46 / 117
第四章:Side Noa <互いの気持ちが徐々に>
4-15:僕はただ助けたいだけ
しおりを挟む
勢いで入ったが、瓦礫と焼け落ちた柱が散乱しており、体に纏わりつく様な炎の熱さで全身が痛い。酸素も薄く、息を吸おうとすると、空気すら熱くて、上手く吸えない。
「セト! セト! 何処にいるの!」
「…………希空お兄ちゃん、こっち」
セトの部屋だろうか、そこから声を振り絞るような声が聞こえるが、柱が焼け落ちる音でお互いの声を遮断する。希空は腕で火の粉が目に入らないようにし、声のする場所へ行った。
そこには、ライアーを自分の懐に入れ、火に背を向け、必死に守っているセトの姿があった。しかし、セトの周りだけは何故か燃えている様子が無かった。
希空が優しく肩を叩くと、セトが振り返った。いつも元気で明るいセトが涙と鼻水を出しながら、震えていた。希空は優しく背中を撫で、セトを横抱きし、出口を目指した。
「まさか希空お兄ちゃんが来てくれるとは思ってなかった」
「ほら、皆待ってるから、ここから出よう」
ライアーの近くだと、不思議とさっきまでの息苦しさは無かった。あとで、ライアーが聖樹の木材で造られたものだと知り、納得した。
あともう少しで出口に差し掛かろうとした際、バキッと大きな音がし、上を見上げると、柱が折れ、瓦礫とともに二人の頭上へ向かって落下しそうになっていた。希空は咄嗟にセトを守るように体を丸めた。
(もうダメだっ! ……えっ? 痛くない)
「……うぐっ。ボサッとしてないで、早く行け! お前まで死ぬぞ!」
希空が目を開けると、フィディスが大きな体で瓦礫などを受け止め、希空達を助けに来ていた。希空は言われた通りに、出口へ向かった。出口にいたアランにセトを託すと、希空は後戻りした。
フィディスは頭から血を流し、膝をついて動けなさそうだった。希空がフィディスの元へ行こうとしても、上から落ちてくる瓦礫や柱が多く、火の海も先程よりも強くなっていた。
希空がこちらへ来ようとしたのが分かったフィディスは心を鬼にし、希空を睨み付け、声を荒げた。
「何してんだよ、さっさと逃げろ! 死ぬぞ!」
希空は誰かに迷惑をかけてしまった事と自分の無力さにやるせない気持ちになった。希空は涙を堪え、孤児院の外へ出た。外に出ると、エミュも駆けつけており、今にも泣きそうな顔で自分の事を抱き締めてくれた。しかし、希空はエミュの体を押し退け、燃え盛る孤児院の前に立った。
「……違う。これじゃだめなんだ。……フィディスがいなくなったら、誰が僕の護衛をしてくれるの? 救えない人がいるなんて、聖女失格だよ! 今だけでもいいから、聖女の力を……頂戴よ! ねぇ! お願いだからさ!」
流れる涙が炎の熱さで蒸発していきそうだ。でも、中にいるフィディスはもっと熱くて、痛い思いをしている。呼吸だってまともに出来ない。いくらバケツで水をかけても消えない炎。まるで、希空達を嘲笑っているかのようだ。
「フィディス、ごめん。約束を守れなくてごめんね。僕にはこれしか望みが無いから。セト、ライアーを弾いてくれない?」
希空は涙を流しながら、セトの方を振り返り、ニッコリと笑みを浮かべた。そして、セトは希空に言われた通り、ライアーを弾き始めた。
しかし、群衆の声や壁が崩れる音、柱が焼け落ちる音などでライアーの優しい音色はかき消される。それでも、希空は祈りながら、一生懸命、音を拾おうとした。
「お願いだから……。僕に力を貸して」
ライアーの音色がはっきりと聴こえた瞬間、希空は自分の胸元がポッと温かくなった感じがした。希空が目を開けると、白い粒子が集まったような球体が胸元で光り輝いた。エミュの切り傷を治した時よりも大きくて穏やかな色だ。
希空は光り輝く胸元に手を入れ、そこから棒状のものを引き抜いた。
その杖は、支柱が金色で中環リングには純白の羽根で飾られいた。そして、杖の先端には太陽の金細工が施され、その空いた空間に拳大位の蒼白に輝く魔石が空中に浮いている代物だった。
「古より伝わりし渦巻く水龍よ、我の願いを聞きたまえ」
希空はライアーの音に合わせ、バトントワリングのように軽やかな動きで、地面に青白く光る魔法陣を描いた。そして、魔法陣の真ん中に立ち、地面を杖で叩くと、空が曇り始め、雨が降って来た。そして、雲の合間から水龍が二匹舞い降り、希空の周りをぐるぐると回った。
「水龍、お願い。火を消して。あと、中に人がいるから、助け出して」
希空が二匹の水龍の頭を優しく撫でると、水龍は燃え盛る孤児院を蜷局を巻くように周り、炎に向かって、水を吐き出し、消していった。火が完全に消えると、中で倒れているフィディスを希空の元へ届けてくれた。希空は再び二匹の水龍の頭を優しく撫で、額に軽く口づけをすると、水龍は空高く飛び、雲間に消えていった。
「フィディス! フィディス! ねぇ、目を覚ましてよ!」
「…………」
希空が肩を叩きながら、耳元で大きな声を出すが、反応が無い。呼吸は辛うじてしているようだが、とても細い呼吸をしている。着ている服も所々が燃え、ボロボロになり、火傷までしている。
野次馬達はその姿を見て、「もうダメだ」「これは死んだな」などとひそひそ話す声が聞こえた。希空は立ち上がると、民衆達がいる方を見て、睨んだ。
「セト! セト! 何処にいるの!」
「…………希空お兄ちゃん、こっち」
セトの部屋だろうか、そこから声を振り絞るような声が聞こえるが、柱が焼け落ちる音でお互いの声を遮断する。希空は腕で火の粉が目に入らないようにし、声のする場所へ行った。
そこには、ライアーを自分の懐に入れ、火に背を向け、必死に守っているセトの姿があった。しかし、セトの周りだけは何故か燃えている様子が無かった。
希空が優しく肩を叩くと、セトが振り返った。いつも元気で明るいセトが涙と鼻水を出しながら、震えていた。希空は優しく背中を撫で、セトを横抱きし、出口を目指した。
「まさか希空お兄ちゃんが来てくれるとは思ってなかった」
「ほら、皆待ってるから、ここから出よう」
ライアーの近くだと、不思議とさっきまでの息苦しさは無かった。あとで、ライアーが聖樹の木材で造られたものだと知り、納得した。
あともう少しで出口に差し掛かろうとした際、バキッと大きな音がし、上を見上げると、柱が折れ、瓦礫とともに二人の頭上へ向かって落下しそうになっていた。希空は咄嗟にセトを守るように体を丸めた。
(もうダメだっ! ……えっ? 痛くない)
「……うぐっ。ボサッとしてないで、早く行け! お前まで死ぬぞ!」
希空が目を開けると、フィディスが大きな体で瓦礫などを受け止め、希空達を助けに来ていた。希空は言われた通りに、出口へ向かった。出口にいたアランにセトを託すと、希空は後戻りした。
フィディスは頭から血を流し、膝をついて動けなさそうだった。希空がフィディスの元へ行こうとしても、上から落ちてくる瓦礫や柱が多く、火の海も先程よりも強くなっていた。
希空がこちらへ来ようとしたのが分かったフィディスは心を鬼にし、希空を睨み付け、声を荒げた。
「何してんだよ、さっさと逃げろ! 死ぬぞ!」
希空は誰かに迷惑をかけてしまった事と自分の無力さにやるせない気持ちになった。希空は涙を堪え、孤児院の外へ出た。外に出ると、エミュも駆けつけており、今にも泣きそうな顔で自分の事を抱き締めてくれた。しかし、希空はエミュの体を押し退け、燃え盛る孤児院の前に立った。
「……違う。これじゃだめなんだ。……フィディスがいなくなったら、誰が僕の護衛をしてくれるの? 救えない人がいるなんて、聖女失格だよ! 今だけでもいいから、聖女の力を……頂戴よ! ねぇ! お願いだからさ!」
流れる涙が炎の熱さで蒸発していきそうだ。でも、中にいるフィディスはもっと熱くて、痛い思いをしている。呼吸だってまともに出来ない。いくらバケツで水をかけても消えない炎。まるで、希空達を嘲笑っているかのようだ。
「フィディス、ごめん。約束を守れなくてごめんね。僕にはこれしか望みが無いから。セト、ライアーを弾いてくれない?」
希空は涙を流しながら、セトの方を振り返り、ニッコリと笑みを浮かべた。そして、セトは希空に言われた通り、ライアーを弾き始めた。
しかし、群衆の声や壁が崩れる音、柱が焼け落ちる音などでライアーの優しい音色はかき消される。それでも、希空は祈りながら、一生懸命、音を拾おうとした。
「お願いだから……。僕に力を貸して」
ライアーの音色がはっきりと聴こえた瞬間、希空は自分の胸元がポッと温かくなった感じがした。希空が目を開けると、白い粒子が集まったような球体が胸元で光り輝いた。エミュの切り傷を治した時よりも大きくて穏やかな色だ。
希空は光り輝く胸元に手を入れ、そこから棒状のものを引き抜いた。
その杖は、支柱が金色で中環リングには純白の羽根で飾られいた。そして、杖の先端には太陽の金細工が施され、その空いた空間に拳大位の蒼白に輝く魔石が空中に浮いている代物だった。
「古より伝わりし渦巻く水龍よ、我の願いを聞きたまえ」
希空はライアーの音に合わせ、バトントワリングのように軽やかな動きで、地面に青白く光る魔法陣を描いた。そして、魔法陣の真ん中に立ち、地面を杖で叩くと、空が曇り始め、雨が降って来た。そして、雲の合間から水龍が二匹舞い降り、希空の周りをぐるぐると回った。
「水龍、お願い。火を消して。あと、中に人がいるから、助け出して」
希空が二匹の水龍の頭を優しく撫でると、水龍は燃え盛る孤児院を蜷局を巻くように周り、炎に向かって、水を吐き出し、消していった。火が完全に消えると、中で倒れているフィディスを希空の元へ届けてくれた。希空は再び二匹の水龍の頭を優しく撫で、額に軽く口づけをすると、水龍は空高く飛び、雲間に消えていった。
「フィディス! フィディス! ねぇ、目を覚ましてよ!」
「…………」
希空が肩を叩きながら、耳元で大きな声を出すが、反応が無い。呼吸は辛うじてしているようだが、とても細い呼吸をしている。着ている服も所々が燃え、ボロボロになり、火傷までしている。
野次馬達はその姿を見て、「もうダメだ」「これは死んだな」などとひそひそ話す声が聞こえた。希空は立ち上がると、民衆達がいる方を見て、睨んだ。
0
お気に入りに追加
125
あなたにおすすめの小説
異世界転移で、俺と僕とのほっこり溺愛スローライフ~間に挟まる・もふもふ神の言うこと聞いて珍道中~
兎森りんこ
BL
主人公のアユムは料理や家事が好きな、地味な平凡男子だ。
そんな彼が突然、半年前に異世界に転移した。
そこで出逢った美青年エイシオに助けられ、同居生活をしている。
あまりにモテすぎ、トラブルばかりで、人間不信になっていたエイシオ。
自分に自信が全く無くて、自己肯定感の低いアユム。
エイシオは優しいアユムの料理や家事に癒やされ、アユムもエイシオの包容力で癒やされる。
お互いがかけがえのない存在になっていくが……ある日、エイシオが怪我をして!?
無自覚両片思いのほっこりBL。
前半~当て馬女の出現
後半~もふもふ神を連れたおもしろ珍道中とエイシオの実家話
予想できないクスッと笑える、ほっこりBLです。
サンドイッチ、じゃがいも、トマト、コーヒーなんでもでてきますので許せる方のみお読みください。
アユム視点、エイシオ視点と、交互に視点が変わります。
完結保証!
このお話は、小説家になろう様、エブリスタ様でも掲載中です。
※表紙絵はミドリ/緑虫様(@cklEIJx82utuuqd)からのいただきものです。
熱しやすく冷めやすく、軽くて重い夫婦です。
七賀ごふん
BL
【何度失っても、日常は彼と創り出せる。】
──────────
身の回りのものの温度をめちゃくちゃにしてしまう力を持って生まれた白希は、集落の屋敷に閉じ込められて育った。二十歳の誕生日に火事で家を失うが、彼の未来の夫を名乗る美青年、宗一が現れる。
力のコントロールを身につけながら、愛が重い宗一による花嫁修業が始まって……。
※シリアス
溺愛御曹司×世間知らず。現代ファンタジー。
表紙:七賀
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 設定ゆるめ、造語、出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★

小悪魔系世界征服計画 ~ちょっと美少年に生まれただけだと思っていたら、異世界の救世主でした~
朱童章絵
BL
「僕はリスでもウサギでもないし、ましてやプリンセスなんかじゃ絶対にない!」
普通よりちょっと可愛くて、人に好かれやすいという以外、まったく普通の男子高校生・瑠佳(ルカ)には、秘密がある。小さな頃からずっと、別な世界で日々を送り、成長していく夢を見続けているのだ。
史上最強の呼び声も高い、大魔法使いである祖母・ベリンダ。
その弟子であり、物腰柔らか、ルカのトラウマを刺激しまくる、超絶美形・ユージーン。
外見も内面も、強くて男らしくて頼りになる、寡黙で優しい、薬屋の跡取り・ジェイク。
いつも笑顔で温厚だけど、ルカ以外にまったく価値を見出さない、ヤンデレ系神父・ネイト。
領主の息子なのに気さくで誠実、親友のイケメン貴公子・フィンレー。
彼らの過剰なスキンシップに狼狽えながらも、ルカは日々を楽しく過ごしていたが、ある時を境に、現実世界での急激な体力の衰えを感じ始める。夢から覚めるたびに強まる倦怠感に加えて、祖母や仲間達の言動にも不可解な点が。更には魔王の復活も重なって、瑠佳は次第に世界全体に疑問を感じるようになっていく。
やがて現実の自分の不調の原因が夢にあるのではないかと考えた瑠佳は、「夢の世界」そのものを否定するようになるが――。
無自覚小悪魔ちゃん、総受系愛され主人公による、保護者同伴RPG(?)。
(この作品は、小説家になろう、カクヨムにも掲載しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる