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第三章:Side Shizuku <友を助けるための決心>
3-6:褒めてもらうの、大好き!
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アレックスの家に住むようになって数日。前の主が残した魔術書で魔法について学んだ。最初は難しいものだと思っていたが、頭の中でイメージしたものが具現化でき、面白かった。
魔法の勉強に疲れた時は、家の前にある小さな畑を耕した。幸いにも台所の棚に色々な種があり、試しに植えてみた。前に居た世界では仕事に追われ、精神的に病む寸前だったが、今は何もとらわれず、自分の好きな事が出来て、清々しい気分だ。それとアレックスと言う大きな犬みたいな狼がいて、雫にとって癒しの一つになっていた。
「主、今日、魚捕まえる!」
「魚? あー、確かに魚食べてないなぁ。肉もだけど……」
「あっちに川がある。そこで魚捕まえる。主、早く行く」
「ちょ、ちょっと! 分かったから、準備させろ」
「早く早く!」
まるで子供のようにはしゃぐアレックスにもだいぶ慣れた。しかし、あまりきつく言うと、耳を垂らして、悲しそうな鳴き声をするので、そこだけは慣れないというか、罪悪感を感じる。雫は魚を入れる容器を探した。しかし、それらしきものが見つからないと思い、諦めて、アレックスの方を振り向いた。振り向くと、既に竹製魚籠を口に咥えて、尻尾を振って、待っていた。
「持ってるんだったら、言えよ……」
「主、アレックス役に立った? 偉い? 褒める?」
「……お前、わざとやってるだろ?」
「それで、褒める? 偉い子?」
「はいはい、偉い偉い。アレックスはすっごい偉い狼だね……」
最近、アレックスは褒められたいがゆえに、わざとこういう事をしてくる。雫は少し呆れながら、言葉で褒めて、頭を撫でる。頭を撫でると、パァッと顔を明るくさせ、尻尾をブンブンと振る。狼の姿でこういう事を強請ってくるのは別に構わないが、人の姿に化けた時に強請られると、飛びかかってきて、顔を舐め回すのだ。
人の姿のアレックスは切れ長の目で顔も整っており、普通にカッコいい。腰布付きヘンプのモンパンツに、細マッチョの上半身を露わにした格好だからこそ、人の姿でそういう事をされると、少しムラッとしてしまう。正直、身が持たない。
「それじゃ、行こう。あんまり遠くに行くなよ。俺がはぐれる」
「分かった! 主、迷子! 足遅い!」
「……はぁ」
雫はアレックスの道案内で、森の中を進んだ。木漏れ日が差し込み、野鳥のさえずりが聞こえる。空気も新鮮で思わず深呼吸したくなる。そして、道が開け、小川にやって来た。昔、林間学校で来たような静かで落ち着いた場所だった。小さな滝があり、清らかな水の流れを感じられ、野鳥のさえずりと相まって、心が洗われるようだった。
「主、魚捕まえる!」
「捕まえるって……。釣り竿持ってないのに、どうやって?」
じゃばじゃばと音を立てながら、狼の姿になったアレックスは小川に入った。そして、急にピタッと動きを止めた。雫は岩に腰掛け、見守った。川の中をジッと見つめ、魚を探しているようだ。数秒後、アレックスはバシャッと素早い動きで口を川の中へ突っ込んだ。水面から顔を上げたと思うと、その口には大きな魚が捕らえられていた。アレックスは雫の元へ来て、竹籠の中に獲った魚を入れた。見事な捕まえっぷりに、雫は拍手した。
「アレックス、魚捕まえた! 偉い?」
「これぞ野生というか……。流石に俺には難しいな、生け捕り」
「主、見てて! アレックス、沢山捕まえる! それで、褒めてもらう!」
「…………あーっ、そういう事か。いいけど、沢山は要らないよ! 食べきれないし、保存に困っちゃう」
結局、魚を捕まえに来たというよりかは、アレックスを褒めるために来た気がした。でも、川の中で楽しそうに魚を捕まえて、毎回、自分に見せてくる無邪気なアレックスが愛くるしくて堪らなかった。こんな可愛らしい彼氏が欲しいなと思いつつ、雫はアレックスの頭を優しく撫でた。
「えへへっ、主のなでなで気持ち良い」
「それはどうも。これ以上はもう要らないから、そろそろ帰ろうか。来る途中にリンゴみたいなのがなってたし、それを取りつつ、帰ろうか」
「うん! 帰って、魚食べる!」
アレックスの生け捕りのお陰で、竹籠は魚でいっぱいになった。アレックスは体をブルブルと震わせ、水気を払った。今日は魚取りしか出来なかったが、たまにはこの小川で一緒に遊ぶのも悪くないと雫は思った。
竹籠を担ぎ、二人は来た道を戻る。来る時に見つけたリンゴらしき木の下へやって来た。雫が背伸びして、手を伸ばしたが、実がなっている場所が思ったよりも高かった。アレックスは人の姿になると、凄い跳躍力で木の上に登った。そして、果実をもぎ取ると、下にいる雫へ投げた。アレックスは楽しそうに次から次へともぎ取るせいで、あっという間に両手で抱える位の量になってしまった。
「流石に取り過ぎな気がするけど……。こんなに持って帰れないよ」
「主、葉っぱで包む」
アレックスは木から下りると、近場にあった両手を広げた位に大きな葉を何枚か取ると、雫が持っていた果実を取り、地べたにしゃがみ、上手に包んだ。アレックスは森で生きてきただけあって、凄いと思い、雫は自然とアレックスの頭に手が伸びて、撫でていた。アレックスはニカッと笑いながら、気持ち良さそうにしていた。
魔法の勉強に疲れた時は、家の前にある小さな畑を耕した。幸いにも台所の棚に色々な種があり、試しに植えてみた。前に居た世界では仕事に追われ、精神的に病む寸前だったが、今は何もとらわれず、自分の好きな事が出来て、清々しい気分だ。それとアレックスと言う大きな犬みたいな狼がいて、雫にとって癒しの一つになっていた。
「主、今日、魚捕まえる!」
「魚? あー、確かに魚食べてないなぁ。肉もだけど……」
「あっちに川がある。そこで魚捕まえる。主、早く行く」
「ちょ、ちょっと! 分かったから、準備させろ」
「早く早く!」
まるで子供のようにはしゃぐアレックスにもだいぶ慣れた。しかし、あまりきつく言うと、耳を垂らして、悲しそうな鳴き声をするので、そこだけは慣れないというか、罪悪感を感じる。雫は魚を入れる容器を探した。しかし、それらしきものが見つからないと思い、諦めて、アレックスの方を振り向いた。振り向くと、既に竹製魚籠を口に咥えて、尻尾を振って、待っていた。
「持ってるんだったら、言えよ……」
「主、アレックス役に立った? 偉い? 褒める?」
「……お前、わざとやってるだろ?」
「それで、褒める? 偉い子?」
「はいはい、偉い偉い。アレックスはすっごい偉い狼だね……」
最近、アレックスは褒められたいがゆえに、わざとこういう事をしてくる。雫は少し呆れながら、言葉で褒めて、頭を撫でる。頭を撫でると、パァッと顔を明るくさせ、尻尾をブンブンと振る。狼の姿でこういう事を強請ってくるのは別に構わないが、人の姿に化けた時に強請られると、飛びかかってきて、顔を舐め回すのだ。
人の姿のアレックスは切れ長の目で顔も整っており、普通にカッコいい。腰布付きヘンプのモンパンツに、細マッチョの上半身を露わにした格好だからこそ、人の姿でそういう事をされると、少しムラッとしてしまう。正直、身が持たない。
「それじゃ、行こう。あんまり遠くに行くなよ。俺がはぐれる」
「分かった! 主、迷子! 足遅い!」
「……はぁ」
雫はアレックスの道案内で、森の中を進んだ。木漏れ日が差し込み、野鳥のさえずりが聞こえる。空気も新鮮で思わず深呼吸したくなる。そして、道が開け、小川にやって来た。昔、林間学校で来たような静かで落ち着いた場所だった。小さな滝があり、清らかな水の流れを感じられ、野鳥のさえずりと相まって、心が洗われるようだった。
「主、魚捕まえる!」
「捕まえるって……。釣り竿持ってないのに、どうやって?」
じゃばじゃばと音を立てながら、狼の姿になったアレックスは小川に入った。そして、急にピタッと動きを止めた。雫は岩に腰掛け、見守った。川の中をジッと見つめ、魚を探しているようだ。数秒後、アレックスはバシャッと素早い動きで口を川の中へ突っ込んだ。水面から顔を上げたと思うと、その口には大きな魚が捕らえられていた。アレックスは雫の元へ来て、竹籠の中に獲った魚を入れた。見事な捕まえっぷりに、雫は拍手した。
「アレックス、魚捕まえた! 偉い?」
「これぞ野生というか……。流石に俺には難しいな、生け捕り」
「主、見てて! アレックス、沢山捕まえる! それで、褒めてもらう!」
「…………あーっ、そういう事か。いいけど、沢山は要らないよ! 食べきれないし、保存に困っちゃう」
結局、魚を捕まえに来たというよりかは、アレックスを褒めるために来た気がした。でも、川の中で楽しそうに魚を捕まえて、毎回、自分に見せてくる無邪気なアレックスが愛くるしくて堪らなかった。こんな可愛らしい彼氏が欲しいなと思いつつ、雫はアレックスの頭を優しく撫でた。
「えへへっ、主のなでなで気持ち良い」
「それはどうも。これ以上はもう要らないから、そろそろ帰ろうか。来る途中にリンゴみたいなのがなってたし、それを取りつつ、帰ろうか」
「うん! 帰って、魚食べる!」
アレックスの生け捕りのお陰で、竹籠は魚でいっぱいになった。アレックスは体をブルブルと震わせ、水気を払った。今日は魚取りしか出来なかったが、たまにはこの小川で一緒に遊ぶのも悪くないと雫は思った。
竹籠を担ぎ、二人は来た道を戻る。来る時に見つけたリンゴらしき木の下へやって来た。雫が背伸びして、手を伸ばしたが、実がなっている場所が思ったよりも高かった。アレックスは人の姿になると、凄い跳躍力で木の上に登った。そして、果実をもぎ取ると、下にいる雫へ投げた。アレックスは楽しそうに次から次へともぎ取るせいで、あっという間に両手で抱える位の量になってしまった。
「流石に取り過ぎな気がするけど……。こんなに持って帰れないよ」
「主、葉っぱで包む」
アレックスは木から下りると、近場にあった両手を広げた位に大きな葉を何枚か取ると、雫が持っていた果実を取り、地べたにしゃがみ、上手に包んだ。アレックスは森で生きてきただけあって、凄いと思い、雫は自然とアレックスの頭に手が伸びて、撫でていた。アレックスはニカッと笑いながら、気持ち良さそうにしていた。
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