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第3章:アルディアへの扉(メフィスト視点)
3-8:石鹸の香りと白檀の香りが混じり合う
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「へぇ、この浴衣って言うのは軽いな」
「他にも甚平っていうもっとラフに着られるものもございます。でも、メフィスト様に紺色の浴衣をご用意して良かったです。とてもよく似合っています」
「苺ちゃんはそのまんまって感じだな。苺に苺の浴衣か。でも、俺と違うな。丈が異常に短くなってるんだな」
苺は淡いクリーム色のパステルカラーに苺と葉、そして、白い花が散りばめられた浴衣で、レースやフリルが施されていた。作り帯は、濃いピンクの織り柄単色カラーで浴衣にアクセントを加えていた。
メフィストは苺の浴衣を下から上へ舐めるように見た。そしたら、苺は頬を赤くし、股下の部分を手で押さえた。
「こ、これは、……それ用の浴衣ドレスです。あんまりジロジロ見られると恥ずかしいので、見ないで頂けるとありがたいです」
「へぇ、それ用の浴衣ドレスか。……うーん、俺には『それ』って言うのがよく分からないなぁ? ちゃんと言ってくれないと困るなぁ」
メフィストは顎に手を当て、首を傾げながら、わざと考え込むふりをして、苺の様子を窺った。案の定、苺はボソボソと話し、上手く聞き取れなかった。しまいには顔を真っ赤にし、両手で顔を覆った。
「可愛いの具現化だな。ほら、体冷えないうちに中へ入ろうぜ」
メフィストは苺の背中を優しく押し、部屋に入った。部屋に入ったものの、どうしていいか分からず、迷っていると、苺がメフィストの服を軽く引っ張り、引き戸が閉まった部屋を指差した。
メフィストが引き戸を開けると、布団が一組敷かれており、枕が二つ置かれていた。間接照明のみで部屋の中が照らされ、透かし彫りの香炉蓋からは白檀のほのかに甘みを感じる落ち着いた香りが立ちのぼっていた。
「へぇ、白檀か。あいつの書庫の古本から感じる香りと似てるな」
「ご友人は本を読まれるのですか?」
「俺も読むけど、そいつは俺よりも本が好きでさ。そいつの書庫には色んな世界から収集した本があって、図書館みたいなんだ。今度、ここに連れてくるよ。見た目は良いんだけど、性格に難があるというか……。そんな事はいいとして、苺ちゃんは俺にどんな事をしてくれるのかな?」
「――わぁっ!」
メフィストは苺を布団に押し倒し、その上に覆い被さった。そして、苺を抱き締めて、首に顔を埋めて、何度も大きく深呼吸をした。苺はふるふると震え、口に手を当て、悩まし気な顔をした。
「苺ちゃんからも石鹸の匂いがする。俺と同じ匂いだね」
「あの……、メフィスト様は、その、どこまでされたいとかご要望はありますでしょうか?」
「俺? うーん、苺ちゃんがトロットロになるまで抱いてやりたいけど、なんかあまりにも可愛過ぎて、正直、手を出していいか分かんねぇ」
「そ、それは苺ではメフィスト様を満足させられないって意味でしょうか?」
「違うよ。可愛過ぎるから、手が出せないっていうか。俺よりあいつの方が苺ちゃんの好みだと思うんだよね。だから、今日は俺のモノを気持ち良くしてもらおうかな。勿論、苺ちゃんの可愛い姿も拝ませてもらうけど」
メフィストはウィンクをすると、苺の小さな唇にキスをした。そして、半開きになった苺の唇にキスをすると、ゆっくりと舌を入れ、苺の口の中を舐めたり、震える舌に自身の舌を絡めた。
メフィストはその間に苺の浴衣ドレスの帯を緩め、浴衣を肌蹴させた。改めて見ると、本当に白く透き通っており、ピンク色の小さな果実がより目立つ。メフィストは首筋にキスをし、苺の耳朶を舐め、何度も甘噛みした。
「他にも甚平っていうもっとラフに着られるものもございます。でも、メフィスト様に紺色の浴衣をご用意して良かったです。とてもよく似合っています」
「苺ちゃんはそのまんまって感じだな。苺に苺の浴衣か。でも、俺と違うな。丈が異常に短くなってるんだな」
苺は淡いクリーム色のパステルカラーに苺と葉、そして、白い花が散りばめられた浴衣で、レースやフリルが施されていた。作り帯は、濃いピンクの織り柄単色カラーで浴衣にアクセントを加えていた。
メフィストは苺の浴衣を下から上へ舐めるように見た。そしたら、苺は頬を赤くし、股下の部分を手で押さえた。
「こ、これは、……それ用の浴衣ドレスです。あんまりジロジロ見られると恥ずかしいので、見ないで頂けるとありがたいです」
「へぇ、それ用の浴衣ドレスか。……うーん、俺には『それ』って言うのがよく分からないなぁ? ちゃんと言ってくれないと困るなぁ」
メフィストは顎に手を当て、首を傾げながら、わざと考え込むふりをして、苺の様子を窺った。案の定、苺はボソボソと話し、上手く聞き取れなかった。しまいには顔を真っ赤にし、両手で顔を覆った。
「可愛いの具現化だな。ほら、体冷えないうちに中へ入ろうぜ」
メフィストは苺の背中を優しく押し、部屋に入った。部屋に入ったものの、どうしていいか分からず、迷っていると、苺がメフィストの服を軽く引っ張り、引き戸が閉まった部屋を指差した。
メフィストが引き戸を開けると、布団が一組敷かれており、枕が二つ置かれていた。間接照明のみで部屋の中が照らされ、透かし彫りの香炉蓋からは白檀のほのかに甘みを感じる落ち着いた香りが立ちのぼっていた。
「へぇ、白檀か。あいつの書庫の古本から感じる香りと似てるな」
「ご友人は本を読まれるのですか?」
「俺も読むけど、そいつは俺よりも本が好きでさ。そいつの書庫には色んな世界から収集した本があって、図書館みたいなんだ。今度、ここに連れてくるよ。見た目は良いんだけど、性格に難があるというか……。そんな事はいいとして、苺ちゃんは俺にどんな事をしてくれるのかな?」
「――わぁっ!」
メフィストは苺を布団に押し倒し、その上に覆い被さった。そして、苺を抱き締めて、首に顔を埋めて、何度も大きく深呼吸をした。苺はふるふると震え、口に手を当て、悩まし気な顔をした。
「苺ちゃんからも石鹸の匂いがする。俺と同じ匂いだね」
「あの……、メフィスト様は、その、どこまでされたいとかご要望はありますでしょうか?」
「俺? うーん、苺ちゃんがトロットロになるまで抱いてやりたいけど、なんかあまりにも可愛過ぎて、正直、手を出していいか分かんねぇ」
「そ、それは苺ではメフィスト様を満足させられないって意味でしょうか?」
「違うよ。可愛過ぎるから、手が出せないっていうか。俺よりあいつの方が苺ちゃんの好みだと思うんだよね。だから、今日は俺のモノを気持ち良くしてもらおうかな。勿論、苺ちゃんの可愛い姿も拝ませてもらうけど」
メフィストはウィンクをすると、苺の小さな唇にキスをした。そして、半開きになった苺の唇にキスをすると、ゆっくりと舌を入れ、苺の口の中を舐めたり、震える舌に自身の舌を絡めた。
メフィストはその間に苺の浴衣ドレスの帯を緩め、浴衣を肌蹴させた。改めて見ると、本当に白く透き通っており、ピンク色の小さな果実がより目立つ。メフィストは首筋にキスをし、苺の耳朶を舐め、何度も甘噛みした。
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