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第十二章
第203話 始まった戦い
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俺を背に乗せ、信じられないスピードで走る火の神。
俺は首を必死に掴む。
この速度で落ちたら死ぬからだ。
「ぐうう。は、速すぎる……」
凄まじいスピードで、もう地上へ下りてきた。
本来ならまだ標高二千五百メデルト付近を走っている頃だろう。
地上へ着いても火の神の速度は落ちない。
だが、俺は集合場所に行く必要がある。
「ア、火の神! あそこの草原地帯へ行きたいんだ! 頼む!」
言葉を理解するのか分からないが、希望を伝える。
すると火の神は、俺の希望通りヴェルギウス迎撃地へ向かってくれた。
草原まで一気に走り、皆が待っている集合地点の手前で急停止。
地面に大きな砂埃を上げながら、三十メデルトは横滑りしただろう。
火の神は皆の前で止まってくれた。
「レイ! シド! ヴェルギウスは一旦地上に下りで溶岩を補給しているはずだ」
「ア、アル!」
俺は火の神の背の上から叫ぶ。
だが、全員俺を見て、いや始祖を見て驚いていた。
その気持ちはとても良く分かるのだが、説明している時間なんてない。
「ヴェルギウスはすぐ来るぞ! 時間がない! レイ以外離れろ!」
「分かった! アルよ、聞きたいことが山ほどある! 死ぬなよ!」
「もちろんだ!」
シドは即座に理解してくれた。
横にいるオルフェリアが水筒を差し出す。
「アル! 水です!」
「ありがとう、オルフェリア!」
俺は火の神の背中から飛び降り、水を受け取る。
「アル、レイ、エルウッド、頼んだぞ!」
「皆さん、信じてます!」
「アルさん、レイ様、お気をつけて!」
「アル君! レイ! 負けるなよ!」
シドとオルフェリア、ジル、リマが馬を走らせ避難していった。
俺は火の神の顔を擦る。
「火の神! ありがとう!」
「ブルウゥゥ」
火の神が息を吐き出し、嬉しそうに顔を近付けてきた。
「アル……予定よりも早すぎるし、始祖がいるってどういうこと?」
「俺もよく分からないんだ。火の神が乗せてくれたんだけど、あまりにも速くてヴェルギウスですらついて来れなかったよ」
「そうなのね。後で事情をゆっくり聞くわ。それより、まずはヴェルギウスよね」
「そうだ! 作戦通り行くぞ!」
アフラ火山の方向に、ヴェルギウスの姿を確認した。
上空百メデルトほどを飛びながら、こちらへ向かっている。
俺は弓を持ち、矢筒を右足に装着。
そしてツルハシと三本の銛を背負い、三本の剣を左腰に吊るした。
「レイ。ヴェルギウスは冷え固まった黒い溶岩で、翼と顔以外をコーティングしている。まずは俺がツルハシで溶岩を砕く。そして鱗を突き破るから、そこへ攻撃を頼む」
「分かったわ」
レイが大きく頷いた。
「エルウッド、レイの攻撃後に雷の道を放ってくれ」
「ウォン!」
エルウッドも首を縦に振る。
「火の神、ありがとう。もう山へ戻りな?」
「ブルウゥゥ」
首を横に振る火の神。
どうやら、本当に言葉が分かるようだ。
エルウッドも人語を理解するが、火の神も一緒なのだろうか。
「いや、ここでヴェルギウスと戦うんだ。危ないぞ」
「ブルウゥゥ」
「まさか……。火の神もヴェルギウスと戦いたいのか?」
今度は首を縦に振る。
「そうは言っても、俺は火の神がヴェルギウスの敵かどうか分からないよ」
「アル! 来るわよ!」
火の神に話しかけていると、レイが叫んだ。
ヴェルギウスは速度を落とさず、高度を落としながら一直線に俺たち目掛けて飛んでくる。
もう話している時間はない。
ここまで運んでくれた火の神を信頼することにした。
気持ちを切り替え、俺はヴェルギウスに矢を向ける。
極限まで引き、矢を放つ。
空気を切り裂く速度で発射された真紅の矢。
しかし、ヴェルギウスは首をひねり、長い角で矢を簡単に弾く。
大きな口を開け、俺たちに向かって突進してくる。
俺は右へ、レイは左へ飛び退く。
ヴェルギウスは一度上昇し旋回。
そのまま空中で静止。
俺は再度矢を放つが、ヴェルギウスは翼を大きく羽ばたかせ、猛烈な風で矢を無効化。
続けて二射、三射と矢を射るも風で防がれてしまった。
「クソ、矢が効かない!」
「アルの矢を相当警戒しているようね」
レイが俺の横で細剣を構えている。
「尻尾がなくなって、接近戦を避けてるのかも」
「そうね。こうも上空にいられると何もできないわね」
空中から俺をあざ笑うかのように、ヴェルギウスが口を開ける。
「火球だ! レイ! 避けろ!」
俺たちは左右に別れて飛び退く。
だが、ヴェルギウスは俺たちが避けるのを見越して、二発連続で火球を吐き出した。
狙われたのはレイだ。
「レイッ!」
火球が当たれば間違いなく死ぬ。
その瞬間エルウッドが飛び出し、一発目の火球を雷の道で叩き落とす。
さらに大きくジャンプした火の神が、前足の蹄で二発目を蹴り落とした。
「火の神! 凄いぞ!」
どうやら本当に火の神は、ヴェルギウスと戦うようだ。
「グォオオォォォォ!」
ヴェルギウスが咆哮を上げ、三発目の火球を火の神に向かって吐き出す。
火の神も火球に向かって飛び出し、前足で火球を蹴り落とす。
その蹴りの力を利用し、さらに加速。
そのままヴェルギウスの翼に向かって、一本の光の矢となった。
火の神がヴェルギウスの左翼を突き破る。
左翼に直径三メデルトほどの穴が空く。
「グォオオォォオオォォォォ!」
激しい咆吼を上げながらヴェルギウスは地上へ墜ち、激しく地面に叩きつけられた。
轟音と共に、巨大地震かのように地面が揺れる。
「レイ! エルウッド! 行くぞ!」
「ええ、接近戦ね!」
「ウォン!」
墜ちたヴェルギウスに向かって走り出す。
俺は弓を投げ捨て、ツルハシに持ち替えた。
ヴェルギウスは地面に左手をつくが、上手く立ち上がれない。
墜ちた衝撃が大きかったのだろう。
それに、以前の戦いで俺が砕いた左足が、まだ完治していないようだ。
俺は容赦なく、地面についた左腕にツルハシを振り下ろす。
鳴り響く甲高い音と、激しく散る火花。
だが、溶岩のコーティングが剥がれただけだ。
「クソッ! 硬い!」
ヴェルギウスは邪魔な羽虫を払うかのように、右手を大きく振る。
当たれば全身の骨が砕けるような、恐ろしい破壊力を持つ攻撃だ。
その攻撃をしゃがみ込み、間一髪でかいくぐる。
しかし、強烈な風が巻き起り、俺は姿勢を崩してしまう。
チャンスとばかりに、ヴェルギウスはもう一度右手を振り上げた。
「クッ!」
当たる直前で、辛うじて地面にダイブし前転。
起き上がった瞬間、俺はもう一度ヴェルギウスの左腕へツルハシを打ち込む。
さっきと同じ場所に攻撃したことで、強固な鱗が砕け散る。
直径五十セデルトほどの範囲で、肉が剥き出しになった。
「レイ、今だ!」
レイが真紅の細剣で回転突きを打つ。
それも三段突きだ。
肉と血管を切り裂く。
レイは細剣を刺したまま飛び退いた。
即座にエルウッドが細剣に向かって、雷の道を放つ。
落雷かのような閃光と轟音。
ヴェルギウスの傷口から煙が上がっていた。
そして最後に、俺が真紅の剣を傷口に向かって突き刺す。
深く刺さった剣。
俺の手には、ヴェルギウスの左手の骨を砕いた感触が残った。
剣は抜かずに刺したままだ。
今回は剣を使い捨てていく。
「どうだっ!」
俺たちにできる最高の連続攻撃だ。
「グォゴオオォォオオォォォォ!」
ヴェルギウスは叫びながら、右手を振り上げ、俺を叩き潰そうとする。
俺はダイブしながら前転し、右手の攻撃を避けた。
「効いてないのか!」
俺が避けたことで空振りした右手は、地面を叩き地響きを発生させた。
地面が手の形で抉れている。
こんな攻撃をまともに食らったら死んでしまう。
だが俺は恐怖を飲み込み、無防備となった右の上腕部へツルハシを打ち込む。
「クッ! 硬い!」
溶岩のコーティングが剥がれただけだ。
ヴェルギウスは再度俺を叩き潰そうと、右手を振り下ろす。
その攻撃も避け、同じ場所へツルハシを打ち込む。
「よし! 鱗を砕いたぞ! レイ!」
すかさずレイが細剣を突き刺し、エルウッドが雷の道を放つ。
そして最後に、俺が剣を突き刺す。
先ほどと同じ感触だ。
これで右手の骨も砕いただろう。
その証拠に、ヴェルギウスの左右の手は垂れ下がっていた。
「グォゴオオォォオオォォォォォォ!」
「やっぱり効いてるぞ!」
ヴェルギウスの腕には、俺とレイの剣が合計四本刺さっている。
左翼は破られ、すでに尻尾も切られているヴェルギウスだ。
満身創痍だろう。
だがヴェルギウスは、もう一段階強さを隠している。
俺はそれを身を持って体験していた。
俺は首を必死に掴む。
この速度で落ちたら死ぬからだ。
「ぐうう。は、速すぎる……」
凄まじいスピードで、もう地上へ下りてきた。
本来ならまだ標高二千五百メデルト付近を走っている頃だろう。
地上へ着いても火の神の速度は落ちない。
だが、俺は集合場所に行く必要がある。
「ア、火の神! あそこの草原地帯へ行きたいんだ! 頼む!」
言葉を理解するのか分からないが、希望を伝える。
すると火の神は、俺の希望通りヴェルギウス迎撃地へ向かってくれた。
草原まで一気に走り、皆が待っている集合地点の手前で急停止。
地面に大きな砂埃を上げながら、三十メデルトは横滑りしただろう。
火の神は皆の前で止まってくれた。
「レイ! シド! ヴェルギウスは一旦地上に下りで溶岩を補給しているはずだ」
「ア、アル!」
俺は火の神の背の上から叫ぶ。
だが、全員俺を見て、いや始祖を見て驚いていた。
その気持ちはとても良く分かるのだが、説明している時間なんてない。
「ヴェルギウスはすぐ来るぞ! 時間がない! レイ以外離れろ!」
「分かった! アルよ、聞きたいことが山ほどある! 死ぬなよ!」
「もちろんだ!」
シドは即座に理解してくれた。
横にいるオルフェリアが水筒を差し出す。
「アル! 水です!」
「ありがとう、オルフェリア!」
俺は火の神の背中から飛び降り、水を受け取る。
「アル、レイ、エルウッド、頼んだぞ!」
「皆さん、信じてます!」
「アルさん、レイ様、お気をつけて!」
「アル君! レイ! 負けるなよ!」
シドとオルフェリア、ジル、リマが馬を走らせ避難していった。
俺は火の神の顔を擦る。
「火の神! ありがとう!」
「ブルウゥゥ」
火の神が息を吐き出し、嬉しそうに顔を近付けてきた。
「アル……予定よりも早すぎるし、始祖がいるってどういうこと?」
「俺もよく分からないんだ。火の神が乗せてくれたんだけど、あまりにも速くてヴェルギウスですらついて来れなかったよ」
「そうなのね。後で事情をゆっくり聞くわ。それより、まずはヴェルギウスよね」
「そうだ! 作戦通り行くぞ!」
アフラ火山の方向に、ヴェルギウスの姿を確認した。
上空百メデルトほどを飛びながら、こちらへ向かっている。
俺は弓を持ち、矢筒を右足に装着。
そしてツルハシと三本の銛を背負い、三本の剣を左腰に吊るした。
「レイ。ヴェルギウスは冷え固まった黒い溶岩で、翼と顔以外をコーティングしている。まずは俺がツルハシで溶岩を砕く。そして鱗を突き破るから、そこへ攻撃を頼む」
「分かったわ」
レイが大きく頷いた。
「エルウッド、レイの攻撃後に雷の道を放ってくれ」
「ウォン!」
エルウッドも首を縦に振る。
「火の神、ありがとう。もう山へ戻りな?」
「ブルウゥゥ」
首を横に振る火の神。
どうやら、本当に言葉が分かるようだ。
エルウッドも人語を理解するが、火の神も一緒なのだろうか。
「いや、ここでヴェルギウスと戦うんだ。危ないぞ」
「ブルウゥゥ」
「まさか……。火の神もヴェルギウスと戦いたいのか?」
今度は首を縦に振る。
「そうは言っても、俺は火の神がヴェルギウスの敵かどうか分からないよ」
「アル! 来るわよ!」
火の神に話しかけていると、レイが叫んだ。
ヴェルギウスは速度を落とさず、高度を落としながら一直線に俺たち目掛けて飛んでくる。
もう話している時間はない。
ここまで運んでくれた火の神を信頼することにした。
気持ちを切り替え、俺はヴェルギウスに矢を向ける。
極限まで引き、矢を放つ。
空気を切り裂く速度で発射された真紅の矢。
しかし、ヴェルギウスは首をひねり、長い角で矢を簡単に弾く。
大きな口を開け、俺たちに向かって突進してくる。
俺は右へ、レイは左へ飛び退く。
ヴェルギウスは一度上昇し旋回。
そのまま空中で静止。
俺は再度矢を放つが、ヴェルギウスは翼を大きく羽ばたかせ、猛烈な風で矢を無効化。
続けて二射、三射と矢を射るも風で防がれてしまった。
「クソ、矢が効かない!」
「アルの矢を相当警戒しているようね」
レイが俺の横で細剣を構えている。
「尻尾がなくなって、接近戦を避けてるのかも」
「そうね。こうも上空にいられると何もできないわね」
空中から俺をあざ笑うかのように、ヴェルギウスが口を開ける。
「火球だ! レイ! 避けろ!」
俺たちは左右に別れて飛び退く。
だが、ヴェルギウスは俺たちが避けるのを見越して、二発連続で火球を吐き出した。
狙われたのはレイだ。
「レイッ!」
火球が当たれば間違いなく死ぬ。
その瞬間エルウッドが飛び出し、一発目の火球を雷の道で叩き落とす。
さらに大きくジャンプした火の神が、前足の蹄で二発目を蹴り落とした。
「火の神! 凄いぞ!」
どうやら本当に火の神は、ヴェルギウスと戦うようだ。
「グォオオォォォォ!」
ヴェルギウスが咆哮を上げ、三発目の火球を火の神に向かって吐き出す。
火の神も火球に向かって飛び出し、前足で火球を蹴り落とす。
その蹴りの力を利用し、さらに加速。
そのままヴェルギウスの翼に向かって、一本の光の矢となった。
火の神がヴェルギウスの左翼を突き破る。
左翼に直径三メデルトほどの穴が空く。
「グォオオォォオオォォォォ!」
激しい咆吼を上げながらヴェルギウスは地上へ墜ち、激しく地面に叩きつけられた。
轟音と共に、巨大地震かのように地面が揺れる。
「レイ! エルウッド! 行くぞ!」
「ええ、接近戦ね!」
「ウォン!」
墜ちたヴェルギウスに向かって走り出す。
俺は弓を投げ捨て、ツルハシに持ち替えた。
ヴェルギウスは地面に左手をつくが、上手く立ち上がれない。
墜ちた衝撃が大きかったのだろう。
それに、以前の戦いで俺が砕いた左足が、まだ完治していないようだ。
俺は容赦なく、地面についた左腕にツルハシを振り下ろす。
鳴り響く甲高い音と、激しく散る火花。
だが、溶岩のコーティングが剥がれただけだ。
「クソッ! 硬い!」
ヴェルギウスは邪魔な羽虫を払うかのように、右手を大きく振る。
当たれば全身の骨が砕けるような、恐ろしい破壊力を持つ攻撃だ。
その攻撃をしゃがみ込み、間一髪でかいくぐる。
しかし、強烈な風が巻き起り、俺は姿勢を崩してしまう。
チャンスとばかりに、ヴェルギウスはもう一度右手を振り上げた。
「クッ!」
当たる直前で、辛うじて地面にダイブし前転。
起き上がった瞬間、俺はもう一度ヴェルギウスの左腕へツルハシを打ち込む。
さっきと同じ場所に攻撃したことで、強固な鱗が砕け散る。
直径五十セデルトほどの範囲で、肉が剥き出しになった。
「レイ、今だ!」
レイが真紅の細剣で回転突きを打つ。
それも三段突きだ。
肉と血管を切り裂く。
レイは細剣を刺したまま飛び退いた。
即座にエルウッドが細剣に向かって、雷の道を放つ。
落雷かのような閃光と轟音。
ヴェルギウスの傷口から煙が上がっていた。
そして最後に、俺が真紅の剣を傷口に向かって突き刺す。
深く刺さった剣。
俺の手には、ヴェルギウスの左手の骨を砕いた感触が残った。
剣は抜かずに刺したままだ。
今回は剣を使い捨てていく。
「どうだっ!」
俺たちにできる最高の連続攻撃だ。
「グォゴオオォォオオォォォォ!」
ヴェルギウスは叫びながら、右手を振り上げ、俺を叩き潰そうとする。
俺はダイブしながら前転し、右手の攻撃を避けた。
「効いてないのか!」
俺が避けたことで空振りした右手は、地面を叩き地響きを発生させた。
地面が手の形で抉れている。
こんな攻撃をまともに食らったら死んでしまう。
だが俺は恐怖を飲み込み、無防備となった右の上腕部へツルハシを打ち込む。
「クッ! 硬い!」
溶岩のコーティングが剥がれただけだ。
ヴェルギウスは再度俺を叩き潰そうと、右手を振り下ろす。
その攻撃も避け、同じ場所へツルハシを打ち込む。
「よし! 鱗を砕いたぞ! レイ!」
すかさずレイが細剣を突き刺し、エルウッドが雷の道を放つ。
そして最後に、俺が剣を突き刺す。
先ほどと同じ感触だ。
これで右手の骨も砕いただろう。
その証拠に、ヴェルギウスの左右の手は垂れ下がっていた。
「グォゴオオォォオオォォォォォォ!」
「やっぱり効いてるぞ!」
ヴェルギウスの腕には、俺とレイの剣が合計四本刺さっている。
左翼は破られ、すでに尻尾も切られているヴェルギウスだ。
満身創痍だろう。
だがヴェルギウスは、もう一段階強さを隠している。
俺はそれを身を持って体験していた。
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