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第六章
第94話 驚きの売上
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剣と鎧を受け取った俺は、高揚した気持ちを抑えながら冒険者ギルドへ向かう。
クエスト禁止を言い渡されてから三ヶ月が経った。
これでクエスト解禁となるはずだ。
久しぶりにギルドのクエスト掲示板を見て回る。
すると、ロビーがざわついていた。
「おい! アル・パートがクエストを選んでるぞ!」
「ネームドを二頭も倒したアイツか!」
「それも一人で討伐したんだぜ?」
「人間じゃねーな」
「どのクエストを選ぶのかな」
「あの鎧メッチャかっこいいな」
す、凄くやりにくい……。
クエストを見てるだけなんだが……。
「アルさん! クエストですか?」
「あ、いえ、ちょっと顔を出しただけです」
いつもの受付嬢が声をかけてきた。
「アルさんはもう特別なので、掲示板のクエストはダメですよ?」
「え? 自分で選べないんですか?」
「そういうわけじゃないんですけど、アルさんご指名の依頼が凄く多いんですよ」
ギルドの成り立ちは仲介業だ。
昔は街や村の自治体が自警団を編成して、警備やモンスターを討伐していた。
その中で徐々に評判になっていった自警団に料金を支払い、護衛や討伐を依頼するようになった。
それを仲介したのが冒険者ギルドの始まりだ。
だから冒険者ギルド発祥の地であるフォルド帝国では、未だに金を払って有名な冒険者にクエストを依頼する習慣が残っている。
「アルさん。支部長がアルさんに会いたがっていたので、支部長室へ案内してもいいですか?」
「リチャードさんが?」
「はい。今後のことを話したいと仰ってました」
「分かりました」
受付嬢と支部長室へ向かう。
部屋に入ると、冒険者ギルドのウグマ支部長リチャードが出迎えてくれた。
「アルよ、よく来てくれたな」
「リチャードさん、お久しぶりです」
「お! それが新しい鎧か! いいじゃないか!」
「はい、ローザの力作です」
リチャードも元冒険者だ。
興味津々で装備を見ている。
しばらく新装備の話題で盛り上がった。
そしてソファーに座り、受付嬢が淹れてくれた珈琲を口にする。
「さて、これで三ヶ月のクエスト禁止期間は解禁する。しかしレイはいないのだろう? どうするんだ?」
「リチャードさん、一人でできるクエストはありますか?」
「ネームドをたった一人で討伐するお前だ。モンスター一頭の討伐クエストなら何でもできるだろう。とはいえ、ギルドとしても安全性は確保したい。アルに関してはもう特別対応だな。クエスト内容によって個別に判断しよう」
「分かりました」
「ちなみに、アル指名で護衛依頼がいくつも来ているんだ。護衛は一人だと厳しいか?」
「そうですね。護衛のスペシャリストでもあるレイがいないと厳しいですね」
「ふむ、まあそうか。彼女は騎士団の団長として、国家レベルの護衛を行っていたからな」
「やっぱりリチャードさんから見ても、レイは特別ですか?」
「ああ、そうだ。彼女はギルドの歴史を見ても、最高の冒険者の一人だぞ」
レイがいなくなってから、改めてレイの凄さを知る。
「まあそう急がなくともよかろう。装備に慣れる必要もあるしな」
「そうですね。また顔を出しますね」
「うむ、そうしてくれ」
結局、俺はそれから二週間ほど、装備に慣れるためのトレーニングを行っていた。
そして、解体師のオルフェリアに、モンスターの身体の構造や解体を教わる。
オルフェリアはウグマに滞在し、研究機関で解体学の講師を始めていた。
――
リビングに朝日が差し込む。
レースのカーテン越しに部屋を照らしている。
俺は朝食を食べ終わり、リビングでコーヒーを飲みながらくつろぐ。
「装備にも慣れたし、そろそろクエストやろうかな。あとでギルドへ行ってみよう」
そこへ執事のステムが話しかけてきた。
「アル様。先程ギルドの連絡員が来ました。開発機関のウォルター様が、アル様にお会いしたいとのことでした」
「分かった。ありがとうステム」
俺はシグ・ナインへ向かった。
そのまま支部長室へ入り、ウォルターと挨拶を交わす。
「アルモデルの鎧が発売になったのだが、これが飛ぶように売れているんだ」
「え? そうなの?」
「ああ、初回製造分は完売した。今は二回目の製造に入っている。儲けさせてもらってるよ。しかも、レイが帰ってきたらレイモデルも発売予定だからな。笑いが止まらん」
「アハハ、良かったよ」
「まあ高性能な鎧だからな。特許を取った新技術も盛り込まれている」
ウォルターは秘書が淹れた珈琲を飲みながら、俺の顔を見て笑みを浮かべた。
「実はな。アルのために使用するつもりで確保していたネームドの素材が、少し余ったんだ。局長と相談して、今回は限定十着でネームドの素材を少し使った鎧も発売した。それも、冒険者のサイズに合わせて作成するというオーダーメイド方法だ」
「へえ、凄いね」
「これが大当たり。驚くなよ。1着金貨五百枚だが、一瞬で売り切れた。これだけで金貨五千枚の売上だ」
「え! 金貨五百枚の鎧だって? しかも売り切れって凄くない?」
「局長が大喜びでな。これからもアルを全力でサポートしろと言っていたぞ。ガハハハハ」
俺の名前で売れたというより、ネームドの素材を使った鎧ということで売れたのだろう。
命を守る装備だ。
金額的に高額になろうとも、高性能な方がいいに決まっている。
それにしても金貨五百枚は信じられない価格だ。
きっとAランクなど、超高収入を得てる冒険者が買ったのだろう。
「ちなみに、アルの鎧を売りに出すとしたら、とんでもない金額になるぞ」
「そうなの?」
「そりゃそうだろ。史上初のネームド二頭の素材を使用した鎧だ。しかも局長と俺が一から作り、新しい技術も導入した。おかげで特許が取れたけどな。ガハハハハ」
「参考までに聞いてもいい?」
「素材、開発費も全て含めると、そうだな……軽く計算しても金貨八千枚以上はするぞ」
「え、ええええ!」
「それでも、アルモデルの発売だけで軽くペイできたからな。全く問題ない」
ネームド二頭の素材をふんだんに使い、採算を度外視した装備だ。
この世で一点しかない俺専用の鎧。
開発してくれたシグ・ナインには、感謝してもしきれない。
「しかしな、黒爪の剣は特別すぎて一般販売できん。レイの細剣だけレイモデルとして発売することにしたぞ」
「確かに黒爪の剣は俺以外には使えない形状だもんね」
「そうだ。あんな形状で、さらに局長がピーキーに仕上げたからな。お前以外には使えんよ。ガハハハハ」
ちょうど一息ついたタイミングで、秘書が茶菓子を持ってきてくれた。
珈琲のおかわりもいただく。
「で、ちょっとアルに依頼したいクエストがあるんだ」
「クエスト?」
「ああ。限定十着のアルモデルの鎧を注文してきた貴族がいてな。自分の子息を冒険者にするとかで申し込んだが、抽選が外れたらしい。でもどうしても欲しいということで、槍豹獣の狩猟を依頼してきた。それもアルが狩猟した素材で作りたいそうだ」
「え? 俺が狩猟したサーベラルで鎧を作るの?」
「そうだ。ご指名だぞ。お前も人気が出てきたということだな。ガハハハハ」
「いやいや、鎧の性能がいいからだよ」
「謙遜するな! ひとまずギルドへ行け。詳細はリチャードさんが教えてくれるはずだ」
「分かったよ」
サーベラルの狩猟か。
俺はサーベラルのネームドであるダーク・ゼム・イクリプスを討伐したが、実は通常個体のサーベラルを見たことがない。
ダーク・ゼム・イクリプスは本当に強かった。
もし通常個体もあのレベルに近いのであれば、苦戦は目に見えている。
というか、次も一人で倒せるとは思えない。
しかし、新装備を試してみたい気持ちと、新しい試みでクエストをやってみたい気持ちが上回った。
俺はシグ・ナインを出て、足早にギルドへ向かう。
クエスト禁止を言い渡されてから三ヶ月が経った。
これでクエスト解禁となるはずだ。
久しぶりにギルドのクエスト掲示板を見て回る。
すると、ロビーがざわついていた。
「おい! アル・パートがクエストを選んでるぞ!」
「ネームドを二頭も倒したアイツか!」
「それも一人で討伐したんだぜ?」
「人間じゃねーな」
「どのクエストを選ぶのかな」
「あの鎧メッチャかっこいいな」
す、凄くやりにくい……。
クエストを見てるだけなんだが……。
「アルさん! クエストですか?」
「あ、いえ、ちょっと顔を出しただけです」
いつもの受付嬢が声をかけてきた。
「アルさんはもう特別なので、掲示板のクエストはダメですよ?」
「え? 自分で選べないんですか?」
「そういうわけじゃないんですけど、アルさんご指名の依頼が凄く多いんですよ」
ギルドの成り立ちは仲介業だ。
昔は街や村の自治体が自警団を編成して、警備やモンスターを討伐していた。
その中で徐々に評判になっていった自警団に料金を支払い、護衛や討伐を依頼するようになった。
それを仲介したのが冒険者ギルドの始まりだ。
だから冒険者ギルド発祥の地であるフォルド帝国では、未だに金を払って有名な冒険者にクエストを依頼する習慣が残っている。
「アルさん。支部長がアルさんに会いたがっていたので、支部長室へ案内してもいいですか?」
「リチャードさんが?」
「はい。今後のことを話したいと仰ってました」
「分かりました」
受付嬢と支部長室へ向かう。
部屋に入ると、冒険者ギルドのウグマ支部長リチャードが出迎えてくれた。
「アルよ、よく来てくれたな」
「リチャードさん、お久しぶりです」
「お! それが新しい鎧か! いいじゃないか!」
「はい、ローザの力作です」
リチャードも元冒険者だ。
興味津々で装備を見ている。
しばらく新装備の話題で盛り上がった。
そしてソファーに座り、受付嬢が淹れてくれた珈琲を口にする。
「さて、これで三ヶ月のクエスト禁止期間は解禁する。しかしレイはいないのだろう? どうするんだ?」
「リチャードさん、一人でできるクエストはありますか?」
「ネームドをたった一人で討伐するお前だ。モンスター一頭の討伐クエストなら何でもできるだろう。とはいえ、ギルドとしても安全性は確保したい。アルに関してはもう特別対応だな。クエスト内容によって個別に判断しよう」
「分かりました」
「ちなみに、アル指名で護衛依頼がいくつも来ているんだ。護衛は一人だと厳しいか?」
「そうですね。護衛のスペシャリストでもあるレイがいないと厳しいですね」
「ふむ、まあそうか。彼女は騎士団の団長として、国家レベルの護衛を行っていたからな」
「やっぱりリチャードさんから見ても、レイは特別ですか?」
「ああ、そうだ。彼女はギルドの歴史を見ても、最高の冒険者の一人だぞ」
レイがいなくなってから、改めてレイの凄さを知る。
「まあそう急がなくともよかろう。装備に慣れる必要もあるしな」
「そうですね。また顔を出しますね」
「うむ、そうしてくれ」
結局、俺はそれから二週間ほど、装備に慣れるためのトレーニングを行っていた。
そして、解体師のオルフェリアに、モンスターの身体の構造や解体を教わる。
オルフェリアはウグマに滞在し、研究機関で解体学の講師を始めていた。
――
リビングに朝日が差し込む。
レースのカーテン越しに部屋を照らしている。
俺は朝食を食べ終わり、リビングでコーヒーを飲みながらくつろぐ。
「装備にも慣れたし、そろそろクエストやろうかな。あとでギルドへ行ってみよう」
そこへ執事のステムが話しかけてきた。
「アル様。先程ギルドの連絡員が来ました。開発機関のウォルター様が、アル様にお会いしたいとのことでした」
「分かった。ありがとうステム」
俺はシグ・ナインへ向かった。
そのまま支部長室へ入り、ウォルターと挨拶を交わす。
「アルモデルの鎧が発売になったのだが、これが飛ぶように売れているんだ」
「え? そうなの?」
「ああ、初回製造分は完売した。今は二回目の製造に入っている。儲けさせてもらってるよ。しかも、レイが帰ってきたらレイモデルも発売予定だからな。笑いが止まらん」
「アハハ、良かったよ」
「まあ高性能な鎧だからな。特許を取った新技術も盛り込まれている」
ウォルターは秘書が淹れた珈琲を飲みながら、俺の顔を見て笑みを浮かべた。
「実はな。アルのために使用するつもりで確保していたネームドの素材が、少し余ったんだ。局長と相談して、今回は限定十着でネームドの素材を少し使った鎧も発売した。それも、冒険者のサイズに合わせて作成するというオーダーメイド方法だ」
「へえ、凄いね」
「これが大当たり。驚くなよ。1着金貨五百枚だが、一瞬で売り切れた。これだけで金貨五千枚の売上だ」
「え! 金貨五百枚の鎧だって? しかも売り切れって凄くない?」
「局長が大喜びでな。これからもアルを全力でサポートしろと言っていたぞ。ガハハハハ」
俺の名前で売れたというより、ネームドの素材を使った鎧ということで売れたのだろう。
命を守る装備だ。
金額的に高額になろうとも、高性能な方がいいに決まっている。
それにしても金貨五百枚は信じられない価格だ。
きっとAランクなど、超高収入を得てる冒険者が買ったのだろう。
「ちなみに、アルの鎧を売りに出すとしたら、とんでもない金額になるぞ」
「そうなの?」
「そりゃそうだろ。史上初のネームド二頭の素材を使用した鎧だ。しかも局長と俺が一から作り、新しい技術も導入した。おかげで特許が取れたけどな。ガハハハハ」
「参考までに聞いてもいい?」
「素材、開発費も全て含めると、そうだな……軽く計算しても金貨八千枚以上はするぞ」
「え、ええええ!」
「それでも、アルモデルの発売だけで軽くペイできたからな。全く問題ない」
ネームド二頭の素材をふんだんに使い、採算を度外視した装備だ。
この世で一点しかない俺専用の鎧。
開発してくれたシグ・ナインには、感謝してもしきれない。
「しかしな、黒爪の剣は特別すぎて一般販売できん。レイの細剣だけレイモデルとして発売することにしたぞ」
「確かに黒爪の剣は俺以外には使えない形状だもんね」
「そうだ。あんな形状で、さらに局長がピーキーに仕上げたからな。お前以外には使えんよ。ガハハハハ」
ちょうど一息ついたタイミングで、秘書が茶菓子を持ってきてくれた。
珈琲のおかわりもいただく。
「で、ちょっとアルに依頼したいクエストがあるんだ」
「クエスト?」
「ああ。限定十着のアルモデルの鎧を注文してきた貴族がいてな。自分の子息を冒険者にするとかで申し込んだが、抽選が外れたらしい。でもどうしても欲しいということで、槍豹獣の狩猟を依頼してきた。それもアルが狩猟した素材で作りたいそうだ」
「え? 俺が狩猟したサーベラルで鎧を作るの?」
「そうだ。ご指名だぞ。お前も人気が出てきたということだな。ガハハハハ」
「いやいや、鎧の性能がいいからだよ」
「謙遜するな! ひとまずギルドへ行け。詳細はリチャードさんが教えてくれるはずだ」
「分かったよ」
サーベラルの狩猟か。
俺はサーベラルのネームドであるダーク・ゼム・イクリプスを討伐したが、実は通常個体のサーベラルを見たことがない。
ダーク・ゼム・イクリプスは本当に強かった。
もし通常個体もあのレベルに近いのであれば、苦戦は目に見えている。
というか、次も一人で倒せるとは思えない。
しかし、新装備を試してみたい気持ちと、新しい試みでクエストをやってみたい気持ちが上回った。
俺はシグ・ナインを出て、足早にギルドへ向かう。
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