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第十一章:僕達は誰かの一番になれればいい
11-5:Side Noa <ただいま、大好きな場所①>
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希空はフィディスとともに、宿舎へ戻った。宿舎に戻ると、玄関前で団員達総出で待ち構えていた。
「団長、希空様! おかえりなさい!」
「この感じだと特に問題はなさそうだな。――って、お前達、どうしたんだ? そんな顔して」
団員達がオロオロしながら、希空を見ていた。フィディスは不思議に思いながら、希空をふと見ると、ボロボロと涙を流していた。
「――っ! おい、急にどうしたんだよ。どっか痛むのか?」
「違う違う。あははっ、嫌だなぁ。グスッ……、もう皆そんな目で見ないでよ。グスッ…………はぁー、恥ずかし。だから、こっち見ないでって」
希空は笑い泣きしながら、空を見上げ、両手で溢れ出る涙をパタパタと乾かそうとした。フィディスはそっと希空の背中に手を置いた。
「ちょっと待ってね。深呼吸、深呼吸。――うん、大丈夫なはず! えっと、今回は皆さんにご迷惑とご心配をおかけしました。でも、それよりも? 大事な事が? ありまーす! 皆、ただいまぁ!」
「お帰りなさいっ! 希空様ぁ!」
希空は団員達に頭を下げると、とびっきりの笑顔で両腕を上方に向けて伸ばして、ただいまの挨拶をした。団員達はもらい泣きし、感極まって、一斉に希空へ飛びつこうとした。しかし、フィディスが瞬時に阻止し、団員達に睨みを効かせた。
「止まれ止まれ! 希空は疲れてるんだ。お前達が囲んだら、余計に疲れるし、むさ苦しいだろうが!」
「あれ? 団長っていつから希空様の事を敬称無しで呼んでたんですか? ……もしかして、何かあったんですか! 希空様、何かあったんですか!」
「黙れ黙れ! 余計な詮索をするな! ……お前達、顔がニヤけているぞ? よし、分かった。明日から今まで以上にみっちりと鍛え直してやるから、覚悟しとけよ!」
「ええっ! なんでそうなるんですか!」
鬼の形相で団員達を怒るフィディスを見て、希空は含み笑いをした。
「今、カレンさん達が無事の帰還を祝して、ご馳走を作ってくれてます! 俺達も準備があるんで、それまではゆっくり風呂でも入ってください!」
「別に今日じゃなくてもいいだろ。遅い帰還だったのだから」
「そんな事言ったら、カレンさんに怒られますよ」
「分かった。楽しみにしておくよ」
団員達はニコニコしながら、食堂へ向かった。フィディスは深いため息をつき、楽しそうにしている団員達に少し呆れていた。
「おら、行くぞ。エミュが王宮から戻ってくるまで俺の部屋にいろ」
「う、うん。そうする」
「ほら…………」
「ん? フィディス? 部屋に行かないの?」
希空はフィディスと一緒に行こうとしたが、フィディスが動こうとしなかった。疑問に思いながら、視線を下に落とすと、フィディスが手を差し出していた。希空は驚き、思わず二度見した。
「ほら、早く手を出せ」
「あ、うん……。ご、ごめん、気が付かなくて」
フィディスは耳まで真っ赤にし、希空が手を握ってくるまで指や手を何度も動かし、握るのを催促した。希空も急に恥ずかしくなり、恐る恐るフィディスの指先に自分の指先をちょこんと乗せた。
フィディスは希空の手を握り直し、希空の手を引っ張りながら、団長室へ入っていった。
「フィディス、前にも言ったじゃん。歩くの早いんだからさ、あんな強引に引っ張ったら、手が取れちゃうよ」
「そんな事言われなくても分かっている」
団長室に入ると、フィディスは希空の手を解放した。希空は手を擦りながら、強引に手を引っ張るフィディスに不満を漏らした。しかし、そんな事は一切聞かず、フィディスは机の上に置かれた水瓶からコップへ水を注ぐと一気に飲み干し、荒い息をさせながら、希空を見た。希空は一瞬で分かった、フィディスが男の目で自分の事を見ていると。
「……ど、どうしたの? だ、大丈夫? フィディスも疲れてるんだから、少し休んだ方が――」
「希空、こっちに来い」
希空は服の胸元をギュッと掴みながら、フィディスの元へ行った。フィディスは希空を愛おしい目で見つめ、頬や肩を優しく何度も撫でた。
「お前がこの鎧姿を見たいと言っていたが、申し訳ないが、もう脱いでいいか?」
「う、うん。大丈夫。そんな事、別に僕に聞かなくても――」
「お前を……、お前を直に触りたい。直にお前を感じたい」
フィディスは鎧などを全て脱ぎ、Tシャツ姿になった。そして、改めて希空に歩み寄った。鎧で蒸れていたのか、フィディスが体を動かす度に、フィディスの蒸れた汗の匂いがする。
フィディスは希空が着ているローブを脱がせ、床にパサッと落とした。希空の胸元にある傷を申し訳なさそうな顔で見つめ、希空の頬を再び優しく撫で、親指で下唇をなぞった。熱い視線を送るフィディスに対して、恥ずかしくなり、希空は俯くが、顎に手を当てられ、顔を上げられてしまった。そして、フィディスの唇が少しずつ自分の唇に近付いてくるのが分かった。
「――ちょ、ちょっと待って!」
希空は片手でフィディスの顔をブロックし、キスを阻止した。フィディスはなんで阻止されたのか分からず、軽く動揺した。
「希空、何故だ。何か悪かったか?」
「そうじゃなくて、エチケット! キ、キスとかするんだったら、身なり整えたい。僕の唇ガッサガサだし、あと、色々と準備があるの!」
「準備って……、特に無いだろう」
「あるの! 今はとりあえずハグ……じゃなくて、抱きつくのとお触りだけはいいよ」
「そんな事を言ったら、俺も風呂入ってないし、相当汗臭いぞ」
「それは別! 自分自身が汗臭いのは嫌だけど、フィディスは汗臭くて良いの! むしろそっちの方が良いの!」
「俺には、希空のそれが理解出来ん……」
不服に思いつつも、フィディスは希空を優しく抱き締めた。汗ばんだシャツからでしか味わえない独特な湿り気、シャツが湿っている事により、フィディスの鍛え上げられた筋肉に張り付いている感じ、いい意味での生温かさに、いつもと違う深みのある濃厚な匂いに、希空は顔を埋めて、堪能した。
フィディスも希空の華奢な体を服の上から触った。背中や肩甲骨を指先で撫で、腰から仙骨の出っぱりを触り、両手でプリンとしたお尻を撫で回した。そして、優しく揉んだり、下から持ち上げ、お尻の弾力と重量感を確認した。
「すぅー、はぁー。あーっ、やっぱり、フィディスの匂いが一番落ち着く」
「希空は本当に変わった趣味をしてるよな」
「嫌な臭いだってあるよ。匂いは奥が深いの。あ、脇の匂い嗅いでも良い? あと、汗舐めてみたい」
「はぁあっ? お前、正気か? やっぱり、ナクアで頭おかしくなったんじゃないのか!」
「おかしくない、おかしくない。僕より酷い変態いるから。こっちの世界にもいるよ、絶対。はいはい、時間が無いんだから、早く早く」
「うわっ! お、お前! 服の中に入るな! 汚いぞ!」
「ほら、お尻いっぱい触っていいから。フィディスはお尻フェチだと思うんだよね」
希空はお構いなくフィディスのシャツをたくし上げ、中へと入った。希空は目の前に広がる小さな楽園にうっとりした。
フィディスが希空を楽園から出そうとしたが、お尻を触っていいと許可が下り、一応、自分自身と葛藤したが、自然と両手が希空のお尻に伸びており、次は下着のラインを確かめたり、お尻と下着の間に指を入れ、下着を弾き、お尻が揺れるのを楽しんだ。
「団長、希空様! おかえりなさい!」
「この感じだと特に問題はなさそうだな。――って、お前達、どうしたんだ? そんな顔して」
団員達がオロオロしながら、希空を見ていた。フィディスは不思議に思いながら、希空をふと見ると、ボロボロと涙を流していた。
「――っ! おい、急にどうしたんだよ。どっか痛むのか?」
「違う違う。あははっ、嫌だなぁ。グスッ……、もう皆そんな目で見ないでよ。グスッ…………はぁー、恥ずかし。だから、こっち見ないでって」
希空は笑い泣きしながら、空を見上げ、両手で溢れ出る涙をパタパタと乾かそうとした。フィディスはそっと希空の背中に手を置いた。
「ちょっと待ってね。深呼吸、深呼吸。――うん、大丈夫なはず! えっと、今回は皆さんにご迷惑とご心配をおかけしました。でも、それよりも? 大事な事が? ありまーす! 皆、ただいまぁ!」
「お帰りなさいっ! 希空様ぁ!」
希空は団員達に頭を下げると、とびっきりの笑顔で両腕を上方に向けて伸ばして、ただいまの挨拶をした。団員達はもらい泣きし、感極まって、一斉に希空へ飛びつこうとした。しかし、フィディスが瞬時に阻止し、団員達に睨みを効かせた。
「止まれ止まれ! 希空は疲れてるんだ。お前達が囲んだら、余計に疲れるし、むさ苦しいだろうが!」
「あれ? 団長っていつから希空様の事を敬称無しで呼んでたんですか? ……もしかして、何かあったんですか! 希空様、何かあったんですか!」
「黙れ黙れ! 余計な詮索をするな! ……お前達、顔がニヤけているぞ? よし、分かった。明日から今まで以上にみっちりと鍛え直してやるから、覚悟しとけよ!」
「ええっ! なんでそうなるんですか!」
鬼の形相で団員達を怒るフィディスを見て、希空は含み笑いをした。
「今、カレンさん達が無事の帰還を祝して、ご馳走を作ってくれてます! 俺達も準備があるんで、それまではゆっくり風呂でも入ってください!」
「別に今日じゃなくてもいいだろ。遅い帰還だったのだから」
「そんな事言ったら、カレンさんに怒られますよ」
「分かった。楽しみにしておくよ」
団員達はニコニコしながら、食堂へ向かった。フィディスは深いため息をつき、楽しそうにしている団員達に少し呆れていた。
「おら、行くぞ。エミュが王宮から戻ってくるまで俺の部屋にいろ」
「う、うん。そうする」
「ほら…………」
「ん? フィディス? 部屋に行かないの?」
希空はフィディスと一緒に行こうとしたが、フィディスが動こうとしなかった。疑問に思いながら、視線を下に落とすと、フィディスが手を差し出していた。希空は驚き、思わず二度見した。
「ほら、早く手を出せ」
「あ、うん……。ご、ごめん、気が付かなくて」
フィディスは耳まで真っ赤にし、希空が手を握ってくるまで指や手を何度も動かし、握るのを催促した。希空も急に恥ずかしくなり、恐る恐るフィディスの指先に自分の指先をちょこんと乗せた。
フィディスは希空の手を握り直し、希空の手を引っ張りながら、団長室へ入っていった。
「フィディス、前にも言ったじゃん。歩くの早いんだからさ、あんな強引に引っ張ったら、手が取れちゃうよ」
「そんな事言われなくても分かっている」
団長室に入ると、フィディスは希空の手を解放した。希空は手を擦りながら、強引に手を引っ張るフィディスに不満を漏らした。しかし、そんな事は一切聞かず、フィディスは机の上に置かれた水瓶からコップへ水を注ぐと一気に飲み干し、荒い息をさせながら、希空を見た。希空は一瞬で分かった、フィディスが男の目で自分の事を見ていると。
「……ど、どうしたの? だ、大丈夫? フィディスも疲れてるんだから、少し休んだ方が――」
「希空、こっちに来い」
希空は服の胸元をギュッと掴みながら、フィディスの元へ行った。フィディスは希空を愛おしい目で見つめ、頬や肩を優しく何度も撫でた。
「お前がこの鎧姿を見たいと言っていたが、申し訳ないが、もう脱いでいいか?」
「う、うん。大丈夫。そんな事、別に僕に聞かなくても――」
「お前を……、お前を直に触りたい。直にお前を感じたい」
フィディスは鎧などを全て脱ぎ、Tシャツ姿になった。そして、改めて希空に歩み寄った。鎧で蒸れていたのか、フィディスが体を動かす度に、フィディスの蒸れた汗の匂いがする。
フィディスは希空が着ているローブを脱がせ、床にパサッと落とした。希空の胸元にある傷を申し訳なさそうな顔で見つめ、希空の頬を再び優しく撫で、親指で下唇をなぞった。熱い視線を送るフィディスに対して、恥ずかしくなり、希空は俯くが、顎に手を当てられ、顔を上げられてしまった。そして、フィディスの唇が少しずつ自分の唇に近付いてくるのが分かった。
「――ちょ、ちょっと待って!」
希空は片手でフィディスの顔をブロックし、キスを阻止した。フィディスはなんで阻止されたのか分からず、軽く動揺した。
「希空、何故だ。何か悪かったか?」
「そうじゃなくて、エチケット! キ、キスとかするんだったら、身なり整えたい。僕の唇ガッサガサだし、あと、色々と準備があるの!」
「準備って……、特に無いだろう」
「あるの! 今はとりあえずハグ……じゃなくて、抱きつくのとお触りだけはいいよ」
「そんな事を言ったら、俺も風呂入ってないし、相当汗臭いぞ」
「それは別! 自分自身が汗臭いのは嫌だけど、フィディスは汗臭くて良いの! むしろそっちの方が良いの!」
「俺には、希空のそれが理解出来ん……」
不服に思いつつも、フィディスは希空を優しく抱き締めた。汗ばんだシャツからでしか味わえない独特な湿り気、シャツが湿っている事により、フィディスの鍛え上げられた筋肉に張り付いている感じ、いい意味での生温かさに、いつもと違う深みのある濃厚な匂いに、希空は顔を埋めて、堪能した。
フィディスも希空の華奢な体を服の上から触った。背中や肩甲骨を指先で撫で、腰から仙骨の出っぱりを触り、両手でプリンとしたお尻を撫で回した。そして、優しく揉んだり、下から持ち上げ、お尻の弾力と重量感を確認した。
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「希空は本当に変わった趣味をしてるよな」
「嫌な臭いだってあるよ。匂いは奥が深いの。あ、脇の匂い嗅いでも良い? あと、汗舐めてみたい」
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「おかしくない、おかしくない。僕より酷い変態いるから。こっちの世界にもいるよ、絶対。はいはい、時間が無いんだから、早く早く」
「うわっ! お、お前! 服の中に入るな! 汚いぞ!」
「ほら、お尻いっぱい触っていいから。フィディスはお尻フェチだと思うんだよね」
希空はお構いなくフィディスのシャツをたくし上げ、中へと入った。希空は目の前に広がる小さな楽園にうっとりした。
フィディスが希空を楽園から出そうとしたが、お尻を触っていいと許可が下り、一応、自分自身と葛藤したが、自然と両手が希空のお尻に伸びており、次は下着のラインを確かめたり、お尻と下着の間に指を入れ、下着を弾き、お尻が揺れるのを楽しんだ。
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