214 / 414
第十二章
第207話 新部隊設立
しおりを挟む
「レイ様、この度はご尽力いただきありがとうございました」
「いいのよ。こちらもお世話になったもの」
討伐の翌日、私は騎士団駐屯地へ来ていた。
ジル・ダズやリマと、今後の予定を話し合うためだ。
アルはヴェルギウスの解体現場へ行っている。
「それにしても、竜種を相手に無傷で勝利とは……この目で見ましたが、未だに信じられません」
「アルの力よ。あの子は竜種すら討伐するほどの剣士になったわ」
「アルさんの力は人類を超越していますが、レイ様も圧倒的でした。見学していた団員たちは、レイ様の伝説の一つとして語っていますよ。ははは」
「はああ。全くもう」
噂が噂を呼び、話が大きくなっていくような予感がする。
溜息をつきながらソファーに座ると、リマが珈琲を淹れてくれた。
「あら、美味しい」
「アタシだって珈琲くらい淹れられるさ」
リマの珈琲を飲み、さっそく本題に入る。
「ジル・ダズ、騎士団はいつ帰るの?」
「すでに準備をしています。数日以内にはサルガへ移動、そして十番隊以外は王都へ帰還します」
「分かった。ヴィクトリアへ手紙を書いたけど、私とアルは落ち着いたら王都へ行く。ヴィクトリアへ直接クエスト終了を報告するわ」
「承知いたしました。お待ちしております」
ジルの横に座るリマは、自分で淹れた珈琲を美味しそうに飲んでいる。
そんなリマの姿を一瞥するジル。
口元には僅かに笑みが浮かんでいた。
「さて、リマはどうするのですか?」
「ジル団長。以前伝えた通り、アタシは退団するよ。もちろん、陛下へのご報告、正式な手続き、そして引き継ぎを行ってね」
「レイ様はよろしいので?」
ジルが私を見る。
結果は分かっているという表情だが。
「リマとは何度も話したわ。アルも了承しているし、トーマス工房の職人たちもなぜかリマを隊長と言って慕っているのよね。それに条件だったリアナはもう一人前ということだし……。騎士団が承認すれば私は止めないわ」
「では内定ですね。リマ、団長として退団を容認しましょう」
「感謝します。ジル団長」
リマが頭を下げた。
「レイ様とリマの関係性は、騎士団の中でも特に有名ですからね。リマは特別です。しかし、他にも退団してレイ様の元へ行きたがる団員が出るかもしれません」
「それは止めてよ?」
「どうでしょうね。私が止めても、陛下は止めないかもしれませんよ?」
「ダメよ。これ以上騎士団の戦力を低下させるわけにはいかないわ」
私の発言を聞いたリマは、意外という表情をしている。
「何だレイ、アタシを戦力として見ていたのか?」
「当たり前でしょう。あなたの評価は高いわよ。剣の腕はもちろん、統率力や危機管理能力もあるわ。だから前陛下はあなたを近衛隊隊長にして、自らを護衛させてたのよ」
「そ、そうだったのか。フハハハ」
ジルが腕を組み、頷いている。
「リマは意外と抜け目ないですよ。私の評価も高いですから」
「な、なんだよ、ジル団長まで。照れるな。フハハハ」
リマの顔が真っ赤になっているが、騎士団内でのリマの評価は非常に高い。
リマは面倒見が良く、仲間や部下を大切にする。
私たちが冒険者時代も、リマは仲間のために行動することが多かった。
唯一の欠点は、ギャンブル好きなところか……。
「リマ、諸々の手続きが終わり次第、アフラに戻って来なさい。あなたの待遇はそれからよ」
「分かった」
私は珈琲を口にし、ジルの顔を見つめる。
「騎士団が帰還する際に、皆の前で改めて正式に感謝の意を伝えるわね」
「何を仰いますか。感謝しているのは我々です。ヴェルギウスに襲撃されたのはイーセ王国なのに我々は何もできず、アルさんたちが討伐してくださったのですよ」
「それでもよ。この街がここまで発展したのは、騎士団の働きがあってこそだもの。感謝しているわ」
「レイ様からそのようなお言葉をいただいたと知れば団員も喜ぶでしょう。……そうですね。この街はまだ人手が必要なはずです。私たちが王都へ帰還した後も、十番隊から小隊を派遣という形で駐留させます」
「ふふふ、それは私たちの監視の意味もあるのよね?」
「い、いや、そんなことは……」
ジル・ダズとしては、ヴェルギウス討伐後のアフラの動向を探りたいはずだ。
いくら世界会議でアルの特別管理地として承認されているとはいえ、放置するわけにはいかないだろう。
それは決して我々を信頼していないわけではない。
正確な情報を持つことが重要だ。
それに、アフラはまだ住民を受け入れていないため、諜報員を放つこともできない。
それであれば騎士団の戦力を割いてでも、この地に駐留させる方がメリットは大きい。
騎士団が街の建設を行うことで、我々やこの街に対し他国よりも太いパイプを持つことにもなる。
「そちらの意図は分かっているわ。それでも私たちにとってはありがたい話よ。お受けするわね」
「全てお見通しですか。レイ様には敵いませんな。ははは」
ジル・ダズの申し出は予想済みだ。
そのため、昨夜シドやユリアと相談し、騎士団駐留を受け入れると決めていた。
「それとレイ様、実はご相談がございます」
「相談? あなたが? 珍しいわね」
「ははは、私もレイ様の元部下ですからね。尊敬する上司に頼りたい時もありますよ」
「ふーん、本当にそう思ってるの?」
「思っておりますとも」
この男はどこまで本気か分からない。
相変わらず掴みどころがない。
「はああ。まあいいわ。で、何かしら?」
「騎士団でもモンスターの討伐は可能ですし、実際に行ってます。ですが、Aランクやネームドクラスになると圧倒的に経験が足りません。ましてや竜種など……。とはいえ、何もしないわけにはいきません。そこでモンスターに対抗する新部隊を設立したいと考えております」
ジル・ダズの考えは私も痛いほど理解できる。
今回のヴェルギウス襲撃に対し、騎士団は何もできなかった。
国家の安全を守護する者として忸怩たる思いだろう。
「新部隊の名称は討伐隊とします。本隊の一番隊から十二番隊、王家を守護する近衛隊と同等か、それ以上の規模で展開します」
「そうね。いいと思うわ。本来であれば、騎士団は冒険者ギルドや外部に頼るわけにはいかないもの」
「はい。イーセ王国のモンスターは全て討伐隊で対処することを目標にします」
「良いと思うわ。全ての国民を別け隔てなく救うことが騎士団の理念だもの」
「承知しております」
冒険者ギルドの根底には、安全は金で買うという考え方がある。
これはシドが冒険者ギルドを立ち上げた千年前から不変だ。
それは私も理解できる。
冒険者という職業はボランティアではない。
冒険者にも生活があるし、クエストは命がけだ。
しかし、私は冒険者時代に、依頼料を払えない人々の悲惨な状況を嫌というほど見てきた。
私は騎士団で、身分や地位に関係なく、全ての国民を救うという理念を掲げた。
それは私の恩人の考えでもあった。
当初は反対もあったが、リマや各隊長たち、そして今は亡きザイン・フィリップの協力があり、今ではクロトエ騎士団の理念となっている。
「レイ様、討伐隊では実行部隊の他に、モンスターの研究部門も設立したいと考えております」
「冒険者ギルドの研究機関みたいなものね?」
「ええ、そうです」
「いいわ。元ギルマスのシドや、研究機関の元局長ジョージに話は通しておく。参考になさい」
「ありがとうございます」
「一、二年前から世界的にモンスターの活動が活発になっている。急いだ方がいいわね」
「ハッ! 承知いたしました」
黙って話を聞いていたリマ。
飲んでいた珈琲カップをテーブルに置く。
「なるほど。騎士団内にモンスター討伐専用の部隊ができるのか。じゃあこの部隊はさ、冒険者ギルドのようなランク制度を作った方がいいな。モンスターのレベルに応じた討伐難易度を区分しないと、隊員はすぐに死ぬぞ?」
「なるほど。参考になります。やはりAランク冒険者で、ネームド討伐の経験もあるリマに初代隊長を任せたかったですね」
「も、申し訳ない。ジル団長。新設の準備は手伝うよ」
「ええ、頼みます」
今回は偶然が重なり、我々がヴェルギウス討伐のクエストを受けた。
だが本来であれば、竜種が相手でも国家の危機は騎士団で対処しなければならない。
いつでも我々が協力できるとは限らないのだから。
それに以前シドも言っていたように、現在の騎士団では竜種に対抗できる戦力や戦略はない。
そのためにも、討伐隊の新設は必要不可欠だろう。
「いいのよ。こちらもお世話になったもの」
討伐の翌日、私は騎士団駐屯地へ来ていた。
ジル・ダズやリマと、今後の予定を話し合うためだ。
アルはヴェルギウスの解体現場へ行っている。
「それにしても、竜種を相手に無傷で勝利とは……この目で見ましたが、未だに信じられません」
「アルの力よ。あの子は竜種すら討伐するほどの剣士になったわ」
「アルさんの力は人類を超越していますが、レイ様も圧倒的でした。見学していた団員たちは、レイ様の伝説の一つとして語っていますよ。ははは」
「はああ。全くもう」
噂が噂を呼び、話が大きくなっていくような予感がする。
溜息をつきながらソファーに座ると、リマが珈琲を淹れてくれた。
「あら、美味しい」
「アタシだって珈琲くらい淹れられるさ」
リマの珈琲を飲み、さっそく本題に入る。
「ジル・ダズ、騎士団はいつ帰るの?」
「すでに準備をしています。数日以内にはサルガへ移動、そして十番隊以外は王都へ帰還します」
「分かった。ヴィクトリアへ手紙を書いたけど、私とアルは落ち着いたら王都へ行く。ヴィクトリアへ直接クエスト終了を報告するわ」
「承知いたしました。お待ちしております」
ジルの横に座るリマは、自分で淹れた珈琲を美味しそうに飲んでいる。
そんなリマの姿を一瞥するジル。
口元には僅かに笑みが浮かんでいた。
「さて、リマはどうするのですか?」
「ジル団長。以前伝えた通り、アタシは退団するよ。もちろん、陛下へのご報告、正式な手続き、そして引き継ぎを行ってね」
「レイ様はよろしいので?」
ジルが私を見る。
結果は分かっているという表情だが。
「リマとは何度も話したわ。アルも了承しているし、トーマス工房の職人たちもなぜかリマを隊長と言って慕っているのよね。それに条件だったリアナはもう一人前ということだし……。騎士団が承認すれば私は止めないわ」
「では内定ですね。リマ、団長として退団を容認しましょう」
「感謝します。ジル団長」
リマが頭を下げた。
「レイ様とリマの関係性は、騎士団の中でも特に有名ですからね。リマは特別です。しかし、他にも退団してレイ様の元へ行きたがる団員が出るかもしれません」
「それは止めてよ?」
「どうでしょうね。私が止めても、陛下は止めないかもしれませんよ?」
「ダメよ。これ以上騎士団の戦力を低下させるわけにはいかないわ」
私の発言を聞いたリマは、意外という表情をしている。
「何だレイ、アタシを戦力として見ていたのか?」
「当たり前でしょう。あなたの評価は高いわよ。剣の腕はもちろん、統率力や危機管理能力もあるわ。だから前陛下はあなたを近衛隊隊長にして、自らを護衛させてたのよ」
「そ、そうだったのか。フハハハ」
ジルが腕を組み、頷いている。
「リマは意外と抜け目ないですよ。私の評価も高いですから」
「な、なんだよ、ジル団長まで。照れるな。フハハハ」
リマの顔が真っ赤になっているが、騎士団内でのリマの評価は非常に高い。
リマは面倒見が良く、仲間や部下を大切にする。
私たちが冒険者時代も、リマは仲間のために行動することが多かった。
唯一の欠点は、ギャンブル好きなところか……。
「リマ、諸々の手続きが終わり次第、アフラに戻って来なさい。あなたの待遇はそれからよ」
「分かった」
私は珈琲を口にし、ジルの顔を見つめる。
「騎士団が帰還する際に、皆の前で改めて正式に感謝の意を伝えるわね」
「何を仰いますか。感謝しているのは我々です。ヴェルギウスに襲撃されたのはイーセ王国なのに我々は何もできず、アルさんたちが討伐してくださったのですよ」
「それでもよ。この街がここまで発展したのは、騎士団の働きがあってこそだもの。感謝しているわ」
「レイ様からそのようなお言葉をいただいたと知れば団員も喜ぶでしょう。……そうですね。この街はまだ人手が必要なはずです。私たちが王都へ帰還した後も、十番隊から小隊を派遣という形で駐留させます」
「ふふふ、それは私たちの監視の意味もあるのよね?」
「い、いや、そんなことは……」
ジル・ダズとしては、ヴェルギウス討伐後のアフラの動向を探りたいはずだ。
いくら世界会議でアルの特別管理地として承認されているとはいえ、放置するわけにはいかないだろう。
それは決して我々を信頼していないわけではない。
正確な情報を持つことが重要だ。
それに、アフラはまだ住民を受け入れていないため、諜報員を放つこともできない。
それであれば騎士団の戦力を割いてでも、この地に駐留させる方がメリットは大きい。
騎士団が街の建設を行うことで、我々やこの街に対し他国よりも太いパイプを持つことにもなる。
「そちらの意図は分かっているわ。それでも私たちにとってはありがたい話よ。お受けするわね」
「全てお見通しですか。レイ様には敵いませんな。ははは」
ジル・ダズの申し出は予想済みだ。
そのため、昨夜シドやユリアと相談し、騎士団駐留を受け入れると決めていた。
「それとレイ様、実はご相談がございます」
「相談? あなたが? 珍しいわね」
「ははは、私もレイ様の元部下ですからね。尊敬する上司に頼りたい時もありますよ」
「ふーん、本当にそう思ってるの?」
「思っておりますとも」
この男はどこまで本気か分からない。
相変わらず掴みどころがない。
「はああ。まあいいわ。で、何かしら?」
「騎士団でもモンスターの討伐は可能ですし、実際に行ってます。ですが、Aランクやネームドクラスになると圧倒的に経験が足りません。ましてや竜種など……。とはいえ、何もしないわけにはいきません。そこでモンスターに対抗する新部隊を設立したいと考えております」
ジル・ダズの考えは私も痛いほど理解できる。
今回のヴェルギウス襲撃に対し、騎士団は何もできなかった。
国家の安全を守護する者として忸怩たる思いだろう。
「新部隊の名称は討伐隊とします。本隊の一番隊から十二番隊、王家を守護する近衛隊と同等か、それ以上の規模で展開します」
「そうね。いいと思うわ。本来であれば、騎士団は冒険者ギルドや外部に頼るわけにはいかないもの」
「はい。イーセ王国のモンスターは全て討伐隊で対処することを目標にします」
「良いと思うわ。全ての国民を別け隔てなく救うことが騎士団の理念だもの」
「承知しております」
冒険者ギルドの根底には、安全は金で買うという考え方がある。
これはシドが冒険者ギルドを立ち上げた千年前から不変だ。
それは私も理解できる。
冒険者という職業はボランティアではない。
冒険者にも生活があるし、クエストは命がけだ。
しかし、私は冒険者時代に、依頼料を払えない人々の悲惨な状況を嫌というほど見てきた。
私は騎士団で、身分や地位に関係なく、全ての国民を救うという理念を掲げた。
それは私の恩人の考えでもあった。
当初は反対もあったが、リマや各隊長たち、そして今は亡きザイン・フィリップの協力があり、今ではクロトエ騎士団の理念となっている。
「レイ様、討伐隊では実行部隊の他に、モンスターの研究部門も設立したいと考えております」
「冒険者ギルドの研究機関みたいなものね?」
「ええ、そうです」
「いいわ。元ギルマスのシドや、研究機関の元局長ジョージに話は通しておく。参考になさい」
「ありがとうございます」
「一、二年前から世界的にモンスターの活動が活発になっている。急いだ方がいいわね」
「ハッ! 承知いたしました」
黙って話を聞いていたリマ。
飲んでいた珈琲カップをテーブルに置く。
「なるほど。騎士団内にモンスター討伐専用の部隊ができるのか。じゃあこの部隊はさ、冒険者ギルドのようなランク制度を作った方がいいな。モンスターのレベルに応じた討伐難易度を区分しないと、隊員はすぐに死ぬぞ?」
「なるほど。参考になります。やはりAランク冒険者で、ネームド討伐の経験もあるリマに初代隊長を任せたかったですね」
「も、申し訳ない。ジル団長。新設の準備は手伝うよ」
「ええ、頼みます」
今回は偶然が重なり、我々がヴェルギウス討伐のクエストを受けた。
だが本来であれば、竜種が相手でも国家の危機は騎士団で対処しなければならない。
いつでも我々が協力できるとは限らないのだから。
それに以前シドも言っていたように、現在の騎士団では竜種に対抗できる戦力や戦略はない。
そのためにも、討伐隊の新設は必要不可欠だろう。
16
お気に入りに追加
184
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界でパッシブスキル「魅了」を得て無双する〜最強だけど最悪なスキルに振り回されてます〜
蒼井美紗
ファンタジー
突然異世界に飛ばされた涼太は、何故か最大レベルの魅了スキルを得た。しかしその魅了が常時発動のパッシブスキルで、近づいた全ての人や魔物までをも魅了してしまう。
綺麗な女性ならまだ良いけど、ムキムキの筋肉が目をハートにして俺に迫ってくるとか……マジで最悪だ!
何なんだよこのスキル、俺を地球に帰してくれ!
突然異世界に飛ばされて、最強だけど最悪なスキルを得た主人公が、地球への帰り方を探しながら異世界を冒険する物語です。
※カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!
石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。
クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に!
だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。
だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。
※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~
繭
ファンタジー
高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。
見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に
え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。
確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!?
ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・
気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。
誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!?
女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話
保険でR15
タイトル変更の可能性あり
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった
さくらはい
ファンタジー
主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ――
【不定期更新】
1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。
性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。
良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる