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ビビりとモフモフ、冒険開始
骨竜vs竜殺し
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時間が経つにつれて、リビングデッド以外にも襲ってくるアンデッドが出てきた。
地中のかなり深い場所…きっと、此処に帝都ができる前から埋まっていた奴なんだろう。
下位吸血鬼のブラッドオーガ数体に、まさかのスケルトンドラゴンが出てきたのだ。
「尻尾が来ます!」
「《バリア・アーマー》!!っ、痛くはねぇけど、衝撃スゲェ…!」
「せあっ!!…くっ、切っても戻るのは厄介だな…!」
『肉なら焼けば着かねぇっすけど、骨はどうしようもないっす!』
『ギャァーッ!!』
「またか!若葉、ブラッドオーガを頼む!」
『悪霊退散ーっ!!』
『ギィイイイイ?!』
ブラッドオーガは、力は強いけど動きが遅い。
一応炎で壁を作って、アンデッド避けにはしてるんだけど、根性ある個体が、燃えながら突っ切ってくるんだよね…。
若葉は小回りがきいて素早い上、遠心力でブラッドオーガのパワーにも対抗できる。
詩音が渡した『弔い』も、かなり有効な武器みたいだ。
スケルトンドラゴンは、太い尻尾の一撃と、どっから出してるのか解らない、アイスブレスが強力だ。
まだ小型なのが救いだね。
つっても、家くらいのデカさはあるんだが。
ドラゴンスレイヤーの特性である、『竜特攻(付与ダメージ2倍)』は一応対象になってるようで、浄化も相俟って相当痛いのか、俺を執拗に狙ってくる。
詩音のホーリーレーザーも、効くみたいだけど…竜特攻程じゃないらしい。
『グギャギャギャギャ!!』
「ブレスが来るぞ!全員岩の陰に!」
『小猿くんが間に合わないっす!岩で止めるっす!』
『ガフッ?!』
さっきリビングデッドを潰した岩を、リグルさんが、スケルトンドラゴンの口に放り込んでくれた。
岩に気を取られてる内に、一斉攻撃!
「《ホーリーレーザー》!!」
「《フレイム・エッジ》!!」
「兜割りぃ!!」
『よっと。』
『~~~?!』
「…な、なかなか倒せませんね……!」
「もうちょいだとは思う!」
どれも、決定打には今一つ足りない。
なんかもう、ドラゴン型のメタルキ●グ相手にしてる気分だ。
会心の一撃入らねぇかなぁぁぁ……!
「おらぁああ!!いい加減倒れろコラァ!お前はもう、死んでいる!」
「確かにそうですけど、聞く耳持っちゃくれませんよ!」
『シオン坊っちゃん、あのクリスタルもう一個出せないっすか?あっしに持たせてくれりゃ、頭吹っ飛ばすくらいなら!』
「すみません、アレ1度に1個しか出せないんです!」
「リグルさん、あの辺に瓦礫在るから使って!!」
首切っても戻る。脚切っても戻る。尻尾切っても戻る…!
負けイベじゃねーだろーなコレ?!
もうそろ、心折れそうなんだが!
「コレ、マジ効いてんのかなぁ?!」
『ガフッガフッ…!』
「口に入った岩を、噛み砕くつもりか?!」
「チッ元気なドラゴンめ…!やっぱ、火力上げてぶっ飛ばすしかねーか?」
「火力を上げる?聖火のか?」
「おう、やったことないけどさ。竜殺しの大英雄がやってた技っぽくなら、できそうなんだよね。」
「……未來くん、まさかソレって、ゲームの『ジークフリート』じゃ…」
そのまさかだよ、詩音。
剣から立ち上る白っぽい炎、なんかF●Oのアレっぽいな~と思ってたんだ。
「…一応聞きますけど、ふざけてる訳じゃ無いんですね……?」
「この場で、ふざけれる訳ねーだろ!大真面目だわ!」
「解りました。ラルフさん、未來くんが剣を振り抜いたら、風で炎を煽ってください。リグルさんは岩を量産して、ドラゴンの足止めを!」
「わ、解った。」
『もうそんなデカいの、出来ねえっすよ?まあ、頑張るっすけど。』
照日之業火を、ドラゴンスレイヤーへ更に吹き付けて、どんどん大きな炎にする。
燃えろ燃えろ燃えろぉおおお!!
『オーガ、終わった!』
「若葉くん、良いところに!そのクリスタルをドラゴンの背中へ投げてください!」
『はーい!おりゃあーっ!!』
『ギャッ!?』
『…ほいっと、《グレイブミスト》。足元、固めたっすよ。』
「《セイント・チェイン》!!捕縛しましたよ、後はお好きに!」
背に突き刺さったクリスタルの十字架。
足を埋めるように固められた、グールやらナイトリッチやら。
そして、全体に絡み付く光の鎖。
よーし、ありがとう!
この分なら、イケるだろ!
「邪竜、滅ぶべし…!!《バルムンク》!!」
「《ウィンド・ブラスト》!!」
剣に纏わせた照日之業火を、全て『斬撃』に移して振り抜いた。
爆風がソレを更に煽って勢いを増し、スケルトンドラゴンを真っ二つにすると、同時に焼き尽くしていく。
『ギャォォオオオオ……!!』
鬼のような耐久力を誇った骨のドラゴンが、とうとう断末魔を上げた。
俺の上半身くらいある頭蓋骨と、前肢の爪、大腿骨がドロップする。
「っしゃあ……っ!勝ったぁーっ!!」
『やったぁー!』
『やれやれ…もう、いないっすね?今から別のドラゴンは御免っすよ。』
「ふぅ…強敵だったな。小型ドラゴンだが、討伐ランクA+ってところか。」
おお、今のでもリグルさんに届かないのか…。
思えば、尻尾もなんとか防ぎきれたし、ブレスがマジヤバいくらいで、攻撃力そこまでじゃなかったな。
他の攻撃系モンスターと一緒に出られたら、最悪の壁だけど。
それこそ、バジリスクが一緒に出てきたら……この巨体が目眩ましに成ってる隙に、即死ビームやられそうな…………。
「やりましたね、未來くん!ゲームの真似がしたいだけかと、疑ってごめんなさい!」
「気にすんな!できればお前に『汝は竜、罪ありき!』って言って欲しかったのは確かだから!」
「その台詞、未來くんのスマホからよく聞こえて来たような…さっきのと、セット技なんですか?」
「ってよりは、セットにするとお得な技。」
詩音ならできそうだな…『敵に竜属性付与』。
今度試してもらおう。
「おう、良い狩りだったな。」
「助けは要らなかったか。」
「見えない物まで燃やすって、やるじゃねーのミライ。」
「ガルヴァさんに、ジェイクさん!…と、誰?!」
「あー……そっか、そうだよな。」
襲ってくる敵にばっか気をとられて、味方反応の位置確認してなかった!
紅い髪のお兄さん、どなた!?
「俺は5男、フィルレイド。お前と同じで火属性が得意なんだ。フィーでもフィルでも、呼びやすいように呼んでくれ。」
「5男さんということは、鍛冶師の?」
「おう!ドラゴンスレイヤーと、輝きの杖は俺の作品だぜ。可愛がってくれよ?」
マジか!たった今、お兄さん作の武器に、超助けられたよ!
「ありがと!コイツのお陰で、骨ドラゴン倒せたよ!」
「そりゃ良かった!職人冥利に尽きるねぇ♪」
普段拳だけど、もうちょい練習しようかな、剣。
「でも、いつの間にいらしたんです?…見ていたなら、助けてくれても良いんじゃないですか…?」
「アホ、苦戦してる所から見てたら、とっくに助けに入ってらぁ。あんなモン、よくガキだけで狩ったな。」
「よくやった。」
ジェイクさんが、労るように頭を撫でてくれた。
リグルさんとラルフは、撫でられなれてないからか、微妙な顔してる。
『もっと撫でて~♪』
「よし、任せろ。」
『あっしは御免被るっす。』
「怪我してねぇか?」
「はい。定期的に、シオンがヒールをかけてくれたので。」
「そうか、天使のお嬢ちゃん大活躍だなぁ。」
「フィー、シオンは男だ。」
「マジか?!」
「あと、まだ一応人間ですぅ……。」
しゃーない。種族ほぼ天使の、男の娘だもんな。
「で、ジェイク兄さん、小猿撫で回してないで、この子らに用件。」
「そうだった。皆、一緒に神殿へ向かってほしい。」
「神殿って、アレ?リビングデッドが、まだ居る建物?」
「おう、アレだな。」
「乗り込んで、掃討ですか?」
「いや、ソレは俺達がやる。お前らには、護衛を頼みてぇんだ。」
護衛?……この状況で、誰の?
地中のかなり深い場所…きっと、此処に帝都ができる前から埋まっていた奴なんだろう。
下位吸血鬼のブラッドオーガ数体に、まさかのスケルトンドラゴンが出てきたのだ。
「尻尾が来ます!」
「《バリア・アーマー》!!っ、痛くはねぇけど、衝撃スゲェ…!」
「せあっ!!…くっ、切っても戻るのは厄介だな…!」
『肉なら焼けば着かねぇっすけど、骨はどうしようもないっす!』
『ギャァーッ!!』
「またか!若葉、ブラッドオーガを頼む!」
『悪霊退散ーっ!!』
『ギィイイイイ?!』
ブラッドオーガは、力は強いけど動きが遅い。
一応炎で壁を作って、アンデッド避けにはしてるんだけど、根性ある個体が、燃えながら突っ切ってくるんだよね…。
若葉は小回りがきいて素早い上、遠心力でブラッドオーガのパワーにも対抗できる。
詩音が渡した『弔い』も、かなり有効な武器みたいだ。
スケルトンドラゴンは、太い尻尾の一撃と、どっから出してるのか解らない、アイスブレスが強力だ。
まだ小型なのが救いだね。
つっても、家くらいのデカさはあるんだが。
ドラゴンスレイヤーの特性である、『竜特攻(付与ダメージ2倍)』は一応対象になってるようで、浄化も相俟って相当痛いのか、俺を執拗に狙ってくる。
詩音のホーリーレーザーも、効くみたいだけど…竜特攻程じゃないらしい。
『グギャギャギャギャ!!』
「ブレスが来るぞ!全員岩の陰に!」
『小猿くんが間に合わないっす!岩で止めるっす!』
『ガフッ?!』
さっきリビングデッドを潰した岩を、リグルさんが、スケルトンドラゴンの口に放り込んでくれた。
岩に気を取られてる内に、一斉攻撃!
「《ホーリーレーザー》!!」
「《フレイム・エッジ》!!」
「兜割りぃ!!」
『よっと。』
『~~~?!』
「…な、なかなか倒せませんね……!」
「もうちょいだとは思う!」
どれも、決定打には今一つ足りない。
なんかもう、ドラゴン型のメタルキ●グ相手にしてる気分だ。
会心の一撃入らねぇかなぁぁぁ……!
「おらぁああ!!いい加減倒れろコラァ!お前はもう、死んでいる!」
「確かにそうですけど、聞く耳持っちゃくれませんよ!」
『シオン坊っちゃん、あのクリスタルもう一個出せないっすか?あっしに持たせてくれりゃ、頭吹っ飛ばすくらいなら!』
「すみません、アレ1度に1個しか出せないんです!」
「リグルさん、あの辺に瓦礫在るから使って!!」
首切っても戻る。脚切っても戻る。尻尾切っても戻る…!
負けイベじゃねーだろーなコレ?!
もうそろ、心折れそうなんだが!
「コレ、マジ効いてんのかなぁ?!」
『ガフッガフッ…!』
「口に入った岩を、噛み砕くつもりか?!」
「チッ元気なドラゴンめ…!やっぱ、火力上げてぶっ飛ばすしかねーか?」
「火力を上げる?聖火のか?」
「おう、やったことないけどさ。竜殺しの大英雄がやってた技っぽくなら、できそうなんだよね。」
「……未來くん、まさかソレって、ゲームの『ジークフリート』じゃ…」
そのまさかだよ、詩音。
剣から立ち上る白っぽい炎、なんかF●Oのアレっぽいな~と思ってたんだ。
「…一応聞きますけど、ふざけてる訳じゃ無いんですね……?」
「この場で、ふざけれる訳ねーだろ!大真面目だわ!」
「解りました。ラルフさん、未來くんが剣を振り抜いたら、風で炎を煽ってください。リグルさんは岩を量産して、ドラゴンの足止めを!」
「わ、解った。」
『もうそんなデカいの、出来ねえっすよ?まあ、頑張るっすけど。』
照日之業火を、ドラゴンスレイヤーへ更に吹き付けて、どんどん大きな炎にする。
燃えろ燃えろ燃えろぉおおお!!
『オーガ、終わった!』
「若葉くん、良いところに!そのクリスタルをドラゴンの背中へ投げてください!」
『はーい!おりゃあーっ!!』
『ギャッ!?』
『…ほいっと、《グレイブミスト》。足元、固めたっすよ。』
「《セイント・チェイン》!!捕縛しましたよ、後はお好きに!」
背に突き刺さったクリスタルの十字架。
足を埋めるように固められた、グールやらナイトリッチやら。
そして、全体に絡み付く光の鎖。
よーし、ありがとう!
この分なら、イケるだろ!
「邪竜、滅ぶべし…!!《バルムンク》!!」
「《ウィンド・ブラスト》!!」
剣に纏わせた照日之業火を、全て『斬撃』に移して振り抜いた。
爆風がソレを更に煽って勢いを増し、スケルトンドラゴンを真っ二つにすると、同時に焼き尽くしていく。
『ギャォォオオオオ……!!』
鬼のような耐久力を誇った骨のドラゴンが、とうとう断末魔を上げた。
俺の上半身くらいある頭蓋骨と、前肢の爪、大腿骨がドロップする。
「っしゃあ……っ!勝ったぁーっ!!」
『やったぁー!』
『やれやれ…もう、いないっすね?今から別のドラゴンは御免っすよ。』
「ふぅ…強敵だったな。小型ドラゴンだが、討伐ランクA+ってところか。」
おお、今のでもリグルさんに届かないのか…。
思えば、尻尾もなんとか防ぎきれたし、ブレスがマジヤバいくらいで、攻撃力そこまでじゃなかったな。
他の攻撃系モンスターと一緒に出られたら、最悪の壁だけど。
それこそ、バジリスクが一緒に出てきたら……この巨体が目眩ましに成ってる隙に、即死ビームやられそうな…………。
「やりましたね、未來くん!ゲームの真似がしたいだけかと、疑ってごめんなさい!」
「気にすんな!できればお前に『汝は竜、罪ありき!』って言って欲しかったのは確かだから!」
「その台詞、未來くんのスマホからよく聞こえて来たような…さっきのと、セット技なんですか?」
「ってよりは、セットにするとお得な技。」
詩音ならできそうだな…『敵に竜属性付与』。
今度試してもらおう。
「おう、良い狩りだったな。」
「助けは要らなかったか。」
「見えない物まで燃やすって、やるじゃねーのミライ。」
「ガルヴァさんに、ジェイクさん!…と、誰?!」
「あー……そっか、そうだよな。」
襲ってくる敵にばっか気をとられて、味方反応の位置確認してなかった!
紅い髪のお兄さん、どなた!?
「俺は5男、フィルレイド。お前と同じで火属性が得意なんだ。フィーでもフィルでも、呼びやすいように呼んでくれ。」
「5男さんということは、鍛冶師の?」
「おう!ドラゴンスレイヤーと、輝きの杖は俺の作品だぜ。可愛がってくれよ?」
マジか!たった今、お兄さん作の武器に、超助けられたよ!
「ありがと!コイツのお陰で、骨ドラゴン倒せたよ!」
「そりゃ良かった!職人冥利に尽きるねぇ♪」
普段拳だけど、もうちょい練習しようかな、剣。
「でも、いつの間にいらしたんです?…見ていたなら、助けてくれても良いんじゃないですか…?」
「アホ、苦戦してる所から見てたら、とっくに助けに入ってらぁ。あんなモン、よくガキだけで狩ったな。」
「よくやった。」
ジェイクさんが、労るように頭を撫でてくれた。
リグルさんとラルフは、撫でられなれてないからか、微妙な顔してる。
『もっと撫でて~♪』
「よし、任せろ。」
『あっしは御免被るっす。』
「怪我してねぇか?」
「はい。定期的に、シオンがヒールをかけてくれたので。」
「そうか、天使のお嬢ちゃん大活躍だなぁ。」
「フィー、シオンは男だ。」
「マジか?!」
「あと、まだ一応人間ですぅ……。」
しゃーない。種族ほぼ天使の、男の娘だもんな。
「で、ジェイク兄さん、小猿撫で回してないで、この子らに用件。」
「そうだった。皆、一緒に神殿へ向かってほしい。」
「神殿って、アレ?リビングデッドが、まだ居る建物?」
「おう、アレだな。」
「乗り込んで、掃討ですか?」
「いや、ソレは俺達がやる。お前らには、護衛を頼みてぇんだ。」
護衛?……この状況で、誰の?
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