255 / 394
第十四章
第246話 討伐依頼
しおりを挟む
その日、アタシたちは冒険者ギルドの支部長室に案内された。
ソファーに座るナタリーとレイとアタシ。
正面にはウグマ支部長リチャード・ロートが座っている。
「ナタリー、大変なことが起こった」
「どうしたんですか?」
「凍蝙蝠竜が出現した」
「ラヴィトゥル! それって……まさか?」
冷静沈着なナタリーの顔が青ざめていた。
アタシはナタリーの表情に驚く。
こんな表情を見るのは初めてだ。
「察したか。そうだ、ラヴィトゥルの……ネームドだ」
アタシはナタリーの話を思い出した。
レイの両親を殺し、村を壊滅させたあのネームド。
アタシも恐怖から身体がこわばる。
この場の大人たちが沈黙する中、レイがゆっくりと口を開く。
「カル・ド・イスク」
◇◇◇
カル・ド・イスク
凍蝙蝠竜の固有名保有特異種。
名前の意味は氷の女王。
体長八メデルトで、全身を純白の鱗に覆われている。
通常種よりも倍以上の大きさを誇り、巨大な翼を羽ばたかせることで周辺に吹雪を発生させる。
また、圧縮した冷気を吐き出すことで、対象を凍らすことが可能。
尻尾の長さは五メデルトあり、先端の毒針から麻痺性と防腐作用がある毒を注入する。
さらに、生物の攻撃性を高める成分を持ち、注入した相手を兵隊として酷使する。
その兵隊は狂戦士と呼ばれ、死ぬまで戦う。
◇◇◇
リチャードが珈琲をすする。
そして、ナタリーの顔を見つめた。
「ナタリー、討伐を依頼したい」
「カル・ド・イスクの討伐……。つ、ついにこの時が……。し、しかし、カル・ド・イスクは王国北部を縄張りとしていたはず……」
「今まではな。調査機関と研究機関が共同で調査した結果、どうやら帝国北部に住み着いたそうだ」
リチャードが膝に手をつき、頭を下げた。
「Aランク三人となったお前たちのパーティーは、今や帝国で対モンスターの最高戦力だ。カル・ド・イスクを討伐できるのはお前たちしかいないのだ」
「まだ早い……。だが、このチャンスは逃したくない……」
ナタリーが呟いていると、レイがナタリーの袖を引っ張った。
「ナタリー、被害が出てるのでしょう? やりましょう」
「レイ!」
ナタリーが珍しく声を荒げ、立ち上がる。
「レイ! カル・ド・イスクは本当に危険なんだ! まだ早い!」
「私は大丈夫よ」
「レ、レイ」
「それにナタリーとリマが一緒だもの」
「……いつかは倒さなければいけない、か」
ナタリーが息を大きく吐き、ソファーに深く腰掛け、瞳を閉じ考え込む。
アタシがゆっくり時間をかけ珈琲を飲み終わると、ナタリーが目を開いた。
「リチャードさん、分かりました。クエストを受けましょう」
「やってくれるか! ありがたい。こちらも最大限の協力はするから安心してくれ」
アタシたちは、改めてクエストの詳細を聞いた。
北部の集落がカル・ド・イスクに襲われ壊滅。
村中凍っていたそうだ。
狩りから戻った住人が発見し通報。
このクエストの依頼主は帝国とのこと。
だが、アタシは疑問に思った。
「リチャードさん、なぜ帝国が依頼主なんだ? 帝国には帝国騎士団がいるのでは?」
「ああ、もちろんだ。しかし、カル・ド・イスクは大人数であればあるほど不利になる。吹雪を発生させることができるからな。少数精鋭がいいのだ。そこで、対モンスター最強のお前たちに白羽の矢が立ったのだ。皇帝陛下自らの依頼だ。とんでもないことだぞ」
「こ、皇帝陛下が!」
リチャードが説明しながらクエスト依頼書を取り出した。
◇◇◇
クエスト依頼書
難度 Aランク
種類 討伐
対象 カル・ド・イスク
内容 凍蝙蝠竜の固有名保有特異種カル・ド・イスクの討伐
報酬 金貨二千枚
期限 半年以内
編成 ナタリー・ステラーパーティー
解体 ギルド手配
運搬 ギルド手配
特記 出現場所は指示書参照 詳細は契約書記載 冒険者税徴収済み
◇◇◇
アタシは報酬を見て驚いた。
「き、金貨二千枚だって!」
「ああ、そうだ。だが四人で分けることになるから一人五百枚だ」
「四人? アタシたちは三人だけど?」
「もう一人、Aランク冒険者を用意した」
「え? だ、だけど……」
「これがその者の経歴だ」
リチャードが一枚の書類をナタリーに手渡した。
書類に目を通すナタリー。
「十六歳の男の子か」
「ウィル・ラトズ。十六歳でAランクになった二刀流の天才だ。レイに引けを取らないと思うぞ」
「確かに天才だな。十六歳か。まあ、大丈夫か……。分かりました」
全ての手続を終え、アタシたちはギルドを出る。
今回は特別に、クエスト準備金として百枚もの金貨が支払われた。
「ナタリー、十六歳とはいえ男だぞ? 平気か?」
これまでレイがいるから、男の冒険者をパーティーに入れることはなかった。
だが、今回はネームド討伐とはいえ、なぜナタリーは承諾したのだろうか。
「レイは同世代の異性と話したことがない。これも経験だ」
「そりゃそうかもしれないけど……」
「何かあったら私が止める」
ナタリーが納得するのであれば、私も異存はない。
以前、レイに手を出そうとして殺された冒険者の二の舞いにならないことを祈るだけだ。
ウィルと待ち合わせ場所の開発機関へ行く。
防寒装備の提供を受けるためだ。
シグ・ナインのロビーに入ると、気だるそうに立つ一人の少年がいた。
両腰に一本ずつ、二本の剣を吊るしている。
身長はレイと同じくらいだ。
十四歳の少女と同じ身長だから、背は低い方だろう。
「アンタがナタリー・ステラー? オイラはウィル・ラトズ。二刀流で双竜って呼ばれてる」
ナタリーに挨拶するウィル。
だけど、アタシはその発言に対し、突っ込まずにはいられない。
というか盛大に吹き出し大爆笑した。
「フハハハ、オ、オマエ、双竜って! じ、自分で言うのか? こじらせてんな! フハハハ! 腹いてー! 双竜!」
「う、うるせー! オマエがリマって奴だろ! 賭博師とかダセー異名の!」
「な! カッコイイだろ! このクソチビ!」
「うるせー、この大女!」
ナタリーが割って入った。
「やめないか二人とも。私から見たらどっちもどっちだ」
「「うるせー!」」
一瞬だけレイが笑ったような気がしたが、気のせいだったか。
ソファーに座るナタリーとレイとアタシ。
正面にはウグマ支部長リチャード・ロートが座っている。
「ナタリー、大変なことが起こった」
「どうしたんですか?」
「凍蝙蝠竜が出現した」
「ラヴィトゥル! それって……まさか?」
冷静沈着なナタリーの顔が青ざめていた。
アタシはナタリーの表情に驚く。
こんな表情を見るのは初めてだ。
「察したか。そうだ、ラヴィトゥルの……ネームドだ」
アタシはナタリーの話を思い出した。
レイの両親を殺し、村を壊滅させたあのネームド。
アタシも恐怖から身体がこわばる。
この場の大人たちが沈黙する中、レイがゆっくりと口を開く。
「カル・ド・イスク」
◇◇◇
カル・ド・イスク
凍蝙蝠竜の固有名保有特異種。
名前の意味は氷の女王。
体長八メデルトで、全身を純白の鱗に覆われている。
通常種よりも倍以上の大きさを誇り、巨大な翼を羽ばたかせることで周辺に吹雪を発生させる。
また、圧縮した冷気を吐き出すことで、対象を凍らすことが可能。
尻尾の長さは五メデルトあり、先端の毒針から麻痺性と防腐作用がある毒を注入する。
さらに、生物の攻撃性を高める成分を持ち、注入した相手を兵隊として酷使する。
その兵隊は狂戦士と呼ばれ、死ぬまで戦う。
◇◇◇
リチャードが珈琲をすする。
そして、ナタリーの顔を見つめた。
「ナタリー、討伐を依頼したい」
「カル・ド・イスクの討伐……。つ、ついにこの時が……。し、しかし、カル・ド・イスクは王国北部を縄張りとしていたはず……」
「今まではな。調査機関と研究機関が共同で調査した結果、どうやら帝国北部に住み着いたそうだ」
リチャードが膝に手をつき、頭を下げた。
「Aランク三人となったお前たちのパーティーは、今や帝国で対モンスターの最高戦力だ。カル・ド・イスクを討伐できるのはお前たちしかいないのだ」
「まだ早い……。だが、このチャンスは逃したくない……」
ナタリーが呟いていると、レイがナタリーの袖を引っ張った。
「ナタリー、被害が出てるのでしょう? やりましょう」
「レイ!」
ナタリーが珍しく声を荒げ、立ち上がる。
「レイ! カル・ド・イスクは本当に危険なんだ! まだ早い!」
「私は大丈夫よ」
「レ、レイ」
「それにナタリーとリマが一緒だもの」
「……いつかは倒さなければいけない、か」
ナタリーが息を大きく吐き、ソファーに深く腰掛け、瞳を閉じ考え込む。
アタシがゆっくり時間をかけ珈琲を飲み終わると、ナタリーが目を開いた。
「リチャードさん、分かりました。クエストを受けましょう」
「やってくれるか! ありがたい。こちらも最大限の協力はするから安心してくれ」
アタシたちは、改めてクエストの詳細を聞いた。
北部の集落がカル・ド・イスクに襲われ壊滅。
村中凍っていたそうだ。
狩りから戻った住人が発見し通報。
このクエストの依頼主は帝国とのこと。
だが、アタシは疑問に思った。
「リチャードさん、なぜ帝国が依頼主なんだ? 帝国には帝国騎士団がいるのでは?」
「ああ、もちろんだ。しかし、カル・ド・イスクは大人数であればあるほど不利になる。吹雪を発生させることができるからな。少数精鋭がいいのだ。そこで、対モンスター最強のお前たちに白羽の矢が立ったのだ。皇帝陛下自らの依頼だ。とんでもないことだぞ」
「こ、皇帝陛下が!」
リチャードが説明しながらクエスト依頼書を取り出した。
◇◇◇
クエスト依頼書
難度 Aランク
種類 討伐
対象 カル・ド・イスク
内容 凍蝙蝠竜の固有名保有特異種カル・ド・イスクの討伐
報酬 金貨二千枚
期限 半年以内
編成 ナタリー・ステラーパーティー
解体 ギルド手配
運搬 ギルド手配
特記 出現場所は指示書参照 詳細は契約書記載 冒険者税徴収済み
◇◇◇
アタシは報酬を見て驚いた。
「き、金貨二千枚だって!」
「ああ、そうだ。だが四人で分けることになるから一人五百枚だ」
「四人? アタシたちは三人だけど?」
「もう一人、Aランク冒険者を用意した」
「え? だ、だけど……」
「これがその者の経歴だ」
リチャードが一枚の書類をナタリーに手渡した。
書類に目を通すナタリー。
「十六歳の男の子か」
「ウィル・ラトズ。十六歳でAランクになった二刀流の天才だ。レイに引けを取らないと思うぞ」
「確かに天才だな。十六歳か。まあ、大丈夫か……。分かりました」
全ての手続を終え、アタシたちはギルドを出る。
今回は特別に、クエスト準備金として百枚もの金貨が支払われた。
「ナタリー、十六歳とはいえ男だぞ? 平気か?」
これまでレイがいるから、男の冒険者をパーティーに入れることはなかった。
だが、今回はネームド討伐とはいえ、なぜナタリーは承諾したのだろうか。
「レイは同世代の異性と話したことがない。これも経験だ」
「そりゃそうかもしれないけど……」
「何かあったら私が止める」
ナタリーが納得するのであれば、私も異存はない。
以前、レイに手を出そうとして殺された冒険者の二の舞いにならないことを祈るだけだ。
ウィルと待ち合わせ場所の開発機関へ行く。
防寒装備の提供を受けるためだ。
シグ・ナインのロビーに入ると、気だるそうに立つ一人の少年がいた。
両腰に一本ずつ、二本の剣を吊るしている。
身長はレイと同じくらいだ。
十四歳の少女と同じ身長だから、背は低い方だろう。
「アンタがナタリー・ステラー? オイラはウィル・ラトズ。二刀流で双竜って呼ばれてる」
ナタリーに挨拶するウィル。
だけど、アタシはその発言に対し、突っ込まずにはいられない。
というか盛大に吹き出し大爆笑した。
「フハハハ、オ、オマエ、双竜って! じ、自分で言うのか? こじらせてんな! フハハハ! 腹いてー! 双竜!」
「う、うるせー! オマエがリマって奴だろ! 賭博師とかダセー異名の!」
「な! カッコイイだろ! このクソチビ!」
「うるせー、この大女!」
ナタリーが割って入った。
「やめないか二人とも。私から見たらどっちもどっちだ」
「「うるせー!」」
一瞬だけレイが笑ったような気がしたが、気のせいだったか。
14
お気に入りに追加
181
あなたにおすすめの小説
ダブル魔眼の最強術師 ~前世は散々でしたが、せっかく転生したので今度は最高の人生を目指します!~
雪華慧太
ファンタジー
理不尽なイジメが原因で引きこもっていた俺は、よりにもよって自分の誕生日にあっけなく人生を終えた。魂になった俺は、そこで助けた少女の力で不思議な瞳と前世の記憶を持って異世界に転生する。聖女で超絶美人の母親とエルフの魔法教師! アニメ顔負けの世界の中で今度こそ気楽な学園ライフを送れるかと思いきや、傲慢貴族の息子と戦うことになって……。
転生弁護士のクエスト同行記 ~冒険者用の契約書を作ることにしたらクエストの成功率が爆上がりしました~
昼から山猫
ファンタジー
異世界に降り立った元日本の弁護士が、冒険者ギルドの依頼で「クエスト契約書」を作成することに。出発前に役割分担を明文化し、報酬の配分や責任範囲を細かく決めると、パーティ同士の内輪揉めは激減し、クエスト成功率が劇的に上がる。そんな噂が広がり、冒険者は誰もが法律事務所に相談してから旅立つように。魔王討伐の最強パーティにも声をかけられ、彼の“契約書”は世界の運命を左右する重要要素となっていく。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる