64 / 414
第四章
第63話 襲撃
しおりを挟む
クエストを終えた俺たちは、村へ帰るために森の中を進む。
しかし、俺はふと馬を止めた。
後方から何かの気配を感じたからだ。
「アル、どうしたの?」
「レイ! 馬から降りろ! 早く!」
俺は馬から飛び降り剣を抜く。
そして、剣の平地で馬の尻を叩いた。
レイも即座に反応して、同じ行動を取る。
馬は森の中へ走っていった。
エルウッドも気付いたようで、気配がする後方へすでに走り始めている。
後ろを振り返ると、猛スピードで飛びかかってくる黒い巨大な物体。
その物体にエルウッドが飛びかかる。
そのおかげで、ほんの僅かな時間的余裕が生まれた。
俺とレイはすかさず左右にダイブし、その黒い物体の襲撃を避けた。
完全な不意打ち。
エルウッドがいなければ殺られていただろう。
エルウッドは弾き返されながらも上手く着地していた。
「エルウッド! 助かった! だが無理するな!」
「ウォウ!」
俺とレイは剣を構え、黒い物体と退治する。
「あ、あれは! 槍豹獣!」
レイが叫んだ。
「サーベラスだって!?」
◇◇◇
槍豹獣
階級 Aランク
分類 四肢型獣類
体長約十メデルト。
大型の獣類モンスター。
その巨体からは想像できないほどのスピードを誇る四足歩行のモンスター。
瞬間的なスピードは、四肢型モンスターの中ではトップクラス。
しなやかで柔軟な身体を持つ。
長く太い尻尾立てながら走ることで重心をコントロールするため、最速時でも不規則な動きが可能。
森の食物連鎖の頂点の一角で、人や動物はもちろん、他の大型モンスターですら簡単に仕留める。
気配を消し獲物に飛びかかり、刃物のような爪で引き裂き、鋭い牙で食いちぎる。
森の暗殺者という異名を持ち、圧倒的な狩りの能力を持つ。
体毛は黄金色で、黒い斑点が特徴。
その毛皮は非常に高価で取引される。
◇◇◇
俺はモンスター事典を思い出した。
剣を構えたおかげで、サーベラルはすぐには襲ってこない。
十メデルトほどの距離を起き、お互いが身構えている。
俺たちはサーベラルから絶対に目線を外さない。
離したが最後、襲われるだろう。
「ア、ア、ア、アル! ち、違う!」
珍しくレイが動揺した声を出す。
「あ、あれはダメよ! あれはサーベラルのネームドよ!」
レイの絶叫と同時に、目の前にいたはずのサーベラルが姿を消す。
その瞬間、俺の右から飛びかかってきていた。
鋭く巨大な爪を剥き出しにして、俺の首筋を狙いすまして振り下ろす。
「グッ!」
片刃の大剣を縦に構えると、剣と大爪が激しくぶつかり火花が飛んだ。
速いなんてものじゃない。
何とか剣で防御したが、死という文字が頭をよぎる。
これほどの危険を感じたのは初めてだ。
俺は生存率を上げることだけを考えた。
「レイ! エルウッド! 逃げろ!」
「アル! 一人じゃ無理よ!」
「ダメだ! 逃げろ! 俺が引きつける! 早く!」
「クッ! アル、相手はネームドよ! 絶対に無理しないで! 死ぬわ!」
このサーベラル相手に全員逃げるのは無理だ。
レイは俺の意図を汲み、エルウッドと森の中へ走っていった。
これほどのスピードを持つモンスターを相手にするには、行動を限定させることが最も大切だ。
レイやエルウッドがいると狙いが分からない。
俺一人なら狙いは俺のみになり、対処の方法はある。
俺はレイたちが進んだ方向を塞ぎ、サーベラルの正面に立った。
「お前の相手は俺だ!」
サーベラルの赤い眼光が揺れる。
小さく吠えると目の前から姿が消えた。
「左か!」
俺は左に向かって、剣を横に振る。
甲高い音を立て、激しくぶつかる片刃の大剣と大爪。
硬度八を誇る黒紅石の素材から作られたこの片刃の大剣でも、サーベラルの大爪に傷一つつけることができない。
サーベラルは着地と同時にまた消えた。
あまりにも速すぎて目で追えない。
気配を頼りに感知する。
「上!」
頭上で剣と大爪が火花を散らし、サーベラルは五メデルトほど先へ足音も立てずしなやかに着地した。
上半身だけを捻り、俺の姿を捉えて離さない。
ゆっくりと歩きながら、身体を反転させ正面を向く。
そして、威嚇の咆哮を上げた。
「ガグゥオォォ!」
俺は額から冷たい汗が流れていた。
このサーベラルは強すぎる。
これまで一流と呼ばれる剣士と戦ってきたが、こいつはレベルが一桁も二桁も違う。
ほんの僅かなミスが死を招く。
俺は命の危険を感じていた。
その危機感が幸いしたのか、俺は深く集中することができ、意識が無に近付く。
標高九千メデルトの天空とも言える世界で、ひたすらツルハシを振っていた時の感覚だ。
自分の周囲の全てが察知できるようになった。
サーベラルは右から、左から、時には変則的なフェイントを入れて飛びかかってくる。
しかし、どの攻撃も俺は反応できていた。
恐ろしいほどのスピードも、今の俺はゆっくりと見えている。
サーベラルも何かを感じ取ったようで、仕切り直しのように十メデルトほどの距離で構えた。
ゆっくりと姿勢を低くし、重心を後ろに下げるサーベラル。
両手の大爪で地面をしっかりと掴み、後ろ足を極限まで折り曲げ、大きく力を溜めている。
その様子はまるで弓のようだ。
「ガグゥオォォォォォ!」
サーベラルが大きく吠えた。
森にこだまする咆哮。
サーベラルの赤い目がさらに燃えるような赤に染まり、全身の漆黒の毛が逆立つ。
その姿を見て、俺は本能的に恐怖を感じてしまった。
赤い眼光が、その場に揺らめき光跡を残す。
それと同時に右から大爪が襲ってきた。
信じられないスピードだ。
目の前にはまだ赤い光が残っている。
残像なんて初めて見た。
「グッ!」
俺は上半身を折り曲げ必死に躱すも、サーベラルの鋭い大爪は軽鎧を紙のように斬り裂く。
そして俺の右上腕から血飛沫が飛ぶ。
サーベラルがどこへ着地したのか見えない。
僅かに赤い光跡が見えるだけだ。
気配を察知するしか認識する手段がない。
もう一度、右から攻撃を受けた。
同じ場所を抉られ、傷口がさらに広がった。
傷は深く、血が吹き出しているのが分かる。
だが俺も目が慣れてきたようで、サーベラルの姿を捉えることができるようになっていた。
何度も同じ攻撃が通用するわけがない。
サーベラルは、またしても右から飛びかかろうとしていた。
「もう慣れたんだよ! フェイントだろ!」
俺は逆の左に剣を振り下ろす。
サーベラルは右と見せかけ、左から飛びかかってきた。
俺の剣とサーベラルの巨体が交差する。
すれ違いざまにサーベラルが振り下ろした大爪は、鎧を斬り裂く。
今度は俺の左上腕から大きく血飛沫が上がっていた。
「グウウ!」
だが俺もやられっぱなしではない。
「ガグォォォォォ!」
サーベラルは着地と同時に再度咆哮を上げた。
いや、あれは悲鳴だろう。
頭を何度も大きく振り、よだれを垂らして唸っている。
「グゴゥゥゥ!」
サーベラルが左腕で自分の耳を撫でる。
しかし、撫でることは叶わない。
なぜならば、サーベラルは左耳を失っているからだ。
俺は左腕を犠牲にして、サーベラルの左耳を叩き斬ったのだった。
耳を斬り落とされ激昂したサーベラルは、口を大きく開き、牙を剥き出しにして俺に飛びかかってきた。
しかし、明らかに冷静さを欠いている。
これまでと違い、容易に対処可能だ。
俺は牽制の意味を込めて、剣を大きく縦に振る。
サーベラルは剣を避け、俺の姿すら見ずに、そのまま森の中へ走り去った。
風が吹き、まるでサーベラルを追うように、枝と葉の擦れる音が遠のいていく。
俺は剣を構えたまま、その方向を見つめる。
しばらくすると、完全にサーベラルの姿と気配が消えた。
どうにか撃退できたようだ。
両腕の上腕部から、かなりの血が流れている。
そして、戦ってる最中は感じなかった痛みが出てきた。
剣を持つのも辛いことに気付く。
「ふうう。や、やったか……。」
俺は大きく息を吐いた。
あのまま戦っていたら、俺の腕は動かなくなり殺されていただろう。
これほどまでに命の危険を感じたことはなかった。
俺は安心して、その場に座り込む。
もう腕が上がらない。
そこへ、レイとエルウッドが走って戻ってきた。
しかし、俺はふと馬を止めた。
後方から何かの気配を感じたからだ。
「アル、どうしたの?」
「レイ! 馬から降りろ! 早く!」
俺は馬から飛び降り剣を抜く。
そして、剣の平地で馬の尻を叩いた。
レイも即座に反応して、同じ行動を取る。
馬は森の中へ走っていった。
エルウッドも気付いたようで、気配がする後方へすでに走り始めている。
後ろを振り返ると、猛スピードで飛びかかってくる黒い巨大な物体。
その物体にエルウッドが飛びかかる。
そのおかげで、ほんの僅かな時間的余裕が生まれた。
俺とレイはすかさず左右にダイブし、その黒い物体の襲撃を避けた。
完全な不意打ち。
エルウッドがいなければ殺られていただろう。
エルウッドは弾き返されながらも上手く着地していた。
「エルウッド! 助かった! だが無理するな!」
「ウォウ!」
俺とレイは剣を構え、黒い物体と退治する。
「あ、あれは! 槍豹獣!」
レイが叫んだ。
「サーベラスだって!?」
◇◇◇
槍豹獣
階級 Aランク
分類 四肢型獣類
体長約十メデルト。
大型の獣類モンスター。
その巨体からは想像できないほどのスピードを誇る四足歩行のモンスター。
瞬間的なスピードは、四肢型モンスターの中ではトップクラス。
しなやかで柔軟な身体を持つ。
長く太い尻尾立てながら走ることで重心をコントロールするため、最速時でも不規則な動きが可能。
森の食物連鎖の頂点の一角で、人や動物はもちろん、他の大型モンスターですら簡単に仕留める。
気配を消し獲物に飛びかかり、刃物のような爪で引き裂き、鋭い牙で食いちぎる。
森の暗殺者という異名を持ち、圧倒的な狩りの能力を持つ。
体毛は黄金色で、黒い斑点が特徴。
その毛皮は非常に高価で取引される。
◇◇◇
俺はモンスター事典を思い出した。
剣を構えたおかげで、サーベラルはすぐには襲ってこない。
十メデルトほどの距離を起き、お互いが身構えている。
俺たちはサーベラルから絶対に目線を外さない。
離したが最後、襲われるだろう。
「ア、ア、ア、アル! ち、違う!」
珍しくレイが動揺した声を出す。
「あ、あれはダメよ! あれはサーベラルのネームドよ!」
レイの絶叫と同時に、目の前にいたはずのサーベラルが姿を消す。
その瞬間、俺の右から飛びかかってきていた。
鋭く巨大な爪を剥き出しにして、俺の首筋を狙いすまして振り下ろす。
「グッ!」
片刃の大剣を縦に構えると、剣と大爪が激しくぶつかり火花が飛んだ。
速いなんてものじゃない。
何とか剣で防御したが、死という文字が頭をよぎる。
これほどの危険を感じたのは初めてだ。
俺は生存率を上げることだけを考えた。
「レイ! エルウッド! 逃げろ!」
「アル! 一人じゃ無理よ!」
「ダメだ! 逃げろ! 俺が引きつける! 早く!」
「クッ! アル、相手はネームドよ! 絶対に無理しないで! 死ぬわ!」
このサーベラル相手に全員逃げるのは無理だ。
レイは俺の意図を汲み、エルウッドと森の中へ走っていった。
これほどのスピードを持つモンスターを相手にするには、行動を限定させることが最も大切だ。
レイやエルウッドがいると狙いが分からない。
俺一人なら狙いは俺のみになり、対処の方法はある。
俺はレイたちが進んだ方向を塞ぎ、サーベラルの正面に立った。
「お前の相手は俺だ!」
サーベラルの赤い眼光が揺れる。
小さく吠えると目の前から姿が消えた。
「左か!」
俺は左に向かって、剣を横に振る。
甲高い音を立て、激しくぶつかる片刃の大剣と大爪。
硬度八を誇る黒紅石の素材から作られたこの片刃の大剣でも、サーベラルの大爪に傷一つつけることができない。
サーベラルは着地と同時にまた消えた。
あまりにも速すぎて目で追えない。
気配を頼りに感知する。
「上!」
頭上で剣と大爪が火花を散らし、サーベラルは五メデルトほど先へ足音も立てずしなやかに着地した。
上半身だけを捻り、俺の姿を捉えて離さない。
ゆっくりと歩きながら、身体を反転させ正面を向く。
そして、威嚇の咆哮を上げた。
「ガグゥオォォ!」
俺は額から冷たい汗が流れていた。
このサーベラルは強すぎる。
これまで一流と呼ばれる剣士と戦ってきたが、こいつはレベルが一桁も二桁も違う。
ほんの僅かなミスが死を招く。
俺は命の危険を感じていた。
その危機感が幸いしたのか、俺は深く集中することができ、意識が無に近付く。
標高九千メデルトの天空とも言える世界で、ひたすらツルハシを振っていた時の感覚だ。
自分の周囲の全てが察知できるようになった。
サーベラルは右から、左から、時には変則的なフェイントを入れて飛びかかってくる。
しかし、どの攻撃も俺は反応できていた。
恐ろしいほどのスピードも、今の俺はゆっくりと見えている。
サーベラルも何かを感じ取ったようで、仕切り直しのように十メデルトほどの距離で構えた。
ゆっくりと姿勢を低くし、重心を後ろに下げるサーベラル。
両手の大爪で地面をしっかりと掴み、後ろ足を極限まで折り曲げ、大きく力を溜めている。
その様子はまるで弓のようだ。
「ガグゥオォォォォォ!」
サーベラルが大きく吠えた。
森にこだまする咆哮。
サーベラルの赤い目がさらに燃えるような赤に染まり、全身の漆黒の毛が逆立つ。
その姿を見て、俺は本能的に恐怖を感じてしまった。
赤い眼光が、その場に揺らめき光跡を残す。
それと同時に右から大爪が襲ってきた。
信じられないスピードだ。
目の前にはまだ赤い光が残っている。
残像なんて初めて見た。
「グッ!」
俺は上半身を折り曲げ必死に躱すも、サーベラルの鋭い大爪は軽鎧を紙のように斬り裂く。
そして俺の右上腕から血飛沫が飛ぶ。
サーベラルがどこへ着地したのか見えない。
僅かに赤い光跡が見えるだけだ。
気配を察知するしか認識する手段がない。
もう一度、右から攻撃を受けた。
同じ場所を抉られ、傷口がさらに広がった。
傷は深く、血が吹き出しているのが分かる。
だが俺も目が慣れてきたようで、サーベラルの姿を捉えることができるようになっていた。
何度も同じ攻撃が通用するわけがない。
サーベラルは、またしても右から飛びかかろうとしていた。
「もう慣れたんだよ! フェイントだろ!」
俺は逆の左に剣を振り下ろす。
サーベラルは右と見せかけ、左から飛びかかってきた。
俺の剣とサーベラルの巨体が交差する。
すれ違いざまにサーベラルが振り下ろした大爪は、鎧を斬り裂く。
今度は俺の左上腕から大きく血飛沫が上がっていた。
「グウウ!」
だが俺もやられっぱなしではない。
「ガグォォォォォ!」
サーベラルは着地と同時に再度咆哮を上げた。
いや、あれは悲鳴だろう。
頭を何度も大きく振り、よだれを垂らして唸っている。
「グゴゥゥゥ!」
サーベラルが左腕で自分の耳を撫でる。
しかし、撫でることは叶わない。
なぜならば、サーベラルは左耳を失っているからだ。
俺は左腕を犠牲にして、サーベラルの左耳を叩き斬ったのだった。
耳を斬り落とされ激昂したサーベラルは、口を大きく開き、牙を剥き出しにして俺に飛びかかってきた。
しかし、明らかに冷静さを欠いている。
これまでと違い、容易に対処可能だ。
俺は牽制の意味を込めて、剣を大きく縦に振る。
サーベラルは剣を避け、俺の姿すら見ずに、そのまま森の中へ走り去った。
風が吹き、まるでサーベラルを追うように、枝と葉の擦れる音が遠のいていく。
俺は剣を構えたまま、その方向を見つめる。
しばらくすると、完全にサーベラルの姿と気配が消えた。
どうにか撃退できたようだ。
両腕の上腕部から、かなりの血が流れている。
そして、戦ってる最中は感じなかった痛みが出てきた。
剣を持つのも辛いことに気付く。
「ふうう。や、やったか……。」
俺は大きく息を吐いた。
あのまま戦っていたら、俺の腕は動かなくなり殺されていただろう。
これほどまでに命の危険を感じたことはなかった。
俺は安心して、その場に座り込む。
もう腕が上がらない。
そこへ、レイとエルウッドが走って戻ってきた。
34
お気に入りに追加
185
あなたにおすすめの小説

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った

~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる