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……俺はもう、久保田から逃げられないかもしれない。そんな危機感を感じていた。所長は俺を見るともう愛想笑いしかしないし、他の社員だって俺をまるで腫れ物に触れるように扱う。誰も俺のやる気のない態度に文句を言う人はいないし、俺がミスをしても誰も怒らないからだ。
俺の意に反して、みんなが俺を久保田のご機嫌とりのための置物のように扱うのだ。
「野坂さん、これお願いします」
「は~い」
納品書を受け取りながら、まずはあくびをした。そしてゆっくりと手を動かし、キーボードで数字と必要事項を入力し、請求書を作って渡した。
もうやる気なんて出ない。それを隠す気もない。
だってどう抵抗しようが、どうせ久保田の手のひらの上だからだ。俺はもう一生久保田の言いなり人形なのだ。いや、久保田が飽きるまで。飽きてくれるまで。それまで諦めよう。死んだように生きるんだ。そしていつか一人でポツンと川魚をとって生きるんだ。
「野坂さん」
「は~い」
スマホでゲームをしつつ、椅子にもたれて伸びをしながら返事をした。今日は二百円も課金していた。もうどうにでもなれだ。
「さすがにイラつくんでちゃんとしてもらえます?」
低い声に驚いて見ると、猫目の森田が立っていた。
「あ、はい、すみません」
俺は慌てて姿勢を戻し、スマホを引き出しに入れた。
忘れていた。森田だけは何も変わらない。仕事ができて成績も良いから、きっと久保田に嫌味を言われたり、嫌がらせをされたりすることがないんだろう。それに所長や俺のように弱みも握られてもいないに違いない。だから俺に文句も言える。なんて羨ましいんだ!
「野坂さんに、お願いあるんですけど」
「……なんでしょう」
「村上が今日も休んでいるんです」
「……風邪を引いたんじゃ」
「違います。あいつはああ見えてナイーブなんです。ちょっとしたことですぐ落ち込んでしまうんですよ」
また久保田に絞られたのか。
「有給がなくなって無断欠勤扱いになっています。それで野坂さんにお願いがあるんですけど」
お願いと言われても、村上とは久保田の家で四人で会った日から話していなかった。なんとなく避けられている気がして、こちらからも声がかけられなかったからだ。
「今度村上とデートしてもらえません?」
「はぁ⁉」
「あいついい年して、遊園地とか動物園とか好きなんですよ。今日も会社さぼって一人で動物園に行ってます」
「…………」
……村上くん。そう言えば俺も前の会社を辞めた直後に、平日に一人で動物園に行った記憶がある。
「で、でもなんで俺と……」
「あいつが現実逃避をしてるからですよ。現実逃避をしたところで、久保田さんはいなくならないし、久保田さんが変わることもありません。それで諦めたら久保田さんの思う壺じゃないですか」
……耳が痛い。
「仕事は頑張った人が評価されるべきです。だから最低限の仕事もせずに給料を貰おうとしている奴を見るとムカつくんですけど」
「…………」
「俺は村上なりに頑張ってたのを知ってるから辞めてほしくないんです。あんな人のせいで辞めるなんて馬鹿げてるじゃないですか」
……その通りだ。耳が痛すぎる。
「……でも俺と村上くんの二人って」
楽しめるのか? 二人きりで会ったことないのに。
「もちろん俺と久保田さんも一緒に」
「はぁ⁉」
「一度逃げた人間は二度三度逃げるようになります。ここが村上の踏ん張り時なんです。お願いします!」
……それ俺のこと言ってんじゃないの? って思うところが多々あったが、俺のことを嫌ってるっぽい森田に頭を下げられ、断ることはできなかった。
村上の家の近くのコンビニで待ち合わせをし、ふらりと現れた一週間ぶりに会った村上は、ひょろい体がさらに痩せていて、白い顔が髭で青くなっていた。着ている服もなんだかよれよれで、思わず助けてやりたくなる風貌だ。
村上は俺を見て驚いた顔をした。
「……野坂さん」
「なんだ、元気そうじゃないですか」
しかし久保田を見た途端、村上の顔がねずみ男のように落ち窪んだ。
「また仮病ですか? 社会人の風上にも置けませんね。あなたがやるべきだった仕事は他の人が押し付けられてるんですよ? ちゃんと分かってます? 遊んでる場合なんですか?」
「…………」
「まぁまぁまぁまぁ」
なぜか俺が二人の間に割って入った。なんで久保田がこんなに村上につっかかるのか分からない。
「じゃあ僕の車には野坂さんを乗せるんで、森田くんの車には村上くんが乗ってください」
なぜか久保田が仕切り、俺たちは出発することになった。
「このまま二人でどこか別の場所に行っちゃいましょうか」
ハンドルを握る久保田が言い出した。
「なんでだよ」
俺は軽く久保田をたしなめた。今日は村上のために来たのに。遊園地の駐車場に先に着いて森田の車を待っていると、二人がケンカしながら降りてきた。
「大きなお世話なんだよっ! ほっといてくれよ!」
「ほっといて欲しいなら一人でウジウジしてるなよっ!」
「お前はいっつもお節介なんだよ! なんで野坂さんや久保田さんまでいるんだよ!」
二人は怒鳴り合いながら俺たちの方へ近づいて来て、森田が財布から出した紙切れを俺に渡した。
「入場券の前売りを買っておいたのでこれで入りましょう」
「……は、はい」
俺たちはその入場券で中に入ることはできたが、その間も村上と森田は険悪な雰囲気だった。
「だから行ったでしょう。別の場所に行きましょうって」
「…………」
俺たちの後ろをねずみ男のような村上が付いてきて、その横には黒目を細くして獰猛な猫のような顔をした森田がいる。あんなに村上のことを心配していた森田が嘘みたいだ。
俺たちはとりあえず遊園地の中のレストランに入って、遅い昼食をとることにした。周りは家族連れだらけで、俺たちが異様に浮いている気がするのは勘違いじゃないだろう。
「野坂さん、これ美味しいですよ?」
「え?」
久保田が食べていたカレーを差し出され、一口食べた。
「ほんとだ。じゃあこれやる」
俺は食べ残そうと思っていたミートソーススパゲティを久保田に渡して、カレーを食べることにした。こういうところで食べる食事はやっぱり値段と味が釣り合っていない。値段が高すぎる。一人だったらここで食事などしないだろう。
そう思いながら食べていて、ふと顔を上げると、村上が落ち窪んだ目で肉まんを食べているのが見えた。色白な顔がさらに白くなっていて、まともな食事をしていなかった人間の顔をしている。そんな村上を見ていると、村上の横に座る獲物を狙う猫の目をした森田と目が合い、震え上がった。こわい。
レストランを出たあとも、俺は二人に対してどうしていいか分からず、一人ではしゃいでいるふりをした。一人でメリーゴーランドに乗って久保田にスマホで撮られ、村上を誘ってジェットコースターに乗って森田に睨まれるなどした。
久保田は全く気にしていないようだが、二人の見慣れない雰囲気に俺は戸惑っていた。
「そろそろ帰りましょうか」
久保田がそう声をかけると、二人は明らかにホッとした表情をした。
しかし最後に観覧車だけは乗ろうと久保田が提案した。俺たちは久保田の仕切りで俺と久保田、村上と森田に別れて観覧車に乗った。
「野坂さん、森田くんの弱みって知ってます?」
「弱み?」
「見てください」
久保田が後ろを指差した。振り返ると背中側の窓ガラスから後ろのゴンドラが見えた。村上と森田が乗っているはずだ。
「キスしてます」
「えっ⁉」
よく見れば、たしかに夕空をバックにしたゴンドラの中で、二人の顔が重なっていた。
なんで⁉ どうして⁉ なんであそこからそうなるの⁉
俺はガラスに張り付いて二人のキスを見た。
「村上くんの情緒不安定は森田くんのせいでもあるんですよ」
「え?」
「ツンデレなんですよ、森田くん」
「…………」
……ツンデレって、見た目通りの?
「僕みたいに素直じゃないんです。思わせぶりな態度をとっては突き放すんですよ。面倒くさいですよね。村上くんとしては困惑しますよ。その上会社では僕にいじめられるし」
それが一番の原因だろ。
「気になってるあなたは僕とできてるし」
「できてないっ‼」
「好きなら好きときちんと言葉と態度で表すべきだと思いませんか? 僕みたいに」
「お前は異常だ」
はっきりと言ってやった。しかし久保田の能面のように固い表情は変わらず、悪びれる様子もなかった。
「僕は自分を普通だと思ったことはありません。あなたに会うまでは」
こいつに村上や俺のナイーブさを分けてやりたい。俺が何を言おうがどう思おうが、こいつには全く関係がないんだ。きっと俺を思い通りにしようとしか考えていない。
久保田の背後のガラス窓には暮れゆく空が映っていた。久保田の縁のない眼鏡のレンズにも。これが本当のデートだったらどんなにロマンチックだっただろう。
そう思っていると、久保田が俺の手に手を重ねてきた。
「あなたは僕といればもう何も困ることは無いんですよ? 今の職場にいればあなたに酷いことを言う人間は現れません。あなたの代わりなら僕はいくらでも仕事をします。あなたの健康は僕が守ります。お母さんのことも大切にします」
「…………」
「あなたはそろそろちゃんと僕のものになった方がいいと思います」
「…………」
「僕といればあなたは二度と傷つかずにすむんですよ? 僕は絶対にあなたを捨てませんから」
「…………」
久保田はそう言うと、俺にキスをした。
俺の意に反して、みんなが俺を久保田のご機嫌とりのための置物のように扱うのだ。
「野坂さん、これお願いします」
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納品書を受け取りながら、まずはあくびをした。そしてゆっくりと手を動かし、キーボードで数字と必要事項を入力し、請求書を作って渡した。
もうやる気なんて出ない。それを隠す気もない。
だってどう抵抗しようが、どうせ久保田の手のひらの上だからだ。俺はもう一生久保田の言いなり人形なのだ。いや、久保田が飽きるまで。飽きてくれるまで。それまで諦めよう。死んだように生きるんだ。そしていつか一人でポツンと川魚をとって生きるんだ。
「野坂さん」
「は~い」
スマホでゲームをしつつ、椅子にもたれて伸びをしながら返事をした。今日は二百円も課金していた。もうどうにでもなれだ。
「さすがにイラつくんでちゃんとしてもらえます?」
低い声に驚いて見ると、猫目の森田が立っていた。
「あ、はい、すみません」
俺は慌てて姿勢を戻し、スマホを引き出しに入れた。
忘れていた。森田だけは何も変わらない。仕事ができて成績も良いから、きっと久保田に嫌味を言われたり、嫌がらせをされたりすることがないんだろう。それに所長や俺のように弱みも握られてもいないに違いない。だから俺に文句も言える。なんて羨ましいんだ!
「野坂さんに、お願いあるんですけど」
「……なんでしょう」
「村上が今日も休んでいるんです」
「……風邪を引いたんじゃ」
「違います。あいつはああ見えてナイーブなんです。ちょっとしたことですぐ落ち込んでしまうんですよ」
また久保田に絞られたのか。
「有給がなくなって無断欠勤扱いになっています。それで野坂さんにお願いがあるんですけど」
お願いと言われても、村上とは久保田の家で四人で会った日から話していなかった。なんとなく避けられている気がして、こちらからも声がかけられなかったからだ。
「今度村上とデートしてもらえません?」
「はぁ⁉」
「あいついい年して、遊園地とか動物園とか好きなんですよ。今日も会社さぼって一人で動物園に行ってます」
「…………」
……村上くん。そう言えば俺も前の会社を辞めた直後に、平日に一人で動物園に行った記憶がある。
「で、でもなんで俺と……」
「あいつが現実逃避をしてるからですよ。現実逃避をしたところで、久保田さんはいなくならないし、久保田さんが変わることもありません。それで諦めたら久保田さんの思う壺じゃないですか」
……耳が痛い。
「仕事は頑張った人が評価されるべきです。だから最低限の仕事もせずに給料を貰おうとしている奴を見るとムカつくんですけど」
「…………」
「俺は村上なりに頑張ってたのを知ってるから辞めてほしくないんです。あんな人のせいで辞めるなんて馬鹿げてるじゃないですか」
……その通りだ。耳が痛すぎる。
「……でも俺と村上くんの二人って」
楽しめるのか? 二人きりで会ったことないのに。
「もちろん俺と久保田さんも一緒に」
「はぁ⁉」
「一度逃げた人間は二度三度逃げるようになります。ここが村上の踏ん張り時なんです。お願いします!」
……それ俺のこと言ってんじゃないの? って思うところが多々あったが、俺のことを嫌ってるっぽい森田に頭を下げられ、断ることはできなかった。
村上の家の近くのコンビニで待ち合わせをし、ふらりと現れた一週間ぶりに会った村上は、ひょろい体がさらに痩せていて、白い顔が髭で青くなっていた。着ている服もなんだかよれよれで、思わず助けてやりたくなる風貌だ。
村上は俺を見て驚いた顔をした。
「……野坂さん」
「なんだ、元気そうじゃないですか」
しかし久保田を見た途端、村上の顔がねずみ男のように落ち窪んだ。
「また仮病ですか? 社会人の風上にも置けませんね。あなたがやるべきだった仕事は他の人が押し付けられてるんですよ? ちゃんと分かってます? 遊んでる場合なんですか?」
「…………」
「まぁまぁまぁまぁ」
なぜか俺が二人の間に割って入った。なんで久保田がこんなに村上につっかかるのか分からない。
「じゃあ僕の車には野坂さんを乗せるんで、森田くんの車には村上くんが乗ってください」
なぜか久保田が仕切り、俺たちは出発することになった。
「このまま二人でどこか別の場所に行っちゃいましょうか」
ハンドルを握る久保田が言い出した。
「なんでだよ」
俺は軽く久保田をたしなめた。今日は村上のために来たのに。遊園地の駐車場に先に着いて森田の車を待っていると、二人がケンカしながら降りてきた。
「大きなお世話なんだよっ! ほっといてくれよ!」
「ほっといて欲しいなら一人でウジウジしてるなよっ!」
「お前はいっつもお節介なんだよ! なんで野坂さんや久保田さんまでいるんだよ!」
二人は怒鳴り合いながら俺たちの方へ近づいて来て、森田が財布から出した紙切れを俺に渡した。
「入場券の前売りを買っておいたのでこれで入りましょう」
「……は、はい」
俺たちはその入場券で中に入ることはできたが、その間も村上と森田は険悪な雰囲気だった。
「だから行ったでしょう。別の場所に行きましょうって」
「…………」
俺たちの後ろをねずみ男のような村上が付いてきて、その横には黒目を細くして獰猛な猫のような顔をした森田がいる。あんなに村上のことを心配していた森田が嘘みたいだ。
俺たちはとりあえず遊園地の中のレストランに入って、遅い昼食をとることにした。周りは家族連れだらけで、俺たちが異様に浮いている気がするのは勘違いじゃないだろう。
「野坂さん、これ美味しいですよ?」
「え?」
久保田が食べていたカレーを差し出され、一口食べた。
「ほんとだ。じゃあこれやる」
俺は食べ残そうと思っていたミートソーススパゲティを久保田に渡して、カレーを食べることにした。こういうところで食べる食事はやっぱり値段と味が釣り合っていない。値段が高すぎる。一人だったらここで食事などしないだろう。
そう思いながら食べていて、ふと顔を上げると、村上が落ち窪んだ目で肉まんを食べているのが見えた。色白な顔がさらに白くなっていて、まともな食事をしていなかった人間の顔をしている。そんな村上を見ていると、村上の横に座る獲物を狙う猫の目をした森田と目が合い、震え上がった。こわい。
レストランを出たあとも、俺は二人に対してどうしていいか分からず、一人ではしゃいでいるふりをした。一人でメリーゴーランドに乗って久保田にスマホで撮られ、村上を誘ってジェットコースターに乗って森田に睨まれるなどした。
久保田は全く気にしていないようだが、二人の見慣れない雰囲気に俺は戸惑っていた。
「そろそろ帰りましょうか」
久保田がそう声をかけると、二人は明らかにホッとした表情をした。
しかし最後に観覧車だけは乗ろうと久保田が提案した。俺たちは久保田の仕切りで俺と久保田、村上と森田に別れて観覧車に乗った。
「野坂さん、森田くんの弱みって知ってます?」
「弱み?」
「見てください」
久保田が後ろを指差した。振り返ると背中側の窓ガラスから後ろのゴンドラが見えた。村上と森田が乗っているはずだ。
「キスしてます」
「えっ⁉」
よく見れば、たしかに夕空をバックにしたゴンドラの中で、二人の顔が重なっていた。
なんで⁉ どうして⁉ なんであそこからそうなるの⁉
俺はガラスに張り付いて二人のキスを見た。
「村上くんの情緒不安定は森田くんのせいでもあるんですよ」
「え?」
「ツンデレなんですよ、森田くん」
「…………」
……ツンデレって、見た目通りの?
「僕みたいに素直じゃないんです。思わせぶりな態度をとっては突き放すんですよ。面倒くさいですよね。村上くんとしては困惑しますよ。その上会社では僕にいじめられるし」
それが一番の原因だろ。
「気になってるあなたは僕とできてるし」
「できてないっ‼」
「好きなら好きときちんと言葉と態度で表すべきだと思いませんか? 僕みたいに」
「お前は異常だ」
はっきりと言ってやった。しかし久保田の能面のように固い表情は変わらず、悪びれる様子もなかった。
「僕は自分を普通だと思ったことはありません。あなたに会うまでは」
こいつに村上や俺のナイーブさを分けてやりたい。俺が何を言おうがどう思おうが、こいつには全く関係がないんだ。きっと俺を思い通りにしようとしか考えていない。
久保田の背後のガラス窓には暮れゆく空が映っていた。久保田の縁のない眼鏡のレンズにも。これが本当のデートだったらどんなにロマンチックだっただろう。
そう思っていると、久保田が俺の手に手を重ねてきた。
「あなたは僕といればもう何も困ることは無いんですよ? 今の職場にいればあなたに酷いことを言う人間は現れません。あなたの代わりなら僕はいくらでも仕事をします。あなたの健康は僕が守ります。お母さんのことも大切にします」
「…………」
「あなたはそろそろちゃんと僕のものになった方がいいと思います」
「…………」
「僕といればあなたは二度と傷つかずにすむんですよ? 僕は絶対にあなたを捨てませんから」
「…………」
久保田はそう言うと、俺にキスをした。
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