# ふた恋~脱陰キャしたら、クール系優等生とわんこ系幼馴染から更に溺愛されました~

沼田桃弥

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第8章:俺達の愛、お前にやるから、お前の全てをくれ

#49:熱情 ★

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 上半身を露わにした二人は優を挟むようにベッドへ入った。そして、優の服の下から手を滑り込ませた。少しひんやりとした二人の手に優は体をビクつかせる。


「んあ! どこ触ってんの!」
「何って、優の体に決まってんだろ? やっぱり、スベスベしてて、気持ち良いな」
「本当に綺麗な体ですよね。自分の体がいかにエッチなのか、自覚無いんですか?」
「んんっ! そ、そんな事言われても……っんあ! 耳、噛まないでぇ」


 二人は優の体を厭らしい手つきで触り、可愛らしい優の耳朶をなぞるように舐め、甘噛みをした。優は抵抗しようとしたが、力が抜けて、二人の力には勝てなかった。優はそのまま二人に脱がされ、白い肌を露わにした。


「朝比奈はここ……感じますか?」
「あっ! そこ、いじらな……いで!」
「へぇ、優って乳首弱いんだ。可愛いな」


 二人は優の耳元で小さく笑うと、優のピンク色の乳首を軽く抓んだり、弾いたりして、優の反応を窺った。不規則に感じる快感に優は体をもぞもぞさせた。


「うぁっ! だ……めだって……。だめだってば」
「こんなにビクビクしてんのに、ダメなのか?」
「そうですか……。ダメですか。では、こうしましょう」


 楓雅は優の顔を見て、ニコッとすると、優の乳首に吸い付き、舌でチロチロと舐め出した。優は先程よりも体をビクつかせた。今まで経験した事が無い感覚に、優は卑猥な声が出そうで、思わず手で口を塞いだ。しかし、春人によって、払いのけられ、熱い吐息とともに声が漏れる。


「んあっ! いやぁ……。んくっ! そんなにしたら、だめ……だって……」
「へぇ、優ってそんな声出すんだな。可愛いな」
「可愛くっ! ……ないぃんあっ!」
「朝比奈、可愛いですよ。もっと声出していいんですよ」


 楓雅は優の乳首を味わうように堪能した。そして、春人も楓雅と同様に、優の乳首に吸い付き、堪能し始めた。左右で違う舌の動きと刺激の波の違いに、優は仰け反るように体をビクつかせた。


「ああっ! 二人ともだめ! き、きもち……んあっ!」
「どうなるんですか? 教えて下さい。教えてくれないとやめませんよ」
「そうだぜ。どこがどうだか言えよ」
「やめてぇ……。そ、そんなにしたら、き、き……気持ち良くなっちゃうからぁっ」


 優は耳まで赤くし、涙ながらに訴えた。二人は満足そうな顔をして、優の乳首から口を離した。そして、目を潤ませる優の頭を優しく撫でた。


「朝比奈は本当に可愛いですね。ずっと見ていたいです」
「優、……気持ち良いか?」
「……うん。気持ち……かった」


 そして、二人はズボンと下着を脱いだ。優は二人の熱くそそり立ったモノを見て、体をゾクッとさせた。二人は舌舐めずりをし、耳元で囁いだ。


「「お前はどっちので……イかされたいか?」」
「えっ……。どっちとか……分かんない」
「ほら、見ろ。優は決められねぇんだよ」
「そうですね。……僕は朝比奈のイく顔が見たいので、小向井君からどうぞ」
「おっ! じゃ、お言葉に甘えて」


 楓雅に譲ってもらえるとは思っていなかった春人はニヤッと笑うと、優に軽くキスをすると、優の口の中に舌を入れ、舌を絡ませたり、優の舌を吸ったりした。楓雅は二人がキスをしている所をじっと見つめた。優は春人の荒めなキスで息が止まりそうだった。
 春人とキスしている間、時折横を見ると、楓雅が楽しそうに見ており、目が合うと、ニッコリと微笑みかけた。こういう行為を他人に見られた事も初めてだったため、優の鼓動はどんどんと高鳴っていった。


「はぁはぁ……、春人のキス……嫌い」
「ごめんって。お前とやっとキス出来たんだ。少しは許せ」
「…………優しくしてよね」


 春人は恥じらう優を見て、ピクピクと反応させた。そして、優の乳首をもう一度味わうと、徐々に下へ下へと進んでいった。春人は優の下着に手をかけると、蜜のような粘性のある液体がついているのに気付き、ニヤリとする。


「優、お前パンツ濡れてるぞ。うわ、エッロ。パンツぐちょぐちょ」
「春人! 恥ずかしいから、そんな言わないでよ!」


 優はすかさず股を閉じようとしたが、春人の馬鹿力で開かれる。恥じらう優を見ながら、春人は優の股の間に入り、内ももにキスをした。春人にキスされる度に、優は股をふるふると震わせた。


「朝比奈、気持ち良いんですか?」
「楓雅君……。う……うん、気持ち……良い」
「そうですか。今、気持ち良さそうな顔、してましたよ? ふふっ」


 楓雅は優の不意を突くように喋りかけてきた。優は思わず恥ずかしくなり、顔を真っ赤にし、両手で顔を覆った。優が恥ずかしさで頭がいっぱいになっている間、楓雅はベッドサイドに置いてあったものを春人に投げ渡した。


「お、サンキュ。これ無いと入んねぇからな」
「……何?」
「何って、ローションだよ。流石に慣らさないと痛いだろ」
「えっ、入れるの? ……春人の、入んないよ」
「だから、慣らすって言ってんだろ?」


 優は少し怯えながら、ローションを指に出す春人を見た。春人はニッコリと微笑み返すと、優の秘部にローションがつくように、指でなぞった。
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