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第七章:ピエトラスの村にいる穢れた少年
7-2:初めての景色と野営
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ピエトラスの村へ行く日がやってきた。灰色の雲が幾重にも重なり、どんよりとした天気だった。フィディスを先頭に、箱馬車を挟むように騎士団員が前後に配備された。
ドレッド、エミュ、雫の三人は箱馬車に乗り込んだ。アレックスは狼の姿で御者台の端で寝そべっていた。
「あれ? ドレッド様、希空はこの馬車に乗らないんですか?」
「雫様。この箱馬車は定員が三名までですので」
「そう……ですか」
ニッコリと微笑んでくるドレッドが気味悪く感じた。窓から前方を見ると、フィディスに何か喋っている希空の姿があった。
「フィディス。ごめんけど、前みたいにヘンリーに乗せて貰ってもいいかな?」
「お前は箱馬車に乗るんじゃないのか?」
「それがさ……、ドレッド様から定員を超えているから、乗せられないって言われてさ。僕は個人で馬を持ってる訳じゃないしさ。ごめんね、迷惑かけちゃって」
フィディスはドレッドが希空に嫌がらせをしているのが分かった。今にでも箱馬車の扉を開け、怒鳴ろうと思ったが、グッと我慢した。そして、希空に手を差し出した。
「はぁ……、それなら仕方ない。ほら、乗れ」
フィディスは希空を自分の前に乗せた。希空は馬に乗ると、フィディスの顔を見上げて、ニコリと微笑んだ。
「なんだ?」
「やっぱり、ここが安心するなって。でも、フィディスにずっと乗せて貰ってばかりじゃなくて、僕も乗馬の練習しなきゃ」
「そんなもん……やらんでもいいだろ」
「なんで? ずっと乗せてもらう訳にはいかないし……」
「ほら、出発するぞ。早く俺に身を預けろ」
フィディスはそう言いながらも、自分から希空の体を自分に引き寄せた。
いよいよ出発の時間になり、フィディスの号令で馬を走らせた。ピエトラスの村は山の中腹にあり、麓で野営をし、翌日に村へ到着するスケジュールだ。
東門を出ると、遠くに白銀の山々が広がり、綺麗だった。
「あの雪山を超えると、連合国がある。一年中、雪に閉ざされていると聞いた。今回行くピエトラスの村がある山を超えるとエルフ族が住む国がある」
「へぇ、そんなんだ。いつか行ってみたいな。色んな事が終わったら、色んなとこに旅行してみたい!」
「お前の事だから、野獣に食われていそうだな」
「それはあり得るかもしれないけど、そうならないために、団員達に剣術を教えてもらうもん。フィディスは教えてくれなさそうだし、馬鹿にしてきそう」
「アイツらから剣術を学ぶのは無理だろう。それよりも、お前がまずきちんと剣を構えられるかだな」
希空は頬を膨らませ、不満げな表情をした。それを見て、フィディスはクスリと笑った。
道中は魔物や野獣も現れる事なく、安全に進む事が出来た。
「雫様、外が気になりますか?」
「うん、初めての風景だからね。エミュは王都から出た事あるの?」
「いいえ、私も初めてです。晴れていれば、雪山も今以上に綺麗なんでしょうね」
箱馬車でも同じ話題が出た。ドレッドはずっと目を瞑り、何かを考えているようだった。
エミュ達は邪魔にならないように、声のトーンを落とし、希空達と同じような話題を話した。あとは、特に話す事が無かったため、雫はいつの間にか寝てしまった。
◆◇◆◇◆◇
外から団員達の声が聞こえ、テントの杭を打つ音で、雫は起きた。カーテンを少し開け、窓から外を見ると、団員達がテントの設営をしており、野営の準備をしていた。
「皆が準備してるのに、すっかり寝ちゃってた。俺も何か手伝ってきます」
「雫様はここで終わるまでお待ち下さい」
「いや、希空も手伝ってるし、俺も手伝ってきます」
雫は箱馬車で待機するように、ドレッドから言われたが、軽く無視して、希空の元へ行った。
「希空、何か手伝う事ある?」
「雫さん! 雫さんは馬車で待っててください。ドレッド様に怒られますよ」
「無視してきた。だって、この感じ……林間学校みたいじゃね?」
希空達が楽しそうに話していると、テント一式を担いだフィディスがやってきた。しかも、なんだか不機嫌そうだ。
「お前は希空とどういう関係なんだ? 随分と仲が良いじゃないか」
「希空とは仲の良い友達だから。フィディスさんは希空の護衛でしたっけ? その割には、随分と親身にされてますね」
「なんだ? 何が言いたい」
「もしかして、希空に気があって、俺と希空が喋ってるだけなのに妬いているのかな? と思いまして」
雫は言われたら言い返す大切さをあの会社で学んできたので、フィディスを試すような言い方をした。案の定、フィディスは頬を赤くし、目が泳いでいた。それを見た希空もまた頬を赤くした。
「べ、別にどうだっていいだろ。お前も手伝いに来たんだろ? あそこにテントを建てるぞ」
「希空様! 食事の手伝いをお願いしたいです!」
三人でテントを広げ、建てようとしたタイミングで、炊事班長のジルベルトから声を掛けられた。
「ごめん。炊事兵として手伝う事になってたんだ。ちょっと行って来るね! ……あっ、二人とも喧嘩しちゃダメだよ! あと、雫さんは僕の話をフィディスにしないでよ!」
希空はジルベルトに手を振り、炊事場へ向かった。フィディスは希空が炊事兵達と楽しそうに話しているのを見て、テントの杭を打つのに力が入った。
「俺もフィディスって呼んでいいかな?」
「ああ、構わない。敬称はいらん」
「俺が言うのもあれだけど、希空は前いた世界でも酷い仕打ちを受けてきたから、なるべく優しくしてあげてね」
「ああ……」
「そして、守ってあげてね。当然、俺も希空の事を守るけど、それとは違う意味で」
「…………」
「雫様、お話のところ、申し訳ありません! 明日の事で確認したい事があるので、馬車まで戻ってきて頂けませんか?」
雫は箱馬車にいるエミュから呼ばれたため、フィディスに後の事を頼み、小走りで箱馬車に戻った。フィディスは黙々とテントを建てた。じんわりと汗をかき、フィディスは額の汗を腕で拭った。その視線の先には、楽しそうな笑みを浮かべ、炊事兵達と談笑しながら、炊事を手伝う希空の姿があった。
「それ位、分かっている。俺は――」
フィディスは言葉を噛み締め、希空を取り囲む炊事兵達に苛立ちを感じた。更には、希空に触れたり、背後から手取り足取り教えている姿や完全に鼻の下が伸びきっている顔を見て、フィディスは自分でも異常だと思う程の強い嫉妬心を抱いた。
ドレッド、エミュ、雫の三人は箱馬車に乗り込んだ。アレックスは狼の姿で御者台の端で寝そべっていた。
「あれ? ドレッド様、希空はこの馬車に乗らないんですか?」
「雫様。この箱馬車は定員が三名までですので」
「そう……ですか」
ニッコリと微笑んでくるドレッドが気味悪く感じた。窓から前方を見ると、フィディスに何か喋っている希空の姿があった。
「フィディス。ごめんけど、前みたいにヘンリーに乗せて貰ってもいいかな?」
「お前は箱馬車に乗るんじゃないのか?」
「それがさ……、ドレッド様から定員を超えているから、乗せられないって言われてさ。僕は個人で馬を持ってる訳じゃないしさ。ごめんね、迷惑かけちゃって」
フィディスはドレッドが希空に嫌がらせをしているのが分かった。今にでも箱馬車の扉を開け、怒鳴ろうと思ったが、グッと我慢した。そして、希空に手を差し出した。
「はぁ……、それなら仕方ない。ほら、乗れ」
フィディスは希空を自分の前に乗せた。希空は馬に乗ると、フィディスの顔を見上げて、ニコリと微笑んだ。
「なんだ?」
「やっぱり、ここが安心するなって。でも、フィディスにずっと乗せて貰ってばかりじゃなくて、僕も乗馬の練習しなきゃ」
「そんなもん……やらんでもいいだろ」
「なんで? ずっと乗せてもらう訳にはいかないし……」
「ほら、出発するぞ。早く俺に身を預けろ」
フィディスはそう言いながらも、自分から希空の体を自分に引き寄せた。
いよいよ出発の時間になり、フィディスの号令で馬を走らせた。ピエトラスの村は山の中腹にあり、麓で野営をし、翌日に村へ到着するスケジュールだ。
東門を出ると、遠くに白銀の山々が広がり、綺麗だった。
「あの雪山を超えると、連合国がある。一年中、雪に閉ざされていると聞いた。今回行くピエトラスの村がある山を超えるとエルフ族が住む国がある」
「へぇ、そんなんだ。いつか行ってみたいな。色んな事が終わったら、色んなとこに旅行してみたい!」
「お前の事だから、野獣に食われていそうだな」
「それはあり得るかもしれないけど、そうならないために、団員達に剣術を教えてもらうもん。フィディスは教えてくれなさそうだし、馬鹿にしてきそう」
「アイツらから剣術を学ぶのは無理だろう。それよりも、お前がまずきちんと剣を構えられるかだな」
希空は頬を膨らませ、不満げな表情をした。それを見て、フィディスはクスリと笑った。
道中は魔物や野獣も現れる事なく、安全に進む事が出来た。
「雫様、外が気になりますか?」
「うん、初めての風景だからね。エミュは王都から出た事あるの?」
「いいえ、私も初めてです。晴れていれば、雪山も今以上に綺麗なんでしょうね」
箱馬車でも同じ話題が出た。ドレッドはずっと目を瞑り、何かを考えているようだった。
エミュ達は邪魔にならないように、声のトーンを落とし、希空達と同じような話題を話した。あとは、特に話す事が無かったため、雫はいつの間にか寝てしまった。
◆◇◆◇◆◇
外から団員達の声が聞こえ、テントの杭を打つ音で、雫は起きた。カーテンを少し開け、窓から外を見ると、団員達がテントの設営をしており、野営の準備をしていた。
「皆が準備してるのに、すっかり寝ちゃってた。俺も何か手伝ってきます」
「雫様はここで終わるまでお待ち下さい」
「いや、希空も手伝ってるし、俺も手伝ってきます」
雫は箱馬車で待機するように、ドレッドから言われたが、軽く無視して、希空の元へ行った。
「希空、何か手伝う事ある?」
「雫さん! 雫さんは馬車で待っててください。ドレッド様に怒られますよ」
「無視してきた。だって、この感じ……林間学校みたいじゃね?」
希空達が楽しそうに話していると、テント一式を担いだフィディスがやってきた。しかも、なんだか不機嫌そうだ。
「お前は希空とどういう関係なんだ? 随分と仲が良いじゃないか」
「希空とは仲の良い友達だから。フィディスさんは希空の護衛でしたっけ? その割には、随分と親身にされてますね」
「なんだ? 何が言いたい」
「もしかして、希空に気があって、俺と希空が喋ってるだけなのに妬いているのかな? と思いまして」
雫は言われたら言い返す大切さをあの会社で学んできたので、フィディスを試すような言い方をした。案の定、フィディスは頬を赤くし、目が泳いでいた。それを見た希空もまた頬を赤くした。
「べ、別にどうだっていいだろ。お前も手伝いに来たんだろ? あそこにテントを建てるぞ」
「希空様! 食事の手伝いをお願いしたいです!」
三人でテントを広げ、建てようとしたタイミングで、炊事班長のジルベルトから声を掛けられた。
「ごめん。炊事兵として手伝う事になってたんだ。ちょっと行って来るね! ……あっ、二人とも喧嘩しちゃダメだよ! あと、雫さんは僕の話をフィディスにしないでよ!」
希空はジルベルトに手を振り、炊事場へ向かった。フィディスは希空が炊事兵達と楽しそうに話しているのを見て、テントの杭を打つのに力が入った。
「俺もフィディスって呼んでいいかな?」
「ああ、構わない。敬称はいらん」
「俺が言うのもあれだけど、希空は前いた世界でも酷い仕打ちを受けてきたから、なるべく優しくしてあげてね」
「ああ……」
「そして、守ってあげてね。当然、俺も希空の事を守るけど、それとは違う意味で」
「…………」
「雫様、お話のところ、申し訳ありません! 明日の事で確認したい事があるので、馬車まで戻ってきて頂けませんか?」
雫は箱馬車にいるエミュから呼ばれたため、フィディスに後の事を頼み、小走りで箱馬車に戻った。フィディスは黙々とテントを建てた。じんわりと汗をかき、フィディスは額の汗を腕で拭った。その視線の先には、楽しそうな笑みを浮かべ、炊事兵達と談笑しながら、炊事を手伝う希空の姿があった。
「それ位、分かっている。俺は――」
フィディスは言葉を噛み締め、希空を取り囲む炊事兵達に苛立ちを感じた。更には、希空に触れたり、背後から手取り足取り教えている姿や完全に鼻の下が伸びきっている顔を見て、フィディスは自分でも異常だと思う程の強い嫉妬心を抱いた。
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