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ビビりとモフモフ、冒険開始
死活問題の大迷惑
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スライムのドロップ品は、接着剤に使えるスライムゼリーと、まさかの食えるらしいスライムスターチ。
スライムスターチは、袋に入ってドロップした。
因みにコレ、鑑定したら面白いことが解った。
『アイテム スライムスターチ』
毒性無し。食用利用可能。
備考
要は粉ゼラチン
ごめんね、おとーさん。
俺、明日スライムみたいな、カラフルで半透明なオヤツ(ゼリー)作るわ。
果物いっぱい使おう。
さて、ドロップ品を他の人達と、気持ち俺らの分が多めの山分けして、出発!
皆、俺達と同じ村で1泊するらしい。
スライム襲撃現場から、そこまで離れてはいなかった筈。
暫く道なりに進む。
[間もなく、ゼラニラ村です。]
「お、目的地アレか?」
『?外にテント張ってる人が、チラホラ居るのです。』
げっ、もしかして宿満室?!
いや、俺らは全然良いんだけど、ウサちゃんに野宿はキツいんじゃ……
『とにかく、あの人達にお話しを聞くのです。』
「だな。」
いざとなったら、ウサちゃん達を俺らの馬車にご招待も、視野に入れておこう。
あんま、他人入れたくないけど…ウサちゃん達には、正体バレてるし。
色々と、今更だよね。
───────
──────
─────
[目的地に到着しました。]
「地図さん、ありがとー。」
さて、何が起きてんのかな、っと。
『コレ何かの催し系?皆、超幸薄な顔なんですけど~。』
『どうしたんだろうね~。』
浮かない顔をしている人達は、皆冒険者さんっぽい。
「おじさーん!終わったよー!」
「おお、ありがとう!すまないね、沢山頼んで…」
「ううん、お仕事だから!」
「お困りの皆さーん!買い出し代行、1往復500Gでーす!」
買い出し代行…?
子供達に500G渡して、代わりに欲しいもの買ってきて貰ってるのか。
服装からして、あの子達は、あまり裕福じゃなさそうだな。
孤児の可能性もある。
「あっ、ちょっと、ちょっと止まってください!」
「は、はい。」
「ん、門番さんっすか?」
「い、いえ。普段は、この村で狩りをしている者です。」
村で狩りしてる人が、なんで門の所で、槍持って立ってんの?
「えっと…貴族の方の馬車と、護衛の方の馬車、ですよね…?男性の冒険者は、いらっしゃいますか…?」
「うん。」
「あー……そう、ですかぁ……その、申し訳ありません…。…今朝、領主様の所のドラ息k……い、いえ、次期領主様から、とんでもない御触れが出されまして……」
おい、ロリコン野郎。
お前領民に、ドラ息子だと思われてんぞ。
「とんでもない御触れって……この状況に関係ある…よね?」
「は、はい、その……男性冒険者には、一切物を売るな、宿に泊めるな…という……」
『そうきたです?!』
男性冒険者って…何人居ると……!!
せめて俺らピンポイントで来いよ、クズ野郎!!
「えっ……?!そ、それ…村の皆さん、大丈夫なんですか?!」
「大丈夫じゃないですっ…!冒険者さん達も大変ですけど、俺達も死活問題なんです!」
「だよね?!」
「あ、で、でも、村の中には入れますので!緑風屋さんの店頭で、コカトリスのスープと、焼いた卵を挟んだパンを配ってます。店員さん曰く、『売ってないからセーフ』だと…男性冒険者への救済措置ですが、1人1回、誰でもお受け取り可能です。」
成る程、守銭奴が無償奉仕する程度には、大変な事態という事か。
俺達のパーティーは、俺が料理作れば良いけど…
中には昼だけ保存食で済ませて、朝と夕は宿頼りってところも、あるだろうしね。
護衛をするにしても、旅をするにしても、ご飯で栄養取れるかどうかはとても重要だ。
マジで生死に関わる。
「一旦、皆と相談だね。ま、レナさんと詩音に御使い頼んで、馬車で寝る事に成るかな…。たぶん、詩音バレないだろ。」
『…『売るな』という命令は、『無償配布』でかわせるです…?……!総長さん!』
「ん、どした?」
『大丈夫なのです!全員問題無く、お買い物も、お泊まりもできるです!』
「へ?」
どゆこと……?
───────
──────
─────
さてさて、村の宿屋にて
「いらっしゃいませ……え、えっと…申し訳ありません……。男性の冒険者の方は……」
戸惑う店主さんらしき人に、ラルフは剣の柄を見せる。
シルフィード伯爵家の、家紋的なものが彫られてるんだよ。
「!こ、この紋章は…!」
「シルフィード伯爵家次男、ラルフ・シルフィードだ。将来兄上を御支えするため、見聞を広める旅をしている。」
「左様でございましたか!た、大変、失礼致しました!」
「構わない。こんな状況ではな。」
小梅の作戦は要するに、『男は冒険者と名乗らなければ、イケるんじゃないか』というものだ。
因みに、俺だけコックさん服(帽子無し)に着替えさせられた。
「この獣人は、見ての通り、俺の食事係だ。」
「どーもー。Bランクの料理人っす。」
「さ、左様で……彼方の美しい男性は…?」
「彼は、ヴァールフラン商会の『特別相談役』だ。それから、そちらの男性は、アルファスト男爵家の御者で、部屋ではなく馬屋を使いたいらしい。」
「は、はぁ……」
「それと、此方の白髪の子も、こう見えて男性だ。彼は、帝国から遥々社会勉強に出てきた、宮廷魔導師長の長男でな。」
「男性……?!し、失礼致しました。帝国からとは…環境も変わり、さぞお疲れでございましょう。只今、お部屋をご用意させていただきます。」
よしよし。
既に、この方法でお土産は入手している。
でも、他の冒険者さんに教える予定は無い。
あの、買い出し代行をしていた子供達の、お仕事を奪っちゃう事になるからね。
因みに、この村の特産品は、虫系モンスター避けになる、煙玉だった。
香りの強い、特殊なゼラニウムを使っているらしい。
「部屋の確保も、なんとかできたな。」
「まだ油断はできません。見張りの方が居るでしょうから、報告される前にどうにかしましょう。」
「ミライくん、索敵に反応は?」
「村の中には味方と中立のみ。外に敵対反応もあるけど、たぶんモンスター。」
意外と見張りも着けてないのか、見張りが俺達の味方or中立なのか……
前者なら馬鹿だし、後者なら人望ねぇなクズ野郎。
「どっちだろ。」
「馬鹿は馬鹿だが、小心者だからな。見張りが居ないということは、無いだろう。」
んじゃ、人望無い方か。
「お待たせ致しました。此方へどうぞ。」
「はーい。」
ま、ロリコンクズ野郎にはお気の毒だけど、俺らに実害無いならいいや。
それよりも…両親が、誰かと真剣に念話してるっぽい事の方が、気になる。
「おとーさん、おかーさん。部屋案内してくれるって。」
「む…ああ、今行く。」
「誰と話してたの?」
「上のお兄ちゃん達ですよ。」
「……まだ強制交代には成らないよね…?」
「その事ではない。例の御触れについてだ。ブルーム領内の、王都から続く街道沿いの村や町全てに、出されているらしい。」
おい待て、被害者どんだけいんの?!
「今は丁度、領主様が王都で、お仕事をされているようです。今回の無茶な御触れの事は、ジェイクが領主様に通達してくれました。」
「当然だが、息子の横暴ぶりに、激怒していたらしい。既に、王都から最も近い町では、領主命令によって事態が終息しているようだ。明日には全て、おさまるだろう。」
「おお。後で兄ちゃんに、お礼言わないとね。」
「後は、デイヴィーが領主の息子を殺りに行こうとしていたが、止めておいた。」
「マジでありがとう、おとーさん。」
クズだけど、殺っちまうのは違うと思うんだ。
ちゃんと裁いてもらわないと。
「……:しゅ……く客…」
ん?上から何か聞こえた。
もう少し、狼イヤーで集中してみよう。
「…男性5名、女性2名…はい…冒険者を『名乗る』男性は居ません……はい…問題無いかと…」
この声……昨日俺と小梅がメロメロにした、隠密さん!!
「はい、そうです…彼らの馬車は、ゼラニラ村で停まりました。……承知、馬車を見張ります。」
嘘は言ってないね。
俺達が宿に泊まることを、報告していないだけだ。
カタンッ と音がして、天井裏からこんにちは。
顔を隠してるけど、目だけ見えた。
やっぱりあの隠密さんだね。
彼女は、俺に見えるようサムズアップしてから、天井板を直して去って行った。
成る程、索敵反応が『味方』なわけだ。
「…この村、イージーモードな予感。」
「どうかしました?」
「いや、なんも。」
あの人が見張りなら、安心して寝れる気がする。
スライムスターチは、袋に入ってドロップした。
因みにコレ、鑑定したら面白いことが解った。
『アイテム スライムスターチ』
毒性無し。食用利用可能。
備考
要は粉ゼラチン
ごめんね、おとーさん。
俺、明日スライムみたいな、カラフルで半透明なオヤツ(ゼリー)作るわ。
果物いっぱい使おう。
さて、ドロップ品を他の人達と、気持ち俺らの分が多めの山分けして、出発!
皆、俺達と同じ村で1泊するらしい。
スライム襲撃現場から、そこまで離れてはいなかった筈。
暫く道なりに進む。
[間もなく、ゼラニラ村です。]
「お、目的地アレか?」
『?外にテント張ってる人が、チラホラ居るのです。』
げっ、もしかして宿満室?!
いや、俺らは全然良いんだけど、ウサちゃんに野宿はキツいんじゃ……
『とにかく、あの人達にお話しを聞くのです。』
「だな。」
いざとなったら、ウサちゃん達を俺らの馬車にご招待も、視野に入れておこう。
あんま、他人入れたくないけど…ウサちゃん達には、正体バレてるし。
色々と、今更だよね。
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[目的地に到着しました。]
「地図さん、ありがとー。」
さて、何が起きてんのかな、っと。
『コレ何かの催し系?皆、超幸薄な顔なんですけど~。』
『どうしたんだろうね~。』
浮かない顔をしている人達は、皆冒険者さんっぽい。
「おじさーん!終わったよー!」
「おお、ありがとう!すまないね、沢山頼んで…」
「ううん、お仕事だから!」
「お困りの皆さーん!買い出し代行、1往復500Gでーす!」
買い出し代行…?
子供達に500G渡して、代わりに欲しいもの買ってきて貰ってるのか。
服装からして、あの子達は、あまり裕福じゃなさそうだな。
孤児の可能性もある。
「あっ、ちょっと、ちょっと止まってください!」
「は、はい。」
「ん、門番さんっすか?」
「い、いえ。普段は、この村で狩りをしている者です。」
村で狩りしてる人が、なんで門の所で、槍持って立ってんの?
「えっと…貴族の方の馬車と、護衛の方の馬車、ですよね…?男性の冒険者は、いらっしゃいますか…?」
「うん。」
「あー……そう、ですかぁ……その、申し訳ありません…。…今朝、領主様の所のドラ息k……い、いえ、次期領主様から、とんでもない御触れが出されまして……」
おい、ロリコン野郎。
お前領民に、ドラ息子だと思われてんぞ。
「とんでもない御触れって……この状況に関係ある…よね?」
「は、はい、その……男性冒険者には、一切物を売るな、宿に泊めるな…という……」
『そうきたです?!』
男性冒険者って…何人居ると……!!
せめて俺らピンポイントで来いよ、クズ野郎!!
「えっ……?!そ、それ…村の皆さん、大丈夫なんですか?!」
「大丈夫じゃないですっ…!冒険者さん達も大変ですけど、俺達も死活問題なんです!」
「だよね?!」
「あ、で、でも、村の中には入れますので!緑風屋さんの店頭で、コカトリスのスープと、焼いた卵を挟んだパンを配ってます。店員さん曰く、『売ってないからセーフ』だと…男性冒険者への救済措置ですが、1人1回、誰でもお受け取り可能です。」
成る程、守銭奴が無償奉仕する程度には、大変な事態という事か。
俺達のパーティーは、俺が料理作れば良いけど…
中には昼だけ保存食で済ませて、朝と夕は宿頼りってところも、あるだろうしね。
護衛をするにしても、旅をするにしても、ご飯で栄養取れるかどうかはとても重要だ。
マジで生死に関わる。
「一旦、皆と相談だね。ま、レナさんと詩音に御使い頼んで、馬車で寝る事に成るかな…。たぶん、詩音バレないだろ。」
『…『売るな』という命令は、『無償配布』でかわせるです…?……!総長さん!』
「ん、どした?」
『大丈夫なのです!全員問題無く、お買い物も、お泊まりもできるです!』
「へ?」
どゆこと……?
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さてさて、村の宿屋にて
「いらっしゃいませ……え、えっと…申し訳ありません……。男性の冒険者の方は……」
戸惑う店主さんらしき人に、ラルフは剣の柄を見せる。
シルフィード伯爵家の、家紋的なものが彫られてるんだよ。
「!こ、この紋章は…!」
「シルフィード伯爵家次男、ラルフ・シルフィードだ。将来兄上を御支えするため、見聞を広める旅をしている。」
「左様でございましたか!た、大変、失礼致しました!」
「構わない。こんな状況ではな。」
小梅の作戦は要するに、『男は冒険者と名乗らなければ、イケるんじゃないか』というものだ。
因みに、俺だけコックさん服(帽子無し)に着替えさせられた。
「この獣人は、見ての通り、俺の食事係だ。」
「どーもー。Bランクの料理人っす。」
「さ、左様で……彼方の美しい男性は…?」
「彼は、ヴァールフラン商会の『特別相談役』だ。それから、そちらの男性は、アルファスト男爵家の御者で、部屋ではなく馬屋を使いたいらしい。」
「は、はぁ……」
「それと、此方の白髪の子も、こう見えて男性だ。彼は、帝国から遥々社会勉強に出てきた、宮廷魔導師長の長男でな。」
「男性……?!し、失礼致しました。帝国からとは…環境も変わり、さぞお疲れでございましょう。只今、お部屋をご用意させていただきます。」
よしよし。
既に、この方法でお土産は入手している。
でも、他の冒険者さんに教える予定は無い。
あの、買い出し代行をしていた子供達の、お仕事を奪っちゃう事になるからね。
因みに、この村の特産品は、虫系モンスター避けになる、煙玉だった。
香りの強い、特殊なゼラニウムを使っているらしい。
「部屋の確保も、なんとかできたな。」
「まだ油断はできません。見張りの方が居るでしょうから、報告される前にどうにかしましょう。」
「ミライくん、索敵に反応は?」
「村の中には味方と中立のみ。外に敵対反応もあるけど、たぶんモンスター。」
意外と見張りも着けてないのか、見張りが俺達の味方or中立なのか……
前者なら馬鹿だし、後者なら人望ねぇなクズ野郎。
「どっちだろ。」
「馬鹿は馬鹿だが、小心者だからな。見張りが居ないということは、無いだろう。」
んじゃ、人望無い方か。
「お待たせ致しました。此方へどうぞ。」
「はーい。」
ま、ロリコンクズ野郎にはお気の毒だけど、俺らに実害無いならいいや。
それよりも…両親が、誰かと真剣に念話してるっぽい事の方が、気になる。
「おとーさん、おかーさん。部屋案内してくれるって。」
「む…ああ、今行く。」
「誰と話してたの?」
「上のお兄ちゃん達ですよ。」
「……まだ強制交代には成らないよね…?」
「その事ではない。例の御触れについてだ。ブルーム領内の、王都から続く街道沿いの村や町全てに、出されているらしい。」
おい待て、被害者どんだけいんの?!
「今は丁度、領主様が王都で、お仕事をされているようです。今回の無茶な御触れの事は、ジェイクが領主様に通達してくれました。」
「当然だが、息子の横暴ぶりに、激怒していたらしい。既に、王都から最も近い町では、領主命令によって事態が終息しているようだ。明日には全て、おさまるだろう。」
「おお。後で兄ちゃんに、お礼言わないとね。」
「後は、デイヴィーが領主の息子を殺りに行こうとしていたが、止めておいた。」
「マジでありがとう、おとーさん。」
クズだけど、殺っちまうのは違うと思うんだ。
ちゃんと裁いてもらわないと。
「……:しゅ……く客…」
ん?上から何か聞こえた。
もう少し、狼イヤーで集中してみよう。
「…男性5名、女性2名…はい…冒険者を『名乗る』男性は居ません……はい…問題無いかと…」
この声……昨日俺と小梅がメロメロにした、隠密さん!!
「はい、そうです…彼らの馬車は、ゼラニラ村で停まりました。……承知、馬車を見張ります。」
嘘は言ってないね。
俺達が宿に泊まることを、報告していないだけだ。
カタンッ と音がして、天井裏からこんにちは。
顔を隠してるけど、目だけ見えた。
やっぱりあの隠密さんだね。
彼女は、俺に見えるようサムズアップしてから、天井板を直して去って行った。
成る程、索敵反応が『味方』なわけだ。
「…この村、イージーモードな予感。」
「どうかしました?」
「いや、なんも。」
あの人が見張りなら、安心して寝れる気がする。
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