204 / 249
ビビりとモフモフ、冒険開始
神様流のOMOTENASHI
しおりを挟む
時雨に乗って移動しながら、レナさんとも打ち合わせする。
今回、弓を使えるレナさんが、とっても重要なんだよね。
「理解はしたけど…上手くできるかしら…」
「お前ならやれる。風のコントロールは、俺より上手い。」
「そ、そう?」
「レヴァンさんとレオンさんには、おとーさんから通達行ってるってさ。街の護りと他の冒険者さん達は任せて、討伐に集中しよう。」
「いざとなれば、ディアドルフさんも動いてくださります。失敗を恐れず、頑張りましょう!」
「そうね…きっと大丈夫。この街には、元も合わせてSランクが3人も居るもの!失敗したって、どうにかなるわね!」
うんうん、それくらいの気楽さで行こーぜ!
門に到着すると、レヴァンさんが、周囲の冒険者さん達に、指示を出していた。
「うぅ~…!こんな範囲に、土壁なんて作れませんっ!」
「新人の俺達だけで、街の防衛なんて無理ですよぉ!」
「口より手を動かす!新人だから等という、言い訳は聞きません!1人で無理なら、他の者と協力しなさい!」
「れ、レヴァンさん!俺、魔法からっきしで…!どうすればいいっすか?!」
「その剣は飾りですか?魔力が無いなら、まだ壁ができていない場所の防衛に出る!」
「は、はい!行って来ます!」
「レヴァンさん、10体ほど此方に来ました!」
「正面の7体は引き受けます!残り3体はどうにかなさい!《シャドウ・バレット》!!」
指示を出しながら、寄ってきたゴブリンを仕留めるレヴァンさん、カッコいい!
その杖とローブも、いい感じにおどろおどろしくて、魔王城の大魔導師みたいだね!
めっちゃ似合ってるよ!
どうやら、ミニクロプスに前線の人手を割かれたせいで、ゴブリンが此方まで来始めてるみたいだ。
たかがゴブリン、されどゴブリン。
武器を持たない街の人達には、ゴブリン1体でも脅威になる。
絶対に門を通しちゃいけない。
皆、頑張って!此処は任せた!
「レヴァンさん!ミニクロプスどの辺?!」
「御待ちしてました!例の新種は、南東の森から50メートル程手前まで出ています!レオンが直接指揮していますが、攻撃が通らないため、前線を維持するので手一杯のようです!」
「了解!やるぞ小梅、若葉!」
『行くですよ!』
『はいはーい!』
2体を腕と頭に乗せて、時雨から門の外へ飛び降りる。
作戦はこうだ。
頭の上の小梅が、砂で巨大な何かの動く像を造り、俺はその影に隠れて突っ込む。
「《エンチャント・フラッシュ》!」
「頼むぞ、ミライ!」
「オッケ!」
詩音が俺の体を光らせて、砂から出たとき、真っ先に目に入るようにする。
某髭のお兄さんがお星様取った時みたいだけど、残念ながら、無敵状態ではないんだよね、コレ。
相手に大量の砂を浴びせて埋めたら、出てきた所を俺がぶん殴って注意を引き、小梅と、ユニークスキルで隠れた若葉と一緒に足止め。
その隙にラルフ達は、時雨に乗って、空の視角から接近する手筈だ。
途中、レーザー光が砂を突き抜けて、街の方へいったけど、心配は要らない。
外壁の周りには、レヴァンさんの魔力が漂っている。
大量のゴブリン相手に範囲魔法を使わず、初級の魔弾系で仕留めていたのは、街自体の防衛に魔力を回しているからだ。
ミニクロプスのレーザーは、壁に届くこと無く、闇の塊に阻まれて消えた。
『総長さん!あと10メートルで、ミニクロプスとぶつかるです!』
「了解!」
「来たか…!お前らは予定通り、ゴブリンの殲滅に当たれ!」
「「「はいっ!!」」」
「てめぇの相手は此方だ!!」
『ギャォオオオオオッ!!』
レオンさんの指示が聞こえる。
俺が到達するまで、他の冒険者さんにタゲが向かないよう、相手してくれるらしい。
「ミライ、聞こえるな?!そのまま突っ込んで来い!」
「イエッサァーッ!!」
『激突まで3…2…1…今です!』
「《バリア・ウォール》!1回埋まっとけぇ!!」
防御壁で砂の形を裏から整えて、上から被せるように叩きつける!
ドスゥンッ!!
「けほっけほっ、砂埃やべっ…!」
『大丈夫です?』
「ディアドルフから、詳細は聞いた!後任せていいか?!」
「オッケー!」
「よし、俺は手薄な場所へ助太刀に行くからな!」
うん、今の内に離脱して!
砂山に突き刺さった、マジでゲームに出てきそうな両刃の大剣を引き抜いて、レオンさんは街道の方へ駆けていく。
アレ背負って、よく走れるな…流石ギルマス。
『グギャゥウウッ!』
「おう、デカブツ!今度は、俺が相手してやるよ!」
『負けないです!』
大きさは、頭だけで5~6メートルくらい、かな?
本来どんだけデカいんだか。
よーし…やったりますか!
───────
──────
─────
※壁の上から様子を見ているディア様視点
ふむ…全体的に見て、まだ手助けは必要無さそうだ。
「あ…ディアドルフ様、ご令嬢の1人が門に近付いてます。御止めして来ますね。」
「ああ、頼む。」
マリアンナ嬢か…彼女もミライ達の世界から、引き取った子だったな。
恐らく手伝いに来たのだろうが、ここは止めた方が無難だろう。
「お~♪やってるやってるぅ♪」
「よくもまあ、私の隣に来れたな、元凶。」
「いやぁ、それほどでも。」
「褒めてはいない。…念のため聞くが、アレは何だ。」
「君の考察通りだよ~。胴体取っ払って、手足を顔にくっつけたサイクロプス。隣座っていい?座るね~。」
「聞きながら座るな。…あの見た目は…もう少し、どうにか成らなかったのかね?」
「ぶっちゃけ俺も、とんだクリーチャー産み出しちゃったなぁ、と思ってる。」
そう思った時点で、直してやりたまえよ……
「…サプライズという悪戯を引き起こした、その真意は?」
「本当はもっと違う形だったんだよ。あの子達への修練場として、何個か高難度ダンジョン作ったんだよね。…ハイに成り過ぎて、作り過ぎちゃったけど。」
「…その内、最も近いダンジョンへ招く前に、私が閉じてしまった、と。」
「うん☆」
『うん☆』ではない。
「あんなダンジョンに、子供を入れようとするな。」
「いやぁ、『こういうモンスターも居るから、気をつけてね!』っていうアドバイス変わりになればな~とね?第一階層なら、どのモンスターも、単独出現するようにしてたんだよ。初期ステータスでも、逃げれるように。」
「逃げる際に奥の方へ行かれたら、どうするつもりだった。」
「ミライくんなら、比較的冷静に『レベリング不足』って判断して、シオンちゃん連れて外へ撤退してくれるでしょ。本当にヤバくなったら、君が助けに行ってただろうしね。」
「それはそうだが…。そういった理由なら、何故今更アレを外に出した?」
「まあ、俺なりの歓迎だよ歓迎w神様の試練的な?」
全く、こやつは……
「……そうだ、あのウサギは前世で何をやらかして、此処に来た?」
「あー、あの子ヤッバイよ~w根っからの悪女w前世17歳で亡くなってるんだけどさぁ、男取っ替え引っ替え27人も手玉に取ってんのwしかも、全員ただの財布的な扱いで、貢がなくなった瞬間ポイよ?」
「……考えられんな。」
「君には、特に理解不能だろうねぇ。」
「理解したくもない。」
やはり、ロランが面白がって引っ張ってきた中でも、『仕置き』が必要な部類であったか。
「最期はヤンデレ化した男に、包丁でサクッと殺られたみたいだね。刃物怖がってたでしょ?」
「確かに……ミィルに転生の許可は?」
「勿論取ったさ。魂自体に『悪女』としての行動や思考が、こびり着いちゃってんだもん。『完全に足洗えるくらい、キッツいお灸据えたってや』って、寧ろ頼まれましたぁ~♪」
……という事は…
「魅了のスキルを与えたのも、仕置きの内か。」
「そりゃだって、あの子いきなり説教されたって、聞かないでしょ~w最っ高に調子乗ってる所へ、ドーンッ!!と現実叩き付けた方が、効果的じゃん♪」
「解らんでもないな。」
「そっちの方が、俺も愉しいしw」
「そちらの理由が、主軸ではあるまいな…?」
「さ~て、どうかな~♪」
やれやれ…怒る気も失せるな。
───────
2018,12,20 9:49 一部修正しました。
今回、弓を使えるレナさんが、とっても重要なんだよね。
「理解はしたけど…上手くできるかしら…」
「お前ならやれる。風のコントロールは、俺より上手い。」
「そ、そう?」
「レヴァンさんとレオンさんには、おとーさんから通達行ってるってさ。街の護りと他の冒険者さん達は任せて、討伐に集中しよう。」
「いざとなれば、ディアドルフさんも動いてくださります。失敗を恐れず、頑張りましょう!」
「そうね…きっと大丈夫。この街には、元も合わせてSランクが3人も居るもの!失敗したって、どうにかなるわね!」
うんうん、それくらいの気楽さで行こーぜ!
門に到着すると、レヴァンさんが、周囲の冒険者さん達に、指示を出していた。
「うぅ~…!こんな範囲に、土壁なんて作れませんっ!」
「新人の俺達だけで、街の防衛なんて無理ですよぉ!」
「口より手を動かす!新人だから等という、言い訳は聞きません!1人で無理なら、他の者と協力しなさい!」
「れ、レヴァンさん!俺、魔法からっきしで…!どうすればいいっすか?!」
「その剣は飾りですか?魔力が無いなら、まだ壁ができていない場所の防衛に出る!」
「は、はい!行って来ます!」
「レヴァンさん、10体ほど此方に来ました!」
「正面の7体は引き受けます!残り3体はどうにかなさい!《シャドウ・バレット》!!」
指示を出しながら、寄ってきたゴブリンを仕留めるレヴァンさん、カッコいい!
その杖とローブも、いい感じにおどろおどろしくて、魔王城の大魔導師みたいだね!
めっちゃ似合ってるよ!
どうやら、ミニクロプスに前線の人手を割かれたせいで、ゴブリンが此方まで来始めてるみたいだ。
たかがゴブリン、されどゴブリン。
武器を持たない街の人達には、ゴブリン1体でも脅威になる。
絶対に門を通しちゃいけない。
皆、頑張って!此処は任せた!
「レヴァンさん!ミニクロプスどの辺?!」
「御待ちしてました!例の新種は、南東の森から50メートル程手前まで出ています!レオンが直接指揮していますが、攻撃が通らないため、前線を維持するので手一杯のようです!」
「了解!やるぞ小梅、若葉!」
『行くですよ!』
『はいはーい!』
2体を腕と頭に乗せて、時雨から門の外へ飛び降りる。
作戦はこうだ。
頭の上の小梅が、砂で巨大な何かの動く像を造り、俺はその影に隠れて突っ込む。
「《エンチャント・フラッシュ》!」
「頼むぞ、ミライ!」
「オッケ!」
詩音が俺の体を光らせて、砂から出たとき、真っ先に目に入るようにする。
某髭のお兄さんがお星様取った時みたいだけど、残念ながら、無敵状態ではないんだよね、コレ。
相手に大量の砂を浴びせて埋めたら、出てきた所を俺がぶん殴って注意を引き、小梅と、ユニークスキルで隠れた若葉と一緒に足止め。
その隙にラルフ達は、時雨に乗って、空の視角から接近する手筈だ。
途中、レーザー光が砂を突き抜けて、街の方へいったけど、心配は要らない。
外壁の周りには、レヴァンさんの魔力が漂っている。
大量のゴブリン相手に範囲魔法を使わず、初級の魔弾系で仕留めていたのは、街自体の防衛に魔力を回しているからだ。
ミニクロプスのレーザーは、壁に届くこと無く、闇の塊に阻まれて消えた。
『総長さん!あと10メートルで、ミニクロプスとぶつかるです!』
「了解!」
「来たか…!お前らは予定通り、ゴブリンの殲滅に当たれ!」
「「「はいっ!!」」」
「てめぇの相手は此方だ!!」
『ギャォオオオオオッ!!』
レオンさんの指示が聞こえる。
俺が到達するまで、他の冒険者さんにタゲが向かないよう、相手してくれるらしい。
「ミライ、聞こえるな?!そのまま突っ込んで来い!」
「イエッサァーッ!!」
『激突まで3…2…1…今です!』
「《バリア・ウォール》!1回埋まっとけぇ!!」
防御壁で砂の形を裏から整えて、上から被せるように叩きつける!
ドスゥンッ!!
「けほっけほっ、砂埃やべっ…!」
『大丈夫です?』
「ディアドルフから、詳細は聞いた!後任せていいか?!」
「オッケー!」
「よし、俺は手薄な場所へ助太刀に行くからな!」
うん、今の内に離脱して!
砂山に突き刺さった、マジでゲームに出てきそうな両刃の大剣を引き抜いて、レオンさんは街道の方へ駆けていく。
アレ背負って、よく走れるな…流石ギルマス。
『グギャゥウウッ!』
「おう、デカブツ!今度は、俺が相手してやるよ!」
『負けないです!』
大きさは、頭だけで5~6メートルくらい、かな?
本来どんだけデカいんだか。
よーし…やったりますか!
───────
──────
─────
※壁の上から様子を見ているディア様視点
ふむ…全体的に見て、まだ手助けは必要無さそうだ。
「あ…ディアドルフ様、ご令嬢の1人が門に近付いてます。御止めして来ますね。」
「ああ、頼む。」
マリアンナ嬢か…彼女もミライ達の世界から、引き取った子だったな。
恐らく手伝いに来たのだろうが、ここは止めた方が無難だろう。
「お~♪やってるやってるぅ♪」
「よくもまあ、私の隣に来れたな、元凶。」
「いやぁ、それほどでも。」
「褒めてはいない。…念のため聞くが、アレは何だ。」
「君の考察通りだよ~。胴体取っ払って、手足を顔にくっつけたサイクロプス。隣座っていい?座るね~。」
「聞きながら座るな。…あの見た目は…もう少し、どうにか成らなかったのかね?」
「ぶっちゃけ俺も、とんだクリーチャー産み出しちゃったなぁ、と思ってる。」
そう思った時点で、直してやりたまえよ……
「…サプライズという悪戯を引き起こした、その真意は?」
「本当はもっと違う形だったんだよ。あの子達への修練場として、何個か高難度ダンジョン作ったんだよね。…ハイに成り過ぎて、作り過ぎちゃったけど。」
「…その内、最も近いダンジョンへ招く前に、私が閉じてしまった、と。」
「うん☆」
『うん☆』ではない。
「あんなダンジョンに、子供を入れようとするな。」
「いやぁ、『こういうモンスターも居るから、気をつけてね!』っていうアドバイス変わりになればな~とね?第一階層なら、どのモンスターも、単独出現するようにしてたんだよ。初期ステータスでも、逃げれるように。」
「逃げる際に奥の方へ行かれたら、どうするつもりだった。」
「ミライくんなら、比較的冷静に『レベリング不足』って判断して、シオンちゃん連れて外へ撤退してくれるでしょ。本当にヤバくなったら、君が助けに行ってただろうしね。」
「それはそうだが…。そういった理由なら、何故今更アレを外に出した?」
「まあ、俺なりの歓迎だよ歓迎w神様の試練的な?」
全く、こやつは……
「……そうだ、あのウサギは前世で何をやらかして、此処に来た?」
「あー、あの子ヤッバイよ~w根っからの悪女w前世17歳で亡くなってるんだけどさぁ、男取っ替え引っ替え27人も手玉に取ってんのwしかも、全員ただの財布的な扱いで、貢がなくなった瞬間ポイよ?」
「……考えられんな。」
「君には、特に理解不能だろうねぇ。」
「理解したくもない。」
やはり、ロランが面白がって引っ張ってきた中でも、『仕置き』が必要な部類であったか。
「最期はヤンデレ化した男に、包丁でサクッと殺られたみたいだね。刃物怖がってたでしょ?」
「確かに……ミィルに転生の許可は?」
「勿論取ったさ。魂自体に『悪女』としての行動や思考が、こびり着いちゃってんだもん。『完全に足洗えるくらい、キッツいお灸据えたってや』って、寧ろ頼まれましたぁ~♪」
……という事は…
「魅了のスキルを与えたのも、仕置きの内か。」
「そりゃだって、あの子いきなり説教されたって、聞かないでしょ~w最っ高に調子乗ってる所へ、ドーンッ!!と現実叩き付けた方が、効果的じゃん♪」
「解らんでもないな。」
「そっちの方が、俺も愉しいしw」
「そちらの理由が、主軸ではあるまいな…?」
「さ~て、どうかな~♪」
やれやれ…怒る気も失せるな。
───────
2018,12,20 9:49 一部修正しました。
0
お気に入りに追加
130
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
何でリアルな中世ヨーロッパを舞台にしないかですって? そんなのトイレ事情に決まってるでしょーが!!
京衛武百十
ファンタジー
異世界で何で魔法がやたら発展してるのか、よく分かったわよ。
戦争の為?。違う違う、トイレよトイレ!。魔法があるから、地球の中世ヨーロッパみたいなトイレ事情にならずに済んだらしいのよ。
で、偶然現地で見付けた微生物とそれを操る魔法によって、私、宿角花梨(すくすみかりん)は、立身出世を計ることになったのだった。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
ちょっとエッチな執事の体調管理
mm
ファンタジー
私は小川優。大学生になり上京して来て1ヶ月。今はバイトをしながら一人暮らしをしている。
住んでいるのはそこらへんのマンション。
変わりばえない生活に飽き飽きしている今日この頃である。
「はぁ…疲れた」
連勤のバイトを終え、独り言を呟きながらいつものようにマンションへ向かった。
(エレベーターのあるマンションに引っ越したい)
そう思いながらやっとの思いで階段を上りきり、自分の部屋の方へ目を向けると、そこには見知らぬ男がいた。
「優様、おかえりなさいませ。本日付けで雇われた、優様の執事でございます。」
「はい?どちら様で…?」
「私、優様の執事の佐川と申します。この度はお嬢様体験プランご当選おめでとうございます」
(あぁ…!)
今の今まで忘れていたが、2ヶ月ほど前に「お嬢様体験プラン」というのに応募していた。それは無料で自分だけの執事がつき、身の回りの世話をしてくれるという画期的なプランだった。執事を雇用する会社はまだ新米の執事に実際にお嬢様をつけ、3ヶ月無料でご奉仕しながら執事業を学ばせるのが目的のようだった。
「え、私当たったの?この私が?」
「さようでございます。本日から3ヶ月間よろしくお願い致します。」
尿・便表現あり
アダルトな表現あり
気付いたら異世界の娼館に売られていたけど、なんだかんだ美男子に救われる話。
sorato
恋愛
20歳女、東京出身。親も彼氏もおらずブラック企業で働く日和は、ある日突然異世界へと転移していた。それも、気を失っている内に。
気付いたときには既に娼館に売られた後。娼館の店主にお薦め客候補の姿絵を見せられるが、どの客も生理的に受け付けない男ばかり。そんな中、日和が目をつけたのは絶世の美男子であるヨルクという男で――……。
※男は太っていて脂ぎっている方がより素晴らしいとされ、女は細く印象の薄い方がより美しいとされる美醜逆転的な概念の異世界でのお話です。
!直接的な行為の描写はありませんが、そういうことを匂わす言葉はたくさん出てきますのでR15指定しています。苦手な方はバックしてください。
※小説家になろうさんでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる