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第二章(order2):Uji Matcha Azuki
2-11:水晶の耳飾り
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「なに……嫉妬してんだろ。バカみたい……」
千尋は涙を堪え、人混みを掻き分けるように進んだ。千尋が道なりに進んでいたら、どこからか女の子が呼ぶ声が微かに聞こえた。
「……こっち」
声がする方を見ると、人影が動くようなものがあった。千尋は疑いもせずに、茂みに入っていった。千尋がその声に導かれるように進み、茂みを抜けたら、そこは近寄ってはいけない神社だった。岩灯籠の灯りで灯されていたが、少し薄暗く、どことなく冷たい風が流れていた。
「ここ、来ちゃダメって言われたとこ……」
「こっち……話聞いて」
「また声がした……誰かいるの?」
千尋が境内を見渡すと、賽銭箱の階段に着物を着た高校生位の女の子が俯いて、座っていた。千尋は心配になって、女の子の隣に座った。
「どうしたの? 気分でも悪いの?」
「私は……思いを寄せる人を待ってるの。でも、ずっと来なくて。一緒にお祭りを楽しみたかったのに……」
「そうなんだ……」
千尋はすすり泣く彼女を慰めたかったが、なんて声をかければいいか、迷った。
「何か……僕に出来る事は無いかな?」
「えっ」
「一度で良いから、誰かと一緒にお祭りを楽しみたい」
「僕で良かったら、一緒にどう?」
千尋が彼女の手に触れると、手が冷たかった。千尋は幽霊の話を思い出し、咄嗟に手を離そうとしたが、彼女に腕を掴まれる。
「もしかして……」
「お兄さんも逃げるんだね」
「いや、逃げるとかじゃなくて、ただ驚いて……」
千尋が誤解を解こうとしたが、彼女は涙を溢れさせ、千尋の顔を見つめた。千尋はその瞳に吸い込まれそうになるが、なんとか逃げようと立ち上がろうとしたが、上手く体が動かなかった。
「ヤバい……」
千尋が息を呑み、冷や汗を垂らしていると、境内の入り口から翔真が息を切らしながら、駆け上がってるのが見えた。
「千尋さん! そいつから離れて下さい!」
「そう言われても、体が思うように動かなくて!」
「……ったよね」
「えっ」
「ずっと一緒にいるって言ったよね! なんで邪魔するの!」
彼女は青い瞳を光らせると、石灯籠の灯りがゆらゆらとし始め、風が強く吹き、一気に灯りが消え、境内は暗くなった。そして、神社の扉が開くと、渦を巻くように風が吹き込む怪し気な空間があった。千尋は彼女に引っ張られ、少しずつその渦へ吸い込まれそうになる。
「千尋さん!」
「翔真!」
これまでか、と二人が思った瞬間、御札が彼女目がけて飛んでいき、静電気が起こったような痛みと青白い小さな稲妻が彼女と千尋の間に生じた。千尋は衝撃波のような力で後ろに尻もちをつく。そして、翔真が駆け寄り、千尋を連れて、その渦から遠ざかる。
「何者だ!」
彼女は青い瞳を一層と光らせ、千尋と翔真の後ろを睨みつける。二人が振り返ると、黒い着物を着た東郷と、顔を隠した千尋と同じ背丈の男性が立っていた。
「二人とも大丈夫か?」
「はい……でも、なんでここに東郷先生が?」
「俺はコイツの付き添いだ」
東郷が隣りにいる男性に指を差す。風が強く吹き、月光で耳に着けている水晶の宝石が煌めく。そして、布で隠れた顔が一瞬見えた。その顔に千尋は驚き、目を見開く。
「え……。あっくん! ねぇ、あっくんだよね?」
「あっくん? 千尋さん、知り合いなんですか?」
「……晄士だよ。昔、一緒にアイドルしてた……」
「え…………」
晄士は千尋達の傍に歩み寄り、千尋を冷たい目で見つめた。そして、幽霊に歩み寄る。
「貴女はもうこの世にいてはいけません。あるべき場所へ帰りなさい」
「貴方に何が分かるの!」
晄士の顔に疾風の如く、風の刃が掠める。顔を隠していた布は飛ばされ、頬に切り傷が出来、血がたらりと垂れる。
「はぁ……。貴女の名は何と言う?」
「琴音……」
「では、琴音の願いは何だ? 言ってみなさい」
「……私は誰かと遊びたかった。お祭りを楽しみにしてたのに。あの人は迎えに来てくれなかった」
幽霊は青い瞳から涙を溢れさせ、泣いた。晄士は溜め息をつき、千尋の元へ来て、腰を抜かせている千尋に手を差し伸べる。千尋は晄士の手を取り、立ち上がった。
「千尋、琴音の願いを叶えてやってくれないか? 波長が合うのは貴方しかいない。無理に除霊しても、彼女が辛いだけだ。お願い出来るか?」
「……でも」
千尋は困惑し、翔真の顔色を何度も伺う。
「嫌なら断っても良い。俺が除霊すればいいだけ。でも、彼女はこの先、暗くて希望もない場所で彷徨い続ける」
「…………」
「千尋さん! 止めましょうよ! 危ないですよ!」
「……するよ。彼女の願いを叶える。それで彼女が成仏して、この神社が本来あるべき姿になるのなら」
「千尋は昔と変わらず、お人好しですね」
千尋は晄士の後ろについていった。そして、琴音に近付き、涙で濡れた頬を恐る恐る撫でた。
「貴方は私が怖くないの?」
「怖くないって言ったら、嘘になるけど、君がそれで満足するなら……」
「ありがとう」
「期限は最後の花火が上がるまでだ。それを過ぎたら、私が強制的にあの世へ送る。いいか?」
「はい……」
「では、お互いに向き合って、両手を握り合いなさい。そして、目を瞑って願うのです」
晄士は二人に歩み寄り、二人の手を取った。琴音と千尋は晄士に言われた通り、向かい合い、手を握り、目を瞑った。晄士がお経を唱える声が聞こえ、瞼の向こうで琴音が白く光り、体の中に入ってくるのを千尋は感じた。
「目を開けろ」
「あれ、私。この人の体に……」
「時間はあまりないぞ。そこの男、この者と一緒に祭りへ行ってこい」
「お、俺が?」
「お前しかいないだろう。あと、これを着けろ。霊と近過ぎると酔うぞ」
晄士は翔真に向かって、面を投げた。翔真が受け取り、その面を見ると、白狐の面だった。翔真は白狐の面を着けると、琴音が取り憑いた千尋に近付き、手を取った。
「俺も少しは千尋さんの役に立たないと……」
「琴音です……よろしくお願いします」
「翔真だ、よろしく。行くぞ」
翔真は琴音の手を引っ張り、神社を後にした。
「晄士、大丈夫なんか?」
「先生、大丈夫ですよ。千尋がここに来たのも、私がここに来たのも……運命なのです」
「そうか……運命っちゅーのは時に残酷やなぁ」
晄士と東郷は神社の賽銭箱前に座り、空を見上げ、夜空を眺めた。
千尋は涙を堪え、人混みを掻き分けるように進んだ。千尋が道なりに進んでいたら、どこからか女の子が呼ぶ声が微かに聞こえた。
「……こっち」
声がする方を見ると、人影が動くようなものがあった。千尋は疑いもせずに、茂みに入っていった。千尋がその声に導かれるように進み、茂みを抜けたら、そこは近寄ってはいけない神社だった。岩灯籠の灯りで灯されていたが、少し薄暗く、どことなく冷たい風が流れていた。
「ここ、来ちゃダメって言われたとこ……」
「こっち……話聞いて」
「また声がした……誰かいるの?」
千尋が境内を見渡すと、賽銭箱の階段に着物を着た高校生位の女の子が俯いて、座っていた。千尋は心配になって、女の子の隣に座った。
「どうしたの? 気分でも悪いの?」
「私は……思いを寄せる人を待ってるの。でも、ずっと来なくて。一緒にお祭りを楽しみたかったのに……」
「そうなんだ……」
千尋はすすり泣く彼女を慰めたかったが、なんて声をかければいいか、迷った。
「何か……僕に出来る事は無いかな?」
「えっ」
「一度で良いから、誰かと一緒にお祭りを楽しみたい」
「僕で良かったら、一緒にどう?」
千尋が彼女の手に触れると、手が冷たかった。千尋は幽霊の話を思い出し、咄嗟に手を離そうとしたが、彼女に腕を掴まれる。
「もしかして……」
「お兄さんも逃げるんだね」
「いや、逃げるとかじゃなくて、ただ驚いて……」
千尋が誤解を解こうとしたが、彼女は涙を溢れさせ、千尋の顔を見つめた。千尋はその瞳に吸い込まれそうになるが、なんとか逃げようと立ち上がろうとしたが、上手く体が動かなかった。
「ヤバい……」
千尋が息を呑み、冷や汗を垂らしていると、境内の入り口から翔真が息を切らしながら、駆け上がってるのが見えた。
「千尋さん! そいつから離れて下さい!」
「そう言われても、体が思うように動かなくて!」
「……ったよね」
「えっ」
「ずっと一緒にいるって言ったよね! なんで邪魔するの!」
彼女は青い瞳を光らせると、石灯籠の灯りがゆらゆらとし始め、風が強く吹き、一気に灯りが消え、境内は暗くなった。そして、神社の扉が開くと、渦を巻くように風が吹き込む怪し気な空間があった。千尋は彼女に引っ張られ、少しずつその渦へ吸い込まれそうになる。
「千尋さん!」
「翔真!」
これまでか、と二人が思った瞬間、御札が彼女目がけて飛んでいき、静電気が起こったような痛みと青白い小さな稲妻が彼女と千尋の間に生じた。千尋は衝撃波のような力で後ろに尻もちをつく。そして、翔真が駆け寄り、千尋を連れて、その渦から遠ざかる。
「何者だ!」
彼女は青い瞳を一層と光らせ、千尋と翔真の後ろを睨みつける。二人が振り返ると、黒い着物を着た東郷と、顔を隠した千尋と同じ背丈の男性が立っていた。
「二人とも大丈夫か?」
「はい……でも、なんでここに東郷先生が?」
「俺はコイツの付き添いだ」
東郷が隣りにいる男性に指を差す。風が強く吹き、月光で耳に着けている水晶の宝石が煌めく。そして、布で隠れた顔が一瞬見えた。その顔に千尋は驚き、目を見開く。
「え……。あっくん! ねぇ、あっくんだよね?」
「あっくん? 千尋さん、知り合いなんですか?」
「……晄士だよ。昔、一緒にアイドルしてた……」
「え…………」
晄士は千尋達の傍に歩み寄り、千尋を冷たい目で見つめた。そして、幽霊に歩み寄る。
「貴女はもうこの世にいてはいけません。あるべき場所へ帰りなさい」
「貴方に何が分かるの!」
晄士の顔に疾風の如く、風の刃が掠める。顔を隠していた布は飛ばされ、頬に切り傷が出来、血がたらりと垂れる。
「はぁ……。貴女の名は何と言う?」
「琴音……」
「では、琴音の願いは何だ? 言ってみなさい」
「……私は誰かと遊びたかった。お祭りを楽しみにしてたのに。あの人は迎えに来てくれなかった」
幽霊は青い瞳から涙を溢れさせ、泣いた。晄士は溜め息をつき、千尋の元へ来て、腰を抜かせている千尋に手を差し伸べる。千尋は晄士の手を取り、立ち上がった。
「千尋、琴音の願いを叶えてやってくれないか? 波長が合うのは貴方しかいない。無理に除霊しても、彼女が辛いだけだ。お願い出来るか?」
「……でも」
千尋は困惑し、翔真の顔色を何度も伺う。
「嫌なら断っても良い。俺が除霊すればいいだけ。でも、彼女はこの先、暗くて希望もない場所で彷徨い続ける」
「…………」
「千尋さん! 止めましょうよ! 危ないですよ!」
「……するよ。彼女の願いを叶える。それで彼女が成仏して、この神社が本来あるべき姿になるのなら」
「千尋は昔と変わらず、お人好しですね」
千尋は晄士の後ろについていった。そして、琴音に近付き、涙で濡れた頬を恐る恐る撫でた。
「貴方は私が怖くないの?」
「怖くないって言ったら、嘘になるけど、君がそれで満足するなら……」
「ありがとう」
「期限は最後の花火が上がるまでだ。それを過ぎたら、私が強制的にあの世へ送る。いいか?」
「はい……」
「では、お互いに向き合って、両手を握り合いなさい。そして、目を瞑って願うのです」
晄士は二人に歩み寄り、二人の手を取った。琴音と千尋は晄士に言われた通り、向かい合い、手を握り、目を瞑った。晄士がお経を唱える声が聞こえ、瞼の向こうで琴音が白く光り、体の中に入ってくるのを千尋は感じた。
「目を開けろ」
「あれ、私。この人の体に……」
「時間はあまりないぞ。そこの男、この者と一緒に祭りへ行ってこい」
「お、俺が?」
「お前しかいないだろう。あと、これを着けろ。霊と近過ぎると酔うぞ」
晄士は翔真に向かって、面を投げた。翔真が受け取り、その面を見ると、白狐の面だった。翔真は白狐の面を着けると、琴音が取り憑いた千尋に近付き、手を取った。
「俺も少しは千尋さんの役に立たないと……」
「琴音です……よろしくお願いします」
「翔真だ、よろしく。行くぞ」
翔真は琴音の手を引っ張り、神社を後にした。
「晄士、大丈夫なんか?」
「先生、大丈夫ですよ。千尋がここに来たのも、私がここに来たのも……運命なのです」
「そうか……運命っちゅーのは時に残酷やなぁ」
晄士と東郷は神社の賽銭箱前に座り、空を見上げ、夜空を眺めた。
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