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ビビりとモフモフ、冒険開始
鍋は鍋でも料理じゃない鍋
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ねこなべの作り方
用意するもの
・にゃんこ(可能であれば数匹)
・土鍋(にゃんこが入る大きさのもの)
・柔らかいタオル・クッションなど
1 平らで安定する場所に乾いた土鍋を置く
2 土鍋に柔らかいタオル・クッションなどを敷く
3 にゃんこを入れる、または自ら入るのを待つ
4 にゃんこが土鍋に居着いたら完成
「ってもんが、俺らの故郷のねこなべだけど……」
「ドナベという物は解りませんが、鍋の形をした物に猫が入っている、という点では合ってます。」
「ね、ねこなべが、こんな所で見れるなんて…!」
宿屋の店主、レヴァンさんと共に受付へ。
さっきの騒ぎのせいか、一階の食堂スペースにお客さんはいなかった。
…飯時でもないしね。
しかし、ねこなべかぁ。
俺らがバイトしていた猫カフェでも、クッション入れた土鍋を棚に置いてたよ。いいよね、ねこなべ。
「チェックインの手続きは、此方でしておきます。猫鍋はそこにありますから、ゆっくりご覧ください。」
「はい!」
「わぁ~い♪」
どんなもんかなっ♪
…むむ、コレは……
「…鍋の形に成型された砂?」
「コレが、ねこなべですか?」
「はい。サニー、お客様ですよ。」
む?砂がもこもこ動いてる…
『ごしゅじんさま~おかえり~♪』
おおぉ…!砂の鍋から猫が、超可愛い猫が顔出した!
「猫が埋まってたのか!」
「か、可愛いですっ!」
「うちの看板娘、サンドキャットのサニーです。」
鍋の形した砂の中に、琥珀色の猫…コレがこの世界のねこなべ…!可愛い!
「お気に召しましたか?」
「はいっ!もう、最高ですっ!」
「あ~猫飼いてぇ~っ!」
「…よろしければ、サンドキャットを1匹お譲りしましょうか?2ヶ月前にサニーが産んだ仔猫が、4匹程おりまして。里親を募集するつもりだったのです。」
「「是非っ!!」」
即決しちゃったけど、後悔は無い。
大丈夫だ、養ってみせる!
お世話は猫カフェで経験済みだし!
「サニーちゃん、こんにちは。俺は未來。よろしくな。」
『あ、あなた、おおかみさん?』
「うん。狼の獣人なんだ。」
『…サニーのこと、たべない?』
「食べない食べないw君の子供、誰か貰ってもいいかな?」
『え…ごしゅじんが、いいって いったら…いいよ?』
そうかそうか~。
はぁぁ…やっぱ、猫いいよなぁ~。
「……未來くん、言葉解るんですか?」
「ん?……アレ?この子超喋ってっけど……」
「サンドキャットは、人語を喋る種ではありませんが。」
「えっ…ほら…お、俺獣人だから…」
「獣人だからって、解るものでもありませんよ?…ミライくん、少し奥でお話しませんか。」
最後、疑問系じゃないっ!めっちゃ嫌な予感するっ!
『そうちょーさん!しおちゃん!』
「えっ…総長?!」
「未來くん?…あ!階段から仔猫が……!」
「おや、あの子は…」
!!サンドキャットの仔猫?!
おおぅ、そんな高い場所からジャンプして大丈夫か?!
「おっと…飛び付くなよ、危ないだろ~?って…小梅?」
この仔猫……俺らが元の世界で、可愛がってた野良猫に滅茶苦茶似てるぞ。
アイツと同じ、全体が琥珀色で…背中の一部が白くて、梅の花みたいな形になってる。
…それに……さっきの、総長さんって…………
小梅なら、俺のその呼び名を知ってて不思議じゃない!
「こ、小梅ちゃん…ですか?!」
「だってこの模様、そうだろ!…なあ、俺を総長さんって呼んだの、お前?」
『はいです!コウメが、よんだです!』
「やっぱり小梅だぁー!レヴァンさん!コイツがいいっす!」
「……構いませんが、色々質問しても?」
「オッケーっす!もう、全部吐くんで!」
「未來くん?!」
小梅が引き取れるなら、レヴァンさんに色々バレるくらい、どうってことない!
大丈夫大丈夫!親父さんの仲間だし、口固そうだし!
───────
レヴァンさんに連行されたのは、俺達が泊まる部屋。
シングルルームなら、2人でも1拍5000Gでいいと言ってくれたんで、ベッド1つのちょい狭い部屋だ。
お泊まり会でホラゲーやった時とか、しがみつかれながら一緒のベッドで寝てたし、抵抗はない。
「では、質問しますね。」
「…うっす。」
「は、はい。」
緊張感漂う中、小梅はベッド脇の棚に、砂山を作って遊んでいる。暢気でいいなおい。
詩音、終わったら小梅のビデオ撮って。
「ミライくん……何故、フェンリル様が獣人に化けて町に?」
「え?」
「へ?」
……親父さんからの手紙には、そんなこと書いてなかった。
詩音も男だから同室でいい、とかは書いてたけど。
いくらモンスターの言葉が解る狼だからって、ピンポイントでフェンリルって言うか?
カマかけられてんのかな……。
「…一応言っておきますが、カマをかけているのではありません。根拠はちゃんとあるのですよ。」
「……先に、その根拠聞いていいっすか。」
「解りました。では、私の秘密から先に開示いたしましょう。」
「ひ、秘密、ですか?」
「はい。この町では、レオンしか知らないのですが…私、実は人族ではありません。魔族です。」
…………はい?
「魔族?」
「ええ。我々魔族は、他の種族よりも聖気や障気に敏いのです。今もミライくんから、とても濃い聖気を感じております。シオンくんからも、少々。」
「そ、そうなんですか……。」
「これだけ濃い聖気を纏う、狼ともなれば…フェンリル様の一族でいらっしゃることは、容易に推理できます。」
……魔族って、もっとなんか…角とかあんのかと……。
あ、もしかして変身かな?
…………ちょっと待て、聖気感じるって…魔族相手には俺の素性モロバレって事?!
そんな…カード偽装した意味!
「ご安心ください。公にそんなことを吹聴すれば、自分が魔族だと知られてしまいます。他種族の多い町に溶け込む魔族が、堂々と『魔族です』と言うのは、周囲に身内しか居ない時と、どうしても言わなければならない時だけです。」
「え…なんで?」
「どんなに大人しくしていても…魔族というだけで、恐れられてしまいますから。本当は私に、蝙蝠の翼と山羊の角が生えている…と言ったらどうします?」
何それ、格好いいじゃん。
絶対似合うよ、レヴァンさん。
「是非とも、触らせていただきたいです。蝙蝠の翼に触れる機会なんて、殆ど無いでしょうし。」
「スゲーいいと思う。なんか、ラスボス感ありそう。」
「……ふ、フフフ…w変わってますね、君達。」
そうかねぇ?…まあ、この世界じゃ珍しいタイプかな?
「さて、これで質問に答えていただけますか?」
「うん。なんで町に来たかっていうと…成り行き?森の近くで、レナさんに会って仲良く成ったんだよね。で、町の人大騒ぎさせたくないから、化けた。」
「レナちゃんが切欠でしたか。レオンとレナちゃんも、ミライくんのことは知っているのでしょうか?」
「は、はい。私がレナさんに、ポロっと言ってしまって…。」
「成る程、喋った相手が良かったわけですね。」
うん。本当にレナさんで良かった。
「では次に…コウメという猫について、お聞きしたいのですが。」
「俺らが故郷で可愛がってた、野良猫っす。もう、会えないんすけどね。」
「その…あの子が、あまりにそっくりで……。」
「そうでしたか。…ソウチョウ、というのは?その子が、ミライくんをそう呼んだそうですが。」
「俺の、故郷でのあだ名っすよ。…もしかしたら、死んだ小梅の生まれ変わり…なんじゃないかと。」
「……まあ、無いとは言い切れませんね。」
レヴァンさん、いい人だな。
普通なら、んなわけあるかって、一蹴されるような話だ。
「解りました。フレイ…いえ、コウメ。」
『なんですか?』
「…《登録解除》…これからは、ミライくんとシオンくんが、貴女の保護者です。幸せになるんですよ。」
『しあわせですか?はいです!』
「どちらか、コウメの首輪に主人登録してください。」
「では、私が。」
詩音が小梅の首輪に嵌まっている、緑の石に触れて魔力を流す。
お、すぐに光った…やっぱ、俺がやるより早いな。
記念すべきモフモフ1体目。
元の世界からの知り合い(?)な上に、俺も詩音も大好きな仔猫、ゲットだぜ!
用意するもの
・にゃんこ(可能であれば数匹)
・土鍋(にゃんこが入る大きさのもの)
・柔らかいタオル・クッションなど
1 平らで安定する場所に乾いた土鍋を置く
2 土鍋に柔らかいタオル・クッションなどを敷く
3 にゃんこを入れる、または自ら入るのを待つ
4 にゃんこが土鍋に居着いたら完成
「ってもんが、俺らの故郷のねこなべだけど……」
「ドナベという物は解りませんが、鍋の形をした物に猫が入っている、という点では合ってます。」
「ね、ねこなべが、こんな所で見れるなんて…!」
宿屋の店主、レヴァンさんと共に受付へ。
さっきの騒ぎのせいか、一階の食堂スペースにお客さんはいなかった。
…飯時でもないしね。
しかし、ねこなべかぁ。
俺らがバイトしていた猫カフェでも、クッション入れた土鍋を棚に置いてたよ。いいよね、ねこなべ。
「チェックインの手続きは、此方でしておきます。猫鍋はそこにありますから、ゆっくりご覧ください。」
「はい!」
「わぁ~い♪」
どんなもんかなっ♪
…むむ、コレは……
「…鍋の形に成型された砂?」
「コレが、ねこなべですか?」
「はい。サニー、お客様ですよ。」
む?砂がもこもこ動いてる…
『ごしゅじんさま~おかえり~♪』
おおぉ…!砂の鍋から猫が、超可愛い猫が顔出した!
「猫が埋まってたのか!」
「か、可愛いですっ!」
「うちの看板娘、サンドキャットのサニーです。」
鍋の形した砂の中に、琥珀色の猫…コレがこの世界のねこなべ…!可愛い!
「お気に召しましたか?」
「はいっ!もう、最高ですっ!」
「あ~猫飼いてぇ~っ!」
「…よろしければ、サンドキャットを1匹お譲りしましょうか?2ヶ月前にサニーが産んだ仔猫が、4匹程おりまして。里親を募集するつもりだったのです。」
「「是非っ!!」」
即決しちゃったけど、後悔は無い。
大丈夫だ、養ってみせる!
お世話は猫カフェで経験済みだし!
「サニーちゃん、こんにちは。俺は未來。よろしくな。」
『あ、あなた、おおかみさん?』
「うん。狼の獣人なんだ。」
『…サニーのこと、たべない?』
「食べない食べないw君の子供、誰か貰ってもいいかな?」
『え…ごしゅじんが、いいって いったら…いいよ?』
そうかそうか~。
はぁぁ…やっぱ、猫いいよなぁ~。
「……未來くん、言葉解るんですか?」
「ん?……アレ?この子超喋ってっけど……」
「サンドキャットは、人語を喋る種ではありませんが。」
「えっ…ほら…お、俺獣人だから…」
「獣人だからって、解るものでもありませんよ?…ミライくん、少し奥でお話しませんか。」
最後、疑問系じゃないっ!めっちゃ嫌な予感するっ!
『そうちょーさん!しおちゃん!』
「えっ…総長?!」
「未來くん?…あ!階段から仔猫が……!」
「おや、あの子は…」
!!サンドキャットの仔猫?!
おおぅ、そんな高い場所からジャンプして大丈夫か?!
「おっと…飛び付くなよ、危ないだろ~?って…小梅?」
この仔猫……俺らが元の世界で、可愛がってた野良猫に滅茶苦茶似てるぞ。
アイツと同じ、全体が琥珀色で…背中の一部が白くて、梅の花みたいな形になってる。
…それに……さっきの、総長さんって…………
小梅なら、俺のその呼び名を知ってて不思議じゃない!
「こ、小梅ちゃん…ですか?!」
「だってこの模様、そうだろ!…なあ、俺を総長さんって呼んだの、お前?」
『はいです!コウメが、よんだです!』
「やっぱり小梅だぁー!レヴァンさん!コイツがいいっす!」
「……構いませんが、色々質問しても?」
「オッケーっす!もう、全部吐くんで!」
「未來くん?!」
小梅が引き取れるなら、レヴァンさんに色々バレるくらい、どうってことない!
大丈夫大丈夫!親父さんの仲間だし、口固そうだし!
───────
レヴァンさんに連行されたのは、俺達が泊まる部屋。
シングルルームなら、2人でも1拍5000Gでいいと言ってくれたんで、ベッド1つのちょい狭い部屋だ。
お泊まり会でホラゲーやった時とか、しがみつかれながら一緒のベッドで寝てたし、抵抗はない。
「では、質問しますね。」
「…うっす。」
「は、はい。」
緊張感漂う中、小梅はベッド脇の棚に、砂山を作って遊んでいる。暢気でいいなおい。
詩音、終わったら小梅のビデオ撮って。
「ミライくん……何故、フェンリル様が獣人に化けて町に?」
「え?」
「へ?」
……親父さんからの手紙には、そんなこと書いてなかった。
詩音も男だから同室でいい、とかは書いてたけど。
いくらモンスターの言葉が解る狼だからって、ピンポイントでフェンリルって言うか?
カマかけられてんのかな……。
「…一応言っておきますが、カマをかけているのではありません。根拠はちゃんとあるのですよ。」
「……先に、その根拠聞いていいっすか。」
「解りました。では、私の秘密から先に開示いたしましょう。」
「ひ、秘密、ですか?」
「はい。この町では、レオンしか知らないのですが…私、実は人族ではありません。魔族です。」
…………はい?
「魔族?」
「ええ。我々魔族は、他の種族よりも聖気や障気に敏いのです。今もミライくんから、とても濃い聖気を感じております。シオンくんからも、少々。」
「そ、そうなんですか……。」
「これだけ濃い聖気を纏う、狼ともなれば…フェンリル様の一族でいらっしゃることは、容易に推理できます。」
……魔族って、もっとなんか…角とかあんのかと……。
あ、もしかして変身かな?
…………ちょっと待て、聖気感じるって…魔族相手には俺の素性モロバレって事?!
そんな…カード偽装した意味!
「ご安心ください。公にそんなことを吹聴すれば、自分が魔族だと知られてしまいます。他種族の多い町に溶け込む魔族が、堂々と『魔族です』と言うのは、周囲に身内しか居ない時と、どうしても言わなければならない時だけです。」
「え…なんで?」
「どんなに大人しくしていても…魔族というだけで、恐れられてしまいますから。本当は私に、蝙蝠の翼と山羊の角が生えている…と言ったらどうします?」
何それ、格好いいじゃん。
絶対似合うよ、レヴァンさん。
「是非とも、触らせていただきたいです。蝙蝠の翼に触れる機会なんて、殆ど無いでしょうし。」
「スゲーいいと思う。なんか、ラスボス感ありそう。」
「……ふ、フフフ…w変わってますね、君達。」
そうかねぇ?…まあ、この世界じゃ珍しいタイプかな?
「さて、これで質問に答えていただけますか?」
「うん。なんで町に来たかっていうと…成り行き?森の近くで、レナさんに会って仲良く成ったんだよね。で、町の人大騒ぎさせたくないから、化けた。」
「レナちゃんが切欠でしたか。レオンとレナちゃんも、ミライくんのことは知っているのでしょうか?」
「は、はい。私がレナさんに、ポロっと言ってしまって…。」
「成る程、喋った相手が良かったわけですね。」
うん。本当にレナさんで良かった。
「では次に…コウメという猫について、お聞きしたいのですが。」
「俺らが故郷で可愛がってた、野良猫っす。もう、会えないんすけどね。」
「その…あの子が、あまりにそっくりで……。」
「そうでしたか。…ソウチョウ、というのは?その子が、ミライくんをそう呼んだそうですが。」
「俺の、故郷でのあだ名っすよ。…もしかしたら、死んだ小梅の生まれ変わり…なんじゃないかと。」
「……まあ、無いとは言い切れませんね。」
レヴァンさん、いい人だな。
普通なら、んなわけあるかって、一蹴されるような話だ。
「解りました。フレイ…いえ、コウメ。」
『なんですか?』
「…《登録解除》…これからは、ミライくんとシオンくんが、貴女の保護者です。幸せになるんですよ。」
『しあわせですか?はいです!』
「どちらか、コウメの首輪に主人登録してください。」
「では、私が。」
詩音が小梅の首輪に嵌まっている、緑の石に触れて魔力を流す。
お、すぐに光った…やっぱ、俺がやるより早いな。
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