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ビビりとモフモフ、冒険開始
焼き尽くせスライム軍団
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あまり皆から離れ過ぎないよう、索敵で自分の位置を確認しながら駆け回ること数分。
スライム達が、俺から逃げるように移動し始めた。
あんまり追うと、皆に何かあったとき、すぐには戻れなくなるからなぁ。
……鬼斬り玉投げて、追撃する?
「待たせたなミライ、アレやるぞ!!」
「調度良いところに!了解!!」
怪我人を退避させ終えたらしい、ラルフが飛んできた。
『アレ』とは、『大量の爆発する火の玉を、竜巻で巻き込んで、爆炎撒き散らしながら敵陣横断する』という、エグい合体技の事だ。
俺の魔法スキルが上がった事で、前にちょっと話してたやつに、爆発がプラスされた。
先ずは俺が、圧縮した火の玉を量産しよう。
えーと、1度に量産する方法は…魔力を自分の周囲に広げて、切り分けてから成形!
「出でよ大量の《バーニングボム》!!足りる?」
「充分だ!」
良かった!まだ制御甘いのと、魔力の放出量そんなに多くないのとで、30個くらいしか作れないんだよね。
フィル兄ちゃん曰く、1度に拳大の火の玉1000個作れたら、フレイムフェンリルとして一人前らしい。
先は長いなぁ。
作った火の玉を、なるべくスライム軍団に、近付けよう。
「中央突破でいいな?《クロスハリケーン》!」
「合体技の名称どーする?」
「今か!?」
「うん。」
「とりあえず、適当に叫んでおけ!」
適当かぁー。
お、丁度竜巻が、俺の火の玉達と合体しそう。
「んじゃせーのっ」
「「《バーニングストーム》!!」」
あ、揃った!
ズゴォオオオオオオオオオオオッ!!
竜巻と火の玉が接触した瞬間、竜巻がとんでもない勢いで燃えた。
炎の音、風の音、そして連続した爆発音が混ざり、怪物の雄叫びみたいな音に成ってる。
その炎に焼かれ、風に吹き飛ばされ、爆発で消し飛んでいく哀れなスライム軍団……なんかゴメン。
燃えてる仲間が空から落ちてきて、自分に引火するとか恐怖でしかないよね。
「……コレ、屋内とか周りに人居る場合は、封印だね。」
「だな…思った以上に被害が広範囲だ。」
燃えながら飛ばされた個体が、俺達の方にも降って来る。
あちこち草も燃えてるし。
やべぇ、消火しないとダメだ。
「小梅、砂で火消せる?火事に成っちゃう。」
『お任せなのです♪』
助かるよ。放火魔には、成りたくないからね。
……お?
燃える竜巻から逃げ延びたスライム達が、不意にくっつき始めた。
色ごちゃごちゃだけど、くっつくんだ…どんどん大きく成ってるよ。
キングスラ●ム誕生の瞬間って、こんな感じか?
なんて思ってたら
『うばぁぁぁぁ……』
キンスラどころじゃねぇ、謎の生命体に進化した。
「…出すの早すぎた巨●兵?」
『フシャーーーッ!?スライムのお化けです!怖いのですっ!!』
「わぷっ?!ちょ、小梅落ち着いて!」
小梅の柔らかいお腹で窒息ってのも、悪くはないけど!←
今は前見えなくなるとヤベーから、しがみつくのは後頭部で頼む!
合体したスライムは、高さ10メートルくらいの、微妙な人の形(上半身のみ)をしている。
巨人型スライムなんて、スライム族大好きすぎる、ドラ●エでも出て来ねぇよ!!
「討伐ランクB、ジャイアントスライムだ!!こうなると、生半可な火力では燃やせない!」
「マジで!?」
スライムの討伐ランクは、Eだったよね?!
そんな上がるのか!
『うぼぁぁああ』
『ふみゃーっ!!あっちいけですーっ!!』
小梅が叫ぶと同時に、地面が揺れた。
震度4はありそうな揺れだ。
ズゴゴゴッと、地中から巨人スライムを突き上げるように、3階建て校舎くらいの『ピラミッド』が飛び出す。
その勢いで、ジャイアントスライムは、空高く打ち上げられた。
「惜しい、弾き飛ばさずに乗せられたら、テンティリスできたな。よしよし、小梅。大丈夫だぞ~、アレお化けじゃないからな~。」
『ふにゃぁ~…。』
「コウメを愛でるのは後だ!ジャイアントスライムが、シオンの方へ飛ばされている!!」
「ヤッベ、今助けるぞ詩音っ!!」
なんでそんなに飛んだ?!
小梅のピラミッド、垂直に出て来たのに!
当たり所が、微妙に中心からズレてたのか…?!
とりあえず、詩音!
余計な事は、すんなよ!?
「お、おい、何か飛んで来たぜ。」
「全員構えろ!治癒師の子を護るぞ!」
「ひぃっ?!ななな何ですかアレぇえええっ!?」
「大丈夫、貴女は退っていて。獣人の子達が向かってくれてるわ!到着までは持ちこたえるわよ!」
『とりゃーっ!!…ダメだ、木の枝投げても、プヨプヨのせいで核まで届かないよ!』
治療を受けた人達が、詩音を護ろうとしてくれてる。
ありがたいけど、槍と剣と小さい盾じゃ、ソレ防ぎ切るの無理じゃね?!
あと、若葉には今度から、遠心力でぶっ刺せる、槍的な物持たせても良い気がしてきた!
「こ…こ…」
「やべっ!?詩音、落ち着け!落ち着いて逃g」
「ここここここ此方に来ないでくださぁああいっ!!」
「頼むから吹っ飛ばすのやめろノーコンんんんんっ!!」
今度は光の柱によって、またも下から上へと打ち上げられた巨人スライム。
ブッ飛んで行くその先は……
「だぁあぁ?!最悪な軌道描いてやがるっ!!」
よりによって、家の馬車に向けて飛ばすなぁああっ!!
わざとじゃないのは、解るけど!
とりあえず、レナさん逃げてぇーっ!!
「あの巨体を風で止めるのは無理だ…!できるだけ、お前を追い風で援護する!なんとか追い付け、ミライ!!」
「よっしゃ任せろ!!詩音、小梅を頼む!!」
『にゃーっ?!』
「わ、ちょっ…ひゃあっ!?いたた…未來くん!小梅ちゃん投げちゃダメですよ!!」
『総長さん、酷いのですっ!』
後で謝るから今は赦せ。
このままスライムへ突っ込むのに、小梅巻き込んだら可哀想だろ?
えーい、人型じゃ全力疾走しても間に合わん!
ぽふっ
『うぉおおおおお!!間に合えぇええええええ!!』
よし、やっぱ此方の方が速い!
目標捕捉、馬車直撃コースじゃんっ!!
コレは勢いで、弾き飛ばすしかないな。
『《フレアアーマー》…くらえデカブツ!《火焔車》ぁ!!』
炎を纏いながら、陽向みたいにくるっと丸まって、ブレスの勢いでジャンピングローリングアターック!!
ぶにっ
『うぼぁぁああっ!?』
よしっ!馬車にぶつかる直前で当たれた!
軌道が反れて、馬車後方の地面に押し倒せたぞ。
このまま、燃えろ燃えろー!
ジュワワワ……パァンッ!!
『げっ』
破裂した!?
びちゃびちゃっ ベトベト ドロドロ ジュゥゥゥ……
『うぇぇぇぇ…』
め、目ぇ回ったぁぁ…毛にスライム液が付いて、ベタベタするぅぅ……!
やってみて解った。
スライムに全身アタックダメ絶対。
あと、ローリングアタックは、三半規管強くないと、止まった後で死ぬ。
「物凄く聞き覚えのある、嫌な破裂音がしたが、大丈夫か!?」
『きゅぅ~…』
「こ、コレは…ロゥミア!ミライが幼少の頃の私と、同じ事態に!」
「あらら…洗ってあげないと、ダメですね。」
うぇぇ気持ち悪い……
おとーさん、今俺抱き上げたら、スライム液着かない?
いや、気にしてないなら、良いんだけどさ。
「ミライ!無事かっ!?」
「ちょっと、ミライくん大丈夫!?」
『お姉ちゃぁーんっ!!お兄ちゃんが、目回してるー!』
「ぇえええっ?!」
『あんなに回ってたら、当然なのです!』
『それでも、結果的に倒してる辺りが、流石って言うべきかな…?』
み、皆に心配させてしまった…
大丈夫って言いたいけど、ベトベトとグルグルで、大丈夫じゃないかも。
「どうされました?!」
『なんか、破裂音したけど?!』
『ちょっ、ミライくん!ドロドロのマジヤバじゃん!』
「大丈夫ですかー?!」
『おにーちゃん、しっかりー!』
おい、来ちゃダメだろ護衛対象達!
「さぁミライ、お洗濯の準備ができましたよ。」
おかーさん、洗濯っつった?
うぅ…グルグルは少し落ち着いてきた…
『……あの、俺火属性なんだけど……』
「ロゥミア、流石にソレで洗うのは哀れでは……」
渦がグルグル……水だけの洗濯機だよねコレ…?
「ですが、コレくらいしなければ、なかなか取れませんよ?」
「火属性なのだから、ある程度拭いてやってから、高温の炎に放り込んだ方が良いだろう。」
『息子の扱い雑っ!!』
でも、そっちの方がまだ生き残れそうだから、丸焼きでお願いします。
───────
2019,4,30 0:10 一部修正しました
スライム達が、俺から逃げるように移動し始めた。
あんまり追うと、皆に何かあったとき、すぐには戻れなくなるからなぁ。
……鬼斬り玉投げて、追撃する?
「待たせたなミライ、アレやるぞ!!」
「調度良いところに!了解!!」
怪我人を退避させ終えたらしい、ラルフが飛んできた。
『アレ』とは、『大量の爆発する火の玉を、竜巻で巻き込んで、爆炎撒き散らしながら敵陣横断する』という、エグい合体技の事だ。
俺の魔法スキルが上がった事で、前にちょっと話してたやつに、爆発がプラスされた。
先ずは俺が、圧縮した火の玉を量産しよう。
えーと、1度に量産する方法は…魔力を自分の周囲に広げて、切り分けてから成形!
「出でよ大量の《バーニングボム》!!足りる?」
「充分だ!」
良かった!まだ制御甘いのと、魔力の放出量そんなに多くないのとで、30個くらいしか作れないんだよね。
フィル兄ちゃん曰く、1度に拳大の火の玉1000個作れたら、フレイムフェンリルとして一人前らしい。
先は長いなぁ。
作った火の玉を、なるべくスライム軍団に、近付けよう。
「中央突破でいいな?《クロスハリケーン》!」
「合体技の名称どーする?」
「今か!?」
「うん。」
「とりあえず、適当に叫んでおけ!」
適当かぁー。
お、丁度竜巻が、俺の火の玉達と合体しそう。
「んじゃせーのっ」
「「《バーニングストーム》!!」」
あ、揃った!
ズゴォオオオオオオオオオオオッ!!
竜巻と火の玉が接触した瞬間、竜巻がとんでもない勢いで燃えた。
炎の音、風の音、そして連続した爆発音が混ざり、怪物の雄叫びみたいな音に成ってる。
その炎に焼かれ、風に吹き飛ばされ、爆発で消し飛んでいく哀れなスライム軍団……なんかゴメン。
燃えてる仲間が空から落ちてきて、自分に引火するとか恐怖でしかないよね。
「……コレ、屋内とか周りに人居る場合は、封印だね。」
「だな…思った以上に被害が広範囲だ。」
燃えながら飛ばされた個体が、俺達の方にも降って来る。
あちこち草も燃えてるし。
やべぇ、消火しないとダメだ。
「小梅、砂で火消せる?火事に成っちゃう。」
『お任せなのです♪』
助かるよ。放火魔には、成りたくないからね。
……お?
燃える竜巻から逃げ延びたスライム達が、不意にくっつき始めた。
色ごちゃごちゃだけど、くっつくんだ…どんどん大きく成ってるよ。
キングスラ●ム誕生の瞬間って、こんな感じか?
なんて思ってたら
『うばぁぁぁぁ……』
キンスラどころじゃねぇ、謎の生命体に進化した。
「…出すの早すぎた巨●兵?」
『フシャーーーッ!?スライムのお化けです!怖いのですっ!!』
「わぷっ?!ちょ、小梅落ち着いて!」
小梅の柔らかいお腹で窒息ってのも、悪くはないけど!←
今は前見えなくなるとヤベーから、しがみつくのは後頭部で頼む!
合体したスライムは、高さ10メートルくらいの、微妙な人の形(上半身のみ)をしている。
巨人型スライムなんて、スライム族大好きすぎる、ドラ●エでも出て来ねぇよ!!
「討伐ランクB、ジャイアントスライムだ!!こうなると、生半可な火力では燃やせない!」
「マジで!?」
スライムの討伐ランクは、Eだったよね?!
そんな上がるのか!
『うぼぁぁああ』
『ふみゃーっ!!あっちいけですーっ!!』
小梅が叫ぶと同時に、地面が揺れた。
震度4はありそうな揺れだ。
ズゴゴゴッと、地中から巨人スライムを突き上げるように、3階建て校舎くらいの『ピラミッド』が飛び出す。
その勢いで、ジャイアントスライムは、空高く打ち上げられた。
「惜しい、弾き飛ばさずに乗せられたら、テンティリスできたな。よしよし、小梅。大丈夫だぞ~、アレお化けじゃないからな~。」
『ふにゃぁ~…。』
「コウメを愛でるのは後だ!ジャイアントスライムが、シオンの方へ飛ばされている!!」
「ヤッベ、今助けるぞ詩音っ!!」
なんでそんなに飛んだ?!
小梅のピラミッド、垂直に出て来たのに!
当たり所が、微妙に中心からズレてたのか…?!
とりあえず、詩音!
余計な事は、すんなよ!?
「お、おい、何か飛んで来たぜ。」
「全員構えろ!治癒師の子を護るぞ!」
「ひぃっ?!ななな何ですかアレぇえええっ!?」
「大丈夫、貴女は退っていて。獣人の子達が向かってくれてるわ!到着までは持ちこたえるわよ!」
『とりゃーっ!!…ダメだ、木の枝投げても、プヨプヨのせいで核まで届かないよ!』
治療を受けた人達が、詩音を護ろうとしてくれてる。
ありがたいけど、槍と剣と小さい盾じゃ、ソレ防ぎ切るの無理じゃね?!
あと、若葉には今度から、遠心力でぶっ刺せる、槍的な物持たせても良い気がしてきた!
「こ…こ…」
「やべっ!?詩音、落ち着け!落ち着いて逃g」
「ここここここ此方に来ないでくださぁああいっ!!」
「頼むから吹っ飛ばすのやめろノーコンんんんんっ!!」
今度は光の柱によって、またも下から上へと打ち上げられた巨人スライム。
ブッ飛んで行くその先は……
「だぁあぁ?!最悪な軌道描いてやがるっ!!」
よりによって、家の馬車に向けて飛ばすなぁああっ!!
わざとじゃないのは、解るけど!
とりあえず、レナさん逃げてぇーっ!!
「あの巨体を風で止めるのは無理だ…!できるだけ、お前を追い風で援護する!なんとか追い付け、ミライ!!」
「よっしゃ任せろ!!詩音、小梅を頼む!!」
『にゃーっ?!』
「わ、ちょっ…ひゃあっ!?いたた…未來くん!小梅ちゃん投げちゃダメですよ!!」
『総長さん、酷いのですっ!』
後で謝るから今は赦せ。
このままスライムへ突っ込むのに、小梅巻き込んだら可哀想だろ?
えーい、人型じゃ全力疾走しても間に合わん!
ぽふっ
『うぉおおおおお!!間に合えぇええええええ!!』
よし、やっぱ此方の方が速い!
目標捕捉、馬車直撃コースじゃんっ!!
コレは勢いで、弾き飛ばすしかないな。
『《フレアアーマー》…くらえデカブツ!《火焔車》ぁ!!』
炎を纏いながら、陽向みたいにくるっと丸まって、ブレスの勢いでジャンピングローリングアターック!!
ぶにっ
『うぼぁぁああっ!?』
よしっ!馬車にぶつかる直前で当たれた!
軌道が反れて、馬車後方の地面に押し倒せたぞ。
このまま、燃えろ燃えろー!
ジュワワワ……パァンッ!!
『げっ』
破裂した!?
びちゃびちゃっ ベトベト ドロドロ ジュゥゥゥ……
『うぇぇぇぇ…』
め、目ぇ回ったぁぁ…毛にスライム液が付いて、ベタベタするぅぅ……!
やってみて解った。
スライムに全身アタックダメ絶対。
あと、ローリングアタックは、三半規管強くないと、止まった後で死ぬ。
「物凄く聞き覚えのある、嫌な破裂音がしたが、大丈夫か!?」
『きゅぅ~…』
「こ、コレは…ロゥミア!ミライが幼少の頃の私と、同じ事態に!」
「あらら…洗ってあげないと、ダメですね。」
うぇぇ気持ち悪い……
おとーさん、今俺抱き上げたら、スライム液着かない?
いや、気にしてないなら、良いんだけどさ。
「ミライ!無事かっ!?」
「ちょっと、ミライくん大丈夫!?」
『お姉ちゃぁーんっ!!お兄ちゃんが、目回してるー!』
「ぇえええっ?!」
『あんなに回ってたら、当然なのです!』
『それでも、結果的に倒してる辺りが、流石って言うべきかな…?』
み、皆に心配させてしまった…
大丈夫って言いたいけど、ベトベトとグルグルで、大丈夫じゃないかも。
「どうされました?!」
『なんか、破裂音したけど?!』
『ちょっ、ミライくん!ドロドロのマジヤバじゃん!』
「大丈夫ですかー?!」
『おにーちゃん、しっかりー!』
おい、来ちゃダメだろ護衛対象達!
「さぁミライ、お洗濯の準備ができましたよ。」
おかーさん、洗濯っつった?
うぅ…グルグルは少し落ち着いてきた…
『……あの、俺火属性なんだけど……』
「ロゥミア、流石にソレで洗うのは哀れでは……」
渦がグルグル……水だけの洗濯機だよねコレ…?
「ですが、コレくらいしなければ、なかなか取れませんよ?」
「火属性なのだから、ある程度拭いてやってから、高温の炎に放り込んだ方が良いだろう。」
『息子の扱い雑っ!!』
でも、そっちの方がまだ生き残れそうだから、丸焼きでお願いします。
───────
2019,4,30 0:10 一部修正しました
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