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第二章:Side Noa <名ばかりの召喚聖女>
2-9:★魔力増幅技法・後半
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ドレッドは執拗に棒を出し入れして、希空を喘がせた後、棒を突き刺したまま、同じような棒をもう一つ取り出し、準備をした。そして、ニヤつき、棒と秘部の間に割り込ませるように二本目の棒を入れた。
「うひぃ! あうっ! らめぇ……。そんなに、入んにゃ! 拡がりゅ! お尻拡がっちゃ! あうっ!」
「どうだ? 良いだろう? 文献にも複数本入れると効果があると書いてあるからな」
「ドレッド様、いくらなんでも無理があります!」
「なんだ、お前は記録係だろうが。今、希空はどんな表情をしている? そういうのも記録しろ」
エミュは恐る恐る希空の顔を見た。希空は涙を流し、口からは涎を垂らし、犬のように舌を出し、ぐちゃぐちゃになっていた。エミュは絶句し、血の気が引いた。肩で呼吸する希空が可哀想で、見ているだけで涙がこみ上げてきそうだった。
ドレッドは実験台の足元にアタッシュケース位の大きさの箱を置いた。そして、蓋を開け、魔石を嵌め込み、電源を入れた。
「ドレッド様、その機械はなんですか?」
「これは魔力負荷試験装置だ。魔力の流れと強さを調整する機械だ。これでこの二つの棒に魔力を流して、聖女の魔力を増幅させるのだ」
ドレッドは説明しながら、棒の持ち手の先端と装置を繋いだ。そして、起動すると、規則的かつ等間隔に流れてくる振動に似た魔力の流れに、希空は腰を前後に振った。
「んああっ! なかぁ……、なかぁ……、気持ち良くなっちゃう……。んんんっ。ビクビクって!」
「ほうほう、なるほど。文献には二本を出し入れすると、効果的と書かれているな」
「――んんんああぁっ! らめぇ! ズブズブやらぁ! おかしぐなっぢゃう! お尻おかしぐなるぅ」
「おい、エミュ。もう一段解、強くしろ。そこのダイアルを回すんだ」
エミュはただ茫然とし、記録もままならなかった。そして、ドレッドに急かされるように、装置のダイアルを回し、一段階強くした。強くした瞬間、希空の背中が大きく仰け反り、今までに聞いた事無いような悲鳴に似た啼き声が部屋に響いた。
「ひぎっ! そこ、らめぇ! でっ、出ぢゃ、出ぢゃうううっ! やらぁ!」
希空は腰をガクガクさせ、実験台に透明な液体をビューッビューッと出した。初めて見る光景に、エミュは口を大きく開け、咄嗟に手で口を押さえた。
希空の秘部からはスライム溶液が泡立ち、垂れていた。ドレッドは解剖学を思い出し、希空のその部分に魔力負荷を更にかけていった。
「らめっ! そこ、らめぇ! 出ぢゃっ、出ぢゃう! 許しでぇ。お願いだかりゃぁ……。あぁ……、で、出てりゅぅ……。うぅっ、出てりゅからぁ……」
「ドレッド様! これ以上やると、希空様が危険です!」
「うるさい! あともう少しなんだ。ほら、聖女様、魔力蓄えましょうねぇ」
(ドレッド様、気が狂ってらっしゃる……)
狂気に満ちたドレッドの顔に、エミュは背筋が凍った。実験台は希空の体液で濡れ、蝋燭の灯りで妖艶に光り輝いていた。ドレッドはもう一段階強くすると、執拗に希空のダメな部分を責めた。
「あはっ! あはっ! やらぁ! やらぁ! イッじゃ! イッじゃう! ――いぐうううううっ!」
希空は背中を大きく仰け反り、犬の遠吠えのような悲鳴を上げ、白濁液を実験台にビュルッと出した。希空の悲鳴がエミュの心に突き刺さる。ドレッドは満足すると、装置を止め、勢いよく二本の棒を同時にズルズルッと抜いた。棒を抜いた瞬間、希空はぶるっと体を震わせ、実験台から落ちそうになった。エミュは記録用紙を放り出し、希空の体を支え、固定具を外し、横にした。希空は体を小刻みに痙攣させ、眼球が上転していた。
「希空様、ご無事ですか!」
「…………」
「気を失ってらっしゃるだけか……」
「エミュ、後片付けを頼む。私は自室で技法について考察してくる」
希空は先程の衝撃で気を失ったみたいだ。そんな事お構いなしに、ドレッドは汚れた手をタオルで拭うと、希空に労いの言葉もかけず、地下聖堂を後にした。バタンと閉まる扉を聞くと、エミュは力が抜けたように床に座り込み、自然と涙が零れた。
「……ああっ、お許しください。希空様、お許しください」
体液にまみれた実験台に裸のままで人様には見せられない状態になっている希空を見て、エミュは涙を拭き、自分の頬を思いきり叩いた。そして、希空の体を拭き、身なりを整えると、希空を横に抱え、地下聖堂を後にした。
「きっと次もあるのだろう……。その時は大きなシーツを持ってこよう……。ああ、観察記録を書かなければ……」
エミュは自分でも思考回路がおかしくなっていると、自覚していた。しかし、今はもう何も考えられなかった。希空を横に抱え、ブツブツと独り言を言いながら、希空の部屋へ急いだ。
部屋のドアを開け、ベッドに希空をとりあえず寝かせる。そして、エミュは憑りつかれたように、明かりもつけずに、浴室へ向かった。木製の湯桶に人肌程度の湯を入れ、引き出しからタオルを何枚か取り出し、希空の元へ持って行った。
「もう一度、拭かせて頂きます」
息をする音が小さく聞こえるだけで、勿論、返答はない。エミュは希空に頭を下げると、希空の服を脱がせた。先程、あの場で綺麗に拭いたはずなのに、どうしても汚れていると思った。エミュは無言のまま、湯桶にタオルを浸け、軽く絞った。そして、希空の体を拭いた。綺麗な白い肌で、月明かりで艶っぽく見える。
手足を持ち上げたり、背中を拭くために体を横にしたりするが、希空はぐったりしており、まるで人形のようだった。最後に、希空の大事な部分を拭いた。やらしい気持ちは全く湧いてこなかった。ただただ無心で拭いた。
秘部を綺麗にしていると、濡れタオルにスライム溶液が付着した。それを見て、エミュはドレッドの狂気に満ちた顔を思い出し、怒りと悔しさがこみ上げ、下唇を噛んだ。何度も何度もお湯を変えたり、タオルを変えたりして、他の部位よりも慎重に綺麗にした。
「希空様、綺麗になりました…………」
新しい服を希空に着せ、布団を掛けた。エミュはベッドサイドに跪き、希空に祈りを捧げた。そして、湯桶に使用済みのタオルを入れ、それを抱えて、希空の部屋を退室した。
そして、エミュは教会裏にあるレンガ造りの焼却炉までやってきた。着用していた服や下着、使用済みタオルや湯桶を炉の中へ入れると、火属性の魔法で着火した。炉の中はあっという間に火の海となり、投げ込んだものがどんどん燃えていく。赤く燃え上がる炎を見ていると、蝋燭のロウが溶けて垂れるように、一筋の涙がエミュの頬を伝って流れていた。
「うひぃ! あうっ! らめぇ……。そんなに、入んにゃ! 拡がりゅ! お尻拡がっちゃ! あうっ!」
「どうだ? 良いだろう? 文献にも複数本入れると効果があると書いてあるからな」
「ドレッド様、いくらなんでも無理があります!」
「なんだ、お前は記録係だろうが。今、希空はどんな表情をしている? そういうのも記録しろ」
エミュは恐る恐る希空の顔を見た。希空は涙を流し、口からは涎を垂らし、犬のように舌を出し、ぐちゃぐちゃになっていた。エミュは絶句し、血の気が引いた。肩で呼吸する希空が可哀想で、見ているだけで涙がこみ上げてきそうだった。
ドレッドは実験台の足元にアタッシュケース位の大きさの箱を置いた。そして、蓋を開け、魔石を嵌め込み、電源を入れた。
「ドレッド様、その機械はなんですか?」
「これは魔力負荷試験装置だ。魔力の流れと強さを調整する機械だ。これでこの二つの棒に魔力を流して、聖女の魔力を増幅させるのだ」
ドレッドは説明しながら、棒の持ち手の先端と装置を繋いだ。そして、起動すると、規則的かつ等間隔に流れてくる振動に似た魔力の流れに、希空は腰を前後に振った。
「んああっ! なかぁ……、なかぁ……、気持ち良くなっちゃう……。んんんっ。ビクビクって!」
「ほうほう、なるほど。文献には二本を出し入れすると、効果的と書かれているな」
「――んんんああぁっ! らめぇ! ズブズブやらぁ! おかしぐなっぢゃう! お尻おかしぐなるぅ」
「おい、エミュ。もう一段解、強くしろ。そこのダイアルを回すんだ」
エミュはただ茫然とし、記録もままならなかった。そして、ドレッドに急かされるように、装置のダイアルを回し、一段階強くした。強くした瞬間、希空の背中が大きく仰け反り、今までに聞いた事無いような悲鳴に似た啼き声が部屋に響いた。
「ひぎっ! そこ、らめぇ! でっ、出ぢゃ、出ぢゃうううっ! やらぁ!」
希空は腰をガクガクさせ、実験台に透明な液体をビューッビューッと出した。初めて見る光景に、エミュは口を大きく開け、咄嗟に手で口を押さえた。
希空の秘部からはスライム溶液が泡立ち、垂れていた。ドレッドは解剖学を思い出し、希空のその部分に魔力負荷を更にかけていった。
「らめっ! そこ、らめぇ! 出ぢゃっ、出ぢゃう! 許しでぇ。お願いだかりゃぁ……。あぁ……、で、出てりゅぅ……。うぅっ、出てりゅからぁ……」
「ドレッド様! これ以上やると、希空様が危険です!」
「うるさい! あともう少しなんだ。ほら、聖女様、魔力蓄えましょうねぇ」
(ドレッド様、気が狂ってらっしゃる……)
狂気に満ちたドレッドの顔に、エミュは背筋が凍った。実験台は希空の体液で濡れ、蝋燭の灯りで妖艶に光り輝いていた。ドレッドはもう一段階強くすると、執拗に希空のダメな部分を責めた。
「あはっ! あはっ! やらぁ! やらぁ! イッじゃ! イッじゃう! ――いぐうううううっ!」
希空は背中を大きく仰け反り、犬の遠吠えのような悲鳴を上げ、白濁液を実験台にビュルッと出した。希空の悲鳴がエミュの心に突き刺さる。ドレッドは満足すると、装置を止め、勢いよく二本の棒を同時にズルズルッと抜いた。棒を抜いた瞬間、希空はぶるっと体を震わせ、実験台から落ちそうになった。エミュは記録用紙を放り出し、希空の体を支え、固定具を外し、横にした。希空は体を小刻みに痙攣させ、眼球が上転していた。
「希空様、ご無事ですか!」
「…………」
「気を失ってらっしゃるだけか……」
「エミュ、後片付けを頼む。私は自室で技法について考察してくる」
希空は先程の衝撃で気を失ったみたいだ。そんな事お構いなしに、ドレッドは汚れた手をタオルで拭うと、希空に労いの言葉もかけず、地下聖堂を後にした。バタンと閉まる扉を聞くと、エミュは力が抜けたように床に座り込み、自然と涙が零れた。
「……ああっ、お許しください。希空様、お許しください」
体液にまみれた実験台に裸のままで人様には見せられない状態になっている希空を見て、エミュは涙を拭き、自分の頬を思いきり叩いた。そして、希空の体を拭き、身なりを整えると、希空を横に抱え、地下聖堂を後にした。
「きっと次もあるのだろう……。その時は大きなシーツを持ってこよう……。ああ、観察記録を書かなければ……」
エミュは自分でも思考回路がおかしくなっていると、自覚していた。しかし、今はもう何も考えられなかった。希空を横に抱え、ブツブツと独り言を言いながら、希空の部屋へ急いだ。
部屋のドアを開け、ベッドに希空をとりあえず寝かせる。そして、エミュは憑りつかれたように、明かりもつけずに、浴室へ向かった。木製の湯桶に人肌程度の湯を入れ、引き出しからタオルを何枚か取り出し、希空の元へ持って行った。
「もう一度、拭かせて頂きます」
息をする音が小さく聞こえるだけで、勿論、返答はない。エミュは希空に頭を下げると、希空の服を脱がせた。先程、あの場で綺麗に拭いたはずなのに、どうしても汚れていると思った。エミュは無言のまま、湯桶にタオルを浸け、軽く絞った。そして、希空の体を拭いた。綺麗な白い肌で、月明かりで艶っぽく見える。
手足を持ち上げたり、背中を拭くために体を横にしたりするが、希空はぐったりしており、まるで人形のようだった。最後に、希空の大事な部分を拭いた。やらしい気持ちは全く湧いてこなかった。ただただ無心で拭いた。
秘部を綺麗にしていると、濡れタオルにスライム溶液が付着した。それを見て、エミュはドレッドの狂気に満ちた顔を思い出し、怒りと悔しさがこみ上げ、下唇を噛んだ。何度も何度もお湯を変えたり、タオルを変えたりして、他の部位よりも慎重に綺麗にした。
「希空様、綺麗になりました…………」
新しい服を希空に着せ、布団を掛けた。エミュはベッドサイドに跪き、希空に祈りを捧げた。そして、湯桶に使用済みのタオルを入れ、それを抱えて、希空の部屋を退室した。
そして、エミュは教会裏にあるレンガ造りの焼却炉までやってきた。着用していた服や下着、使用済みタオルや湯桶を炉の中へ入れると、火属性の魔法で着火した。炉の中はあっという間に火の海となり、投げ込んだものがどんどん燃えていく。赤く燃え上がる炎を見ていると、蝋燭のロウが溶けて垂れるように、一筋の涙がエミュの頬を伝って流れていた。
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