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ビビりとモフモフ、冒険開始
お料理デート
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熊肉といえば、やっぱ鍋?
んー……あ、そうだ。スープにしよう。
熊は、脂が美味しいらしいんだよな~♪
「ちわー、倉庫番ご苦労様でーす♪」
「兄貴!御勤め御苦労様です!」
「ん?学校は行ってないよ?」
「はい?学校ですかい?」
「え?」
『総長さん、たぶん学校に限らずなのです。この場合、お仕事お疲れ様です、って意味だと思うです。』
「成る程。」
前世では、学校から帰った時に、じいちゃんの部下の人達に言われたから、『今日も学校で勉強お疲れ様です』って意味かと思ってた。
「あ、中入ってもいい?ベア肉ちょっと使いたいんだ~♪」
「へ、へい!此方です!」
村の食料は、大きめの保存袋に入ってる。
ただ見た目よりいっぱい入る袋かと思いきや、コイツはアイテムボックスの、物理的実体あるバージョンらしい。
昔、どこぞの悪徳貴族から手に入れた盗h……コホン、お宝なんだって。
見た目は大きめのリュックくらいで、容量は450リットルの冷蔵庫くらい。
前世日本なら、家族3~4人くらいの家庭で使うやつ。
村全体の食料全部は入らないから、肉とか傷みやすいやつだけ、入れてるんだって。
玉ねぎとか芋とかは、麻袋に入れて置いてある。
「野菜やなんかも、ご自由にどうぞ!」
「ありがと♪」
俺達の食料も、未調理の物は全部、兄ちゃんに貰った保存袋に入れて、ウェストポーチのベルトに縫い付けた。
こっちの保存袋は、俺のウェストポーチくらいの大きさだけど、6畳間くらいの容量があるそうな。
普通見た目の大きさと比例するらしいけど、保存機能と空間拡張付与したのが、おとーさんじゃ仕方ないね!
流石に、詩音みたいな無限容量仕様には成ってないから、お料理セットと未調理食料に調味料、それから俺の剣と爪だけ入ってる。
「お、コレだなベア肉。」
『脂身たっぷりなのです♪』
「コレは旨いぞ~♪」
後は…自分達の食材で良いかな。
南東の森のゴブリン騒ぎもあるし…村の食料は、あまり減らしたくない。
───────
小屋の前で、小梅に石窯を作ってもらった。
作業台も用意して、お料理開始!
玉ねぎは頂点と底を、少し切り落として、上から半分くらい十字に切れ込み入れて真ん中を少し取り除く。
取った分は、微塵切りして挽肉と混ぜよう。
ニンジンの微塵切りも混ぜちゃえ。
陽向のには、挽肉代わりにマッシュポテト詰めよう。
とりあえず、中身準備できるまで、暫く水に晒しとこうかな。
「スープの出汁は…ベアからも出るだろうけど、鳥か豚の出汁も合わせた方が無難かなぁ?」
『ベアだけだと、ダメなのです?』
「ダメってこた無いよ。味噌仕立てにするつもりだし。……昆布欲しい。鰹節でもいい。」
……魔族領の特産品に、ぽいの無いかな…
既にマンドラゴラ捌いてっから、見た目グロいとか人型でも躊躇いなくイケるぞ。
まあ、無いもんは仕方ない。
ベア肉は筋張ってるらしいから、なるべく薄切りにするか。
「ちょっと、味見を…」
『焼くのです?』
「うん。やっぱ、何も付けずに焼いた味は、知っておくべきかなぁと。」
1枚だけ、いただきまーす。
……うん、硬め。脂は融点低いな。
うまいけど、味がケモケモしいから、人に食わせるには臭み消し必要かね。
俺はコレくらいケモケモしてる肉も、好きなんだけどさ。
「……日本酒に浸けてぇ。」
『お酒です?』
「うん。流石に、酒は作り方知らん…商業ギルドで買った、料理酒でいいや。」
浸けてる間に、挽肉作ろー。
『総長さん。小梅も、何か作ってみたいのです。』
「ん、小梅が?……何だろう、体の構造的には向いてない筈なのに、詩音よりは上手いって確信できる。」
『小梅は、砂で色々持てるのです。包丁もお鍋も、安全に使えるです♪』
よしよし、ならば可愛いメイドさんに、何か作って貰おうかなぁ~♪
はい、肢洗って~。
「よし。それじゃあ…サラダでもお願いしようかな。」
『頑張るのです♪』
「野菜はもう、水洗いしてあるからね。まずは…フワリの葉を、食べやすい大きさに千切ってくれるかな。コレくらいで。」
『解ったです♪』
作業台に乗って、ボウルに入れた葉を前肢で千切っていく。
可愛いなぁ~♪っと、暫くかかりそうだし、挽肉挽肉。
挽肉作りのポイントは、まず肉を細切りにすることだ。ちょっと凍ってると、やり易い。
んでその後は、なめろう作るみたいに、包丁で叩きまくる。
……楽なのは、フードプロセッサーとかだけど。
『小梅の前肢だと、難しいのです。……口で咥えたら、ダメですか?』
「んー、俺は全く気にしないけど、一応ダメかなぁ。」
『解ったです。』
時間かかっても、大丈夫だからね。
「んー……こんなもんかね?よし、オークの挽き肉、できた!」
ドラ肉の時も思ったけど…俺、包丁の剣速(?)上がってるな。
「小梅、どんな感じー?」
『8割くらい、できたです。』
「えっ、早くね?!…トング2個もどっから出した?」
『今作ったです。』
「その発想スゲェな。」
金属性のトングを、砂で操って葉っぱを千切り、ボウルは前肢で押さえてる!
賢可愛い……!
「小梅賢いなぁ~♪千切り方も上手だぞ~♪」
『ふふ~♪できたです♪次、どうするですか?』
「そうだな~、キュウリ切ってみようか。」
俺が人生で初めて切った野菜も、サラダのキュウリだった。小3だったな。
んーと、包丁は俺が使いたいから…
小振りの料理ナイフを、砂で持って~。
今度、フィル兄ちゃんに、小梅の包丁作って貰おうかなぁ…。
……小梅なら、自力で作れるか。
「いいか、小梅。剣より小振りだし、用途も全く違うけど…包丁とか料理用ナイフも、刃物であることに、変わり無いんだ。刃が当たれば人も切れる。刺したら最悪死ぬ。小梅も、下手に扱うと怪我するからな。」
『はいです。気を付けるのです。』
「うん。包丁使う時のお約束言うから、復唱してくれ。その1、持ったまま移動は厳禁。」
『その1、持ったまま移動は厳禁です。』
「その2、刃先は絶対、生き物に向けない。」
『その2、刃先は絶対、生き物に向けないです。』
「その3、自分の手…小梅は前肢か。前肢と、刃の位置を常に見る。」
『その3、自分の前肢と、刃の位置を常に見るです。』
「その4、使い終わったら、すぐに洗って安全な場所にしまう。」
『その4、使い終わったら、すぐに洗って安全な場所にしまうです。』
「よしよし。小梅が包丁しまいたい時は、俺に渡してね。」
『解ったです♪』
…このお約束復唱、昨日詩音にもやるべきだったか?
「あと、人に渡す時は相手へ柄を向けるんだけど、自分にガッツリ刃を向けるのも危ない。自分と相手に対して斜め60度くらいにすると、自分もそこそこ安全に渡せるぞ。」
『コレくらいです?』
「ん、そんな感じ。」
包丁は、マジ気を付けないとだからな。
小梅は賢いから、使い方間違えないって信じてる。
「まな板は地面と水平に、ガタガタしないように置く。」
『ガタガタしたら、包丁が危ないからですね!』
「うん。キュウリを横向き平行に置いて…食材は、動かないようにしっかり押さえる。小梅の場合、前肢2本でガッチリ押さえても良いかもな。」
『えいっ、押さえたです!』
「キュウリはまず、両端をちょっとだけ切り落とすんだ。」
『なんでですか?』
「……なんでだろ。舌触りゴツゴツしてるからかな…?」
……そういや、母さんにそう教えてもらったってだけで、理由知らん。
「あー…まあ食えるから、残してて良いんだけど……今回は、ちょっとだけ落としてくれ。練習練習。」
『解ったです。よいしょ、です!』
「よしよし。反対側は、キュウリをクルっと回して切ってね。包丁があっちこち向くのは、危ないから。」
『食材の方を動かすですね!』
そうそう、上手だな~♪
いやぁ、猫なのに安心して見てられる…精神滅茶苦茶疲弊した昨日は、人間相手だったんだけどなぁ、おかしいなぁ。
───【作者コメント】───
余震もかなり落ち着いてきました。
ずっとお待ちいただいている皆様、誠にありがとうございます。
これからも、本作品をよろしくお願い致します。
んー……あ、そうだ。スープにしよう。
熊は、脂が美味しいらしいんだよな~♪
「ちわー、倉庫番ご苦労様でーす♪」
「兄貴!御勤め御苦労様です!」
「ん?学校は行ってないよ?」
「はい?学校ですかい?」
「え?」
『総長さん、たぶん学校に限らずなのです。この場合、お仕事お疲れ様です、って意味だと思うです。』
「成る程。」
前世では、学校から帰った時に、じいちゃんの部下の人達に言われたから、『今日も学校で勉強お疲れ様です』って意味かと思ってた。
「あ、中入ってもいい?ベア肉ちょっと使いたいんだ~♪」
「へ、へい!此方です!」
村の食料は、大きめの保存袋に入ってる。
ただ見た目よりいっぱい入る袋かと思いきや、コイツはアイテムボックスの、物理的実体あるバージョンらしい。
昔、どこぞの悪徳貴族から手に入れた盗h……コホン、お宝なんだって。
見た目は大きめのリュックくらいで、容量は450リットルの冷蔵庫くらい。
前世日本なら、家族3~4人くらいの家庭で使うやつ。
村全体の食料全部は入らないから、肉とか傷みやすいやつだけ、入れてるんだって。
玉ねぎとか芋とかは、麻袋に入れて置いてある。
「野菜やなんかも、ご自由にどうぞ!」
「ありがと♪」
俺達の食料も、未調理の物は全部、兄ちゃんに貰った保存袋に入れて、ウェストポーチのベルトに縫い付けた。
こっちの保存袋は、俺のウェストポーチくらいの大きさだけど、6畳間くらいの容量があるそうな。
普通見た目の大きさと比例するらしいけど、保存機能と空間拡張付与したのが、おとーさんじゃ仕方ないね!
流石に、詩音みたいな無限容量仕様には成ってないから、お料理セットと未調理食料に調味料、それから俺の剣と爪だけ入ってる。
「お、コレだなベア肉。」
『脂身たっぷりなのです♪』
「コレは旨いぞ~♪」
後は…自分達の食材で良いかな。
南東の森のゴブリン騒ぎもあるし…村の食料は、あまり減らしたくない。
───────
小屋の前で、小梅に石窯を作ってもらった。
作業台も用意して、お料理開始!
玉ねぎは頂点と底を、少し切り落として、上から半分くらい十字に切れ込み入れて真ん中を少し取り除く。
取った分は、微塵切りして挽肉と混ぜよう。
ニンジンの微塵切りも混ぜちゃえ。
陽向のには、挽肉代わりにマッシュポテト詰めよう。
とりあえず、中身準備できるまで、暫く水に晒しとこうかな。
「スープの出汁は…ベアからも出るだろうけど、鳥か豚の出汁も合わせた方が無難かなぁ?」
『ベアだけだと、ダメなのです?』
「ダメってこた無いよ。味噌仕立てにするつもりだし。……昆布欲しい。鰹節でもいい。」
……魔族領の特産品に、ぽいの無いかな…
既にマンドラゴラ捌いてっから、見た目グロいとか人型でも躊躇いなくイケるぞ。
まあ、無いもんは仕方ない。
ベア肉は筋張ってるらしいから、なるべく薄切りにするか。
「ちょっと、味見を…」
『焼くのです?』
「うん。やっぱ、何も付けずに焼いた味は、知っておくべきかなぁと。」
1枚だけ、いただきまーす。
……うん、硬め。脂は融点低いな。
うまいけど、味がケモケモしいから、人に食わせるには臭み消し必要かね。
俺はコレくらいケモケモしてる肉も、好きなんだけどさ。
「……日本酒に浸けてぇ。」
『お酒です?』
「うん。流石に、酒は作り方知らん…商業ギルドで買った、料理酒でいいや。」
浸けてる間に、挽肉作ろー。
『総長さん。小梅も、何か作ってみたいのです。』
「ん、小梅が?……何だろう、体の構造的には向いてない筈なのに、詩音よりは上手いって確信できる。」
『小梅は、砂で色々持てるのです。包丁もお鍋も、安全に使えるです♪』
よしよし、ならば可愛いメイドさんに、何か作って貰おうかなぁ~♪
はい、肢洗って~。
「よし。それじゃあ…サラダでもお願いしようかな。」
『頑張るのです♪』
「野菜はもう、水洗いしてあるからね。まずは…フワリの葉を、食べやすい大きさに千切ってくれるかな。コレくらいで。」
『解ったです♪』
作業台に乗って、ボウルに入れた葉を前肢で千切っていく。
可愛いなぁ~♪っと、暫くかかりそうだし、挽肉挽肉。
挽肉作りのポイントは、まず肉を細切りにすることだ。ちょっと凍ってると、やり易い。
んでその後は、なめろう作るみたいに、包丁で叩きまくる。
……楽なのは、フードプロセッサーとかだけど。
『小梅の前肢だと、難しいのです。……口で咥えたら、ダメですか?』
「んー、俺は全く気にしないけど、一応ダメかなぁ。」
『解ったです。』
時間かかっても、大丈夫だからね。
「んー……こんなもんかね?よし、オークの挽き肉、できた!」
ドラ肉の時も思ったけど…俺、包丁の剣速(?)上がってるな。
「小梅、どんな感じー?」
『8割くらい、できたです。』
「えっ、早くね?!…トング2個もどっから出した?」
『今作ったです。』
「その発想スゲェな。」
金属性のトングを、砂で操って葉っぱを千切り、ボウルは前肢で押さえてる!
賢可愛い……!
「小梅賢いなぁ~♪千切り方も上手だぞ~♪」
『ふふ~♪できたです♪次、どうするですか?』
「そうだな~、キュウリ切ってみようか。」
俺が人生で初めて切った野菜も、サラダのキュウリだった。小3だったな。
んーと、包丁は俺が使いたいから…
小振りの料理ナイフを、砂で持って~。
今度、フィル兄ちゃんに、小梅の包丁作って貰おうかなぁ…。
……小梅なら、自力で作れるか。
「いいか、小梅。剣より小振りだし、用途も全く違うけど…包丁とか料理用ナイフも、刃物であることに、変わり無いんだ。刃が当たれば人も切れる。刺したら最悪死ぬ。小梅も、下手に扱うと怪我するからな。」
『はいです。気を付けるのです。』
「うん。包丁使う時のお約束言うから、復唱してくれ。その1、持ったまま移動は厳禁。」
『その1、持ったまま移動は厳禁です。』
「その2、刃先は絶対、生き物に向けない。」
『その2、刃先は絶対、生き物に向けないです。』
「その3、自分の手…小梅は前肢か。前肢と、刃の位置を常に見る。」
『その3、自分の前肢と、刃の位置を常に見るです。』
「その4、使い終わったら、すぐに洗って安全な場所にしまう。」
『その4、使い終わったら、すぐに洗って安全な場所にしまうです。』
「よしよし。小梅が包丁しまいたい時は、俺に渡してね。」
『解ったです♪』
…このお約束復唱、昨日詩音にもやるべきだったか?
「あと、人に渡す時は相手へ柄を向けるんだけど、自分にガッツリ刃を向けるのも危ない。自分と相手に対して斜め60度くらいにすると、自分もそこそこ安全に渡せるぞ。」
『コレくらいです?』
「ん、そんな感じ。」
包丁は、マジ気を付けないとだからな。
小梅は賢いから、使い方間違えないって信じてる。
「まな板は地面と水平に、ガタガタしないように置く。」
『ガタガタしたら、包丁が危ないからですね!』
「うん。キュウリを横向き平行に置いて…食材は、動かないようにしっかり押さえる。小梅の場合、前肢2本でガッチリ押さえても良いかもな。」
『えいっ、押さえたです!』
「キュウリはまず、両端をちょっとだけ切り落とすんだ。」
『なんでですか?』
「……なんでだろ。舌触りゴツゴツしてるからかな…?」
……そういや、母さんにそう教えてもらったってだけで、理由知らん。
「あー…まあ食えるから、残してて良いんだけど……今回は、ちょっとだけ落としてくれ。練習練習。」
『解ったです。よいしょ、です!』
「よしよし。反対側は、キュウリをクルっと回して切ってね。包丁があっちこち向くのは、危ないから。」
『食材の方を動かすですね!』
そうそう、上手だな~♪
いやぁ、猫なのに安心して見てられる…精神滅茶苦茶疲弊した昨日は、人間相手だったんだけどなぁ、おかしいなぁ。
───【作者コメント】───
余震もかなり落ち着いてきました。
ずっとお待ちいただいている皆様、誠にありがとうございます。
これからも、本作品をよろしくお願い致します。
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