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第十三話(闇の暗殺者目潰し星人)
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「見えない!見えない!何も見えないっ!」
「落ち着いてください。すぐに救急車を手配しますので」
おそらく目潰し星人にやられたのだろう。社長とギガノが怪我人に寄り添っている姿を確認するも、そこに星人の姿は無い。
「光大君、此処に目潰し星人が現れた。奴を追ってくれ。このままでは大変な騒ぎになる」
「分かってる。今月神がシャインと戦ってるんだ。あんたはギガノの傍から離れるな。星人は俺が何とかする」
星人は何を考えているのだろう。奴の標的はギガノじゃなかったのか?
どうして関係の無い人間を狙った?
「うぁあああああああっ!目が!目が見えない!」
「わーん。ママ!ママー!何処に居るの……何も見えないよ~!」
「誰か助けて!何も見えないの!」
星人の姿を探して図書館の中を走り回る途中で、大人から子供まで多くの犠牲者の悲鳴が聞こえて来る。
視力を完全に失った人間達の事を考えたら彼等を不幸に思い、つい耳を塞ぎたくなった。
助けてと声が聞こえて来るのに、それに応えられない。自分の無力差を思い知らされる。奴を倒せたとしても、その失った視力を回復させてやることは不可能だ。
「くそ……何処に居るんだよ。全く姿が視認出来ねぇ」
奴が異常に素早く動ける事実は社長に聞いて知っては居たが、姿を捕らえることが出来ないほどに速いとは驚きだ。
せめて、一度だけで構わない。星人の姿を完全に視認出来たら、俺のヒーローとしての能力をフル活用して何とかする。
「スカイに任せて。能力で星人の動きを止める」
大きな立派な翼を広げて、俺の後を追いかけて飛んで来たスカイがそう提案する。
「でも、どうするつもりだ?敵は姿が見えないんだぞ。能力のかけようがない」
「この中の何処かにはいる筈。図書館全体に能力を展開させたらどうにかなる」
「それじゃ星人だけじゃなく他の人間も、もちろん俺も停止しちまうな」
「だったら貴方がスカイの能力を「レンタル」すれば良い。男路に聞いて貴方のヒーローとしての能力は知っている」
「お喋りな男だな。そういうことなら話が早い。遠慮なくスカイの能力をレンタルさせて貰うぞ」
「どうぞ。レンタル料金は百円です」
ヒーローはそれぞれが異なる能力を所有していて、その力を駆使し悪い怪獣や星人を退治する。
俺の能力は「レンタル」
星人や怪獣、ヒーローの所持する能力を三分間の間だけ借り出して、それをまるで自分の能力のように好き勝手使うことが可能だ。
つうかスカイ……百円って、俺から金取るのかよ?
「ほれ、百円だ。好きに使ってくれ」
人差し指と親指を上手く使ってコインを弾き渡す。レンタル料とやらを支払ったつもりだったのだが。
「要らない。返す」
「はあ!?お前今レンタル料百円だって……」
「ただのお茶目を言ってみたところ、貴方が本気にしただけ。スカイは最初から無料で能力を貸し出すつもりだった」
何て分かり辛い冗談だ。
「一度渡した物だ。態々返さなくて良い。後でジュースでも買って飲んでくれ」
「光大」
「何だ?」
「百円じゃジュースは買えない」
「ああもうめんどくせー。後で二十円余計にやるからさっさと能力レンタルさせろや」
「今貸し出そうとしているところ」
スカイの能力を借りて能力を発動。
この能力には時間制限があって、三十秒しか対象の動きを止めていられない。
それまでに星人の姿を捕らえてさっさと倒さなければ、折角レンタルした意味が無い。
「……居た」
星人が子供から新たに視力を奪おうとしている現場を能力の発動で上手く回避。
両手にはめたファイターグローブで星人の骸骨みたいに不細工な顔面を思いっきりぶん殴った。
「……あれ?」
強く殴り過ぎたのか、星人の顔面は胴体から外れて吹っ飛び空中で爆発。
あっさりと戦闘は終了した。
こりゃ星人からしたら、気付いたら死んでましたパターンだな。
……そういえば、月神の方はどうなっただろう。
「月神!」
ブラザーズの二人が戦闘を始めた場所に戻ってみれば、気絶しているのか力尽きたのか倒れている月神の姿。
「シャインはどうした?まさか、逃げられたのか?」
「……勝ち負けで言えば勝ったさ」
「どういうことだ?」
「閉じ込めてやったよ。正攻法じゃ奴には敵わないって分かってたからな」
「閉じ込めた?」
「そこに倒れているウタウサギの中にだ。どうやら今日の俺様は運が良いらしい」
シャインの能力は自分や相手を好きな姿に変えられるという能力。
月神は彼の使用する拳銃の銃口から放たれた変化の銃弾を刀を使って弾き返した。それが上手くシャインの体に直撃したのだと説明する。
怪獣ウタウサギへ姿を変えて戦意喪失させるつもりだったようだが、逆にその能力を利用され自分が変化してしまった訳か。
「自分の能力で自滅するとか考えて無かっただろうな。哀れな奴だ。しかし月神よ、そのウタウサギどうするつもりだ?」
「その怪獣に大した害はない。ウタウサギとは常備しているマイクで歌うことを楽しむマスコットのような怪獣だ。小さいし足も遅く逃げられる心配もない上、何より弱い。ぬいぐるみとしてギガノにプレゼントするというのはどうだ?」
「このウサギをか?本当に危険は無いんだろうな」
「大丈夫だ。もしシャインがギガノに怪我を負わせるようなことをしたら言ってくれ。その耳引きちぎるぞってな」
「気付いてないだろうから言っておくが、お前のその台詞悪人みたいだぞ」
これで、まずは一人か。
ブラザーズ壊滅まで残り三人だな。
「わあ~、可愛い。このウサギさんギガノにくれるの?」
「ああ。こんな不細工なウサギでよければどうぞ受け取ってくれ」
受付にあったリボンをウタウサギのやたらと長い耳に飾り付けした後で、ぬいぐるみと化したブラザーズのシャインをギガノに手渡した。
「全然不細工じゃないよ。すごく可愛い」
受け取ったぬいぐるみに頬擦りするギガノの方が絶対に可愛い。
心からそう思った。
「うん。そうやって喜んでるお前はもっと可愛いな」
「へ?有明今何て?」
「あ、いや……何も」
(あっぶねぇ~。声に出しちまってたか?)
自分で十分に分かる。
最近の俺は以前の俺とは違ってギガノにデレデレ状態だ。
これじゃ、あのギガノ大好きな社長と何も変わらない。
「あんさん、ギガノンのこと可愛い言うたやろ?ワイはこの耳でしっかり聞いたで」
(こいつ、余計なこと言いやがって)
しかし、俺は幸運だったようだ。
奴の話の内容をよく聞いていなかったのか、ギガノがそのことについて疑問を持つことは無かった。
「え、このウサギさんお喋り出来るの?」
「気持ち悪かったら捨てても良いんだぞ」
「ううん、有明から貰った初めてのプレゼントだよ。嬉しくて捨てられないよ~」
こいつ、また続けて可愛いことを。
「ワイはウタウサギや。ウサたんと呼んでくれてかまへんで。よろしゅうな、ギガノン」
「うん。宜しくね。ウサたん」
きっと月神に仕込まれたのだろう。シャインが自分のことをウタウサギと名乗りギガノに挨拶をしていた。
逃げられないと悟ったか、普通に大人しいな。これならギガノに危害を加えられる心配は要らなそうだ。
「そうだったんだね。シャインがこの図書館に目潰し星人を連れて来たんだ」
あのぬいぐるみがブラザーズのシャインだと知られないよう、ギガノが疲れて眠った後で今回起きた騒動の話を交わすことになった。
「念の為シャインから聞き出しておいたのだが、他のブラザーズにこの場所のことは知らせていないそうだ。偶然みかけたギガノがこの図書館に入って行く姿を確認し、今回の行動に出たらしい。だったよな?」
スカイが休憩室で眠っているギガノからウタウサギ(シャイン)を一時的に借りて、皆の集まっている受付へ抱えて来た。
そんな彼に月神は皆が納得するよう確認の言葉を求める。
「そうや。ワイは嘘何か付いとらんでー」
信じられないような不細工なあほ面に、嘘を付いているようにしか聞こえなかった。
「本当か?」
「何も嘘何か付いてへんって。何ならワイ命懸けるで」
「貴様のせいで何人の人間が視力を失ったと思ってる?真面目に答えろ」
月神が刀を取り出してぬいぐるみの体に刃先を近付ける。怖気付いたのか、今までの下手くそな関西弁に変わって敬語が飛び出した。
「……す、すいません」
「分かれば良いんだ。続けろ」
「全てジャッチさんにお話した通り……です」
「本当か?何も嘘や偽りは無いんだな」
「本当に嘘何か付いてないで!本当に本当のことなんや~!」
「何だか、シャインが可哀想に思えてきたな」
「スカイもそう言おうと思っていたところ」
「うん。ジャッチその辺で良いんじゃないかな。そこまで言うなら彼を信じてあげよう」
「……ち、仕方がない。優しいセブン達に感謝するんだな」
シャインは月神が刀をしまって安心したのか「ふう」と一息付いた。
……さて、話も済んだしそろそろ休憩室に戻ろう。
ギガノが起きた時に誰も居なかったら不安にさせちまうだろうからな。
「落ち着いてください。すぐに救急車を手配しますので」
おそらく目潰し星人にやられたのだろう。社長とギガノが怪我人に寄り添っている姿を確認するも、そこに星人の姿は無い。
「光大君、此処に目潰し星人が現れた。奴を追ってくれ。このままでは大変な騒ぎになる」
「分かってる。今月神がシャインと戦ってるんだ。あんたはギガノの傍から離れるな。星人は俺が何とかする」
星人は何を考えているのだろう。奴の標的はギガノじゃなかったのか?
どうして関係の無い人間を狙った?
「うぁあああああああっ!目が!目が見えない!」
「わーん。ママ!ママー!何処に居るの……何も見えないよ~!」
「誰か助けて!何も見えないの!」
星人の姿を探して図書館の中を走り回る途中で、大人から子供まで多くの犠牲者の悲鳴が聞こえて来る。
視力を完全に失った人間達の事を考えたら彼等を不幸に思い、つい耳を塞ぎたくなった。
助けてと声が聞こえて来るのに、それに応えられない。自分の無力差を思い知らされる。奴を倒せたとしても、その失った視力を回復させてやることは不可能だ。
「くそ……何処に居るんだよ。全く姿が視認出来ねぇ」
奴が異常に素早く動ける事実は社長に聞いて知っては居たが、姿を捕らえることが出来ないほどに速いとは驚きだ。
せめて、一度だけで構わない。星人の姿を完全に視認出来たら、俺のヒーローとしての能力をフル活用して何とかする。
「スカイに任せて。能力で星人の動きを止める」
大きな立派な翼を広げて、俺の後を追いかけて飛んで来たスカイがそう提案する。
「でも、どうするつもりだ?敵は姿が見えないんだぞ。能力のかけようがない」
「この中の何処かにはいる筈。図書館全体に能力を展開させたらどうにかなる」
「それじゃ星人だけじゃなく他の人間も、もちろん俺も停止しちまうな」
「だったら貴方がスカイの能力を「レンタル」すれば良い。男路に聞いて貴方のヒーローとしての能力は知っている」
「お喋りな男だな。そういうことなら話が早い。遠慮なくスカイの能力をレンタルさせて貰うぞ」
「どうぞ。レンタル料金は百円です」
ヒーローはそれぞれが異なる能力を所有していて、その力を駆使し悪い怪獣や星人を退治する。
俺の能力は「レンタル」
星人や怪獣、ヒーローの所持する能力を三分間の間だけ借り出して、それをまるで自分の能力のように好き勝手使うことが可能だ。
つうかスカイ……百円って、俺から金取るのかよ?
「ほれ、百円だ。好きに使ってくれ」
人差し指と親指を上手く使ってコインを弾き渡す。レンタル料とやらを支払ったつもりだったのだが。
「要らない。返す」
「はあ!?お前今レンタル料百円だって……」
「ただのお茶目を言ってみたところ、貴方が本気にしただけ。スカイは最初から無料で能力を貸し出すつもりだった」
何て分かり辛い冗談だ。
「一度渡した物だ。態々返さなくて良い。後でジュースでも買って飲んでくれ」
「光大」
「何だ?」
「百円じゃジュースは買えない」
「ああもうめんどくせー。後で二十円余計にやるからさっさと能力レンタルさせろや」
「今貸し出そうとしているところ」
スカイの能力を借りて能力を発動。
この能力には時間制限があって、三十秒しか対象の動きを止めていられない。
それまでに星人の姿を捕らえてさっさと倒さなければ、折角レンタルした意味が無い。
「……居た」
星人が子供から新たに視力を奪おうとしている現場を能力の発動で上手く回避。
両手にはめたファイターグローブで星人の骸骨みたいに不細工な顔面を思いっきりぶん殴った。
「……あれ?」
強く殴り過ぎたのか、星人の顔面は胴体から外れて吹っ飛び空中で爆発。
あっさりと戦闘は終了した。
こりゃ星人からしたら、気付いたら死んでましたパターンだな。
……そういえば、月神の方はどうなっただろう。
「月神!」
ブラザーズの二人が戦闘を始めた場所に戻ってみれば、気絶しているのか力尽きたのか倒れている月神の姿。
「シャインはどうした?まさか、逃げられたのか?」
「……勝ち負けで言えば勝ったさ」
「どういうことだ?」
「閉じ込めてやったよ。正攻法じゃ奴には敵わないって分かってたからな」
「閉じ込めた?」
「そこに倒れているウタウサギの中にだ。どうやら今日の俺様は運が良いらしい」
シャインの能力は自分や相手を好きな姿に変えられるという能力。
月神は彼の使用する拳銃の銃口から放たれた変化の銃弾を刀を使って弾き返した。それが上手くシャインの体に直撃したのだと説明する。
怪獣ウタウサギへ姿を変えて戦意喪失させるつもりだったようだが、逆にその能力を利用され自分が変化してしまった訳か。
「自分の能力で自滅するとか考えて無かっただろうな。哀れな奴だ。しかし月神よ、そのウタウサギどうするつもりだ?」
「その怪獣に大した害はない。ウタウサギとは常備しているマイクで歌うことを楽しむマスコットのような怪獣だ。小さいし足も遅く逃げられる心配もない上、何より弱い。ぬいぐるみとしてギガノにプレゼントするというのはどうだ?」
「このウサギをか?本当に危険は無いんだろうな」
「大丈夫だ。もしシャインがギガノに怪我を負わせるようなことをしたら言ってくれ。その耳引きちぎるぞってな」
「気付いてないだろうから言っておくが、お前のその台詞悪人みたいだぞ」
これで、まずは一人か。
ブラザーズ壊滅まで残り三人だな。
「わあ~、可愛い。このウサギさんギガノにくれるの?」
「ああ。こんな不細工なウサギでよければどうぞ受け取ってくれ」
受付にあったリボンをウタウサギのやたらと長い耳に飾り付けした後で、ぬいぐるみと化したブラザーズのシャインをギガノに手渡した。
「全然不細工じゃないよ。すごく可愛い」
受け取ったぬいぐるみに頬擦りするギガノの方が絶対に可愛い。
心からそう思った。
「うん。そうやって喜んでるお前はもっと可愛いな」
「へ?有明今何て?」
「あ、いや……何も」
(あっぶねぇ~。声に出しちまってたか?)
自分で十分に分かる。
最近の俺は以前の俺とは違ってギガノにデレデレ状態だ。
これじゃ、あのギガノ大好きな社長と何も変わらない。
「あんさん、ギガノンのこと可愛い言うたやろ?ワイはこの耳でしっかり聞いたで」
(こいつ、余計なこと言いやがって)
しかし、俺は幸運だったようだ。
奴の話の内容をよく聞いていなかったのか、ギガノがそのことについて疑問を持つことは無かった。
「え、このウサギさんお喋り出来るの?」
「気持ち悪かったら捨てても良いんだぞ」
「ううん、有明から貰った初めてのプレゼントだよ。嬉しくて捨てられないよ~」
こいつ、また続けて可愛いことを。
「ワイはウタウサギや。ウサたんと呼んでくれてかまへんで。よろしゅうな、ギガノン」
「うん。宜しくね。ウサたん」
きっと月神に仕込まれたのだろう。シャインが自分のことをウタウサギと名乗りギガノに挨拶をしていた。
逃げられないと悟ったか、普通に大人しいな。これならギガノに危害を加えられる心配は要らなそうだ。
「そうだったんだね。シャインがこの図書館に目潰し星人を連れて来たんだ」
あのぬいぐるみがブラザーズのシャインだと知られないよう、ギガノが疲れて眠った後で今回起きた騒動の話を交わすことになった。
「念の為シャインから聞き出しておいたのだが、他のブラザーズにこの場所のことは知らせていないそうだ。偶然みかけたギガノがこの図書館に入って行く姿を確認し、今回の行動に出たらしい。だったよな?」
スカイが休憩室で眠っているギガノからウタウサギ(シャイン)を一時的に借りて、皆の集まっている受付へ抱えて来た。
そんな彼に月神は皆が納得するよう確認の言葉を求める。
「そうや。ワイは嘘何か付いとらんでー」
信じられないような不細工なあほ面に、嘘を付いているようにしか聞こえなかった。
「本当か?」
「何も嘘何か付いてへんって。何ならワイ命懸けるで」
「貴様のせいで何人の人間が視力を失ったと思ってる?真面目に答えろ」
月神が刀を取り出してぬいぐるみの体に刃先を近付ける。怖気付いたのか、今までの下手くそな関西弁に変わって敬語が飛び出した。
「……す、すいません」
「分かれば良いんだ。続けろ」
「全てジャッチさんにお話した通り……です」
「本当か?何も嘘や偽りは無いんだな」
「本当に嘘何か付いてないで!本当に本当のことなんや~!」
「何だか、シャインが可哀想に思えてきたな」
「スカイもそう言おうと思っていたところ」
「うん。ジャッチその辺で良いんじゃないかな。そこまで言うなら彼を信じてあげよう」
「……ち、仕方がない。優しいセブン達に感謝するんだな」
シャインは月神が刀をしまって安心したのか「ふう」と一息付いた。
……さて、話も済んだしそろそろ休憩室に戻ろう。
ギガノが起きた時に誰も居なかったら不安にさせちまうだろうからな。
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