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第十三章
第219話 四番隊隊長
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サルガを出発して一ヶ月が経過。
季節は真冬だ。
俺たちは、サルガがあるマグニ地方を北上し、ようやくフースト地方へ入った。
南方のマグニ地方とフースト地方を分断する山脈を超えたことで、気温は一気に低下。
寒さは厳しさを増していた。
しかし、俺たちの鎧は、温度を一定に保つヴェルギウスの特殊能力を持っている。
「この鎧のおかげで寒さを感じない。本当に凄いな」
「ええ、驚くほど快適ね」
「ヴェルギウスの能力か……。他の竜種もこういった特殊能力を持っているのかな」
「それは分からないけど、その可能性は高いわよね。どうしたの? 他の竜種も討伐するの?」
「いやいや、無理に決まってるから」
「ふふふ、あなたならやりかねないわ」
時折、雪が舞う中、俺とレイは順調に街道を進んでいた。
イーセ王国に入国してから、ここまでモンスターに遭遇したのが五回。
盗賊は三回。
想定よりも少なかった。
討伐したモンスターは、近くの街の冒険者ギルドへ報告し、死骸の回収を依頼。
Sランク冒険者の特別対応として、現物を確認しなくとも素材を買い取ってくれた。
素材の買取価格は、運搬費用等差し引いて金貨八枚。
盗賊に関しては騎士団へ報告したことで、全ての処理を代行してくれた。
これはレイの影響が大きい。
盗賊討伐の謝礼金は合計で金貨三枚。
冒険者として謝礼を断ることは、逆に自分たちの価値を下げる行為になる。
そのため、俺たちは素直に受け取った。
「やっぱり、フォルド帝国に比べて格段と治安は良いね」
「そうね。それも全て騎士団の働きが素晴らしいからよ。きっとジル・ダズが新しく作った討伐隊が活動しているのでしょうね」
レイの表情が誇らしげだった。
――
フースト地方の最大都市ハロルに到着。
このフースト地方は、騎士団四番隊が守護している。
各番隊の本隊は最大都市に置かれるので、このハロルが四番隊本隊の駐屯地だ。
巨大な城門をくぐり、市街地へと馬を進める。
さすがこの地方の最大都市とあって、驚くほど巨大な都市だ。
ハロルの人口は八十万人とのこと。
そんな大都市でも、レイは迷うことなく宿へ向かう。
「レイ、騎士団本隊へ顔を出す?」
「うーん、やめとくわ。私が行くと歓迎してくれるのは分かっているけど、仕事は止まるし迷惑になるもの」
「そうだね。じゃあ、ハロルで一泊したらすぐ発とう」
ハロルから王都イエソンまで、残り一週間。
すぐに王都へ向かうことを選択した。
「そうはいきませんぞ?」
後ろから声が聞こえたので、即座に振り返る。
俺は右手で剣の柄を握っていた。
「あ、あなた! ビル・フォード!」
「レイ様! お久しぶりです!」
「何よ! 待ってたの?」
「もちろんです。一週間前にフースト地方に入ったと連絡がありましたので、全力で足取りを追っておりました」
騎士団の鎧を纏った男性が馬に乗っていた。
レイとのやり取りを聞くに、相応の地位だと思われる。
俺は剣の柄から手を離した。
「そうだったわね。あなたは独自の情報網を持ってるものね」
「覚えてくださっておりましたか」
ビル・フォードと呼ばれた男性は、下馬して最敬礼した。
俺たちも馬を降りる。
「レイ様、アル様、歓迎いたします」
「あ、ありがとうございます」
「改めてましてアル様。私はこのフースト地方を守護する四番隊隊長ビル・フォードと申します」
「た、隊長さん! 失礼しました。アル・パートと申します」
「アル様。私共に敬語など不要です。陛下より全騎士団へ通達がございまして、アル様は国賓としてお迎えするようにと通達がございました。本来なら、このようにお迎えするのも失礼にあたるのですが」
「い、いえ。お気になさらず」
「それにアル様は、ヴェルギウスを討伐してくださった救国の英雄様です」
物凄い丁寧な対応をされてしまい、俺は戸惑っていた。
「もうヴィクトリアったら……。でもアル、陛下から通達があったらダメね。騎士団は命令に背かない。陛下の命令は絶対なのよ。むしろ、騎士団を困らせるから受け入れなさい」
「そ、そうなんだ。分かったよ。でもさ、急には無理だから少しずつね」
ビルが再度敬礼した。
「アル様、レイ様、お気遣いありがとうございます!」
ビルは白い歯を見せ満面の笑みを浮かべた。
ビルは黒髪の短髪で、口の周りには短く整えられた髭が生えている。
身長は俺よりも少し高く、引き締まった均整の取れた体格。
肌は焼けていることから、現場にも出るのだろう。
雰囲気から歴戦の騎士という印象を受ける。
年齢は三十代半といったところだ。
腰に下げる剣はオーソドックスな長剣。
戦い方は基本に忠実なバランス型だろうか。
立ち姿から、僅かに体重が右に寄っていた。
恐らく右利きだ。
顔の左側には大きな創傷がある。
そのことからも、左からの攻撃が有効かもしれない。
俺は我に返った。
最近は剣士と対峙すると、そういう目で見るようになっている。
これが剣士としての思考なのだろうか。
「アル様、私はいかがですか?」
「あ! す、すみません!」
「とんでもないことでございます。アル様に剣士として見られるなんて、むしろ光栄です」
ビルは俺の視線に気付いたようだ。
さすがはクロトエ騎士団の隊長である。
「ふふふ。アル、ビルは強いわよ?」
レイの言葉を聞いたビルは、笑顔で腰に手を当て、少しだけリラックスした姿勢をとる。
「レイ様。騎士団に気付かれないように進んで来られましたね」
「バレてるのかしら?」
「もちろんです。私の情報網をもってして、やっと捕捉できたのですよ。レイ様のトレースは大変でした。ですが、ここからは騎士団が護衛に入ります」
「嫌だと言ったら?」
「ハハハハ、ジルに強く言われてますからね。レイ様を絶対に捕捉して護衛せよと」
「そういえば、あなたはジル・ダズと同期だったわね」
「左様でございます。それでは本部へご案内いたします。宿泊の用意もございますのでご安心ください」
俺たちは四番隊本部の城へ招待された。
騎士たちは突然訪れた名誉団長に感動しながらも、竜種を討伐した俺を興味津々で見ていた。
熱烈な歓迎があり、晩餐会が開催。
食事や歓談が終わると、王族が宿泊する最上級の貴賓室へ案内された。
「ふう、凄い歓迎だったね」
「そうなのよ。これがあるから騎士団との遭遇を避けていたのよ」
「でも、もう完全にバレたよね。ここから護衛がつくのかな?」
「そうなるわね。王都に着くまでは静かに過ごしたかったけど……。ビルにお願いしてみるわ」
翌日、ビル自ら部屋へ来てくれた。
「アル様、レイ様、おはようございます」
「おはようビル。昨日はありがとう」
「とんでもないことでございます。隊員たちは皆、喜んでおりました」
レイは笑顔で「良かったわ」と呟く。
そして、表情が少し引き締まった。
「ビル、あなたの任務を知った上お願いがあるのよ」
「レイ様からお願いですか? 珍しいですね。何なりと」
「王都まで、私たちの警護は不要よ」
「それはできかねます。それに……陛下へレイ様のご結婚をお伝えせなばなりませんので」
「あ……」
珍しくレイが言葉に詰まる。
「気付かないとでも?」
「ふうう、この指輪かしら?」
「御意」
「そうよね。普通は気付くわよね。でも、まだ内密にしてもらいたいのよ」
「レイ様のご結婚です。真っ先に陛下へ報告せねばなりませぬ」
「それをやめて欲しいのよ」
レイは怒ってはおらず、むしろ笑顔で話している。
「し、しかし……」
「ふふふ、違うのよ。秘密にしてるわけじゃないの。もちろんヴィクトリアに直接報告するわ。でもね、ヴィクトリアに伝えたら、絶対に盛大な何かをやるのよ。それを避けたいの。あの子に準備をさせたくないの」
「陛下はレイ様のご結婚を心から祝福されますでしょう」
「それはもちろん理解しているわ。ただ、私とアルが王国内をゆっくり旅行できるのは、これが最後になると思うのよ。私からの個人的なお願いよ」
ビルがしばらく考え込む。
「……かしこまりました。……陛下には、結婚を報告せよとは言われておりません。このビル・フォード、我が剣に誓って、レイ様のご結婚は内密にいたします」
「ありがとう。助かるわ。ヴィクトリアには私の口から報告する。もし何かあっても、あなたに迷惑かけないわ」
「お気遣いありがとうございます。それでは、警護も不要ということでジルに報告します。とはいえ、レイ様の王都到着予定日は報告しますが、よろしいですか?」
「そうね。それは仕方ないわね」
「ハッ! ありがとうございます! ……それにしても、レイ様がご結婚とは。これは王都へ行ったら荒れますね」
「どういう意味よ?」
「し、失礼いたしました! その、悲しむ貴族で溢れかえると……」
そう言いながらも、ビルは俺に向かって最敬礼した。
「もちろん騎士団は心から祝福させていただきます。アル様、おめでとうございます」
「ありがとうございます」
ビルから笑顔で祝福を受けた。
そして、俺たちはビルや隊員たちに別れを告げ、ハロルの街を出発。
王都はもうすぐだ。
季節は真冬だ。
俺たちは、サルガがあるマグニ地方を北上し、ようやくフースト地方へ入った。
南方のマグニ地方とフースト地方を分断する山脈を超えたことで、気温は一気に低下。
寒さは厳しさを増していた。
しかし、俺たちの鎧は、温度を一定に保つヴェルギウスの特殊能力を持っている。
「この鎧のおかげで寒さを感じない。本当に凄いな」
「ええ、驚くほど快適ね」
「ヴェルギウスの能力か……。他の竜種もこういった特殊能力を持っているのかな」
「それは分からないけど、その可能性は高いわよね。どうしたの? 他の竜種も討伐するの?」
「いやいや、無理に決まってるから」
「ふふふ、あなたならやりかねないわ」
時折、雪が舞う中、俺とレイは順調に街道を進んでいた。
イーセ王国に入国してから、ここまでモンスターに遭遇したのが五回。
盗賊は三回。
想定よりも少なかった。
討伐したモンスターは、近くの街の冒険者ギルドへ報告し、死骸の回収を依頼。
Sランク冒険者の特別対応として、現物を確認しなくとも素材を買い取ってくれた。
素材の買取価格は、運搬費用等差し引いて金貨八枚。
盗賊に関しては騎士団へ報告したことで、全ての処理を代行してくれた。
これはレイの影響が大きい。
盗賊討伐の謝礼金は合計で金貨三枚。
冒険者として謝礼を断ることは、逆に自分たちの価値を下げる行為になる。
そのため、俺たちは素直に受け取った。
「やっぱり、フォルド帝国に比べて格段と治安は良いね」
「そうね。それも全て騎士団の働きが素晴らしいからよ。きっとジル・ダズが新しく作った討伐隊が活動しているのでしょうね」
レイの表情が誇らしげだった。
――
フースト地方の最大都市ハロルに到着。
このフースト地方は、騎士団四番隊が守護している。
各番隊の本隊は最大都市に置かれるので、このハロルが四番隊本隊の駐屯地だ。
巨大な城門をくぐり、市街地へと馬を進める。
さすがこの地方の最大都市とあって、驚くほど巨大な都市だ。
ハロルの人口は八十万人とのこと。
そんな大都市でも、レイは迷うことなく宿へ向かう。
「レイ、騎士団本隊へ顔を出す?」
「うーん、やめとくわ。私が行くと歓迎してくれるのは分かっているけど、仕事は止まるし迷惑になるもの」
「そうだね。じゃあ、ハロルで一泊したらすぐ発とう」
ハロルから王都イエソンまで、残り一週間。
すぐに王都へ向かうことを選択した。
「そうはいきませんぞ?」
後ろから声が聞こえたので、即座に振り返る。
俺は右手で剣の柄を握っていた。
「あ、あなた! ビル・フォード!」
「レイ様! お久しぶりです!」
「何よ! 待ってたの?」
「もちろんです。一週間前にフースト地方に入ったと連絡がありましたので、全力で足取りを追っておりました」
騎士団の鎧を纏った男性が馬に乗っていた。
レイとのやり取りを聞くに、相応の地位だと思われる。
俺は剣の柄から手を離した。
「そうだったわね。あなたは独自の情報網を持ってるものね」
「覚えてくださっておりましたか」
ビル・フォードと呼ばれた男性は、下馬して最敬礼した。
俺たちも馬を降りる。
「レイ様、アル様、歓迎いたします」
「あ、ありがとうございます」
「改めてましてアル様。私はこのフースト地方を守護する四番隊隊長ビル・フォードと申します」
「た、隊長さん! 失礼しました。アル・パートと申します」
「アル様。私共に敬語など不要です。陛下より全騎士団へ通達がございまして、アル様は国賓としてお迎えするようにと通達がございました。本来なら、このようにお迎えするのも失礼にあたるのですが」
「い、いえ。お気になさらず」
「それにアル様は、ヴェルギウスを討伐してくださった救国の英雄様です」
物凄い丁寧な対応をされてしまい、俺は戸惑っていた。
「もうヴィクトリアったら……。でもアル、陛下から通達があったらダメね。騎士団は命令に背かない。陛下の命令は絶対なのよ。むしろ、騎士団を困らせるから受け入れなさい」
「そ、そうなんだ。分かったよ。でもさ、急には無理だから少しずつね」
ビルが再度敬礼した。
「アル様、レイ様、お気遣いありがとうございます!」
ビルは白い歯を見せ満面の笑みを浮かべた。
ビルは黒髪の短髪で、口の周りには短く整えられた髭が生えている。
身長は俺よりも少し高く、引き締まった均整の取れた体格。
肌は焼けていることから、現場にも出るのだろう。
雰囲気から歴戦の騎士という印象を受ける。
年齢は三十代半といったところだ。
腰に下げる剣はオーソドックスな長剣。
戦い方は基本に忠実なバランス型だろうか。
立ち姿から、僅かに体重が右に寄っていた。
恐らく右利きだ。
顔の左側には大きな創傷がある。
そのことからも、左からの攻撃が有効かもしれない。
俺は我に返った。
最近は剣士と対峙すると、そういう目で見るようになっている。
これが剣士としての思考なのだろうか。
「アル様、私はいかがですか?」
「あ! す、すみません!」
「とんでもないことでございます。アル様に剣士として見られるなんて、むしろ光栄です」
ビルは俺の視線に気付いたようだ。
さすがはクロトエ騎士団の隊長である。
「ふふふ。アル、ビルは強いわよ?」
レイの言葉を聞いたビルは、笑顔で腰に手を当て、少しだけリラックスした姿勢をとる。
「レイ様。騎士団に気付かれないように進んで来られましたね」
「バレてるのかしら?」
「もちろんです。私の情報網をもってして、やっと捕捉できたのですよ。レイ様のトレースは大変でした。ですが、ここからは騎士団が護衛に入ります」
「嫌だと言ったら?」
「ハハハハ、ジルに強く言われてますからね。レイ様を絶対に捕捉して護衛せよと」
「そういえば、あなたはジル・ダズと同期だったわね」
「左様でございます。それでは本部へご案内いたします。宿泊の用意もございますのでご安心ください」
俺たちは四番隊本部の城へ招待された。
騎士たちは突然訪れた名誉団長に感動しながらも、竜種を討伐した俺を興味津々で見ていた。
熱烈な歓迎があり、晩餐会が開催。
食事や歓談が終わると、王族が宿泊する最上級の貴賓室へ案内された。
「ふう、凄い歓迎だったね」
「そうなのよ。これがあるから騎士団との遭遇を避けていたのよ」
「でも、もう完全にバレたよね。ここから護衛がつくのかな?」
「そうなるわね。王都に着くまでは静かに過ごしたかったけど……。ビルにお願いしてみるわ」
翌日、ビル自ら部屋へ来てくれた。
「アル様、レイ様、おはようございます」
「おはようビル。昨日はありがとう」
「とんでもないことでございます。隊員たちは皆、喜んでおりました」
レイは笑顔で「良かったわ」と呟く。
そして、表情が少し引き締まった。
「ビル、あなたの任務を知った上お願いがあるのよ」
「レイ様からお願いですか? 珍しいですね。何なりと」
「王都まで、私たちの警護は不要よ」
「それはできかねます。それに……陛下へレイ様のご結婚をお伝えせなばなりませんので」
「あ……」
珍しくレイが言葉に詰まる。
「気付かないとでも?」
「ふうう、この指輪かしら?」
「御意」
「そうよね。普通は気付くわよね。でも、まだ内密にしてもらいたいのよ」
「レイ様のご結婚です。真っ先に陛下へ報告せねばなりませぬ」
「それをやめて欲しいのよ」
レイは怒ってはおらず、むしろ笑顔で話している。
「し、しかし……」
「ふふふ、違うのよ。秘密にしてるわけじゃないの。もちろんヴィクトリアに直接報告するわ。でもね、ヴィクトリアに伝えたら、絶対に盛大な何かをやるのよ。それを避けたいの。あの子に準備をさせたくないの」
「陛下はレイ様のご結婚を心から祝福されますでしょう」
「それはもちろん理解しているわ。ただ、私とアルが王国内をゆっくり旅行できるのは、これが最後になると思うのよ。私からの個人的なお願いよ」
ビルがしばらく考え込む。
「……かしこまりました。……陛下には、結婚を報告せよとは言われておりません。このビル・フォード、我が剣に誓って、レイ様のご結婚は内密にいたします」
「ありがとう。助かるわ。ヴィクトリアには私の口から報告する。もし何かあっても、あなたに迷惑かけないわ」
「お気遣いありがとうございます。それでは、警護も不要ということでジルに報告します。とはいえ、レイ様の王都到着予定日は報告しますが、よろしいですか?」
「そうね。それは仕方ないわね」
「ハッ! ありがとうございます! ……それにしても、レイ様がご結婚とは。これは王都へ行ったら荒れますね」
「どういう意味よ?」
「し、失礼いたしました! その、悲しむ貴族で溢れかえると……」
そう言いながらも、ビルは俺に向かって最敬礼した。
「もちろん騎士団は心から祝福させていただきます。アル様、おめでとうございます」
「ありがとうございます」
ビルから笑顔で祝福を受けた。
そして、俺たちはビルや隊員たちに別れを告げ、ハロルの街を出発。
王都はもうすぐだ。
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