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第八章:立ちはだかる脅威
8-7:謎多き聖職者アラン
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オロバスはぎりぎりと歯を噛み締め、アランを睨みつけた。しかし、血の滝への恐怖が勝り、アランに命乞いした。
「分かった! 俺様を貴様の眷属にしろ!」
「口が悪いですね」
「ぐっ……。わ、私を貴方様の眷属にしてください。――こ、これでいいだろ!」
「お利口ですね。では、地獄の門番さん、鎖を外してあげてください」
アランがそういうと、オロバスに絡みついていた鎖は外された。アランは地獄の門に近付くと、門番らしき魔物と楽しそうに話していた。そして、深々と頭を下げると、地獄の門は閉まり、その場から消え去っていった。
「我は汝、オロバスと契りを交わし、我の眷属とする。世のため人のため、善を尽くし、悪しき心を改めよ。契約の円環!」
アランが詠唱すると、オロバスは完全に獣人の姿となり、馬耳に、紅蓮のような赤髪と赤色の尻尾を靡かせ、肌は栗毛色で胸板が厚く、腹筋が割れており、スラッとした体型だった。
「げっ! なんで円環が首にあるんだよ!」
「それは私の趣味です。いかにも眷属っぽいじゃないですか」
アランは雫に近付いた。雫は先程の事を思い出し、体をビクッと震わせ、後退りした。
「雫様、大丈夫ですよ。怖がらないでください。私はいつも通りの孤児院の管理者ですよ」
「あは……あははっ、そうですよね。ちょっと腰抜けちゃいました」
「皆さん、ご無事ですか? 立てる者は負傷者を助けなさい。さ、雫様は治癒魔法を」
雫はアランに言われた通り、酷い怪我をしているエミュとフィディスを最優先とし、他の負傷者に治癒魔法をかけていった。
「アラン様、感謝いたします。その悪魔はどうされるおつもりですか?」
「アラン様、そこを退いてくれ! 俺はそいつを倒す!」
「まぁまぁ、皆さん落ち着いてください。このオロバスはとても利口な悪魔……いえ、私の眷属なので、下手な事は出来ません。皆さん、気軽にオロちゃんって呼んであげてください」
「はぁ? オロちゃんはねぇだろ!」
「因みに、逆らうと、こうなります」
アランがオロバスの首に着いている円環を指差すと、少しずつ首が締まっていくのが分かった。オロバスは苦しみながら、膝から崩れ落ちた。オロバスが円環に手をかけて、外そうとしていたが、外れる気配は無かった。
「……といった感じですので、怖がらず」
「ゲホゲホッ! だから、首につけたんだな。それでも聖職者かよ!」
「まぁ、アラン様がそう仰るなら、お任せしましょう」
「納得はいかんが、仕方ない。……それよりも希空を追わなければ!」
「落ち着いてください。何者かが悪魔を召喚したとなると、少し厄介ですね。あと、色々と情報を整理しないといけません」
「希空を早く助けないと!」
「フィディスが一番動揺して、どうするんですか。この状況で希空様を助けに行っても、相手の思う壺ですよ」
「…………申し訳ありません」
フィディスは地団駄を踏んで悔しがっていた。それは雫達も同じ気持ちだった。アランは事の発端を尋ねた。
「希空の部屋から物音がして、様子を見に行くと、希空が物凄い量の瘴気を体内から放出していて、雫が浄化しようとしたら、黒いローブを着たマスクの男が窓から侵入してきて、希空を連れ去りました。そして、マスクの男が紫色の瓶を地面に落としたら、魔物達がうじゃうじゃ出てきました」
「なるほど。そして、王宮には悪魔を放ち、教会側へ援護に行かせないようにしたと……」
フィディスはアランに説明を済ませると、団員達に被害状況の確認と片付けをするように命令した。
アランは髭を何度も触りながら、状況把握に努めた。
「では、希空様の部屋を見に行きましょう。何か手掛かりがあるかもしれません」
アランはオロバスを連れて、皆で希空の部屋へ向かった。床には窓ガラスの破片が飛び散り、椅子が倒れていた。また一部が割れた小瓶が転がっていた。その状況を見たオロバスは失笑した。
「ここにいた奴は本当に人間か? 自分の器に瘴気を貯め込んでたとかじゃないよな?」
「何故、それが分かるんだ!」
「当たりか。この瓶、一見そこら辺にありそうなポーションに見えるが、違うね。これは、『瘴気活性薬』だ。こんな錬金、普通はしねぇな。俺だったら、瘴気を直接浴びさせるけどな」
皆はオロバスの話を聞きながら、室内を隈なく捜索した。そして、雫は机に置いてあった木箱を開けた。その中には、カードが入っており、見た事があるような筆跡だと思い、エミュを呼んだ。
「エミュ、この筆跡って……」
「どれですか? えっ! こ、これはドレッド大司教様の筆跡……」
エミュは血の気が引いた表情をし、開いた口を手で覆った。そして、雫は何か分かったのか、皆を集めた。
「あの村の遠征は不審な点があった。瘴気の流れも変だったし、希空が瘴気を吸収したのにも関わらず、ドレッド様は少年を『殺せ』と執拗に指示した。あと、実は瘴気を取り込んだ希空を浄化しようと、何度も試したんだけど、何故か出来なかったんだよね。それで、今回の件……。希空に瘴気があると知っていて、瘴気活性薬を錬金出来る人物じゃないと出来ない」
「ドレッド大司教様は錬金に精通してらっしゃいましたし、禁書にのめり込んでいました。孤児院の火災の件も希空様の聖女になる条件を模索していたかもしれませんね……」
エミュは怒りが込み上げたのか、カードを握り潰し、拳を震わせていた。希空の部屋の捜索は終わったため、フィディスは団員に片付けを依頼した。
「分かった! 俺様を貴様の眷属にしろ!」
「口が悪いですね」
「ぐっ……。わ、私を貴方様の眷属にしてください。――こ、これでいいだろ!」
「お利口ですね。では、地獄の門番さん、鎖を外してあげてください」
アランがそういうと、オロバスに絡みついていた鎖は外された。アランは地獄の門に近付くと、門番らしき魔物と楽しそうに話していた。そして、深々と頭を下げると、地獄の門は閉まり、その場から消え去っていった。
「我は汝、オロバスと契りを交わし、我の眷属とする。世のため人のため、善を尽くし、悪しき心を改めよ。契約の円環!」
アランが詠唱すると、オロバスは完全に獣人の姿となり、馬耳に、紅蓮のような赤髪と赤色の尻尾を靡かせ、肌は栗毛色で胸板が厚く、腹筋が割れており、スラッとした体型だった。
「げっ! なんで円環が首にあるんだよ!」
「それは私の趣味です。いかにも眷属っぽいじゃないですか」
アランは雫に近付いた。雫は先程の事を思い出し、体をビクッと震わせ、後退りした。
「雫様、大丈夫ですよ。怖がらないでください。私はいつも通りの孤児院の管理者ですよ」
「あは……あははっ、そうですよね。ちょっと腰抜けちゃいました」
「皆さん、ご無事ですか? 立てる者は負傷者を助けなさい。さ、雫様は治癒魔法を」
雫はアランに言われた通り、酷い怪我をしているエミュとフィディスを最優先とし、他の負傷者に治癒魔法をかけていった。
「アラン様、感謝いたします。その悪魔はどうされるおつもりですか?」
「アラン様、そこを退いてくれ! 俺はそいつを倒す!」
「まぁまぁ、皆さん落ち着いてください。このオロバスはとても利口な悪魔……いえ、私の眷属なので、下手な事は出来ません。皆さん、気軽にオロちゃんって呼んであげてください」
「はぁ? オロちゃんはねぇだろ!」
「因みに、逆らうと、こうなります」
アランがオロバスの首に着いている円環を指差すと、少しずつ首が締まっていくのが分かった。オロバスは苦しみながら、膝から崩れ落ちた。オロバスが円環に手をかけて、外そうとしていたが、外れる気配は無かった。
「……といった感じですので、怖がらず」
「ゲホゲホッ! だから、首につけたんだな。それでも聖職者かよ!」
「まぁ、アラン様がそう仰るなら、お任せしましょう」
「納得はいかんが、仕方ない。……それよりも希空を追わなければ!」
「落ち着いてください。何者かが悪魔を召喚したとなると、少し厄介ですね。あと、色々と情報を整理しないといけません」
「希空を早く助けないと!」
「フィディスが一番動揺して、どうするんですか。この状況で希空様を助けに行っても、相手の思う壺ですよ」
「…………申し訳ありません」
フィディスは地団駄を踏んで悔しがっていた。それは雫達も同じ気持ちだった。アランは事の発端を尋ねた。
「希空の部屋から物音がして、様子を見に行くと、希空が物凄い量の瘴気を体内から放出していて、雫が浄化しようとしたら、黒いローブを着たマスクの男が窓から侵入してきて、希空を連れ去りました。そして、マスクの男が紫色の瓶を地面に落としたら、魔物達がうじゃうじゃ出てきました」
「なるほど。そして、王宮には悪魔を放ち、教会側へ援護に行かせないようにしたと……」
フィディスはアランに説明を済ませると、団員達に被害状況の確認と片付けをするように命令した。
アランは髭を何度も触りながら、状況把握に努めた。
「では、希空様の部屋を見に行きましょう。何か手掛かりがあるかもしれません」
アランはオロバスを連れて、皆で希空の部屋へ向かった。床には窓ガラスの破片が飛び散り、椅子が倒れていた。また一部が割れた小瓶が転がっていた。その状況を見たオロバスは失笑した。
「ここにいた奴は本当に人間か? 自分の器に瘴気を貯め込んでたとかじゃないよな?」
「何故、それが分かるんだ!」
「当たりか。この瓶、一見そこら辺にありそうなポーションに見えるが、違うね。これは、『瘴気活性薬』だ。こんな錬金、普通はしねぇな。俺だったら、瘴気を直接浴びさせるけどな」
皆はオロバスの話を聞きながら、室内を隈なく捜索した。そして、雫は机に置いてあった木箱を開けた。その中には、カードが入っており、見た事があるような筆跡だと思い、エミュを呼んだ。
「エミュ、この筆跡って……」
「どれですか? えっ! こ、これはドレッド大司教様の筆跡……」
エミュは血の気が引いた表情をし、開いた口を手で覆った。そして、雫は何か分かったのか、皆を集めた。
「あの村の遠征は不審な点があった。瘴気の流れも変だったし、希空が瘴気を吸収したのにも関わらず、ドレッド様は少年を『殺せ』と執拗に指示した。あと、実は瘴気を取り込んだ希空を浄化しようと、何度も試したんだけど、何故か出来なかったんだよね。それで、今回の件……。希空に瘴気があると知っていて、瘴気活性薬を錬金出来る人物じゃないと出来ない」
「ドレッド大司教様は錬金に精通してらっしゃいましたし、禁書にのめり込んでいました。孤児院の火災の件も希空様の聖女になる条件を模索していたかもしれませんね……」
エミュは怒りが込み上げたのか、カードを握り潰し、拳を震わせていた。希空の部屋の捜索は終わったため、フィディスは団員に片付けを依頼した。
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