陛下はレイに会う口実を作ったようだった。
ナタリーのことでレイに会いたかったのだろう。
結局、国王陛下の思惑通り、アタシたちは帰国することにした。
「レイ、冒険者カードはどうする?」
「登録したままでいいでしょう。いつか使う時が来るかもしれないわ」
「そうだな。最悪困ったら質に入れることもできるしな」
「はあ、本当に困った姉ね」
「う、うるせー!」
レイはアタシのことを時折姉と呼んでくれる。
それがとてつもなく嬉しい。
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