アルディアからの景色

沼田桃弥

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第7章:苺の特訓(苺視点)

7-9:互いの悩みが解消できたか確認

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「今日は冷たい態度をとって、申し訳なかった。そうでもしないと、苺の笑顔を見ただけで、理性が保てなくなるからな……。苺、苺……、私だけのものになってくれ。愛している。私をこんなにもさせた責任を取ってくれ」


 ストラスは苺の髪を撫でると、うなじに顔を埋めた。その息は熱く荒かった。


「あ、あの……。とても嬉しいですけど、そんな急に言われても困ります。苺はストラス様が苺のことを嫌いになって、茶屋へ来なくなったと……。凄く心が痛みました。ストラス様ともっともっと一緒にいたい。ストラス様と……一つになりたいと――って、何言ってるんだろう! 違います! ……いや、違い、ません」


 苺はストラスの背中に腕を回し、強く抱き締めた。


「は、早くこの呪いを解く方法を教えてください! 苺がストラス様のことを好きになってしまった事をこれ以上言わされるのは辛いです。叶わぬ恋が一番辛いというのは、ストラス様だって分かってらっしゃるでしょう?」
「それは非常に残念だが、この呪いを解いてやろう」


 ストラスは苺の顎に手を当て、優しくキスをした。キスを終えると、苺の中にあったモヤモヤが晴れたような感じがした。そして、ストラスもいつもの無表情に戻っていた。


「先程のは忘れろ」
「えっ……、でも、あれはストラス様の真意ですよね? 忘れろだなんて」


 苺がそう言うと、ストラスは苺の両肩を掴み、真っ直ぐ苺の目を見た。


「いいから、忘れろ。苺は男娼、私は客の一人に過ぎない。それ以上でもそれ以下でもない」


 苺は苛立ち、考え無しにストラスの頬を叩いていた。


「苺はストラス様と一つになりたくて、夜な夜なストラス様の事だけを思って、……お尻を解していました。他のお客様におもてなしをしても、ストラス様の事ばかり考えているんです。初めてではないけど、苺の初めてはストラス様が良いんです。ストラス様のを中で感じたいんです! 苺の事を好きなら、……苺の事をめちゃくちゃにして、忘れさせてください!」


 苺は涙を溢れさせながら、必死に訴えた。ストラスは声を張り上げて、真剣な顔をして話す苺に驚いた。


「本当にいいのか?」
「さ、最後くらい……。お互いの悩みがきちんと解決出来たかを確かめないと。そうでしょう?」


 ストラスは苺の頬を流れる涙を親指で拭い取った。そして、苺の唇に口づけをした。何度も優しく唇を合わせいくうちに、互いの舌を受け入れ、より深い口づけをした。
 ストラスは苺をベッドに仰向けにさせた。そして、パジャマのボタンを一つひとつ外して、苺の素肌を露わにした。


「久し振りに見るが、とても綺麗だ」
「あ、改めて言われると、……なんだか恥ずかしいです。――んあっ! そこはぁ……んっ!」


 ストラスは苺の素肌を優しく撫で、ピンク色の乳首を指で弾いた。苺は体をビクッとさせ、甘い声で啼いた。


「こうされると、気持ち良いのか? 指で刺激を与えるだけで隆起し、硬くなっている。抓むとどうなるかな?」
「あぁっ! そんな下から抓み上げないでぇ……。」
「なるほど。苺は搾乳されるように乳首を優しく抓まれるのが好きなのだな。でも、こちらが一番好きだと、私は予想しているのだが?」


 ストラスは鼻で笑うと、苺の乳首を人差し指でスナップを効かせながら、弾き倒した。


「んあぁっ! そ、そうしちゃうと、んっ! 変な声が出ちゃう! んはぁぁっ!」
「より一層ピンと勃っているな。そろそろ食べ頃だろう」


 ストラスは苺のピンと勃った乳首に口を近づけ、舌でチロチロと転がし、音を立てながら、吸いつき、味わった。


「あっ! そ、それは! んあっ! 駄目です! ち、乳首おかし、っくなっちゃいます! そ、そんなにっ! 吸っても母乳は出ませんからぁ」
「そうか。まだ母乳は出ないのか。いつか母乳が出るように開発しなければな。ふふっ」
「それは嫌です。恥ずかしいです――あんっ!」


 ストラスは苺の可愛い乳首をたっぷりと堪能すると、苺の腹にキスを落としながら、徐々に下へ下へと進んだ。


「おや、シルクはやはり駄目でしたか。苺は涎を垂らすだらしない子だな。シミが出来ている」
「えっ! こ、これはっ!」


 苺は上体を起こし、ズボンを見た。ストラスの言う通り、そそり立ったモノの先端から溢れた蜜がシルクのパジャマにまで染み渡っていた。苺は真っ赤になった顔を両手で覆い隠した。
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