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「…………」
テーブルを挟み、母さんの前に俺と久保田が座っていた。
テーブルには三人分の食事が並べられている。川魚の刺し身や、天ぷら、塩焼き、地産牛の鍋もある。茶碗蒸しや味噌汁やお櫃に入ったご飯もあって、ザ旅館の食事といった感じだ。全部が新鮮に見えて、全部が美味しそうに見える。
「今日はね、久保田さんがわざわざ私を誘ってくれたのよー。温泉なんて久しぶりだから嬉しいわー」
久保田が俺を見て言った。
「驚きましたか? サプライズです」
「…………」
俺は刺し身を口に運んだ。川魚だけど臭みは全くない。新鮮なのは一目瞭然の食感だ。俺は箸が止まらなくなった。びっくりするほど美味しい。びっくりするほど美味しい。
「お母さん、どうぞ」
「あら、ありがとう」
久保田が母さんに日本酒を注いだ。
「野坂さんも飲みますか?」
「結構です」
「ねぇ、あんたまだその服着てるの? そんなのさっさと捨てなさいよ。ほら、久保田さんから誕生日に貰った服あるでしょ? あれ着なさいよ」
……なんで知ってるんだ?
「野坂さんにとってこの洋服はお守りみたいなものみたいですよ?」
「あら、そうなの? いい年して何言ってるのかしらねー? うふふふふふふふ」
俺と話す時と久保田と話す時で完璧に声質を変えてやがる。久保田と話す時のよそいき声に思わず耳を塞ぎたくなった。聞いたこともない笑い声もやめてほしい。
「ねぇ、優。これ見て」
「なに?」
母さんが首にかけた細い真珠のネックレスをつまんで俺に見せてきた。母さんがアクセサリーなんかを付けているのを初めて見た。化粧をしているのだってほとんど見たことがない。
「久保田さんに買ってもらったの」
「……ゴホっ! ……」
「大丈夫ですか?」
俺は吐き出しそうになった天ぷらをなんとか口の中にとどめた。
「あんた、私の誕生日覚えてなかったでしょ? 代わりに久保田さんが贈ってくれたのよ?」
「…………」
久保田の方を見ると、いつも俺にするように母さんに向けて、いかにも優しそうに笑っていた。
「お似合いです」
「ヤダー! うふふふふふふふ」
……完全に母さんは久保田に取り込まれてしまっている。俺を見る目と久保田を見る目が全く違う。
きっと母さんは久保田の方が本当の息子だったら良かったのにと思っているんだろう。そりゃそうだ。今まで自分のことで精一杯で、母さんのことなんてないがしろにしてきたんだから。
だから久保田の言葉に母さんは簡単に騙されたんだ。
「あー、今日は本当に楽しいわ」
「…………」
「きっと天国にいるお父さんも喜んでるわね。お父さんにも紹介したいから今度一緒に帰ってらっしゃいね」
「…………」
「あー、この魚本当に美味しいわねー、うふふふふふふふ」
母さんは久保田と酒を飲み交わしつつ、食事をしながらずっと楽しそうにしていた。
食事が終わり、酒がお茶に代わって一息つくと、久保田が立ち上がった。
「野坂さん、そろそろ僕らの部屋に行きましょうか」
「……え?」
「そうねぇ」
のんびりとお茶を飲む母さんと、立って俺を見下ろす久保田を交互に見比べた。
「……まさか、二部屋って」
「ええ。お母さんと僕たちの部屋の二部屋です」
「…………」
「私も今日はここに泊まらせてもらうからね。おやすみ!」
母さんが湯呑み片手に、ニッコリと手を振ってきた。
「…………」
「さ、行きましょう」
久保田に腕を掴まれ、俺は無理やり立ち上がらされた。
「えっ? えっ?」
ニッコリ笑う母さんに見送られながら、俺は久保田に引きずられるように部屋を出た。
「おいっ!」
俺を掴んだままの久保田は、すぐ隣の部屋のドアを鍵を使って開けた。
「僕たちの部屋はこっちです」
振りほどこうとする腕を関節を固めるように掴まれ、無理やり部屋に押し込まれる。
「いたいっ」
やっぱりだ。また俺は久保田にしてやられたんだ。こいつは絶対に信用しちゃいけない男なんだ。
「先にお風呂に入ってくださいね」
「帰る!」
久保田をどかし部屋を出ようとするが、久保田と壁の間に挟み込まれた。
「いいんですか? お母さんあんなに幸せそうだったのに」
「…………」
「明日までは恋人のふりをした方がいいじゃないですか?」
久保田は嫌がる俺の腰に手を回し、耳元で囁いた。
「それに、こんな山奥でこれからどうやって帰るんですか?」
「…………」
まただ。これだ。全部久保田の戦略なんだ。俺はまんまとそれに引っかかり続けているんだ。しかも母さんの目の前で部屋に連れ込まれてしまうなんて!
俺は久保田の腕を振りほどき、どすどすと部屋に上がり、冷蔵庫からビールを取り出した。
「あまり飲み過ぎないでくださいね」
「うるさいっ」
俺はビールを持ちながら風呂場ヘ向かった。脱衣場で服を脱ぎ、ドアを開けると、本当に星空が見えた。車で三時間なのに全然違う場所に来たみたいだ。
遠くに川の音が聞こえ、近くに虫の声が聞こえる。
腰まで湯に浸かり、ビールを開けて、飲みながら星空を見ていた。
母さんはきっとこのお風呂にも喜んでいるだろう。これも久保田の戦略なのか? 久保田は俺にできないことを母さんにして母さんを味方にしたんだ。悔しい。俺がちゃんとしていれば母さんが久保田に取り込まれることはなかったかもしれないのに!
なんだか涙が出てきた。お湯で涙を拭う。
……俺はいつまで情けない人間なんだろう?
夜空の下にいると自分が一人ぼっちのような気がして、涙が止まらなくなった。
風呂から上がり、浴衣を着て、すでに敷かれていた布団に潜り込んだ。するといつの間にか眠ってしまっていた。
突然顔に何かが被さる感覚で目が覚めた。目を開けると、眼鏡をしていない久保田の顔が目の前にあった。
「まだ寝ないでください。今日はあなたを癒やすために来たんですよ?」
「……癒やすって」
何をだ。
布団が剥ぎ取られていて、浴衣を着た久保田が俺の上に乗っていた。顔の両横に手を付いていて、久保田の顔が近づき、頬にキスをされた。いつもと違うシャンプーの匂いが鼻をかすめる。
「どけよ」
久保田の胸を押し返そうとするが、なぜか逆に久保田は近づいてきて口にキスをされた。そして俺の体を押し潰しながら、顎を唇でなぞる。
「野坂さん」
「……なんだよ」
「僕たちはそろそろ良いタイミングに来ていると思うのですが、どう思いますか?」
「な、なにが?」
「親への紹介ももう済みましたし」
「そ、それはお前が勝手に連れてきたんだろうがっ‼」
「でもお母さんは僕たちを完全に恋人同士だと思ってますよ?」
「お前が勝手にそう思わせたんだろっ⁉」
「そうですか」
「……そうですかって……」
はだけた浴衣の間に久保田が顔をうずめた。久保田の舌が胸の間を舐める。
「……あっ……」
「きっと天国のお父さんも喜んでると思いますよ?」
「……と、父さんの話はっ」
こんな時にするんじゃねーっ!
胸の間を舐めていた舌が右の胸へと移動していく。まずい。このままじゃまずい。ゴールを早く固めないと破られてしまう。
「……んっ……いっ……」
「あなたを幸せにできるのは僕だけなんですよ?」
怖い怖い。
「僕はあなたのためなら何だってしますから」
「……あぁっ……!」
胸の突起に一瞬舌が触れた瞬間、俺は久保田の上半身をふっ飛ばしていた。そしてすぐにうつ伏せにひっくり返ってうずくまった。
しかしすぐに久保田に腰の上に座られてしまった。この男、クソ重い。ぬりかべか。
「じゃあ、トランプでもしましょうか?」
「……トランプ?」
「この前、村上くんがうちに置いていったのを持ってきたんです。あなたが勝てば何もしません。僕が勝てばまずはキスから始めましょう」
「……まずは?」
「あなたが勝てばそれ以上はしません。夜は長いですから、ビール飲みがてらゲームでもしましょう?」
うつ伏せになった顔の前にビールの缶が置かれた。
テーブルを挟み、母さんの前に俺と久保田が座っていた。
テーブルには三人分の食事が並べられている。川魚の刺し身や、天ぷら、塩焼き、地産牛の鍋もある。茶碗蒸しや味噌汁やお櫃に入ったご飯もあって、ザ旅館の食事といった感じだ。全部が新鮮に見えて、全部が美味しそうに見える。
「今日はね、久保田さんがわざわざ私を誘ってくれたのよー。温泉なんて久しぶりだから嬉しいわー」
久保田が俺を見て言った。
「驚きましたか? サプライズです」
「…………」
俺は刺し身を口に運んだ。川魚だけど臭みは全くない。新鮮なのは一目瞭然の食感だ。俺は箸が止まらなくなった。びっくりするほど美味しい。びっくりするほど美味しい。
「お母さん、どうぞ」
「あら、ありがとう」
久保田が母さんに日本酒を注いだ。
「野坂さんも飲みますか?」
「結構です」
「ねぇ、あんたまだその服着てるの? そんなのさっさと捨てなさいよ。ほら、久保田さんから誕生日に貰った服あるでしょ? あれ着なさいよ」
……なんで知ってるんだ?
「野坂さんにとってこの洋服はお守りみたいなものみたいですよ?」
「あら、そうなの? いい年して何言ってるのかしらねー? うふふふふふふふ」
俺と話す時と久保田と話す時で完璧に声質を変えてやがる。久保田と話す時のよそいき声に思わず耳を塞ぎたくなった。聞いたこともない笑い声もやめてほしい。
「ねぇ、優。これ見て」
「なに?」
母さんが首にかけた細い真珠のネックレスをつまんで俺に見せてきた。母さんがアクセサリーなんかを付けているのを初めて見た。化粧をしているのだってほとんど見たことがない。
「久保田さんに買ってもらったの」
「……ゴホっ! ……」
「大丈夫ですか?」
俺は吐き出しそうになった天ぷらをなんとか口の中にとどめた。
「あんた、私の誕生日覚えてなかったでしょ? 代わりに久保田さんが贈ってくれたのよ?」
「…………」
久保田の方を見ると、いつも俺にするように母さんに向けて、いかにも優しそうに笑っていた。
「お似合いです」
「ヤダー! うふふふふふふふ」
……完全に母さんは久保田に取り込まれてしまっている。俺を見る目と久保田を見る目が全く違う。
きっと母さんは久保田の方が本当の息子だったら良かったのにと思っているんだろう。そりゃそうだ。今まで自分のことで精一杯で、母さんのことなんてないがしろにしてきたんだから。
だから久保田の言葉に母さんは簡単に騙されたんだ。
「あー、今日は本当に楽しいわ」
「…………」
「きっと天国にいるお父さんも喜んでるわね。お父さんにも紹介したいから今度一緒に帰ってらっしゃいね」
「…………」
「あー、この魚本当に美味しいわねー、うふふふふふふふ」
母さんは久保田と酒を飲み交わしつつ、食事をしながらずっと楽しそうにしていた。
食事が終わり、酒がお茶に代わって一息つくと、久保田が立ち上がった。
「野坂さん、そろそろ僕らの部屋に行きましょうか」
「……え?」
「そうねぇ」
のんびりとお茶を飲む母さんと、立って俺を見下ろす久保田を交互に見比べた。
「……まさか、二部屋って」
「ええ。お母さんと僕たちの部屋の二部屋です」
「…………」
「私も今日はここに泊まらせてもらうからね。おやすみ!」
母さんが湯呑み片手に、ニッコリと手を振ってきた。
「…………」
「さ、行きましょう」
久保田に腕を掴まれ、俺は無理やり立ち上がらされた。
「えっ? えっ?」
ニッコリ笑う母さんに見送られながら、俺は久保田に引きずられるように部屋を出た。
「おいっ!」
俺を掴んだままの久保田は、すぐ隣の部屋のドアを鍵を使って開けた。
「僕たちの部屋はこっちです」
振りほどこうとする腕を関節を固めるように掴まれ、無理やり部屋に押し込まれる。
「いたいっ」
やっぱりだ。また俺は久保田にしてやられたんだ。こいつは絶対に信用しちゃいけない男なんだ。
「先にお風呂に入ってくださいね」
「帰る!」
久保田をどかし部屋を出ようとするが、久保田と壁の間に挟み込まれた。
「いいんですか? お母さんあんなに幸せそうだったのに」
「…………」
「明日までは恋人のふりをした方がいいじゃないですか?」
久保田は嫌がる俺の腰に手を回し、耳元で囁いた。
「それに、こんな山奥でこれからどうやって帰るんですか?」
「…………」
まただ。これだ。全部久保田の戦略なんだ。俺はまんまとそれに引っかかり続けているんだ。しかも母さんの目の前で部屋に連れ込まれてしまうなんて!
俺は久保田の腕を振りほどき、どすどすと部屋に上がり、冷蔵庫からビールを取り出した。
「あまり飲み過ぎないでくださいね」
「うるさいっ」
俺はビールを持ちながら風呂場ヘ向かった。脱衣場で服を脱ぎ、ドアを開けると、本当に星空が見えた。車で三時間なのに全然違う場所に来たみたいだ。
遠くに川の音が聞こえ、近くに虫の声が聞こえる。
腰まで湯に浸かり、ビールを開けて、飲みながら星空を見ていた。
母さんはきっとこのお風呂にも喜んでいるだろう。これも久保田の戦略なのか? 久保田は俺にできないことを母さんにして母さんを味方にしたんだ。悔しい。俺がちゃんとしていれば母さんが久保田に取り込まれることはなかったかもしれないのに!
なんだか涙が出てきた。お湯で涙を拭う。
……俺はいつまで情けない人間なんだろう?
夜空の下にいると自分が一人ぼっちのような気がして、涙が止まらなくなった。
風呂から上がり、浴衣を着て、すでに敷かれていた布団に潜り込んだ。するといつの間にか眠ってしまっていた。
突然顔に何かが被さる感覚で目が覚めた。目を開けると、眼鏡をしていない久保田の顔が目の前にあった。
「まだ寝ないでください。今日はあなたを癒やすために来たんですよ?」
「……癒やすって」
何をだ。
布団が剥ぎ取られていて、浴衣を着た久保田が俺の上に乗っていた。顔の両横に手を付いていて、久保田の顔が近づき、頬にキスをされた。いつもと違うシャンプーの匂いが鼻をかすめる。
「どけよ」
久保田の胸を押し返そうとするが、なぜか逆に久保田は近づいてきて口にキスをされた。そして俺の体を押し潰しながら、顎を唇でなぞる。
「野坂さん」
「……なんだよ」
「僕たちはそろそろ良いタイミングに来ていると思うのですが、どう思いますか?」
「な、なにが?」
「親への紹介ももう済みましたし」
「そ、それはお前が勝手に連れてきたんだろうがっ‼」
「でもお母さんは僕たちを完全に恋人同士だと思ってますよ?」
「お前が勝手にそう思わせたんだろっ⁉」
「そうですか」
「……そうですかって……」
はだけた浴衣の間に久保田が顔をうずめた。久保田の舌が胸の間を舐める。
「……あっ……」
「きっと天国のお父さんも喜んでると思いますよ?」
「……と、父さんの話はっ」
こんな時にするんじゃねーっ!
胸の間を舐めていた舌が右の胸へと移動していく。まずい。このままじゃまずい。ゴールを早く固めないと破られてしまう。
「……んっ……いっ……」
「あなたを幸せにできるのは僕だけなんですよ?」
怖い怖い。
「僕はあなたのためなら何だってしますから」
「……あぁっ……!」
胸の突起に一瞬舌が触れた瞬間、俺は久保田の上半身をふっ飛ばしていた。そしてすぐにうつ伏せにひっくり返ってうずくまった。
しかしすぐに久保田に腰の上に座られてしまった。この男、クソ重い。ぬりかべか。
「じゃあ、トランプでもしましょうか?」
「……トランプ?」
「この前、村上くんがうちに置いていったのを持ってきたんです。あなたが勝てば何もしません。僕が勝てばまずはキスから始めましょう」
「……まずは?」
「あなたが勝てばそれ以上はしません。夜は長いですから、ビール飲みがてらゲームでもしましょう?」
うつ伏せになった顔の前にビールの缶が置かれた。
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