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第十一章:僕達は誰かの一番になれればいい
11-4:Side Shizuku <役目を果たして②>
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「主、アレックスが洗うの、気持ちいい?」
「うぅっ……、気持ち良いとかじゃなくて……ヤバいって」
「アレックス、主の体ギューすると、気持ち良いし、ふわふわする。主も一緒に――」
(ダメダメ! 雰囲気に流されるな、俺! って、ヤバいヤバいヤバい! これ、完全にヤバいわ)
アレックスは次第に息を荒くし、雫の腰回りを触り、お尻の割れ目に何かをより密着させ、擦り始めた。雫はアレックスの興奮を鎮めるためと自分の心を無にするため、冷水が出る魔法陣を頭上に展開し、冷水を被った。アレックスは案の定、驚いた鳴き声をし、人の姿から狼の姿へ戻った。
「ギャン! 主、冷たい! 主もお風呂も嫌い!」
「はいはい、嫌いでいいですよ。あんな洗い方したら、変な気分になるだろ!」
「主がいつもやってる洗い方しただけなのに!」
「俺はあんな洗い方もしないし、あ、あんなモノを体に擦り付けて、ヘコヘコ腰振りません!」
「あれは本能だ! 主が大好きだから、仕方無い! 主、嫌い嫌い! クゥーン……」
アレックスは悲しそうな鳴き声を出していた。雫は少しやり過ぎたと思い、アレックスの体をタオルで拭いてやった。アレックスはずっと頬を膨らまし、不機嫌な様子だった。
「はい、終わり。俺が体洗い終わって、風呂から出たら、ブラッシングしてやるからな。それまで待ってろよ」
アレックスは雫を無視し、黙って、風呂場から出た。雫は自分で体を洗い直し、湯船に浸かった。部屋からはアレックスの寂しそうな鳴き声が聞こえた。
「そんな鳴き声出すなよ……。あんなエロい体を見ただけでもムラムラすんのに、エロい触り方して、……おまけに、あ、あんなモノまで擦り付けてきたら、マジでヤりたくなっちゃうから。この後、祝宴があるって言うのに、行かなかったら、皆に失礼だろってんだよ。アレックスの気持ちも分からなくもないけどさ……」
雫は口まで湯船に浸かり、ブクブクと泡を立てながら、愚痴を言った。雫が風呂から上がり、髪をタオルで乾かしながら、出てくると、アレックスはベッドの上で丸まっていた。アレックスは風呂から出てきた雫をチラッと見たが、すぐ目を閉じた。
「服はどうしよう……。まぁ、宿舎の食堂だし、他所行きじゃなくてもいいよね」
雫はクローゼットにあった白いワンピースを着て、姿鏡で全身を見た。あまりの似合わなさに吐き気を催しそうだった。
「希空なら似合うけど、俺がこれを着るのはダメでしょ。キモい。エミュにワイシャツとか頼んでおけば良かった。フィディスなら持ってるかな?」
雫はブラシを持ち、ベッドサイドに座った。いつもならすぐ来るアレックスだったが、まだ拗ねているのか寝たフリをしていた。
(寝たフリしちゃってさ。耳も立ってるし、尻尾も振っちゃって……。ま、そこが可愛いんだけど)
「さっきは本当に悪い事しちゃったな。俺は悪い奴だなぁ。アレックスの主は失格だから、他の人に引き取って貰おうかなぁ。でも、そんな事したら、俺が悲しくなっちゃうなぁ。アレックスがいないと、俺生きていけないなぁ。あーっ、アレックスのブラッシングしたいなぁ」
雫はわざとアレックスに聞こえる声で喋り、アレックスの様子を窺った。最初は耳をピクピク動かすだけだったが、雫にそろりそろりと近づいてきた。
「主、アレックス必要?」
「うん、必要だよぉ。アレックスがいなくなっちゃうと、食事が喉を通らなくなって、毎日泣いちゃうなぁ。あぁ、今日はブラッシング出来ないのか……。悲しいなぁ」
「主、ブラッシングして!」
アレックスは雫の体と腕の間から顔を覗かせると、顔をスリスリと擦りつけてきた。雫はアレックスに膝の上へ来るように伝え、ブラッシングを始めた。
「アレックス、好きだよ」
雫がブラッシングをしながら、ボソッと言った。しかし、アレックスはブラッシングが心地よくて、うたた寝をしていた。
一通り、ブラッシングが終わり、アレックスを起こし、二人で第二騎士団の宿舎へ向かった。
宿舎に到着すると、玄関前で壁に凭れかかっているフィディスを見つけた。雫が声を掛けると、フィディスは雫の格好を見て、笑いを堪えていた。
「どうせ笑うと思ったよ」
「すまん、あまりにもちんちくりんな格好だから。笑わずにはいられなかった」
「だって、希空が着そうなものしか無かったからさ。流石に汚れた服を着る訳にもいかないし。あと、アレックスの分の服も借りたい」
「そうだな。予備の軍服があったと思うが、希空が管理してるからな……。勝手に触ると怒られる」
「あれ? まだ戻ってきてないの?」
「ああ、積もる話もあるんだろう。一先ず、俺の部屋で寛いでいろ。祝賀はまだ準備中らしい。別にやらんでもいいのに」
フィディスは二人を団長室へ案内した。雫達はソファに座り、団長室の中を見渡した。アレックスはソファの上で丸くなって、目を瞑っていた。
「フィディス、本棚にある本とか読んでも平気?」
「ああ、構わない。規則やら報告書やらだぞ。見ても面白くないぞ。俺は報告書を書いてる」
「報告書って俺も書いた方がいいのかな?」
「そんなに書きたいのか?」
「いや、お任せします。面倒臭そうだし」
「ほら見ろ。書類書類ばかりでうんざりするぞ」
フィディスは愚痴を言いながら、報告書を書いていた。手慣れているだけあって、スラスラと書いている。雫は元社会人だし、色々な書類を書いてきたが、どこの世界でも同じなんだなと思った。
「それにしても、遅いなぁ。こんなんじゃ祝宴始まっちまうよ。俺、この格好で皆の前に出たくないよ」
「くくくっ……。あははははっ! 報告書を書いてる時に笑かすな」
「ほら、フィディスがそんな反応なら、会場行ったら、大爆笑だよ」
雫が深いため息をつき、足を投げ出し、ソファに座った。本も読み飽きたし、アレックスを突いて遊んだ。その時、団長室のドアをノックする音が聞こえた。
「うぅっ……、気持ち良いとかじゃなくて……ヤバいって」
「アレックス、主の体ギューすると、気持ち良いし、ふわふわする。主も一緒に――」
(ダメダメ! 雰囲気に流されるな、俺! って、ヤバいヤバいヤバい! これ、完全にヤバいわ)
アレックスは次第に息を荒くし、雫の腰回りを触り、お尻の割れ目に何かをより密着させ、擦り始めた。雫はアレックスの興奮を鎮めるためと自分の心を無にするため、冷水が出る魔法陣を頭上に展開し、冷水を被った。アレックスは案の定、驚いた鳴き声をし、人の姿から狼の姿へ戻った。
「ギャン! 主、冷たい! 主もお風呂も嫌い!」
「はいはい、嫌いでいいですよ。あんな洗い方したら、変な気分になるだろ!」
「主がいつもやってる洗い方しただけなのに!」
「俺はあんな洗い方もしないし、あ、あんなモノを体に擦り付けて、ヘコヘコ腰振りません!」
「あれは本能だ! 主が大好きだから、仕方無い! 主、嫌い嫌い! クゥーン……」
アレックスは悲しそうな鳴き声を出していた。雫は少しやり過ぎたと思い、アレックスの体をタオルで拭いてやった。アレックスはずっと頬を膨らまし、不機嫌な様子だった。
「はい、終わり。俺が体洗い終わって、風呂から出たら、ブラッシングしてやるからな。それまで待ってろよ」
アレックスは雫を無視し、黙って、風呂場から出た。雫は自分で体を洗い直し、湯船に浸かった。部屋からはアレックスの寂しそうな鳴き声が聞こえた。
「そんな鳴き声出すなよ……。あんなエロい体を見ただけでもムラムラすんのに、エロい触り方して、……おまけに、あ、あんなモノまで擦り付けてきたら、マジでヤりたくなっちゃうから。この後、祝宴があるって言うのに、行かなかったら、皆に失礼だろってんだよ。アレックスの気持ちも分からなくもないけどさ……」
雫は口まで湯船に浸かり、ブクブクと泡を立てながら、愚痴を言った。雫が風呂から上がり、髪をタオルで乾かしながら、出てくると、アレックスはベッドの上で丸まっていた。アレックスは風呂から出てきた雫をチラッと見たが、すぐ目を閉じた。
「服はどうしよう……。まぁ、宿舎の食堂だし、他所行きじゃなくてもいいよね」
雫はクローゼットにあった白いワンピースを着て、姿鏡で全身を見た。あまりの似合わなさに吐き気を催しそうだった。
「希空なら似合うけど、俺がこれを着るのはダメでしょ。キモい。エミュにワイシャツとか頼んでおけば良かった。フィディスなら持ってるかな?」
雫はブラシを持ち、ベッドサイドに座った。いつもならすぐ来るアレックスだったが、まだ拗ねているのか寝たフリをしていた。
(寝たフリしちゃってさ。耳も立ってるし、尻尾も振っちゃって……。ま、そこが可愛いんだけど)
「さっきは本当に悪い事しちゃったな。俺は悪い奴だなぁ。アレックスの主は失格だから、他の人に引き取って貰おうかなぁ。でも、そんな事したら、俺が悲しくなっちゃうなぁ。アレックスがいないと、俺生きていけないなぁ。あーっ、アレックスのブラッシングしたいなぁ」
雫はわざとアレックスに聞こえる声で喋り、アレックスの様子を窺った。最初は耳をピクピク動かすだけだったが、雫にそろりそろりと近づいてきた。
「主、アレックス必要?」
「うん、必要だよぉ。アレックスがいなくなっちゃうと、食事が喉を通らなくなって、毎日泣いちゃうなぁ。あぁ、今日はブラッシング出来ないのか……。悲しいなぁ」
「主、ブラッシングして!」
アレックスは雫の体と腕の間から顔を覗かせると、顔をスリスリと擦りつけてきた。雫はアレックスに膝の上へ来るように伝え、ブラッシングを始めた。
「アレックス、好きだよ」
雫がブラッシングをしながら、ボソッと言った。しかし、アレックスはブラッシングが心地よくて、うたた寝をしていた。
一通り、ブラッシングが終わり、アレックスを起こし、二人で第二騎士団の宿舎へ向かった。
宿舎に到着すると、玄関前で壁に凭れかかっているフィディスを見つけた。雫が声を掛けると、フィディスは雫の格好を見て、笑いを堪えていた。
「どうせ笑うと思ったよ」
「すまん、あまりにもちんちくりんな格好だから。笑わずにはいられなかった」
「だって、希空が着そうなものしか無かったからさ。流石に汚れた服を着る訳にもいかないし。あと、アレックスの分の服も借りたい」
「そうだな。予備の軍服があったと思うが、希空が管理してるからな……。勝手に触ると怒られる」
「あれ? まだ戻ってきてないの?」
「ああ、積もる話もあるんだろう。一先ず、俺の部屋で寛いでいろ。祝賀はまだ準備中らしい。別にやらんでもいいのに」
フィディスは二人を団長室へ案内した。雫達はソファに座り、団長室の中を見渡した。アレックスはソファの上で丸くなって、目を瞑っていた。
「フィディス、本棚にある本とか読んでも平気?」
「ああ、構わない。規則やら報告書やらだぞ。見ても面白くないぞ。俺は報告書を書いてる」
「報告書って俺も書いた方がいいのかな?」
「そんなに書きたいのか?」
「いや、お任せします。面倒臭そうだし」
「ほら見ろ。書類書類ばかりでうんざりするぞ」
フィディスは愚痴を言いながら、報告書を書いていた。手慣れているだけあって、スラスラと書いている。雫は元社会人だし、色々な書類を書いてきたが、どこの世界でも同じなんだなと思った。
「それにしても、遅いなぁ。こんなんじゃ祝宴始まっちまうよ。俺、この格好で皆の前に出たくないよ」
「くくくっ……。あははははっ! 報告書を書いてる時に笑かすな」
「ほら、フィディスがそんな反応なら、会場行ったら、大爆笑だよ」
雫が深いため息をつき、足を投げ出し、ソファに座った。本も読み飽きたし、アレックスを突いて遊んだ。その時、団長室のドアをノックする音が聞こえた。
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