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ビビりとモフモフ、冒険開始
混ざり合う記憶
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ふかふかフワフワ、あったかくて…あんしんする…
頭も視界もボンヤリしていて…
あー…たぶんコレ夢だ。
目の前が、一面黄金の草原とか…何処の風の谷だよ……
『ん~…?』
お?草原が動いた……?
丘みたいな場所から、ヒョコッと尖った形状の何かが現れる。
……アレは、何だっけ?
見たことある気がするな。
『……あ…』
みみ…アレ、みみだ。
きんいろの、ひとみも みえる。
ゆっくり動く草原の正体が、やっと解った。
金色の、巨大な狼だ。
もしかして…この狼が……
『……おとー…さん…?』
アレ……?『もしかして』?
ボク……なんでおとーさんが、わかんないの……?
───────
※詩音視点
おはようございます、詩音です。
突然ですが、朝から未來くんの様子がおかしくて困ってます。
『しおんっ!』
ちっちゃいおててに、ピコピコ動く耳。
少しアンバランスなくらい、大きなおめめ。
パタパタ尻尾を振りながら、駆けるあんよは裸足のまま。
擬人化してる筈なのに、口から紡がれるのはフェンリルの鳴き声。
『しおん、だっこ!』
異世界へ転生して7日目。
未來くんが、突然身も心も幼くなってしまいました。
…私は何もしてませんよ?
いくら可愛いからといって、親友を幼児化するような魔法、放ったりしませんからね?
原因は、ただでさえ魂に馴染みきれず、不安定だった魔力が、更に供給バランスを崩してしまったから…らしいです。
あの、通り魔勇者に斬られた際、心臓の付近に在る魔石が、強い衝撃を受けたのだそうで…
今の未來くんは、魂に残っている元の世界の記憶と、体が持っている此方の世界での記憶が、ごちゃごちゃになっているようです。
私や小梅ちゃんのことはわかりますが、ベースの記憶は『0歳3ヶ月の仔フェンリル』の方ですね。
性格や喋り方は、小さい頃の未來くんです。
能力面も大変なことになっています。
身体制御が全くできず、擬人化も不完全で、幼稚園~小学校の低学年くらいになってしまう上、衣服のイメージが上手くできません。
とりあえず下着と、ゆったりした赤いパーカー,尻尾を出せる黒のホットパンツを作って着せました。
本当は、熊の着ぐるみとか、着せたいんですけどね…事態が事態なので自重しましたよ。
「よしよし、抱っこですね。」
『えへへ♪』
ああ…ケモ耳癒し系美少年に、こうも甘えてもらえる日が来ようとは…!
不謹慎ですが、内心悶えてしまいます。
今なら「我が人生に一片の悔い無し」と言いながら死ねそうです。
「シオン、小屋の用意できたぞ。ミライの様子はどうだ?」
『ガロンさん♪』
「ありがとうございます。この通り、とても元気ですよ。」
「そうか。…しっかし……獣人ってのは、魔力の安定性如何で、こんな事に成るもんなんだな。あまり無理させんなよ?」
「はい、気を付けます。」
昨夜は、王都のガルヴァさん宅に泊まったのですが、未來くんの状態から、現在はガロンさん達の村へ来ています。
王都では誘拐の危険が増しますし、ケールでは心配をかける知り合いが多すぎますからね。
何より、フェンリルの幼獣は、森の中が1番落ち着く環境らしいので。
『しおん、しおん。』
「何ですか?」
『こうめと、ひなたは?』
「村の見回り中ですよ。」
『みまわり…ディアさんと、ロゥミアさんは?』
「ちょっと、お出かけしてるみたいです。大丈夫ですよ、すぐ戻って来ますからね。」
『うん。』
ロゥミアさんとは、ディアドルフさんの奥さんです。
小梅ちゃん,陽向くん,私の3人でとっちめた通り魔勇者を、クリスタルの中に閉じ込めた方ですね。
あの後、通り魔勇者は閉じ込められたまま、ロゥミアさんから『自発攻撃禁止の呪い』をかけられ、ディアドルフさんに何処かのダンジョンの最下層へ飛ばされました。
ユーリルさんも一緒ですから、死にはしないでしょう。
「折角用意して貰いましたから、小屋で皆さんを待ってましょうか。」
『うん…』
ちょっと眠そうですね…
小屋でお昼寝させてもらいましょうか。
───────
※未來視点
ん~……あたま、グルグルする。
しおんは しんゆうで、こうめは こいびと?
ひなたは おとーと。
ディアさんは ほごしゃ。
ロゥミアさんは ディアさんの おくさん。
おとーさんと、おかーさんは?
おにーちゃん、おねーちゃん、みんなどこ?
とうさんは しゃちくで、かあさんが かんごしさん。
いもうとは しょーがくせー、おじーちゃんがいる。
こっちは…ボクのかぞくじゃないけど…ボクのかぞくだった?
んんん…
「帰ったぞ。」
「あ、お帰りなさい!」
「ただいま戻りました。ミライ、大丈夫ですか?」
『ん…おかえり。』
きんいろ……きんいろは、おとーさん……
でも…おおかみじゃない…
『きゅぅ~……』
「わっ、未來くん?!何故目を回して…?!」
「何かを考えすぎて、混乱しているのだろうな。無理もない…2つの記憶が混濁しているのだから。」
「早く調整してあげましょう。」
うん?それなぁに?
「ミライ、ゆっくり呼吸してくれ。」
『うん……』
…あったかい……ねむい…
───────
「……んで、何なんだろうな…この空間。」
『わかんない。』
コレも夢、かな。若しくは頭の中?
俺の目の前に、ダークレッドの毛色をした小さい狼が居る。
この狼、『俺』だよな。
たぶん、さっきまでごっちゃに成ってた俺とコイツを、ディアさんが完全に切り離したんだ。
視界の端に映る、俺の髪が黒くなってる…今は元の世界での姿ってことか……。
「心と体がこんだけ違ったら、拒絶反応とか出そうだな。」
『…そうだね。』
「俺の魔力が安定しないの…この『差』のせいかもなぁ。」
『たぶん…そうかも?』
……だったら、少しずつでも、擦り合わせるべきか。
「折角の機会だし、情報共有しようか。…俺の分、やたら多くなるけど。」
『うん。ボクは、あんまりおぼえてないけど…』
「それでもいいよ。」
もう1人の自分を抱き上げて、元の世界での事を話す。
家族の事、詩音や小梅の事。
嫌いだった勉強、好きだった体育と家庭科。
暇さえあればゲームして、漫画は読むけど小説はあんまり…ラノベは詩音に勧められたら読んだ。
アニメもソコソコ見てたな。
ダチは殆どが喧嘩して仲良くなった奴等で、なんでか俺を慕ってくれて。
女の子は……あんまり縁無かった。
彼女居ない歴=年齢。
重要な事も、どうでもいい事も沢山話した。
もう1人から聞けたのは、こっちの世界の家族のこと。
『きんいろの おとーさんと、ももいろの おかーさん。おにーちゃん たくさんで、おねーちゃんも 3にんいたの。』
「大家族だな…少なくとも、お兄ちゃん4人以上だと。」
『みんなね、おおかみなんだよ。』
「フェンリルだもんな。」
狼だけど、人間みたいな家があったらしい。
他の家族も、擬人化できるんだろう。
森があって、山があって、泉が湧いている…そんな大自然の中の一軒家。
……人数的に、だいぶ豪邸とみた。
「皆、優しいか?」
『うん!いっぱい、あそんでくれるよ!』
「何か、家族の特徴は覚えてないの?」
『うーん…いろいろで、いっぱい!』
「成る程、わからん。」
でも…擬人化の姿は解らないけど、狼の姿は頭の中にボンヤリ出てきた。
暮らしていた場所の風景も浮かぶ。
情報共有が、成功したってとこかな。
家族全員デカイ…そりゃそうか。
「ん…髪……紅く成ったな。」
抱き上げていた狼が居ない。
尻尾の感覚もする。
もう一度、1人に成ったんだ…たぶん今度は、前より良い塩梅で。
「…冒険してれば、会えるかな。俺らの家族に。」
意識が浮き上がるような、不思議な感覚に包まれて目を閉じた。
家族のこと…ディアさんに聞いたら、何か解らないだろうか…
起きたら、聞いてみようかな……
頭も視界もボンヤリしていて…
あー…たぶんコレ夢だ。
目の前が、一面黄金の草原とか…何処の風の谷だよ……
『ん~…?』
お?草原が動いた……?
丘みたいな場所から、ヒョコッと尖った形状の何かが現れる。
……アレは、何だっけ?
見たことある気がするな。
『……あ…』
みみ…アレ、みみだ。
きんいろの、ひとみも みえる。
ゆっくり動く草原の正体が、やっと解った。
金色の、巨大な狼だ。
もしかして…この狼が……
『……おとー…さん…?』
アレ……?『もしかして』?
ボク……なんでおとーさんが、わかんないの……?
───────
※詩音視点
おはようございます、詩音です。
突然ですが、朝から未來くんの様子がおかしくて困ってます。
『しおんっ!』
ちっちゃいおててに、ピコピコ動く耳。
少しアンバランスなくらい、大きなおめめ。
パタパタ尻尾を振りながら、駆けるあんよは裸足のまま。
擬人化してる筈なのに、口から紡がれるのはフェンリルの鳴き声。
『しおん、だっこ!』
異世界へ転生して7日目。
未來くんが、突然身も心も幼くなってしまいました。
…私は何もしてませんよ?
いくら可愛いからといって、親友を幼児化するような魔法、放ったりしませんからね?
原因は、ただでさえ魂に馴染みきれず、不安定だった魔力が、更に供給バランスを崩してしまったから…らしいです。
あの、通り魔勇者に斬られた際、心臓の付近に在る魔石が、強い衝撃を受けたのだそうで…
今の未來くんは、魂に残っている元の世界の記憶と、体が持っている此方の世界での記憶が、ごちゃごちゃになっているようです。
私や小梅ちゃんのことはわかりますが、ベースの記憶は『0歳3ヶ月の仔フェンリル』の方ですね。
性格や喋り方は、小さい頃の未來くんです。
能力面も大変なことになっています。
身体制御が全くできず、擬人化も不完全で、幼稚園~小学校の低学年くらいになってしまう上、衣服のイメージが上手くできません。
とりあえず下着と、ゆったりした赤いパーカー,尻尾を出せる黒のホットパンツを作って着せました。
本当は、熊の着ぐるみとか、着せたいんですけどね…事態が事態なので自重しましたよ。
「よしよし、抱っこですね。」
『えへへ♪』
ああ…ケモ耳癒し系美少年に、こうも甘えてもらえる日が来ようとは…!
不謹慎ですが、内心悶えてしまいます。
今なら「我が人生に一片の悔い無し」と言いながら死ねそうです。
「シオン、小屋の用意できたぞ。ミライの様子はどうだ?」
『ガロンさん♪』
「ありがとうございます。この通り、とても元気ですよ。」
「そうか。…しっかし……獣人ってのは、魔力の安定性如何で、こんな事に成るもんなんだな。あまり無理させんなよ?」
「はい、気を付けます。」
昨夜は、王都のガルヴァさん宅に泊まったのですが、未來くんの状態から、現在はガロンさん達の村へ来ています。
王都では誘拐の危険が増しますし、ケールでは心配をかける知り合いが多すぎますからね。
何より、フェンリルの幼獣は、森の中が1番落ち着く環境らしいので。
『しおん、しおん。』
「何ですか?」
『こうめと、ひなたは?』
「村の見回り中ですよ。」
『みまわり…ディアさんと、ロゥミアさんは?』
「ちょっと、お出かけしてるみたいです。大丈夫ですよ、すぐ戻って来ますからね。」
『うん。』
ロゥミアさんとは、ディアドルフさんの奥さんです。
小梅ちゃん,陽向くん,私の3人でとっちめた通り魔勇者を、クリスタルの中に閉じ込めた方ですね。
あの後、通り魔勇者は閉じ込められたまま、ロゥミアさんから『自発攻撃禁止の呪い』をかけられ、ディアドルフさんに何処かのダンジョンの最下層へ飛ばされました。
ユーリルさんも一緒ですから、死にはしないでしょう。
「折角用意して貰いましたから、小屋で皆さんを待ってましょうか。」
『うん…』
ちょっと眠そうですね…
小屋でお昼寝させてもらいましょうか。
───────
※未來視点
ん~……あたま、グルグルする。
しおんは しんゆうで、こうめは こいびと?
ひなたは おとーと。
ディアさんは ほごしゃ。
ロゥミアさんは ディアさんの おくさん。
おとーさんと、おかーさんは?
おにーちゃん、おねーちゃん、みんなどこ?
とうさんは しゃちくで、かあさんが かんごしさん。
いもうとは しょーがくせー、おじーちゃんがいる。
こっちは…ボクのかぞくじゃないけど…ボクのかぞくだった?
んんん…
「帰ったぞ。」
「あ、お帰りなさい!」
「ただいま戻りました。ミライ、大丈夫ですか?」
『ん…おかえり。』
きんいろ……きんいろは、おとーさん……
でも…おおかみじゃない…
『きゅぅ~……』
「わっ、未來くん?!何故目を回して…?!」
「何かを考えすぎて、混乱しているのだろうな。無理もない…2つの記憶が混濁しているのだから。」
「早く調整してあげましょう。」
うん?それなぁに?
「ミライ、ゆっくり呼吸してくれ。」
『うん……』
…あったかい……ねむい…
───────
「……んで、何なんだろうな…この空間。」
『わかんない。』
コレも夢、かな。若しくは頭の中?
俺の目の前に、ダークレッドの毛色をした小さい狼が居る。
この狼、『俺』だよな。
たぶん、さっきまでごっちゃに成ってた俺とコイツを、ディアさんが完全に切り離したんだ。
視界の端に映る、俺の髪が黒くなってる…今は元の世界での姿ってことか……。
「心と体がこんだけ違ったら、拒絶反応とか出そうだな。」
『…そうだね。』
「俺の魔力が安定しないの…この『差』のせいかもなぁ。」
『たぶん…そうかも?』
……だったら、少しずつでも、擦り合わせるべきか。
「折角の機会だし、情報共有しようか。…俺の分、やたら多くなるけど。」
『うん。ボクは、あんまりおぼえてないけど…』
「それでもいいよ。」
もう1人の自分を抱き上げて、元の世界での事を話す。
家族の事、詩音や小梅の事。
嫌いだった勉強、好きだった体育と家庭科。
暇さえあればゲームして、漫画は読むけど小説はあんまり…ラノベは詩音に勧められたら読んだ。
アニメもソコソコ見てたな。
ダチは殆どが喧嘩して仲良くなった奴等で、なんでか俺を慕ってくれて。
女の子は……あんまり縁無かった。
彼女居ない歴=年齢。
重要な事も、どうでもいい事も沢山話した。
もう1人から聞けたのは、こっちの世界の家族のこと。
『きんいろの おとーさんと、ももいろの おかーさん。おにーちゃん たくさんで、おねーちゃんも 3にんいたの。』
「大家族だな…少なくとも、お兄ちゃん4人以上だと。」
『みんなね、おおかみなんだよ。』
「フェンリルだもんな。」
狼だけど、人間みたいな家があったらしい。
他の家族も、擬人化できるんだろう。
森があって、山があって、泉が湧いている…そんな大自然の中の一軒家。
……人数的に、だいぶ豪邸とみた。
「皆、優しいか?」
『うん!いっぱい、あそんでくれるよ!』
「何か、家族の特徴は覚えてないの?」
『うーん…いろいろで、いっぱい!』
「成る程、わからん。」
でも…擬人化の姿は解らないけど、狼の姿は頭の中にボンヤリ出てきた。
暮らしていた場所の風景も浮かぶ。
情報共有が、成功したってとこかな。
家族全員デカイ…そりゃそうか。
「ん…髪……紅く成ったな。」
抱き上げていた狼が居ない。
尻尾の感覚もする。
もう一度、1人に成ったんだ…たぶん今度は、前より良い塩梅で。
「…冒険してれば、会えるかな。俺らの家族に。」
意識が浮き上がるような、不思議な感覚に包まれて目を閉じた。
家族のこと…ディアさんに聞いたら、何か解らないだろうか…
起きたら、聞いてみようかな……
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