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第3章:アルディアへの扉(メフィスト視点)
3-5:おもてなし
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メフィストは確信が持てたのか、苺の後ろに回り、浴衣の襟に手を差し込んだ。苺はビクッとし、浴衣を握り締めた。
「んっ!」
「へぇ、意外と初々しくて、可愛い反応すんだね。ぶつかってきたのはてっきり作戦かと思ったけど、違うみたいだね」
「い、いけません……。お、お客様にはまず体を洗っていただいて――」
「俺の名前はメフィスト」
「メ、メフィ? メフィスト様、どうかまずはお体を……」
「じゃぁ、苺ちゃんが俺の体を洗ってよ?」
「い、苺がメフィスト様のお体を洗うのですか!」
メフィストは顔をニヤけさせ、苺の胸を触り、後ろから苺の表情を観察する。苺は渋々承諾し、浴衣を脱いだ。
苺の肌は白く透き通っており、痩せ過ぎず、太り過ぎず、適度な肉づきだった。今まで何人もの人間を抱いてきたメフィストにとって、苺の体は野ウサギのような可愛らしさがあり、思わず抱き締めてしまった。
「メ、メフィスト様!」
「あーっ、あったけぇー。苺ちゃんは野ウサギみてぇで可愛いな! しかも、これで男だろ? 何百年も生きてるけど、こんな子供がいるとはな!」
「あ、あの!」
「ん? なんだ?」
「わ、私は子供じゃないです。これでも十九になります……」
「マジか! でも、俺にとっては子供だな。それにしても、肌ももちもちスベスベ! このまま喰っちまいたい」
メフィストは苺の前にしゃがみ、口角に指を引っ掛け、自慢の八重歯を見せ、ニヤついた。
「……わ、私を食べても、お、美味しくはありません」
大抵の人間なら怯えるのだが、苺はチラリと見ると、頬を赤くし、体をモジモジさせた。その反応にメフィストは変に興奮した。
「それは『どうぞ味見してください』って事か?」
「――えっ! ち、違います! 苺はただ!」
必死に訂正しようとする苺もまた可愛く、メフィストは抱き締め、頬を擦り付けた。そして、軽々と苺を持ち上げると、洗い場まで行き、座面がU字に凹んだ木製椅子に腰掛けた。
「さ、俺の体を洗ってもらおうかな」
「……は、はい。畏まりました。至らない点がありましたら、なんなりと仰ってください」
苺は風呂桶で湯船から湯を汲むと、メフィストの体を流した。そして、固形石鹸を使い、泡を作り、メフィストの引き締まった体を手で洗い始めた。
「あ、あの……」
「ん? なんだ?」
「傷の部分は染みたりしないですか?」
「あぁ、大丈夫だぜ。相当昔の傷だし、傷跡が酷いだけだ。もう治ってるし、全然大丈夫だ。……なんだ、怖いのか?」
「いえ、そんな事は……」
苺は頬を赤くし、小さな手で背中を洗い、次にメフィストの正面に立ち、首や胸を洗った。苺が手を滑らすように触ると、メフィストは思わず声を出した。苺は驚き、思わず手を離した。
「――ぐぅっ!」
「っ! すみません!」
「いや、大丈夫。ちょっとくすぐったかっただけ」
メフィストは苺の頭をわしゃわしゃと撫でて、ニカッと笑った。苺は目を泳がせながら、跪き、腹部や両足を洗った。そして、残るは股のみとなった。苺は胸に手を当て、深呼吸すると、恐る恐る手を伸ばしてきた。
「し、失礼します……」
苺がそう言うと、椅子の凹みに腕を通し、ゆっくりとメフィストの股を洗い始めた。メフィストは苺の濡れた髪や吐息が体にかかり、更に苺のぎこちない触り方で身震いしそうで必死に耐えた。
「んっ!」
「へぇ、意外と初々しくて、可愛い反応すんだね。ぶつかってきたのはてっきり作戦かと思ったけど、違うみたいだね」
「い、いけません……。お、お客様にはまず体を洗っていただいて――」
「俺の名前はメフィスト」
「メ、メフィ? メフィスト様、どうかまずはお体を……」
「じゃぁ、苺ちゃんが俺の体を洗ってよ?」
「い、苺がメフィスト様のお体を洗うのですか!」
メフィストは顔をニヤけさせ、苺の胸を触り、後ろから苺の表情を観察する。苺は渋々承諾し、浴衣を脱いだ。
苺の肌は白く透き通っており、痩せ過ぎず、太り過ぎず、適度な肉づきだった。今まで何人もの人間を抱いてきたメフィストにとって、苺の体は野ウサギのような可愛らしさがあり、思わず抱き締めてしまった。
「メ、メフィスト様!」
「あーっ、あったけぇー。苺ちゃんは野ウサギみてぇで可愛いな! しかも、これで男だろ? 何百年も生きてるけど、こんな子供がいるとはな!」
「あ、あの!」
「ん? なんだ?」
「わ、私は子供じゃないです。これでも十九になります……」
「マジか! でも、俺にとっては子供だな。それにしても、肌ももちもちスベスベ! このまま喰っちまいたい」
メフィストは苺の前にしゃがみ、口角に指を引っ掛け、自慢の八重歯を見せ、ニヤついた。
「……わ、私を食べても、お、美味しくはありません」
大抵の人間なら怯えるのだが、苺はチラリと見ると、頬を赤くし、体をモジモジさせた。その反応にメフィストは変に興奮した。
「それは『どうぞ味見してください』って事か?」
「――えっ! ち、違います! 苺はただ!」
必死に訂正しようとする苺もまた可愛く、メフィストは抱き締め、頬を擦り付けた。そして、軽々と苺を持ち上げると、洗い場まで行き、座面がU字に凹んだ木製椅子に腰掛けた。
「さ、俺の体を洗ってもらおうかな」
「……は、はい。畏まりました。至らない点がありましたら、なんなりと仰ってください」
苺は風呂桶で湯船から湯を汲むと、メフィストの体を流した。そして、固形石鹸を使い、泡を作り、メフィストの引き締まった体を手で洗い始めた。
「あ、あの……」
「ん? なんだ?」
「傷の部分は染みたりしないですか?」
「あぁ、大丈夫だぜ。相当昔の傷だし、傷跡が酷いだけだ。もう治ってるし、全然大丈夫だ。……なんだ、怖いのか?」
「いえ、そんな事は……」
苺は頬を赤くし、小さな手で背中を洗い、次にメフィストの正面に立ち、首や胸を洗った。苺が手を滑らすように触ると、メフィストは思わず声を出した。苺は驚き、思わず手を離した。
「――ぐぅっ!」
「っ! すみません!」
「いや、大丈夫。ちょっとくすぐったかっただけ」
メフィストは苺の頭をわしゃわしゃと撫でて、ニカッと笑った。苺は目を泳がせながら、跪き、腹部や両足を洗った。そして、残るは股のみとなった。苺は胸に手を当て、深呼吸すると、恐る恐る手を伸ばしてきた。
「し、失礼します……」
苺がそう言うと、椅子の凹みに腕を通し、ゆっくりとメフィストの股を洗い始めた。メフィストは苺の濡れた髪や吐息が体にかかり、更に苺のぎこちない触り方で身震いしそうで必死に耐えた。
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