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ビビりとモフモフ、冒険開始
マタンゴの森
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俺の脚にしがみつくのは、手の平サイズのちっこいキノコくん。
鑑定したところ、『ベビーマタンゴ』っていうモンスターで、敵に襲われると麻痺効果のある胞子を出すらしい。
一応、毒抜きして加熱すれば、美味しく食べれるみたいだけど…
『ムゥ♪』
「…離れねぇなお前。」
『ムー?』
こうもなつかれると…流石に「オマエはディナー、オレのディナー」とは言えない。
しかし、何言ってんのか解らんな。
フェンリルでも、植物モンスターとは話せないのかぁ。
「ミライ、ソレ…どうするんだ?」
「…村まで着いて来ちゃったら、その時ディアさんに相談かな。陽向、食べちゃダメだぞ。」
『はーい。こんにちはー♪』
『ムー♪』
『キノコくん、連れて行くのです?』
「うん。飽きたら自分で離れるだろ。」
すっかり情が湧いてしまったんで、とりあえず肩に乗せることにする。
高い視界にご満悦なのか、機嫌良くムームー鳴いた。
なんだこの可愛さ…!
「《テレパス》…フフフッ♪喜んでますね♪モフモフではありませんが、心動かされます。」
「可愛いけど、連れて帰ったらパパのお摘まみになっちゃいそう…。」
『ムゥ?』
…となると、ディアさんに見せるのも要注意かな。
俺が情で調理できなくても、今はロゥミアさんが居るわけで……
「…あったぞ。ハートリーフだ。」
『群生してるです!』
「おお、本当にハートの形してる!」
「独特な香りですね。」
「緑色が濃い葉っぱを摘んでね。」
『にがいにおいするー』
陽向が食べたがらないってことは、相当な苦さだな…?
『ムームー』
「ん?何?」
「えーと…1枚欲しいみたいですよ。」
『ムー!』
「1枚くらいなら、いいかな?」
「構わないぞ。元々、俺達の物でも無いからな。」
「ん、了解。ほれ、しっかり持ちな。」
『ムゥ♪』
あ、その場で食うのな?
お前、毒持ちらしいけど…毒消しの材料食っていいの…?
「…マタンゴって、葉っぱ食べるんですね。」
『お肉は食べないみたいです。』
『おんなじ~♪』
「基本的に、いい土と水をあげて、湿度高く保てば育つらしいけど…」
土の養分だけじゃなくて、葉っぱの養分も摂取できるってことなんだろーか。
『ムー♪ムゥッ!ムゥッ!』
「おお、今度は何だ?」
「何か訴えてるな。」
「おうちがわかった、と言ってますね。迷子だったんでしょうか。」
…良く見ると、ちっこい手で左の方を指し示してるな。
「左に行けって?」
『ムゥ!』
「では、お家まで送りましょうか。」
『いいですね♪』
『おくるー♪』
「ディアドルフ殿にも、『散歩するな』とは言われなかったからな…森林浴も兼ねて行くか。」
「そうね♪ちょっと気になるし!」
よーし、満場一致でレッツゴー!
キノコくんの道案内に従って、一路左へ進路を取った。
───────
そんでもってたどり着いた先は、マイナスイオン溢れる滝の側。
『ムゥ』
『ムー?』
『ムゥムゥ!』
『ムー!』
手の平サイズから大木サイズまで、視界を埋め尽くす程のキノコの群れがそこに居た。
どう見ても、マタンゴの巣だね。
目的地到着!
「何この可愛いキノコ王国www」
「某髭の方は、いらっしゃいませんけどねw」
『ムー♪』
サイズ毎に鑑定してみると、キノコくんと同じくらいの子は皆『ベビーマタンゴ』。
人の顔くらいの子は、赤だと『マタンゴ』、青は『スリープマタンゴ』、紫が『ポイズンマタンゴ』と3種に別れている。
それより大きい子は、『マタンゴナイト』とか『マタンゴジェネラル』。
一番大きくてドッシリ構えてる、デク●木様の亜種のようなお方は『マタンゴキング』というらしい。
因みに、キングだけは、何でか言葉が解った。
『ワシらの子供を、届けてくれてありがとう。そなた達は優しいヒトじゃなぁ。』
「いやいや、偶然なつかれただけっすよw」
『ムー♪』
「お役にたてて、何よりです。」
『帰りはナイト達に送らせよう。ヒトにもてなせる物はあまり無いが、ゆっくりして行っておくれ。』
キングがそう言うと、他のキノコ達はムームーと大合唱を始めた。
なんとなく、歓迎してくれてるのが解ってうれしい。
『お水、綺麗なのです。』
『つめたーい♪』
『ムー♪』
「この滝から巻き上がる水飛沫が、皆のご飯だそうです。」
「夏の暑い時期とか、ここで涼むのいいかも♪」
『水も良いが、土も良く肥えておるのじゃ。この森は落葉樹が多くてのぅ。』
「へぇ、葉が落ちる木が多いと、土が良くなるんだ。そりゃ知らんかった。」
「成る程…マタンゴ族の居住地としては、最高の条件なんだな。」
マタンゴやベビーマタンゴ数匹に乗られながら、切り株や川辺に腰かけて、まったりタイム。
ナイトやジェネラルは、周囲を警戒してくれてる。
マタンゴ達は少しシットリしていて、プニッと張りがあるから、触ると気持ちいい。
近寄ってきたのを抱っこしていくと、皆嬉しそうにしてくれた。
時折小梅に邪魔されるのは、女の子のマタンゴが居るからだろう。
『ムムーッ!!ムムーッ!!』
「ん?」
『いかん、敵襲じゃ!子供達は巣の中へ!』
敵襲?!
「ど、どうしたの?小さい子が、皆洞窟に入っていくけど…」
「敵襲だって!」
「てててて敵襲っ?!な、何が来たんですか?!」
「レナ、シオン。ナイト達と一緒に迎え撃つぞ。ミライ,コウメ,ヒナタ、ベビーとマタンゴ達を頼む。」
「了解!!」
『お任せなのです!』
『がんばるー!』
防御壁くらいなら、張ってもいいかな?
攻撃魔法はダメって言われたけど…。
「キング、非戦闘員皆入った?」
『うむ!』
「よし、《バリア・ウォール》!!」
さて、何が来るんだ?熊か?人か?
「っ?!何だ、風が…!」
「だ、誰か飛んでくるわ!」
「飛んでくる?!……ん?そんな知り合い居たよーな……」
……風で飛ぶって…まさか……
「マタンゴ発見~!!今日の夕食~♪お?ミライ?」
やっぱ、デイヴィーさんっ!!
「くっ?!」
「きゃぁっ!」
「のわぁっ?!」
「ひゃぁっ?!」
『と、飛ばされるですぅ~!』
『わぁーっ!』
ちゃ、着地の爆風がっ!
小さい子達、洞窟の中で良かった…!
「デイヴォルト殿…!」
「ごめんごめん、皆何してんのー?今夜はキノコのフルコース?」
「いや、食わないよっ!!敵襲って言うから、護ってたの!」
「え……食に拘るミライが、こんな美味しい物に手を出さないなんて…!!」
仕方ないじゃん!情湧いちゃったんだから!
「デイヴィーお兄ちゃん、少なくとも私達の前では見逃していただけると…」
「き、気分的に…今は引き上げてくれると嬉しいなー、なんて…」
「そんなこと言われてもな~…1匹だけにするから!このナイト貰ってくね。」
『ムーッ?!』
「なっ…!」
デイヴィーさんが、マタンゴナイトを鷲掴みに…!
「に、兄ちゃんの人でなしぃいいい!!」
「あっ!未來くん、ダメ…!」
キノコくん救出のため、デイヴィーさんに走って近付き、ジャンプして上から殴りかかった。
約束のことなんて、すっかり忘れて。
「あははwミライは、からかいがいあるねぇ~♪かーわいい♪」
「っ?!え、な、何ソレ…!」
俺の拳を難なく受け止めたのは、さっきまで持ってなかったハズの、巨大な剣…っていうか、大太刀?!
鞘に入れてあるから、俺の手は無事だけど…刃出てたら斬れてた。絶対。
ってか、本来両手持ちor紐で肘から固定するような武器を、片手で軽々…馬鹿力とかの問題じゃない!
普通筋傷めるよ?!
「この子賭けて、お兄ちゃんと喧嘩してみる?」
『ムーッ!ムーッ!』
左手で掴まれてるナイトが、必死にSOSを発信している。
こ、コレはやるっきゃねぇ!
「返してもらうぜっ!」
「いーね、そう来なくっちゃ!!」
詩音達の制止も聞かず、確実に格上であろう相手に挑みかかった。
デイヴィーさんに『此方を傷付けるつもりがない』と解ったからだ。
だって、微塵も殺気感じないんだもん。
此方はマジでいかせて貰うけどな!
この後、当然ディアさんとロゥミアさんにバレて、2人揃って滅茶苦茶叱られることになる。
鑑定したところ、『ベビーマタンゴ』っていうモンスターで、敵に襲われると麻痺効果のある胞子を出すらしい。
一応、毒抜きして加熱すれば、美味しく食べれるみたいだけど…
『ムゥ♪』
「…離れねぇなお前。」
『ムー?』
こうもなつかれると…流石に「オマエはディナー、オレのディナー」とは言えない。
しかし、何言ってんのか解らんな。
フェンリルでも、植物モンスターとは話せないのかぁ。
「ミライ、ソレ…どうするんだ?」
「…村まで着いて来ちゃったら、その時ディアさんに相談かな。陽向、食べちゃダメだぞ。」
『はーい。こんにちはー♪』
『ムー♪』
『キノコくん、連れて行くのです?』
「うん。飽きたら自分で離れるだろ。」
すっかり情が湧いてしまったんで、とりあえず肩に乗せることにする。
高い視界にご満悦なのか、機嫌良くムームー鳴いた。
なんだこの可愛さ…!
「《テレパス》…フフフッ♪喜んでますね♪モフモフではありませんが、心動かされます。」
「可愛いけど、連れて帰ったらパパのお摘まみになっちゃいそう…。」
『ムゥ?』
…となると、ディアさんに見せるのも要注意かな。
俺が情で調理できなくても、今はロゥミアさんが居るわけで……
「…あったぞ。ハートリーフだ。」
『群生してるです!』
「おお、本当にハートの形してる!」
「独特な香りですね。」
「緑色が濃い葉っぱを摘んでね。」
『にがいにおいするー』
陽向が食べたがらないってことは、相当な苦さだな…?
『ムームー』
「ん?何?」
「えーと…1枚欲しいみたいですよ。」
『ムー!』
「1枚くらいなら、いいかな?」
「構わないぞ。元々、俺達の物でも無いからな。」
「ん、了解。ほれ、しっかり持ちな。」
『ムゥ♪』
あ、その場で食うのな?
お前、毒持ちらしいけど…毒消しの材料食っていいの…?
「…マタンゴって、葉っぱ食べるんですね。」
『お肉は食べないみたいです。』
『おんなじ~♪』
「基本的に、いい土と水をあげて、湿度高く保てば育つらしいけど…」
土の養分だけじゃなくて、葉っぱの養分も摂取できるってことなんだろーか。
『ムー♪ムゥッ!ムゥッ!』
「おお、今度は何だ?」
「何か訴えてるな。」
「おうちがわかった、と言ってますね。迷子だったんでしょうか。」
…良く見ると、ちっこい手で左の方を指し示してるな。
「左に行けって?」
『ムゥ!』
「では、お家まで送りましょうか。」
『いいですね♪』
『おくるー♪』
「ディアドルフ殿にも、『散歩するな』とは言われなかったからな…森林浴も兼ねて行くか。」
「そうね♪ちょっと気になるし!」
よーし、満場一致でレッツゴー!
キノコくんの道案内に従って、一路左へ進路を取った。
───────
そんでもってたどり着いた先は、マイナスイオン溢れる滝の側。
『ムゥ』
『ムー?』
『ムゥムゥ!』
『ムー!』
手の平サイズから大木サイズまで、視界を埋め尽くす程のキノコの群れがそこに居た。
どう見ても、マタンゴの巣だね。
目的地到着!
「何この可愛いキノコ王国www」
「某髭の方は、いらっしゃいませんけどねw」
『ムー♪』
サイズ毎に鑑定してみると、キノコくんと同じくらいの子は皆『ベビーマタンゴ』。
人の顔くらいの子は、赤だと『マタンゴ』、青は『スリープマタンゴ』、紫が『ポイズンマタンゴ』と3種に別れている。
それより大きい子は、『マタンゴナイト』とか『マタンゴジェネラル』。
一番大きくてドッシリ構えてる、デク●木様の亜種のようなお方は『マタンゴキング』というらしい。
因みに、キングだけは、何でか言葉が解った。
『ワシらの子供を、届けてくれてありがとう。そなた達は優しいヒトじゃなぁ。』
「いやいや、偶然なつかれただけっすよw」
『ムー♪』
「お役にたてて、何よりです。」
『帰りはナイト達に送らせよう。ヒトにもてなせる物はあまり無いが、ゆっくりして行っておくれ。』
キングがそう言うと、他のキノコ達はムームーと大合唱を始めた。
なんとなく、歓迎してくれてるのが解ってうれしい。
『お水、綺麗なのです。』
『つめたーい♪』
『ムー♪』
「この滝から巻き上がる水飛沫が、皆のご飯だそうです。」
「夏の暑い時期とか、ここで涼むのいいかも♪」
『水も良いが、土も良く肥えておるのじゃ。この森は落葉樹が多くてのぅ。』
「へぇ、葉が落ちる木が多いと、土が良くなるんだ。そりゃ知らんかった。」
「成る程…マタンゴ族の居住地としては、最高の条件なんだな。」
マタンゴやベビーマタンゴ数匹に乗られながら、切り株や川辺に腰かけて、まったりタイム。
ナイトやジェネラルは、周囲を警戒してくれてる。
マタンゴ達は少しシットリしていて、プニッと張りがあるから、触ると気持ちいい。
近寄ってきたのを抱っこしていくと、皆嬉しそうにしてくれた。
時折小梅に邪魔されるのは、女の子のマタンゴが居るからだろう。
『ムムーッ!!ムムーッ!!』
「ん?」
『いかん、敵襲じゃ!子供達は巣の中へ!』
敵襲?!
「ど、どうしたの?小さい子が、皆洞窟に入っていくけど…」
「敵襲だって!」
「てててて敵襲っ?!な、何が来たんですか?!」
「レナ、シオン。ナイト達と一緒に迎え撃つぞ。ミライ,コウメ,ヒナタ、ベビーとマタンゴ達を頼む。」
「了解!!」
『お任せなのです!』
『がんばるー!』
防御壁くらいなら、張ってもいいかな?
攻撃魔法はダメって言われたけど…。
「キング、非戦闘員皆入った?」
『うむ!』
「よし、《バリア・ウォール》!!」
さて、何が来るんだ?熊か?人か?
「っ?!何だ、風が…!」
「だ、誰か飛んでくるわ!」
「飛んでくる?!……ん?そんな知り合い居たよーな……」
……風で飛ぶって…まさか……
「マタンゴ発見~!!今日の夕食~♪お?ミライ?」
やっぱ、デイヴィーさんっ!!
「くっ?!」
「きゃぁっ!」
「のわぁっ?!」
「ひゃぁっ?!」
『と、飛ばされるですぅ~!』
『わぁーっ!』
ちゃ、着地の爆風がっ!
小さい子達、洞窟の中で良かった…!
「デイヴォルト殿…!」
「ごめんごめん、皆何してんのー?今夜はキノコのフルコース?」
「いや、食わないよっ!!敵襲って言うから、護ってたの!」
「え……食に拘るミライが、こんな美味しい物に手を出さないなんて…!!」
仕方ないじゃん!情湧いちゃったんだから!
「デイヴィーお兄ちゃん、少なくとも私達の前では見逃していただけると…」
「き、気分的に…今は引き上げてくれると嬉しいなー、なんて…」
「そんなこと言われてもな~…1匹だけにするから!このナイト貰ってくね。」
『ムーッ?!』
「なっ…!」
デイヴィーさんが、マタンゴナイトを鷲掴みに…!
「に、兄ちゃんの人でなしぃいいい!!」
「あっ!未來くん、ダメ…!」
キノコくん救出のため、デイヴィーさんに走って近付き、ジャンプして上から殴りかかった。
約束のことなんて、すっかり忘れて。
「あははwミライは、からかいがいあるねぇ~♪かーわいい♪」
「っ?!え、な、何ソレ…!」
俺の拳を難なく受け止めたのは、さっきまで持ってなかったハズの、巨大な剣…っていうか、大太刀?!
鞘に入れてあるから、俺の手は無事だけど…刃出てたら斬れてた。絶対。
ってか、本来両手持ちor紐で肘から固定するような武器を、片手で軽々…馬鹿力とかの問題じゃない!
普通筋傷めるよ?!
「この子賭けて、お兄ちゃんと喧嘩してみる?」
『ムーッ!ムーッ!』
左手で掴まれてるナイトが、必死にSOSを発信している。
こ、コレはやるっきゃねぇ!
「返してもらうぜっ!」
「いーね、そう来なくっちゃ!!」
詩音達の制止も聞かず、確実に格上であろう相手に挑みかかった。
デイヴィーさんに『此方を傷付けるつもりがない』と解ったからだ。
だって、微塵も殺気感じないんだもん。
此方はマジでいかせて貰うけどな!
この後、当然ディアさんとロゥミアさんにバレて、2人揃って滅茶苦茶叱られることになる。
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