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第二章:Side Noa <名ばかりの召喚聖女>
2-4:何もかもが新鮮で興味をそそる
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希空は司書と挨拶を交わすと、司書の案内で神聖セルベン王国についての本を数冊借りた。電話帳みたいに分厚く、全てを読める自信が無かったが、願い事を叶えるためにも頑張るんだと意気込んだ。自分で本を持とうとしたが、エミュが首を横に振り、頑なに持たせてくれなかった。
そして、二人は図書館を後にすると、教会を背にし、五分程歩くと、堅牢性のある鉄格子門の前にやって来た。エミュ曰く、通行門だそうだ。教会と王立図書館は同じ敷地内で、図書館の管理も基本的には教会が行っているという。そして、その二つの施設を取り囲むように、城壁がそびえ立っていた。
希空は先程の通行証を出すように、エミュから言われると、門番に提示した。門番が刻まれた文字を見て、急に緊張し出し、希空に敬礼をした。希空がお辞儀をしようとすると、エミュから「礼は不要ですよ」と言われた。
「厳重なんですね。こういう場所って来た事無いから、なんか変に緊張しちゃうな」
「希空様の世界は、こことは違うのですか?」
「違うも何も……。行った事無いけど、ヨーロッパにあるお城だったり、テレビでよく見る観光名所みたいだよ」
「ヨーロッパ? ……テレ、ビ? それはどのようなものなのでしょうか?」
「えっと……、なんて説明したらいいんだろう」
目を輝かせながら、聞いてくるエミュに希空は顔を若干引き攣らせ、元いた世界について話した。エミュは希空が説明する一つ一つに深く頷き、時には驚いたりしていた。そして、そうこうしていると、鉄格子のフェンスに囲まれた薬草園に着いた。薬草園は様々な草花が咲き乱れ、煉瓦できちんと区画整理されていた。
「希空様、こちらが薬草園でございます。ここでは薬草研究や品種改良などを行なっております」
「うわぁ、色々な薬草があるんですね。あっ、これはオリーブの木ですよね? あと、こっちはラベンダーに、ミントもある!」
「ほう……。希空様は薬草にお詳しいのですね」
「そんなに詳しくはないですよ。趣味でハーブや調香の勉強をした事があるので……」
希空は自然と笑みが零れた。一つ一つ見て回ると、エミュが丁寧に説明をしてくれた。薬草園を楽しんでいると、遠くから男性達の声と何かがぶつかるような音が聞こえた。音はどうやら反対側にある建物の向こう側からするようだ。
「あの、さっきから聞こえる声に、カンカンと聞こえる音はなんですか?」
「ああ、あれは騎士団が訓練しているのだと思います。丁度、向こう側に見えるのが騎士団の宿舎で、その奥が訓練場です」
「へぇー、そうなんだ。……見学って出来るの?」
「えっ! それは流石にやめた方がよろしいかと……」
「お願い! ちょっとだけ!」
希空は拝むようにエミュへ頼み込んだ。エミュは困り果てて、顔を掻いた。希空は反対側にある騎士団の宿舎へ向かった。エミュは呼び止めたが、希空は聞く耳を持たず、一人で勝手に行くため、ため息をつき、後を追った。
希空は宿舎の横を通り、宿舎の陰から訓練場を覗いた。そこには鍛錬に勤しむ男性達の姿があった。
「カッコいいな……。あの中に運命の人がいるのかな? それにしても、カッコいいな」
「希空様、鍛錬の邪魔になってしまいますので、もう帰りましょう」
「ちょっとだけ、あともうちょっとだけ」
エミュが何度も声を掛けるも、希空は駄々をこねて、鍛錬に勤しむ男性達を眺めた。中には上半身を露わにし、彫刻のような肉体美を晒す者もいて、希空は変な妄想が膨らみ、思わず顔がにやけてきそうだった。そんなお楽しみの中、肩を叩かれたが、その手を払いのけ、そっちのけで希空は楽しんだ。その後も何度も肩を叩いてくるため、希空は怒って、後ろを振り返った。そこには、エミュではなく、眉間に皺を寄せ、冷ややかな目で見下ろすフィディスだった。
「おい、ここで何をしている? まさか男探しか? お盛んな聖女だな」
「――フィ、フィディス! 言葉を慎んで下さい!」
「く、訓練してる声とかが聞こえたから、どんな事をしてるかを見に来ただけだよ! 本当に嫌味な奴だな!」
「あ? 鼻の下が伸びきってる奴に言われたくねぇよ」
希空は頬を膨らまし、フィディスを怒鳴った。二人が言い争っていると、その声を聞きつけ、訓練中の団員達もやってきて、希空を取り囲んだ。男達の濃厚な汗の香りと土埃の匂いが立ち込める。希空は今まで嗅いだ事のないような香りに、胸が高鳴り、顔が赤くなった。汗臭いのは確かにそうだが、フェロモンというか、そういう類なのだろうと希空は思った。
「も、もしかして、噂の聖女様か? 生で見れるなんて思ってなかったぜ! とても美しい!」
「聖女様がわざわざ騎士団のご様子を見に来られるなんて……。嬉しいです!」
「チッ。コイツのどこが美しいんだか……。ここはお前が来るとこじゃないから、さっさと帰れ」
「はぁ? 何その言い方! 本当にムカつくんだけど!」
「ムカ……? なんだその言葉」
フィディスとの言い争いを団員達は笑って、見ていた。フィディスは不愛想な顔をして、自己鍛錬に戻った。希空は訓練の邪魔をして、申し訳なかったと団員達に深々と頭を下げた。帰り際、希空が手を振ると、フィディスには当然無視されたが、他の団員達はデレデレした顔で手を振り返してくれた。
そして、二人は図書館を後にすると、教会を背にし、五分程歩くと、堅牢性のある鉄格子門の前にやって来た。エミュ曰く、通行門だそうだ。教会と王立図書館は同じ敷地内で、図書館の管理も基本的には教会が行っているという。そして、その二つの施設を取り囲むように、城壁がそびえ立っていた。
希空は先程の通行証を出すように、エミュから言われると、門番に提示した。門番が刻まれた文字を見て、急に緊張し出し、希空に敬礼をした。希空がお辞儀をしようとすると、エミュから「礼は不要ですよ」と言われた。
「厳重なんですね。こういう場所って来た事無いから、なんか変に緊張しちゃうな」
「希空様の世界は、こことは違うのですか?」
「違うも何も……。行った事無いけど、ヨーロッパにあるお城だったり、テレビでよく見る観光名所みたいだよ」
「ヨーロッパ? ……テレ、ビ? それはどのようなものなのでしょうか?」
「えっと……、なんて説明したらいいんだろう」
目を輝かせながら、聞いてくるエミュに希空は顔を若干引き攣らせ、元いた世界について話した。エミュは希空が説明する一つ一つに深く頷き、時には驚いたりしていた。そして、そうこうしていると、鉄格子のフェンスに囲まれた薬草園に着いた。薬草園は様々な草花が咲き乱れ、煉瓦できちんと区画整理されていた。
「希空様、こちらが薬草園でございます。ここでは薬草研究や品種改良などを行なっております」
「うわぁ、色々な薬草があるんですね。あっ、これはオリーブの木ですよね? あと、こっちはラベンダーに、ミントもある!」
「ほう……。希空様は薬草にお詳しいのですね」
「そんなに詳しくはないですよ。趣味でハーブや調香の勉強をした事があるので……」
希空は自然と笑みが零れた。一つ一つ見て回ると、エミュが丁寧に説明をしてくれた。薬草園を楽しんでいると、遠くから男性達の声と何かがぶつかるような音が聞こえた。音はどうやら反対側にある建物の向こう側からするようだ。
「あの、さっきから聞こえる声に、カンカンと聞こえる音はなんですか?」
「ああ、あれは騎士団が訓練しているのだと思います。丁度、向こう側に見えるのが騎士団の宿舎で、その奥が訓練場です」
「へぇー、そうなんだ。……見学って出来るの?」
「えっ! それは流石にやめた方がよろしいかと……」
「お願い! ちょっとだけ!」
希空は拝むようにエミュへ頼み込んだ。エミュは困り果てて、顔を掻いた。希空は反対側にある騎士団の宿舎へ向かった。エミュは呼び止めたが、希空は聞く耳を持たず、一人で勝手に行くため、ため息をつき、後を追った。
希空は宿舎の横を通り、宿舎の陰から訓練場を覗いた。そこには鍛錬に勤しむ男性達の姿があった。
「カッコいいな……。あの中に運命の人がいるのかな? それにしても、カッコいいな」
「希空様、鍛錬の邪魔になってしまいますので、もう帰りましょう」
「ちょっとだけ、あともうちょっとだけ」
エミュが何度も声を掛けるも、希空は駄々をこねて、鍛錬に勤しむ男性達を眺めた。中には上半身を露わにし、彫刻のような肉体美を晒す者もいて、希空は変な妄想が膨らみ、思わず顔がにやけてきそうだった。そんなお楽しみの中、肩を叩かれたが、その手を払いのけ、そっちのけで希空は楽しんだ。その後も何度も肩を叩いてくるため、希空は怒って、後ろを振り返った。そこには、エミュではなく、眉間に皺を寄せ、冷ややかな目で見下ろすフィディスだった。
「おい、ここで何をしている? まさか男探しか? お盛んな聖女だな」
「――フィ、フィディス! 言葉を慎んで下さい!」
「く、訓練してる声とかが聞こえたから、どんな事をしてるかを見に来ただけだよ! 本当に嫌味な奴だな!」
「あ? 鼻の下が伸びきってる奴に言われたくねぇよ」
希空は頬を膨らまし、フィディスを怒鳴った。二人が言い争っていると、その声を聞きつけ、訓練中の団員達もやってきて、希空を取り囲んだ。男達の濃厚な汗の香りと土埃の匂いが立ち込める。希空は今まで嗅いだ事のないような香りに、胸が高鳴り、顔が赤くなった。汗臭いのは確かにそうだが、フェロモンというか、そういう類なのだろうと希空は思った。
「も、もしかして、噂の聖女様か? 生で見れるなんて思ってなかったぜ! とても美しい!」
「聖女様がわざわざ騎士団のご様子を見に来られるなんて……。嬉しいです!」
「チッ。コイツのどこが美しいんだか……。ここはお前が来るとこじゃないから、さっさと帰れ」
「はぁ? 何その言い方! 本当にムカつくんだけど!」
「ムカ……? なんだその言葉」
フィディスとの言い争いを団員達は笑って、見ていた。フィディスは不愛想な顔をして、自己鍛錬に戻った。希空は訓練の邪魔をして、申し訳なかったと団員達に深々と頭を下げた。帰り際、希空が手を振ると、フィディスには当然無視されたが、他の団員達はデレデレした顔で手を振り返してくれた。
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