180 / 414
第十一章
第174話 それぞれの準備
しおりを挟む
シドの結婚を聞き、三人が同時に驚く。
「シド様が結婚ですって! レイ一筋だったのではないのですか?」
「まああれはレイをからかって遊んでいたのだよ。ちゃんと謝罪したぞ。ハッハッハ」
シドはユリアに説明した。
「まさかシド様に恋愛感情があるとは。人の感情があったのですね?」
「おいおいローザ。君は私を何だと思っているのだ?」
ローザの発言に不満を漏らすシド。
「シド様は年齢不詳じゃから結婚なぞしないと思っておりましたのじゃ。しかしオルフェリアとは、良い娘を選びましたな」
「うむ、私を結婚する気にさせたオルフェリアは素晴らしいぞ」
そして、ジョージに誇らしく語った。
シドは一旦珈琲を飲み、ユリアとジョージの顔を交互に見る。
「しかし、ユリアもジョージも辞めてしまったものは仕方がない。それに……まあ正直に言うとだな。君たちがいるのは心強いぞ。ハッハッハ」
「シド様からお礼? どうしたのですか?」
「私もアルと接していたらな、人に感謝するようになったのだよ。ハッハッハ」
レイが呆れた顔をしている。
「それ威張って言うことじゃないわよ。まったく……」
そこでローザが右手を小さく上げた。
「シド様、言い忘れてましたが、私も退職したんですよ。ククク」
「な、なんだと! ローザまで?」
シドが目を見開いて驚いている。
「むしろ、最初にローザが辞めたのですよ」
「そうじゃ。それを聞いて儂らも退職を決心したのですじゃ」
ユリアとジョージが、笑顔を見せながら説明していた。
「そうは言ってもな、局長が同時に三人も退職なんてギルドの歴史でも初めてのことだぞ」
困惑するシド。
すると、レイがいたずらな表情を浮かべた。
「ふふふ、あなたにも人望ってものがあったようね」
「私というより、皆がついていきたいのはアルだろう? ハッハッハ」
突然俺の名前が出て、珈琲を吹き出しそうになった。
そして今後のことを話し合い、宿の空き部屋に三人の個室を用意。
しばらくの間、この宿で活動することになった。
シドは近いうちに、このサルガに事務所兼住居を建てるそうだ。
夕食後、俺とレイは自室に戻る。
「ねえレイ。あの三人ってギルドで重要な立場にいたんでしょ? 辞めちゃって大丈夫なの?」
「ギルドには他にも優秀な人材はいるわ。ギルマスのルイスさんが退職を認めたのであれば大丈夫でしょう。とは言え、あの三人はギルドの歴史を見ても特に優秀だったもの。当面は大変でしょうね」
ギルドでも突出した処理能力を持つユリアは、会計を担当することになった。
ヴェルギウスの討伐で、基地を作る際に十万枚もの金貨を使う予定だ。
ユリアがその全てを管理する。
シドはこれ以上の適任者はいないと喜んでいた。
ジョージはモンスターの世界的権威だ。
オルフェリアにこのことを伝えると大興奮していた。
さらにジョージは元解体師だった。
今後はオルフェリアとジョージが、俺達の狩猟に情報や指示を出してくれるだろう。
そしてローザだ。
以前から俺の専属鍛冶師と言ってくれていたが、これで本当に俺たちパーティーの専属鍛冶師となった。
世界的な鍛冶師で、さらにローザは元Bランクの冒険者だ。
クエストも一緒にできるかもしれない。
「バカか。お前たちと一緒にクエストなどできるわけなかろう。どう考えても無理だ」
その旨を伝えるとローザは呆れていた。
「私はお前の専属鍛冶師で十分だ。ククク」
シドは「ローザが専属鍛冶師なんて、世界中の剣士から垂涎の的になるだろう」と言っていた。
ローザは以前、帝国から宮廷鍛冶師の打診があったが断ったそうだ。
神の金槌のローザはそれほどまでに世界的名声と、それに見合う腕を持っていた。
翌日、シドやローザと合流。
倉庫へ向かい、保管しているヴェルギウスの鱗と火球を見せた。
「これがヴェルギウスの鱗……。この大きさで五十枚もあれば武器を作るには十分な量だ。問題ない。この火球も凄いな」
ローザは鱗を手に持ち確認。
そして、巨大な火球の表面を何度も触っていた。
「よし、では、さっそく取り掛かる。シド様も手伝って頂けますか?」
「もちろんだ。工房を用意した。今後はそこで私と作業だ」
「いたれりつくせりですね。ありがとうございます」
「アルとレイの鎧も強化したい」
「分かりました」
そこで、ローザが俺の顔を一瞥した。
「それにしてもアルには以前、竜種に遭遇したら逃げろと伝えたんですけどね。まさか戦うことになるとは。ククク」
「ハッハッハ、我々の夢のためだ」
「その夢とやらに、私も参加させてくださいよ?」
「もちろんだ、ローザ」
ローザの可愛らしい顔が、不敵な笑みに変わっていた。
――
それからローザは工房に籠もり、新装備開発の日々を送っている。
シドも時間が許す限り手伝っているようだ。
ユリアはシドが先に用意した金貨十万枚を元に、今後の事務所兼住居や、ヴェルギウス討伐のための基地の会計を始めた。
さらにそれだけでは暇だと、シドと話し合い何やら怪しい計画を練っている模様。
ジョージは復帰したオルフェリアと、ヴェルギウスについて研究を開始。
サルガに残る痕跡、鱗や火球を徹底的に分析していた。
俺とレイは稽古だ。
今のレイは日々レベルが上がっていた。
すなわち、日々稽古の危険度も上がっていることになる。
もはや稽古と呼べない壮絶な内容になっていた。
そして、稽古開始から当初の予定である二ヶ月が経過した。
「シド様が結婚ですって! レイ一筋だったのではないのですか?」
「まああれはレイをからかって遊んでいたのだよ。ちゃんと謝罪したぞ。ハッハッハ」
シドはユリアに説明した。
「まさかシド様に恋愛感情があるとは。人の感情があったのですね?」
「おいおいローザ。君は私を何だと思っているのだ?」
ローザの発言に不満を漏らすシド。
「シド様は年齢不詳じゃから結婚なぞしないと思っておりましたのじゃ。しかしオルフェリアとは、良い娘を選びましたな」
「うむ、私を結婚する気にさせたオルフェリアは素晴らしいぞ」
そして、ジョージに誇らしく語った。
シドは一旦珈琲を飲み、ユリアとジョージの顔を交互に見る。
「しかし、ユリアもジョージも辞めてしまったものは仕方がない。それに……まあ正直に言うとだな。君たちがいるのは心強いぞ。ハッハッハ」
「シド様からお礼? どうしたのですか?」
「私もアルと接していたらな、人に感謝するようになったのだよ。ハッハッハ」
レイが呆れた顔をしている。
「それ威張って言うことじゃないわよ。まったく……」
そこでローザが右手を小さく上げた。
「シド様、言い忘れてましたが、私も退職したんですよ。ククク」
「な、なんだと! ローザまで?」
シドが目を見開いて驚いている。
「むしろ、最初にローザが辞めたのですよ」
「そうじゃ。それを聞いて儂らも退職を決心したのですじゃ」
ユリアとジョージが、笑顔を見せながら説明していた。
「そうは言ってもな、局長が同時に三人も退職なんてギルドの歴史でも初めてのことだぞ」
困惑するシド。
すると、レイがいたずらな表情を浮かべた。
「ふふふ、あなたにも人望ってものがあったようね」
「私というより、皆がついていきたいのはアルだろう? ハッハッハ」
突然俺の名前が出て、珈琲を吹き出しそうになった。
そして今後のことを話し合い、宿の空き部屋に三人の個室を用意。
しばらくの間、この宿で活動することになった。
シドは近いうちに、このサルガに事務所兼住居を建てるそうだ。
夕食後、俺とレイは自室に戻る。
「ねえレイ。あの三人ってギルドで重要な立場にいたんでしょ? 辞めちゃって大丈夫なの?」
「ギルドには他にも優秀な人材はいるわ。ギルマスのルイスさんが退職を認めたのであれば大丈夫でしょう。とは言え、あの三人はギルドの歴史を見ても特に優秀だったもの。当面は大変でしょうね」
ギルドでも突出した処理能力を持つユリアは、会計を担当することになった。
ヴェルギウスの討伐で、基地を作る際に十万枚もの金貨を使う予定だ。
ユリアがその全てを管理する。
シドはこれ以上の適任者はいないと喜んでいた。
ジョージはモンスターの世界的権威だ。
オルフェリアにこのことを伝えると大興奮していた。
さらにジョージは元解体師だった。
今後はオルフェリアとジョージが、俺達の狩猟に情報や指示を出してくれるだろう。
そしてローザだ。
以前から俺の専属鍛冶師と言ってくれていたが、これで本当に俺たちパーティーの専属鍛冶師となった。
世界的な鍛冶師で、さらにローザは元Bランクの冒険者だ。
クエストも一緒にできるかもしれない。
「バカか。お前たちと一緒にクエストなどできるわけなかろう。どう考えても無理だ」
その旨を伝えるとローザは呆れていた。
「私はお前の専属鍛冶師で十分だ。ククク」
シドは「ローザが専属鍛冶師なんて、世界中の剣士から垂涎の的になるだろう」と言っていた。
ローザは以前、帝国から宮廷鍛冶師の打診があったが断ったそうだ。
神の金槌のローザはそれほどまでに世界的名声と、それに見合う腕を持っていた。
翌日、シドやローザと合流。
倉庫へ向かい、保管しているヴェルギウスの鱗と火球を見せた。
「これがヴェルギウスの鱗……。この大きさで五十枚もあれば武器を作るには十分な量だ。問題ない。この火球も凄いな」
ローザは鱗を手に持ち確認。
そして、巨大な火球の表面を何度も触っていた。
「よし、では、さっそく取り掛かる。シド様も手伝って頂けますか?」
「もちろんだ。工房を用意した。今後はそこで私と作業だ」
「いたれりつくせりですね。ありがとうございます」
「アルとレイの鎧も強化したい」
「分かりました」
そこで、ローザが俺の顔を一瞥した。
「それにしてもアルには以前、竜種に遭遇したら逃げろと伝えたんですけどね。まさか戦うことになるとは。ククク」
「ハッハッハ、我々の夢のためだ」
「その夢とやらに、私も参加させてくださいよ?」
「もちろんだ、ローザ」
ローザの可愛らしい顔が、不敵な笑みに変わっていた。
――
それからローザは工房に籠もり、新装備開発の日々を送っている。
シドも時間が許す限り手伝っているようだ。
ユリアはシドが先に用意した金貨十万枚を元に、今後の事務所兼住居や、ヴェルギウス討伐のための基地の会計を始めた。
さらにそれだけでは暇だと、シドと話し合い何やら怪しい計画を練っている模様。
ジョージは復帰したオルフェリアと、ヴェルギウスについて研究を開始。
サルガに残る痕跡、鱗や火球を徹底的に分析していた。
俺とレイは稽古だ。
今のレイは日々レベルが上がっていた。
すなわち、日々稽古の危険度も上がっていることになる。
もはや稽古と呼べない壮絶な内容になっていた。
そして、稽古開始から当初の予定である二ヶ月が経過した。
19
お気に入りに追加
186
あなたにおすすめの小説

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

追放されたギルドの書記ですが、落ちこぼれスキル《転写》が覚醒して何でも《コピー》出来るようになったので、魔法を極めることにしました
遥 かずら
ファンタジー
冒険者ギルドに所属しているエンジは剣と魔法の才能が無く、文字を書くことだけが取り柄であった。落ちこぼれスキル【転写】を使いギルド帳の筆記作業で生計を立てていた。そんなある日、立ち寄った勇者パーティーの貴重な古代書を間違って書き写してしまい、盗人扱いされ、勇者によってギルドから追放されてしまう。
追放されたエンジは、【転写】スキルが、物やスキル、ステータスや魔法に至るまで何でも【コピー】できるほどに極められていることに気が付く。
やがて彼は【コピー】マスターと呼ばれ、世界最強の冒険者となっていくのであった。

外れスキル【転送】が最強だった件
名無し
ファンタジー
三十路になってようやくダンジョン入場試験に合格したケイス。
意気揚々と冒険者登録所に向かうが、そこで貰ったのは【転送】という外れスキル。
失意の中で故郷へ帰ろうとしていた彼のもとに、超有名ギルドのマスターが訪れる。
そこからケイスの人生は目覚ましく変わっていくのだった……。

チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。

学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる