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ビビりとモフモフ、冒険開始
大人しく療養なう
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小梅を見送り、土鍋いっぱいのおじやを完食した後は、木陰でのんびりタイム。
ベッドに監禁じゃなくてよかったよ。
逆に暴れたくなるだろうから。
当分、看病されんのはもういい…。
おじや美味しいし、良かったんだけどさ。
前世でも体は丈夫だったから、看病してもらった記憶は数える程度で。
『看病してもらえるの、なんか新鮮だー』って言ったのが間違いだった。
何を勘違いしたのか、ロゥミアさんが俺を軽く抱き締めながら「お母さんに、沢山甘えてくださいねっ!」と宣ってから、まあ大変だった。
見た目年齢そこまで変わらん美人さんを、『お母さん』と呼べと?
更にはディアさんが、「私はもう『お父さん』と呼んでもらった」とかドヤ顔で言い出して、ややこしくなって……
最終的に、本当に呼んだよ…絶対俺顔真っ赤だった!
一回呼んだら満足してくれたのが幸いだったけど、子供みたいに「ふーふー、あーん」とかされて…照れ死ぬかと思った。
精神年齢18歳には、ある種の拷問だよ……
「しっかし、小梅遅いなぁ…空間転移でチョチョイと連れて来れそうだけど……。」
『おそいねー。』
「心配しなくても、小梅ちゃんなら、大丈夫ですよ。私が行くより、よっぽど安心です。」
「自分で言うかよ…否定はしないけどさ。」
「もうすぐ、ミライのお友達に会えるんですね♪楽しみです♪」
「そういえば、君は会ったことが無かったか…」
「はい。誰かさんに、『外出は出来るだけ最低限にして、絶対1人では行かないでくれ』なんて、お願いされてしまいましたから。観光したり、お友達を作ったりなんて、できませんので。」
……その誰かさん、十中八九ディアさんだよね。
「…独占欲強いんですねぇ……。」
「……美人過ぎる嫁が、心配なのは解るけどさ…………」
「1人で出歩くのを容認していた頃に、見も知らぬ男に口説かれて、よく解らずただニコニコしていた前科と、初対面の相手に求愛目的で誘拐された前科があるのでな。」
「あ、それは心配にもなるわ。」
『ぜんかって?』
「昔やっちゃった、悪いことって意味ですけど…この場合、悪いことというより心配させちゃったことですね。」
「誘拐の時は大変でした…最終的に、一国の危機になりましたから。」
国?!…王様か王子にでも拐われたの…?
「好色などこぞの王子に、目をつけられたのだよ。街から王城へ兵士共に連れ去さられ、酒を飲まされて部屋に連れ込まれても、誘拐だとは思っていなかったようでな……?」
「お恥ずかしいことに…服へ手をかけられて、やっと相手の方の意図が解りまして…思わずメテオ・ストライクを…」
「め、メテオ……」
「何そのヤバそうな技名。」
隕石?隕石落としたの?
本当に国の危機じゃねーか。
「あ、でも国を消し飛ばしかけたのは、私ではありませんよ?私の魔力を感じ取って、すぐに駆け付けてくださったディアドルフ様が、慌て過ぎて本来のお姿で権現してしまわれたのが原因です。」
「消し飛ばしかけたとは、大袈裟な。城と城下町を踏み潰し、山を2つ崩して津波を起こしてしまっただけではないか。」
「あら、更に咆哮で大地を割って、その国を島国にしてしまったことは、お忘れですか?」
「…そうだったか?」
「待って、それもう天災すら越えてねぇ?!」
シン・ゴ●ラだって、そこまで酷く無かったぞ!
その国、よく滅ばなかったな!
「ロゥミアさん絡みになると、加減を忘れるとは聞きましたが…かなりスケールの大きな被害なんですね……。昨日の通り魔がボコボコ程度で済んだのが不思議です……。」
「え、あのアホ勇者、ロゥミアさんに何かしたの?」
『わるいひと、おねーさんにも、めーわくしたの!』
「おや、ユーリルにでも聞いたか?」
「はい…未來くんが、通り魔と戦っている時に。」
あ、成る程!
『お相手致します』=『事情をお話しします』だったわけな!
通りでお前ら、バトッた形跡が無いと思ったよ!
「ってことは、口説かれてんの気付かず~ってのが、昨日のアホ勇者?」
「ああ、その馬鹿だ。」
「邪神を倒して、王様に報告するため王都へ戻った時に、ディアドルフさんのお迎えに来ていらした、ロゥミアさんに一目惚れしたそうです。」
…ロゥミアさん、変な奴に好かれやすいのかなぁ……。
旦那さんがディアさんで良かったね。
「確か……『おおっ!俺を祝福しに天から降りて来てくれたんだな、女神様!この出会いはきっと運命だ!女神様、どうか俺t』までは聞いて差し上げれたのですが……ディアドルフ様が、顔の形が変わるほど殴って気絶させてしまったので、何が言いたかったのか解らなかったのです。」
「シェープとロゥミアとツバキに止められなければ、あの場で挽肉にしてやったのだが…。」
『ひきにく?』
「あ、気にしなくていいですよ、陽向くん……」
…良かったな、アホ勇者。
お前、本来ボコボコどころか、挽肉だったらしいぞ。
「今思うと、止めない方が良かったでしょうか…こんな小さい子にまで襲いかかる、野蛮な方とは露知らず……。」
「いやー、たぶんアイツ俺が0歳児とは思ってないから…」
「18歳でも、私達から見れば赤子のようなものだがな。」
そりゃ、何万年生きてる人から見たらね?
「ですから、もっと沢山甘えていいんですよ♪」
「んん~…」
あぅ…ロゥミアさんに撫でられても、ほにゃってする。
充分、甘えさせてもらってるんだけどなぁ。
『ボクも、ナデナデしてー』
「はい、勿論です♪」
「…そうだ、ディアさん。」
「何かね?」
「俺の家族が何処に居るか、知ってる?」
「知っているが。」
……んな、アッサリと…
まあ、ディアさんだしな。
前に、マジ生まれたての、フェンリルの赤ちゃん連れてたし。
「何処行けば会えんの?狼の姿は記憶にあるし、たぶん擬人化できるんだろーなーってのは解ってるんだけど…」
「何処と言われてもな…探せば各地に居るぞ。ただ、君くらい小さな子供は、人里離れた森の奥か、亜空間でひっそり育てられているが。」
「亜空間……ディアさんみたいなことするのが、フェンリルのデフォと。」
それ、探すの難しくね……?
RPGの隠しステージを、世界中で探し回れと…?
「…まあ、のんびり探すかなぁ。」
「やっぱり、会いたいんですか?」
「うん。『俺』も気になるし…『ボク』もまた会いたい。お父さんと、お母さんと、お兄ちゃん沢山と、お姉ちゃん3人。」
『いっぱいだねー!』
「大家族ですね!いつ、思い出したんですか?」
「ん…寝てる間に。思い出したっていうか…情報共有ができた感じ?」
「それは良かった。」
とりあえず…お茶会までは、確実にケールに居るとして…
他の場所への移動は…護衛の依頼とか受けれないかなぁ。
適度に依頼こなしながら、各地の森の奥とか行ってフェンリル探し…いいかも。
ま、俺1人で決めて良いことじゃないし…皆と相談だね。
「色々な場所へ行くなら、馬車がある方が良いか…。」
「うちの商会の馬車、使いますか?家の子達用のが、1人一台あるんですけど…皆自分で移動する方が速い上、大容量のアイテムボックス持ちなので使わなくて。」
「いいんですか?」
「ただ、馬車を引く生き物は、自力で確保せねばならんぞ。」
「…いざとなったら、身体制御でデカくなって俺が引く…?」
「それ、見られたらアウトですよ。」
わかってるよ。
うーん、馬くらいの生物って、何が居るんだろ。
「…参考資料では、馬系モンスターや龍,熊なんかが多かったような…変わり種で、巨大亀なんかもありましたね。」
「亀?!」
「大抵は、ホーンホースやバイコーンに引かせるな。」
「馬とか牛か~。」
牛…非常しょk…なんでもない。
馬系探すか。
ホーンホースって、要はユニコーンだよな。
やっぱ、白いのかなぁ。白馬っていいよね。
『総長さん、ただいまです!』
「おう、おかえり小梅!」
『おかえりー♪』
「ミライ!」
「ミライくんっ!」
「ラルフ、レナさん!昨日ごめんね、顔出さなくて。」
「そんなことは良い!大丈夫なのか?!」
「そうよ、寝てなくていいの?!」
……んん?
こ、小梅?2人に何て伝えたの……?
ベッドに監禁じゃなくてよかったよ。
逆に暴れたくなるだろうから。
当分、看病されんのはもういい…。
おじや美味しいし、良かったんだけどさ。
前世でも体は丈夫だったから、看病してもらった記憶は数える程度で。
『看病してもらえるの、なんか新鮮だー』って言ったのが間違いだった。
何を勘違いしたのか、ロゥミアさんが俺を軽く抱き締めながら「お母さんに、沢山甘えてくださいねっ!」と宣ってから、まあ大変だった。
見た目年齢そこまで変わらん美人さんを、『お母さん』と呼べと?
更にはディアさんが、「私はもう『お父さん』と呼んでもらった」とかドヤ顔で言い出して、ややこしくなって……
最終的に、本当に呼んだよ…絶対俺顔真っ赤だった!
一回呼んだら満足してくれたのが幸いだったけど、子供みたいに「ふーふー、あーん」とかされて…照れ死ぬかと思った。
精神年齢18歳には、ある種の拷問だよ……
「しっかし、小梅遅いなぁ…空間転移でチョチョイと連れて来れそうだけど……。」
『おそいねー。』
「心配しなくても、小梅ちゃんなら、大丈夫ですよ。私が行くより、よっぽど安心です。」
「自分で言うかよ…否定はしないけどさ。」
「もうすぐ、ミライのお友達に会えるんですね♪楽しみです♪」
「そういえば、君は会ったことが無かったか…」
「はい。誰かさんに、『外出は出来るだけ最低限にして、絶対1人では行かないでくれ』なんて、お願いされてしまいましたから。観光したり、お友達を作ったりなんて、できませんので。」
……その誰かさん、十中八九ディアさんだよね。
「…独占欲強いんですねぇ……。」
「……美人過ぎる嫁が、心配なのは解るけどさ…………」
「1人で出歩くのを容認していた頃に、見も知らぬ男に口説かれて、よく解らずただニコニコしていた前科と、初対面の相手に求愛目的で誘拐された前科があるのでな。」
「あ、それは心配にもなるわ。」
『ぜんかって?』
「昔やっちゃった、悪いことって意味ですけど…この場合、悪いことというより心配させちゃったことですね。」
「誘拐の時は大変でした…最終的に、一国の危機になりましたから。」
国?!…王様か王子にでも拐われたの…?
「好色などこぞの王子に、目をつけられたのだよ。街から王城へ兵士共に連れ去さられ、酒を飲まされて部屋に連れ込まれても、誘拐だとは思っていなかったようでな……?」
「お恥ずかしいことに…服へ手をかけられて、やっと相手の方の意図が解りまして…思わずメテオ・ストライクを…」
「め、メテオ……」
「何そのヤバそうな技名。」
隕石?隕石落としたの?
本当に国の危機じゃねーか。
「あ、でも国を消し飛ばしかけたのは、私ではありませんよ?私の魔力を感じ取って、すぐに駆け付けてくださったディアドルフ様が、慌て過ぎて本来のお姿で権現してしまわれたのが原因です。」
「消し飛ばしかけたとは、大袈裟な。城と城下町を踏み潰し、山を2つ崩して津波を起こしてしまっただけではないか。」
「あら、更に咆哮で大地を割って、その国を島国にしてしまったことは、お忘れですか?」
「…そうだったか?」
「待って、それもう天災すら越えてねぇ?!」
シン・ゴ●ラだって、そこまで酷く無かったぞ!
その国、よく滅ばなかったな!
「ロゥミアさん絡みになると、加減を忘れるとは聞きましたが…かなりスケールの大きな被害なんですね……。昨日の通り魔がボコボコ程度で済んだのが不思議です……。」
「え、あのアホ勇者、ロゥミアさんに何かしたの?」
『わるいひと、おねーさんにも、めーわくしたの!』
「おや、ユーリルにでも聞いたか?」
「はい…未來くんが、通り魔と戦っている時に。」
あ、成る程!
『お相手致します』=『事情をお話しします』だったわけな!
通りでお前ら、バトッた形跡が無いと思ったよ!
「ってことは、口説かれてんの気付かず~ってのが、昨日のアホ勇者?」
「ああ、その馬鹿だ。」
「邪神を倒して、王様に報告するため王都へ戻った時に、ディアドルフさんのお迎えに来ていらした、ロゥミアさんに一目惚れしたそうです。」
…ロゥミアさん、変な奴に好かれやすいのかなぁ……。
旦那さんがディアさんで良かったね。
「確か……『おおっ!俺を祝福しに天から降りて来てくれたんだな、女神様!この出会いはきっと運命だ!女神様、どうか俺t』までは聞いて差し上げれたのですが……ディアドルフ様が、顔の形が変わるほど殴って気絶させてしまったので、何が言いたかったのか解らなかったのです。」
「シェープとロゥミアとツバキに止められなければ、あの場で挽肉にしてやったのだが…。」
『ひきにく?』
「あ、気にしなくていいですよ、陽向くん……」
…良かったな、アホ勇者。
お前、本来ボコボコどころか、挽肉だったらしいぞ。
「今思うと、止めない方が良かったでしょうか…こんな小さい子にまで襲いかかる、野蛮な方とは露知らず……。」
「いやー、たぶんアイツ俺が0歳児とは思ってないから…」
「18歳でも、私達から見れば赤子のようなものだがな。」
そりゃ、何万年生きてる人から見たらね?
「ですから、もっと沢山甘えていいんですよ♪」
「んん~…」
あぅ…ロゥミアさんに撫でられても、ほにゃってする。
充分、甘えさせてもらってるんだけどなぁ。
『ボクも、ナデナデしてー』
「はい、勿論です♪」
「…そうだ、ディアさん。」
「何かね?」
「俺の家族が何処に居るか、知ってる?」
「知っているが。」
……んな、アッサリと…
まあ、ディアさんだしな。
前に、マジ生まれたての、フェンリルの赤ちゃん連れてたし。
「何処行けば会えんの?狼の姿は記憶にあるし、たぶん擬人化できるんだろーなーってのは解ってるんだけど…」
「何処と言われてもな…探せば各地に居るぞ。ただ、君くらい小さな子供は、人里離れた森の奥か、亜空間でひっそり育てられているが。」
「亜空間……ディアさんみたいなことするのが、フェンリルのデフォと。」
それ、探すの難しくね……?
RPGの隠しステージを、世界中で探し回れと…?
「…まあ、のんびり探すかなぁ。」
「やっぱり、会いたいんですか?」
「うん。『俺』も気になるし…『ボク』もまた会いたい。お父さんと、お母さんと、お兄ちゃん沢山と、お姉ちゃん3人。」
『いっぱいだねー!』
「大家族ですね!いつ、思い出したんですか?」
「ん…寝てる間に。思い出したっていうか…情報共有ができた感じ?」
「それは良かった。」
とりあえず…お茶会までは、確実にケールに居るとして…
他の場所への移動は…護衛の依頼とか受けれないかなぁ。
適度に依頼こなしながら、各地の森の奥とか行ってフェンリル探し…いいかも。
ま、俺1人で決めて良いことじゃないし…皆と相談だね。
「色々な場所へ行くなら、馬車がある方が良いか…。」
「うちの商会の馬車、使いますか?家の子達用のが、1人一台あるんですけど…皆自分で移動する方が速い上、大容量のアイテムボックス持ちなので使わなくて。」
「いいんですか?」
「ただ、馬車を引く生き物は、自力で確保せねばならんぞ。」
「…いざとなったら、身体制御でデカくなって俺が引く…?」
「それ、見られたらアウトですよ。」
わかってるよ。
うーん、馬くらいの生物って、何が居るんだろ。
「…参考資料では、馬系モンスターや龍,熊なんかが多かったような…変わり種で、巨大亀なんかもありましたね。」
「亀?!」
「大抵は、ホーンホースやバイコーンに引かせるな。」
「馬とか牛か~。」
牛…非常しょk…なんでもない。
馬系探すか。
ホーンホースって、要はユニコーンだよな。
やっぱ、白いのかなぁ。白馬っていいよね。
『総長さん、ただいまです!』
「おう、おかえり小梅!」
『おかえりー♪』
「ミライ!」
「ミライくんっ!」
「ラルフ、レナさん!昨日ごめんね、顔出さなくて。」
「そんなことは良い!大丈夫なのか?!」
「そうよ、寝てなくていいの?!」
……んん?
こ、小梅?2人に何て伝えたの……?
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