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第七章:ピエトラスの村にいる穢れた少年
7-6:自己犠牲と憤怒
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少年から発せられる濃い瘴気が希空の体に当たり、皮膚が熱いというより、削られていくような痛みだった。希空は歯を食いしばりながら、必死に耐えた。少年はまさか抱き締めてくるとは思わず、少し動揺した。
「――お、おい、お前。痛くないのか?」
「うっ……、痛いよ。凄く痛いよ。でも、君はずっと何日もこの痛みに耐えてたんでしょ? ……よく頑張ったね」
「頑張ったって……。お前はおかしい奴だな」
「僕も昔、君のように要らない子って言われ続けた事があるんだ」
「なんだ? 同情か?」
「ううん、同情なんかじゃない。僕は我慢出来なくて、逃げた。ただ逃げた。目を背けた。いくら頑張ってもダメだった。それでも、僕の事を好きって言ってくれる人がいた。笑顔になってくれる人がいた。だからさ、君ももう少し頑張ってみない?」
希空は少年の肩を持ち、痛みに堪えながら、ニッコリと笑った。そして、希空の頬に一筋の涙が伝って落ちたのを見て、少年は少し驚いた。
「ちょっと待ってね。あ、殺しはしないから、安心して」
「分かった。……ったく、本当によく分からない奴だな、お前は」
希空は鞄に入っていた魔力回復ポーションを全部飲んだ。魔力が家事魔法程度しか無いのは分かっていたが、全て飲んだ。そして、近くに落ちていた雫の杖を持ち、少年の元へ戻った。
「今から何をするんだ?」
「僕の体中に君の瘴気を吸収する」
「はっ? お前、正気か? そんな事したら、お前が苦しむだけだぞ」
「大丈夫、後で浄化魔法やってもらうから。君が耐えた日数を考えれば、大したこと無いよ。でも、魔力がないから、出来るかは分からないけど」
「出来るか分からないって……。本当におかしい奴だな。じゃ、術が失敗したら、お前の手で俺を殺せ」
「絶対成功する! たぶん!」
希空はニッコリと笑い、立ち上がり、少し後ろに下がった。フィディスから貰ったブレスレットを触り、テネブリスの杖を持ち、集中した。
「大聖女オメル様、どうか私にお力をお貸しください。お願いします」
希空はフィディスを助けた時の事を思い出しながら、聖女の舞を踊り、魔法陣を描いた。魔法陣を書き終わると、中央に立ち、杖を地面に強く突いた。
「我は受け入れよう、汝の穢れを。――アブソーバー」
希空が術を唱えるも、魔法陣は光らなかった。何度も術を唱えるも、ピクリともしなかった。少年は申し訳ない気持ちになり、希空に声を掛けた。
「いいよ。お前もこれ以上、俺の近くにいると死ぬぞ。早く俺を殺せ」
「――嫌だ! 幸せになって欲しいんだもん! 僕と同じような人なんて放っておけないもん! アブソーバー! お願いだから、応えてよ! アブソーバー!」
希空は涙を溢れさせ、声が枯れそうになる位、何度も叫んだ。その姿を見て、少年は血色の涙を流した。そして、希空の涙が魔法陣を書いた地面にポタポタと零れた。その時、魔法陣が光り輝き、希空の胸元にめがけて、少年の瘴気が吸い取られていった。
(ぐっ……! こ、こんなにも痛いの? 刺されるような痛み、冷たさ、この子が今まで受けてきた仕打ちや記憶の数々……。取り込むのにあまりにも多過ぎる。段々と息が出来なくなってきた。……でも、最後までやらなくちゃ!)
最後の瘴気まで体内に取り込むと、魔法陣が消えた。希空は様々な苦痛で膝から崩れ落ちた。肩で息をしながら、少年の方を見ると、瘴気も消え、透き通った瞳をしていた。少年は涙をボロボロと溢れさせて、希空に抱きついた。
「ありがとう……」
「はぁはぁ……、良かっ、た。大丈夫、みたいだね」
希空が少年の頭を優しく撫でていると、ズカズカと足音を立てて、近付いてくる人がいた。希空が振り返ると、ドレッドが立っており、希空の腕を持ち上げ、立ち上がらせると、平手打ちをした。希空は地面に倒れた。そして、ドレッドは腰に装備していた短剣を抜くと、冷酷な目つきで少年を見下ろし、短剣を振りかざした。
「殺せと言っただろう!」
「――やめて!」
希空は少年を守ろうとした。自分が刺されても良いと思った瞬間、金属音がした。目を開けて見ると、フィディスが守ってくれていた。剣幕な表情をしたフィディスは大剣でドレッドが持っていた短剣を弾き、その短剣は宙を舞い、地面に突き刺さった。
「ドレッド大司教様、いくらなんでも酷過ぎではありませんか? 流石の俺でも怒りますよ」
「殺せと言ったのに、私の命令に従わなかったのが悪いんだ! その少年はどうするんだ? 浄化も出来ていないかもしれないのに。どうするんだ!」
「それなら大丈夫だと思います」
ドレッドが憤怒しているところに、雫がアレックスの肩を借りて、そばまでやってきた。
「しかし、雫様が大丈夫だと言いましても……」
「遠くから二人のやり取りを聞いてましたけど、少年は村長に生贄の薬を飲まされたって言ってました。瘴気も今は感じませんし、体内に取り込んだ希空も特にいつもと変わりません。教会は少年を保護すべきだと思います。何のために孤児院があるんですか?」
「そう言われましても、責任というものが……」
「それだったら、私が取ります。仮にまた瘴気が出て、悪さをするようでしたら、私がなんとかします」
「ぐっ……、勝手にしろ! 私は知らないぞ!」
ドレッドはばつが悪そうな顔をし、ブツブツと文句を言いながら、地面に突き刺さった短剣を手荒に取ると、村を後にした。
「――お、おい、お前。痛くないのか?」
「うっ……、痛いよ。凄く痛いよ。でも、君はずっと何日もこの痛みに耐えてたんでしょ? ……よく頑張ったね」
「頑張ったって……。お前はおかしい奴だな」
「僕も昔、君のように要らない子って言われ続けた事があるんだ」
「なんだ? 同情か?」
「ううん、同情なんかじゃない。僕は我慢出来なくて、逃げた。ただ逃げた。目を背けた。いくら頑張ってもダメだった。それでも、僕の事を好きって言ってくれる人がいた。笑顔になってくれる人がいた。だからさ、君ももう少し頑張ってみない?」
希空は少年の肩を持ち、痛みに堪えながら、ニッコリと笑った。そして、希空の頬に一筋の涙が伝って落ちたのを見て、少年は少し驚いた。
「ちょっと待ってね。あ、殺しはしないから、安心して」
「分かった。……ったく、本当によく分からない奴だな、お前は」
希空は鞄に入っていた魔力回復ポーションを全部飲んだ。魔力が家事魔法程度しか無いのは分かっていたが、全て飲んだ。そして、近くに落ちていた雫の杖を持ち、少年の元へ戻った。
「今から何をするんだ?」
「僕の体中に君の瘴気を吸収する」
「はっ? お前、正気か? そんな事したら、お前が苦しむだけだぞ」
「大丈夫、後で浄化魔法やってもらうから。君が耐えた日数を考えれば、大したこと無いよ。でも、魔力がないから、出来るかは分からないけど」
「出来るか分からないって……。本当におかしい奴だな。じゃ、術が失敗したら、お前の手で俺を殺せ」
「絶対成功する! たぶん!」
希空はニッコリと笑い、立ち上がり、少し後ろに下がった。フィディスから貰ったブレスレットを触り、テネブリスの杖を持ち、集中した。
「大聖女オメル様、どうか私にお力をお貸しください。お願いします」
希空はフィディスを助けた時の事を思い出しながら、聖女の舞を踊り、魔法陣を描いた。魔法陣を書き終わると、中央に立ち、杖を地面に強く突いた。
「我は受け入れよう、汝の穢れを。――アブソーバー」
希空が術を唱えるも、魔法陣は光らなかった。何度も術を唱えるも、ピクリともしなかった。少年は申し訳ない気持ちになり、希空に声を掛けた。
「いいよ。お前もこれ以上、俺の近くにいると死ぬぞ。早く俺を殺せ」
「――嫌だ! 幸せになって欲しいんだもん! 僕と同じような人なんて放っておけないもん! アブソーバー! お願いだから、応えてよ! アブソーバー!」
希空は涙を溢れさせ、声が枯れそうになる位、何度も叫んだ。その姿を見て、少年は血色の涙を流した。そして、希空の涙が魔法陣を書いた地面にポタポタと零れた。その時、魔法陣が光り輝き、希空の胸元にめがけて、少年の瘴気が吸い取られていった。
(ぐっ……! こ、こんなにも痛いの? 刺されるような痛み、冷たさ、この子が今まで受けてきた仕打ちや記憶の数々……。取り込むのにあまりにも多過ぎる。段々と息が出来なくなってきた。……でも、最後までやらなくちゃ!)
最後の瘴気まで体内に取り込むと、魔法陣が消えた。希空は様々な苦痛で膝から崩れ落ちた。肩で息をしながら、少年の方を見ると、瘴気も消え、透き通った瞳をしていた。少年は涙をボロボロと溢れさせて、希空に抱きついた。
「ありがとう……」
「はぁはぁ……、良かっ、た。大丈夫、みたいだね」
希空が少年の頭を優しく撫でていると、ズカズカと足音を立てて、近付いてくる人がいた。希空が振り返ると、ドレッドが立っており、希空の腕を持ち上げ、立ち上がらせると、平手打ちをした。希空は地面に倒れた。そして、ドレッドは腰に装備していた短剣を抜くと、冷酷な目つきで少年を見下ろし、短剣を振りかざした。
「殺せと言っただろう!」
「――やめて!」
希空は少年を守ろうとした。自分が刺されても良いと思った瞬間、金属音がした。目を開けて見ると、フィディスが守ってくれていた。剣幕な表情をしたフィディスは大剣でドレッドが持っていた短剣を弾き、その短剣は宙を舞い、地面に突き刺さった。
「ドレッド大司教様、いくらなんでも酷過ぎではありませんか? 流石の俺でも怒りますよ」
「殺せと言ったのに、私の命令に従わなかったのが悪いんだ! その少年はどうするんだ? 浄化も出来ていないかもしれないのに。どうするんだ!」
「それなら大丈夫だと思います」
ドレッドが憤怒しているところに、雫がアレックスの肩を借りて、そばまでやってきた。
「しかし、雫様が大丈夫だと言いましても……」
「遠くから二人のやり取りを聞いてましたけど、少年は村長に生贄の薬を飲まされたって言ってました。瘴気も今は感じませんし、体内に取り込んだ希空も特にいつもと変わりません。教会は少年を保護すべきだと思います。何のために孤児院があるんですか?」
「そう言われましても、責任というものが……」
「それだったら、私が取ります。仮にまた瘴気が出て、悪さをするようでしたら、私がなんとかします」
「ぐっ……、勝手にしろ! 私は知らないぞ!」
ドレッドはばつが悪そうな顔をし、ブツブツと文句を言いながら、地面に突き刺さった短剣を手荒に取ると、村を後にした。
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