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第十二章
第205話 歓喜の輪
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もう地面に衝突する。
俺は全身に力を入れ、ヴェルギウスの頭部がクッションとなるように、身体を密着させ衝撃に備えた。
僅かでも生き残る可能性にかける。
俺は絶対に死なないと、レイに誓ったのだから。
「ヒヒィィン!」
「火の神!」
目の前に火の神の姿が見えた。
俺は無我夢中で火の神に飛びつく。
ヴェルギウスはそのまま地上に衝突。
その衝撃は凄まじく、轟音と地響き、そして巨大なクレーターが発生。
まるで地面が爆発したようだ。
火の神に飛び移った俺は、間一髪で落下を免れた。
俺を乗せた火の神が宙を舞い軽やかに着地。
可能な限り衝撃を和らげてくれたようだ。
首にしがみついていた俺は、身体を振って背にまたがる。
そして、火の神の炎のような美しいたてがみを撫でた。
「火の神! ありがとう! 本当に助かったよ!」
「ブルゥゥ」
火の神は俺を乗せたまま、ヴェルギウスが落下した場所へ歩み寄る。
そしてヴェルギウスの傷口を舐めた。
「りゅ、竜種の血を飲んでいるのか?」
そういえば始祖の食事なんて知らない。
「ま、まさか、このために俺を手伝ったのか?」
火の神は答えず血を舐めていた。
「アル!」
「ウォンウォン!」
レイとエルウッドが走ってきた。
俺は火の神の背から飛び降りる。
「アル! 大丈夫! 怪我は!」
「ああ、大丈夫だよ」
レイの顔色は真っ青で、瞳に薄っすらと涙を浮かべていた。
「良かった。本当に良かった。あなたがヴェルギウスと落下した時、どうすることもできなかった。生きた心地がしなかったわ」
「心配かけたね。大丈夫だよ。火の神が助けてくれたんだ」
レイは火の神の身体にそっと手を置く。
「火の神。アルを助けてくれて本当にありがとう」
「ブルゥゥ」
火の神は首を大きく縦に振り、レイに顔を近付けた。
レイは火の神の額を撫でる。
「ふふふ、始祖の身体に触るなんて二度とないでしょうね」
「ブルゥ」
火の神は少し笑ったような表情だった。
そして火の神がエルウッドを見つめる。
「ブウゥゥ」
「ウォン」
「ブルゥゥ」
「ウォンウォン」
どうやらエルウッドと会話しているようだ。
内容は全く分からない。
すると、エルウッドもヴェルギウスの血を舐め始めた。
「エ、エルウッド?」
「アル、エルウッドは大丈夫なのかしら?」
「わ、分からない。それよりも、始祖と会話ができるのか?」
「シドが言うにはエルウッドも二千五百年以上生きてるって話だし、謎が多いわよね」
「そうだね。俺はエルウッドのことを何も知らない……」
俺がエルウッドの様子を見ていると、火の神が鼻で俺の肩を触ってきた。
「ブルゥゥ」
「ん? どうした火の神」
そのまま、エルウッドを見つめる火の神。
エルウッドのことで何か言いたげな様子だ。
俺とレイの会話が聞こえていたのだろう。
間違いなく火の神も人語を理解する。
「ブルゥゥ」
火の神がアフラ火山の方角に顔を向けた。
「もう行くのか?」
「ヒヒィィン!」
首を縦に振る火の神。
「本当にありがとう。ヴェルギウスを倒せたのは火の神のおかげだ」
「ヒヒィィン!」
俺の頬を舐め、火の神は走り去った。
まるで天を翔けるかのような優雅さと、空気を置き去りにする圧倒的なスピードで、その姿は瞬く間に見えなくなった。
「まさか始祖と共闘することになるとは……」
「そうね。……理由は分からないけど、始祖がアルに心を開いたってことでしょ?」
「うーん、どうだろうね。火の神は竜種の血が目的だったような気がする」
「でも、もしそうであれば、もっと前に火の神だけでヴェルギウスと戦ってたでしょう? 同じ場所を住処にしているのだから」
「もしかしたら……。火の神といえども、ヴェルギウスに勝てる見込みがなかったんじゃないかな。だから俺と一緒戦った……」
火の神の行動に関しては、意図が全く分からない。
落ち着いたらシドに聞いてみよう。
火の神を見送った俺たちは、巨大なクレーターに沈むヴェルギウスに目を向ける。
夢ではなく、本当に討伐したのだ。
実感が湧いてきた。
「アル……ついに、ついに……ヴェルギウスを倒したわね」
「ああ、時間はかかったけど、三回目の戦いでようやく倒したよ」
「今回は無傷よ? 竜種と戦って無傷なんて信じられないわ」
「それはレイもエルウッドも一緒じゃん?」
「私たちはあくまでもアルのサポートだもの。それに、あの時アルが飛び乗らなければ完全に逃げられていたわ。危険だったけど、あの判断は間違っていなかった。あなたの手柄よ」
「違うって! チームで、皆で倒したのさ」
「ふふふ。相変わらず優しいのね、アルは」
レイの表情が明るくなり、美しい顔から笑みがこぼれた。
「あなたは本当にどこまで行くのでしょうね。初めて会った時はまだ何も知らない鉱夫の少年だったのに。たった三年で、人類史上初めて竜種を討伐する人間になるとは。本当に凄いわ」
レイが抱きついてきた。
「ウォン!」
エルウッドが俺とレイに向かってジャンプしてきた。
三人で抱き合って喜びを分かち合う。
「アル!」
「君たちやったな!」
待機場所から走ってきたシドとオルフェリアが、そのままの勢いで俺たちに抱きついてきた。
その後ろにはユリア、ジョージ、ローザ、リマとトーマス兄弟、職人たち。
そして、馬を降りたジルと騎士団、その中にはリアナの顔も見える。
全員が俺とレイの元へ駆け寄り、歓喜の輪ができていた。
「やったぞ! 皆やったぞ!」
俺たちはついに竜種ヴェルギウスを討伐した。
太陽はまだ頭上にある。
眩しく降り注ぐ祝福の光を受け、俺は生きていることを実感した。
「みんなのおかげだ! ありがとう!」
そして、この場にいる全員に感謝した。
俺は全身に力を入れ、ヴェルギウスの頭部がクッションとなるように、身体を密着させ衝撃に備えた。
僅かでも生き残る可能性にかける。
俺は絶対に死なないと、レイに誓ったのだから。
「ヒヒィィン!」
「火の神!」
目の前に火の神の姿が見えた。
俺は無我夢中で火の神に飛びつく。
ヴェルギウスはそのまま地上に衝突。
その衝撃は凄まじく、轟音と地響き、そして巨大なクレーターが発生。
まるで地面が爆発したようだ。
火の神に飛び移った俺は、間一髪で落下を免れた。
俺を乗せた火の神が宙を舞い軽やかに着地。
可能な限り衝撃を和らげてくれたようだ。
首にしがみついていた俺は、身体を振って背にまたがる。
そして、火の神の炎のような美しいたてがみを撫でた。
「火の神! ありがとう! 本当に助かったよ!」
「ブルゥゥ」
火の神は俺を乗せたまま、ヴェルギウスが落下した場所へ歩み寄る。
そしてヴェルギウスの傷口を舐めた。
「りゅ、竜種の血を飲んでいるのか?」
そういえば始祖の食事なんて知らない。
「ま、まさか、このために俺を手伝ったのか?」
火の神は答えず血を舐めていた。
「アル!」
「ウォンウォン!」
レイとエルウッドが走ってきた。
俺は火の神の背から飛び降りる。
「アル! 大丈夫! 怪我は!」
「ああ、大丈夫だよ」
レイの顔色は真っ青で、瞳に薄っすらと涙を浮かべていた。
「良かった。本当に良かった。あなたがヴェルギウスと落下した時、どうすることもできなかった。生きた心地がしなかったわ」
「心配かけたね。大丈夫だよ。火の神が助けてくれたんだ」
レイは火の神の身体にそっと手を置く。
「火の神。アルを助けてくれて本当にありがとう」
「ブルゥゥ」
火の神は首を大きく縦に振り、レイに顔を近付けた。
レイは火の神の額を撫でる。
「ふふふ、始祖の身体に触るなんて二度とないでしょうね」
「ブルゥ」
火の神は少し笑ったような表情だった。
そして火の神がエルウッドを見つめる。
「ブウゥゥ」
「ウォン」
「ブルゥゥ」
「ウォンウォン」
どうやらエルウッドと会話しているようだ。
内容は全く分からない。
すると、エルウッドもヴェルギウスの血を舐め始めた。
「エ、エルウッド?」
「アル、エルウッドは大丈夫なのかしら?」
「わ、分からない。それよりも、始祖と会話ができるのか?」
「シドが言うにはエルウッドも二千五百年以上生きてるって話だし、謎が多いわよね」
「そうだね。俺はエルウッドのことを何も知らない……」
俺がエルウッドの様子を見ていると、火の神が鼻で俺の肩を触ってきた。
「ブルゥゥ」
「ん? どうした火の神」
そのまま、エルウッドを見つめる火の神。
エルウッドのことで何か言いたげな様子だ。
俺とレイの会話が聞こえていたのだろう。
間違いなく火の神も人語を理解する。
「ブルゥゥ」
火の神がアフラ火山の方角に顔を向けた。
「もう行くのか?」
「ヒヒィィン!」
首を縦に振る火の神。
「本当にありがとう。ヴェルギウスを倒せたのは火の神のおかげだ」
「ヒヒィィン!」
俺の頬を舐め、火の神は走り去った。
まるで天を翔けるかのような優雅さと、空気を置き去りにする圧倒的なスピードで、その姿は瞬く間に見えなくなった。
「まさか始祖と共闘することになるとは……」
「そうね。……理由は分からないけど、始祖がアルに心を開いたってことでしょ?」
「うーん、どうだろうね。火の神は竜種の血が目的だったような気がする」
「でも、もしそうであれば、もっと前に火の神だけでヴェルギウスと戦ってたでしょう? 同じ場所を住処にしているのだから」
「もしかしたら……。火の神といえども、ヴェルギウスに勝てる見込みがなかったんじゃないかな。だから俺と一緒戦った……」
火の神の行動に関しては、意図が全く分からない。
落ち着いたらシドに聞いてみよう。
火の神を見送った俺たちは、巨大なクレーターに沈むヴェルギウスに目を向ける。
夢ではなく、本当に討伐したのだ。
実感が湧いてきた。
「アル……ついに、ついに……ヴェルギウスを倒したわね」
「ああ、時間はかかったけど、三回目の戦いでようやく倒したよ」
「今回は無傷よ? 竜種と戦って無傷なんて信じられないわ」
「それはレイもエルウッドも一緒じゃん?」
「私たちはあくまでもアルのサポートだもの。それに、あの時アルが飛び乗らなければ完全に逃げられていたわ。危険だったけど、あの判断は間違っていなかった。あなたの手柄よ」
「違うって! チームで、皆で倒したのさ」
「ふふふ。相変わらず優しいのね、アルは」
レイの表情が明るくなり、美しい顔から笑みがこぼれた。
「あなたは本当にどこまで行くのでしょうね。初めて会った時はまだ何も知らない鉱夫の少年だったのに。たった三年で、人類史上初めて竜種を討伐する人間になるとは。本当に凄いわ」
レイが抱きついてきた。
「ウォン!」
エルウッドが俺とレイに向かってジャンプしてきた。
三人で抱き合って喜びを分かち合う。
「アル!」
「君たちやったな!」
待機場所から走ってきたシドとオルフェリアが、そのままの勢いで俺たちに抱きついてきた。
その後ろにはユリア、ジョージ、ローザ、リマとトーマス兄弟、職人たち。
そして、馬を降りたジルと騎士団、その中にはリアナの顔も見える。
全員が俺とレイの元へ駆け寄り、歓喜の輪ができていた。
「やったぞ! 皆やったぞ!」
俺たちはついに竜種ヴェルギウスを討伐した。
太陽はまだ頭上にある。
眩しく降り注ぐ祝福の光を受け、俺は生きていることを実感した。
「みんなのおかげだ! ありがとう!」
そして、この場にいる全員に感謝した。
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