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第九章:エルフの国リードルフと黒龍神様
9-5:エルフの国・リードルフ
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しばらく進むと、城門が見えた。城柵は木製で、造りはズヴェーリの村と似ており、森に囲まれている分、その場に馴染んでいるように思えた。
「そこの者達、止まれ!」
エルフ族の門番が長槍を持って、城門を塞いだ。三人は立ち止まり、門番に身分証を見せ、アランが書いた文書を見せた。
「神聖セルベン王国からの者達か。本国の入国は許可するが、ナクアへの入国は現在出来なくなっている」
「えっ、何かあったんですか?」
「聖女様、それは私達の長老にお会いして、お話をお聞きください。申し訳ない」
「分かりました」
三人は城門をくぐると、遊牧民が使うような円形移動式住居が建ち並んでいた。城内にも木々が生え、色鮮やかなガーランドがあったりと、キャンプ場に来た気分になる。
「あそこに見える大樹に長老がいる」
フィディスが指差した場所にはひときわ巨大な木で造られたツリーハウスがあった。根本には玄関らしきものや窓が所々にあり、幹には外階段が備え付けられ、その途中に家が建てられており、それがいくつもあった。
「凄いな……。ゲーム内でしか見た事が無かったから、実物が見れるのはちょっと嬉しい。希空もこういうの好きだろうな。……あっ、ごめん」
「アイツもこういうのが好きなのか。全て終わったら、ここへ旅行にでも連れて来ようか」
「うん、きっと喜ぶと思う」
二人は馬から降りると、馬留めに繋ぎ止め、長老がいる根本にある玄関の扉をノックした。暫くすると、エルフの女の子が出てきた。
「悪いが、長老はいるか? 会って話したい事がある、急ぎだ」
フィディスはそのエルフにアランが書いた文書を渡した。エルフは軽く会釈すると、中へ入れてくれ、三人を客間に案内すると、丁寧にお茶を淹れてくれた。
「只今、お祖父ちゃ……じゃなくて、長老様に確認してまいりますので、少々お待ち下さい」
女の子は自分の言い間違いに照れ、トレーで顔を隠しながら、奥の部屋へ行った。しばらくすると、女の子が出てきた。
「どうぞこちらへ」
女の子の案内で、三人は長老がいる部屋へ入った。正面の小さな祭壇前に長老が座っていた。フィディスとアレックスは長老の前に行くと、片膝をつき、頭を下げた。雫も慌てて、片膝をついて、頭を下げた。
「神聖セルベン王国から参りました第二騎士団団長のフィディスと申します」
「お、同じく聖女の雫と申します」
「ズヴェーリの村の長の息子アレックスと申します」
「お三方とも楽にしてください。私はリードルフの長であるイラージャと申します。あの子は孫のアリーシャじゃ」
「ア、ア、アリーシャと申しましゅ」
挨拶を終えると、三人はあぐらを組んで座った。そして、フィディスがナクアへ行けない件について単刀直入に聞いた。
「私達はナクアへ行くために、ここへ参りました。聞くところによると、今は行く事が出来ないと。何か原因があるのですか?」
「……そもそも何故ナクアへ行こうと?」
「それは……拐われた聖女を助けるためです」
「なるほど……」
長老は目を瞑り、顎に手を当て、何やら考え込んでいた。
「確かに我が国からナクアへ行く船は出している。乗船許可証は発行できる。しかし、今は船を出す事すら無理なんじゃ」
「無理というのは……」
「我が国とナクアの間にあるヴァニール海峡なんじゃが、ここ最近、暴風雨で海がひどく荒れて、危険なんじゃ。海峡は滅多に荒れる事がないのじゃが……。恐らく、聖女を拐った魔族のせいじゃろ」
「しかし、私達はどうしてもナクアへ行かなければなりません!」
長老は再び考え込み、しばらく沈黙が続いた。その沈黙を破るように、アリーシャが間に入った。
「お祖父ちゃん……じゃなくて、長老様! フォルテラ神殿に眠る黒龍神様にお願いするのは……ダ、ダメですか?」
「アリーシャ、いくらなんでも黒龍神様に頼める訳無いじゃろ」
「で、でも、伝承では勇者様達を乗せて、ヴァニール海峡を越えたって……」
「確かにそうじゃが、フォルテラ神殿も昔のように穏やかではないんじゃぞ」
「それはどういう意味ですか?」
長老は険しい顔をして、語り始めた。
「フォルテラ神殿は黒龍神様を祀る神聖な場所だった。しかし、海峡が荒れ始めてからというもの、魔族が悪戯したのか、神殿までも穢され、黒龍神様も瘴気にやられ、誰も近付けないのじゃ。だから、無理じゃ」
雫は肩を落としたが、フィディスは立ち上がり、前のめりになり、長老に訴えた。
「では、黒龍神様から瘴気を払い、フォルテラ神殿を元の姿にすればいいのですね?」
「お主、そう簡単に言うが……。ああ、聖女様がいらっしゃるからか」
「はい。それなら黒龍神様にお願い出来ますよね? 雫、やれるよな?」
フィディスは雫を期待の眼差しで見た。雫は顔を少し引き攣らせた。雫が周りを見渡すと、皆からの熱い視線を感じた。これは断れないなと思い、素直に諦めた。
「実際に、黒龍神様にお会いしないと出来るかどうかは分かりませんが、可能な限り、やってみます」
三人は長老から神殿までの道のりを聞いた。今日は時間が遅いため、三人は長老が紹介してくれた宿屋で一晩休む事にした。
「そこの者達、止まれ!」
エルフ族の門番が長槍を持って、城門を塞いだ。三人は立ち止まり、門番に身分証を見せ、アランが書いた文書を見せた。
「神聖セルベン王国からの者達か。本国の入国は許可するが、ナクアへの入国は現在出来なくなっている」
「えっ、何かあったんですか?」
「聖女様、それは私達の長老にお会いして、お話をお聞きください。申し訳ない」
「分かりました」
三人は城門をくぐると、遊牧民が使うような円形移動式住居が建ち並んでいた。城内にも木々が生え、色鮮やかなガーランドがあったりと、キャンプ場に来た気分になる。
「あそこに見える大樹に長老がいる」
フィディスが指差した場所にはひときわ巨大な木で造られたツリーハウスがあった。根本には玄関らしきものや窓が所々にあり、幹には外階段が備え付けられ、その途中に家が建てられており、それがいくつもあった。
「凄いな……。ゲーム内でしか見た事が無かったから、実物が見れるのはちょっと嬉しい。希空もこういうの好きだろうな。……あっ、ごめん」
「アイツもこういうのが好きなのか。全て終わったら、ここへ旅行にでも連れて来ようか」
「うん、きっと喜ぶと思う」
二人は馬から降りると、馬留めに繋ぎ止め、長老がいる根本にある玄関の扉をノックした。暫くすると、エルフの女の子が出てきた。
「悪いが、長老はいるか? 会って話したい事がある、急ぎだ」
フィディスはそのエルフにアランが書いた文書を渡した。エルフは軽く会釈すると、中へ入れてくれ、三人を客間に案内すると、丁寧にお茶を淹れてくれた。
「只今、お祖父ちゃ……じゃなくて、長老様に確認してまいりますので、少々お待ち下さい」
女の子は自分の言い間違いに照れ、トレーで顔を隠しながら、奥の部屋へ行った。しばらくすると、女の子が出てきた。
「どうぞこちらへ」
女の子の案内で、三人は長老がいる部屋へ入った。正面の小さな祭壇前に長老が座っていた。フィディスとアレックスは長老の前に行くと、片膝をつき、頭を下げた。雫も慌てて、片膝をついて、頭を下げた。
「神聖セルベン王国から参りました第二騎士団団長のフィディスと申します」
「お、同じく聖女の雫と申します」
「ズヴェーリの村の長の息子アレックスと申します」
「お三方とも楽にしてください。私はリードルフの長であるイラージャと申します。あの子は孫のアリーシャじゃ」
「ア、ア、アリーシャと申しましゅ」
挨拶を終えると、三人はあぐらを組んで座った。そして、フィディスがナクアへ行けない件について単刀直入に聞いた。
「私達はナクアへ行くために、ここへ参りました。聞くところによると、今は行く事が出来ないと。何か原因があるのですか?」
「……そもそも何故ナクアへ行こうと?」
「それは……拐われた聖女を助けるためです」
「なるほど……」
長老は目を瞑り、顎に手を当て、何やら考え込んでいた。
「確かに我が国からナクアへ行く船は出している。乗船許可証は発行できる。しかし、今は船を出す事すら無理なんじゃ」
「無理というのは……」
「我が国とナクアの間にあるヴァニール海峡なんじゃが、ここ最近、暴風雨で海がひどく荒れて、危険なんじゃ。海峡は滅多に荒れる事がないのじゃが……。恐らく、聖女を拐った魔族のせいじゃろ」
「しかし、私達はどうしてもナクアへ行かなければなりません!」
長老は再び考え込み、しばらく沈黙が続いた。その沈黙を破るように、アリーシャが間に入った。
「お祖父ちゃん……じゃなくて、長老様! フォルテラ神殿に眠る黒龍神様にお願いするのは……ダ、ダメですか?」
「アリーシャ、いくらなんでも黒龍神様に頼める訳無いじゃろ」
「で、でも、伝承では勇者様達を乗せて、ヴァニール海峡を越えたって……」
「確かにそうじゃが、フォルテラ神殿も昔のように穏やかではないんじゃぞ」
「それはどういう意味ですか?」
長老は険しい顔をして、語り始めた。
「フォルテラ神殿は黒龍神様を祀る神聖な場所だった。しかし、海峡が荒れ始めてからというもの、魔族が悪戯したのか、神殿までも穢され、黒龍神様も瘴気にやられ、誰も近付けないのじゃ。だから、無理じゃ」
雫は肩を落としたが、フィディスは立ち上がり、前のめりになり、長老に訴えた。
「では、黒龍神様から瘴気を払い、フォルテラ神殿を元の姿にすればいいのですね?」
「お主、そう簡単に言うが……。ああ、聖女様がいらっしゃるからか」
「はい。それなら黒龍神様にお願い出来ますよね? 雫、やれるよな?」
フィディスは雫を期待の眼差しで見た。雫は顔を少し引き攣らせた。雫が周りを見渡すと、皆からの熱い視線を感じた。これは断れないなと思い、素直に諦めた。
「実際に、黒龍神様にお会いしないと出来るかどうかは分かりませんが、可能な限り、やってみます」
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