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第四章:Side Noa <互いの気持ちが徐々に>
4-1:束の間の休日へ向けて
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(思い出せない。思い出そうとすると、脳が拒否するのか、テレビの砂嵐みたいに隠される。確か……ドレッド様に魔力増幅技法を夜にすると言われて、エミュと身を潜めるように地下聖堂へ行き……、地下聖堂へ行き……? だめだ、思い出せない)
ここ数日、目を覚ますと、いつの間にか自室のベッドにいる。地下聖堂へ行った事までは覚えているが、どうしてもその先からの記憶が曖昧でふわふわしている。そもそもどうやって自室へ戻って来たのかさえも分からない。朝日が昇り始め、徐々に外が明るくなっていく。希空は喉の渇きを感じ、水とコップを取りに台所へ行こうとし、ベッドから出た。
「あれ……?」
希空は足に力が入らず、その場で崩れ落ちる。そして、腰が痛いような、重いような感覚がした。希空は這い蹲って、テーブルまで来た。そして、テーブルに掴まり、ゆっくりと立ち上がった。掴まれそうな場所を探しつつ、フラフラと台所へ来た。蛇口に魔力をこめて、水を出す。一直線で流しに流れる水の線にコップをかざす。この単なる作業が今の希空には精一杯で、息が上がる。水を汲み終わると、台所の床に座り、棚に縋りながら、水を飲んだ。
「やっぱり、体調が良くない時に魔力を使うのはやめとこう。……はぁはぁ」
どれ位の時間が過ぎたか分からなかったが、台所の小窓から日が差し込み、小鳥のさえずりが聞こえた。希空は少しずつ水を飲み、ここで体を少し休めようと決めた。
希空が台所の床で休んでいると、様子を見に来たエミュが血相を変えて、台所へ慌てて飛び込んできた。希空を見て、エミュはホッと胸を撫で下ろした。そして、エミュの付き添いでベッドへ戻った。
「希空様はここ数日の魔力増幅……あの儀式で体力をかなり消耗してらっしゃいますし、お食事もあまり摂られていないようなので、無茶な事はしないで下さい」
「ごめんなさい……」
「儀式はとりあえず希空様の体力消耗が激しいので、一週間はお休みです。あとは――」
「ねぇ、エミュはドレッド様がその魔力増幅技法をしている時、助手をしているんだよね? 一体、どんな事をしてるの? 僕、地下聖堂へ行った後の記憶が無いというか、ぼやけてて……」
希空の言葉にエミュは顔が凍り付き、急に黙り込んだ。希空が顔を合わせようとするも、エミュは目を合わせないように、目線を逸らす。
「ねぇ、なんで目を逸らすの? そんな言えないような事なの? 折角、魔力を増やすためにやってもらっているのに、なんか申し訳ないというか……」
「――ああ、あれは禁書扱いのものなので、安易に口外は出来ないんです。聖女様である希空様にもお伝えしない方針になっておりまして……」
エミュは希空に愛想笑いした。希空はエミュが嘘をついているとすぐ分かった。しかし、問い詰めても教えてくれなさそうなので、諦めた。
「あと、ドレッド様が外出許可を取って下さいました。街へ行く事が出来ます。しかし、フードは被って、身分をきちんと隠して下さい」
「街まで行けるの! やった! じゃ、体力戻さなきゃ!」
「そうですよ、希空様念願の街の見物なのですから」
「はぁー、良かった。……って、もしかして、フィディス様が護衛……?」
「俺が護衛じゃ不満か、小っちゃいの」
ノックもせずに、部屋のドアを開け、今までの話を聞いていたかのような返答をし、不機嫌そうな顔をしたフィディスが入ってきた。そして、希空のベッドサイドに行くと、急に頭を少し手荒に撫でた。
「なんだよ、小っちゃいのがもっと小っちゃくなってるじゃないか。ここの飯はマズいからな。エミュも世話係なら、コイツにもっとこうガツーン! としたものを食わせろよ」
「そう言われましても……」
「じゃ、俺が街の旨いもんでも食わせてやるよ。って言っても、代金は教会持ちだがな」
「街の美味しいもの食べてみたい! 正直、ここの料理には少し飽きてきたんだよね。……あと、ずっとやれてない料理やお菓子作りもしたいから、材料買いたい!」
教会の食事もどれも薄味で、いつも同じものばかりで、希空は正直飽きていた。フィディス曰く、街には色々な屋台やお店があるらしく、ここよりかはマシなものが食べられるらしい。それを聞いて、希空は目を輝かせた。
エミュはこめかみに手をやり、ため息をついた。資金はどうにかなるが、羽目を外さないようにとエミュに釘を刺された。
「あくまで街の視察という名目ですからね。それと、希空様は体調がまだ優れないのですから……」
「大丈夫! 明日までには良くなってるから!」
「無茶な事をおっしゃらないで下さい!」
「エミュは少し過保護過ぎだぞ。コイツが明日って言ってんだし、俺は明日迎えに来るぞ。じゃあな」
「フィディス! 少しは私の話も聞いてください――」
フィディスは聞く耳を持たず、手を軽く振り、部屋を後にした。希空は街へ行く日程が決まり、嬉しかった。希空が浮かれていると、エミュがむくれた顔で、食事を全部食べないと行かせないと、まるで母親のように希空へ言ってきた。
「希空様、いいですね! きちんと食事を摂って下さい」
「言われなくても、きちんと食べるから、安心してよ」
「安心出来ません! 食べれなかったパンを鳥に与えたりしているの、知ってるんですからね!」
「……あ、バレてないと思ったのに」
ここ数日、目を覚ますと、いつの間にか自室のベッドにいる。地下聖堂へ行った事までは覚えているが、どうしてもその先からの記憶が曖昧でふわふわしている。そもそもどうやって自室へ戻って来たのかさえも分からない。朝日が昇り始め、徐々に外が明るくなっていく。希空は喉の渇きを感じ、水とコップを取りに台所へ行こうとし、ベッドから出た。
「あれ……?」
希空は足に力が入らず、その場で崩れ落ちる。そして、腰が痛いような、重いような感覚がした。希空は這い蹲って、テーブルまで来た。そして、テーブルに掴まり、ゆっくりと立ち上がった。掴まれそうな場所を探しつつ、フラフラと台所へ来た。蛇口に魔力をこめて、水を出す。一直線で流しに流れる水の線にコップをかざす。この単なる作業が今の希空には精一杯で、息が上がる。水を汲み終わると、台所の床に座り、棚に縋りながら、水を飲んだ。
「やっぱり、体調が良くない時に魔力を使うのはやめとこう。……はぁはぁ」
どれ位の時間が過ぎたか分からなかったが、台所の小窓から日が差し込み、小鳥のさえずりが聞こえた。希空は少しずつ水を飲み、ここで体を少し休めようと決めた。
希空が台所の床で休んでいると、様子を見に来たエミュが血相を変えて、台所へ慌てて飛び込んできた。希空を見て、エミュはホッと胸を撫で下ろした。そして、エミュの付き添いでベッドへ戻った。
「希空様はここ数日の魔力増幅……あの儀式で体力をかなり消耗してらっしゃいますし、お食事もあまり摂られていないようなので、無茶な事はしないで下さい」
「ごめんなさい……」
「儀式はとりあえず希空様の体力消耗が激しいので、一週間はお休みです。あとは――」
「ねぇ、エミュはドレッド様がその魔力増幅技法をしている時、助手をしているんだよね? 一体、どんな事をしてるの? 僕、地下聖堂へ行った後の記憶が無いというか、ぼやけてて……」
希空の言葉にエミュは顔が凍り付き、急に黙り込んだ。希空が顔を合わせようとするも、エミュは目を合わせないように、目線を逸らす。
「ねぇ、なんで目を逸らすの? そんな言えないような事なの? 折角、魔力を増やすためにやってもらっているのに、なんか申し訳ないというか……」
「――ああ、あれは禁書扱いのものなので、安易に口外は出来ないんです。聖女様である希空様にもお伝えしない方針になっておりまして……」
エミュは希空に愛想笑いした。希空はエミュが嘘をついているとすぐ分かった。しかし、問い詰めても教えてくれなさそうなので、諦めた。
「あと、ドレッド様が外出許可を取って下さいました。街へ行く事が出来ます。しかし、フードは被って、身分をきちんと隠して下さい」
「街まで行けるの! やった! じゃ、体力戻さなきゃ!」
「そうですよ、希空様念願の街の見物なのですから」
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「俺が護衛じゃ不満か、小っちゃいの」
ノックもせずに、部屋のドアを開け、今までの話を聞いていたかのような返答をし、不機嫌そうな顔をしたフィディスが入ってきた。そして、希空のベッドサイドに行くと、急に頭を少し手荒に撫でた。
「なんだよ、小っちゃいのがもっと小っちゃくなってるじゃないか。ここの飯はマズいからな。エミュも世話係なら、コイツにもっとこうガツーン! としたものを食わせろよ」
「そう言われましても……」
「じゃ、俺が街の旨いもんでも食わせてやるよ。って言っても、代金は教会持ちだがな」
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教会の食事もどれも薄味で、いつも同じものばかりで、希空は正直飽きていた。フィディス曰く、街には色々な屋台やお店があるらしく、ここよりかはマシなものが食べられるらしい。それを聞いて、希空は目を輝かせた。
エミュはこめかみに手をやり、ため息をついた。資金はどうにかなるが、羽目を外さないようにとエミュに釘を刺された。
「あくまで街の視察という名目ですからね。それと、希空様は体調がまだ優れないのですから……」
「大丈夫! 明日までには良くなってるから!」
「無茶な事をおっしゃらないで下さい!」
「エミュは少し過保護過ぎだぞ。コイツが明日って言ってんだし、俺は明日迎えに来るぞ。じゃあな」
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フィディスは聞く耳を持たず、手を軽く振り、部屋を後にした。希空は街へ行く日程が決まり、嬉しかった。希空が浮かれていると、エミュがむくれた顔で、食事を全部食べないと行かせないと、まるで母親のように希空へ言ってきた。
「希空様、いいですね! きちんと食事を摂って下さい」
「言われなくても、きちんと食べるから、安心してよ」
「安心出来ません! 食べれなかったパンを鳥に与えたりしているの、知ってるんですからね!」
「……あ、バレてないと思ったのに」
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