上 下
22 / 48
第一章(order1):Cookies and Cream

1-21:★濡れた肌が合わさる度に

しおりを挟む
 翔真は千尋からゆっくり入れていた自身のモノをゆっくりと秘部から出ないギリギリ手前まで抜く。


「ああ……出てっちゃう……抜けちゃう……」


 そして、翔真は残念がってる表情をする千尋の顔を見て、鼻で笑い、再び自身のモノをゆっくりと千尋の奥へ入れ込んだ。


「うぁっ! んくぅ……また入ってきたぁ……はぁはぁ……気持ちひぃ」


 千尋は体を震わせ、涎を垂らしながら、充実したような緩んだ笑顔を見せる。


「はぁ……嬉しそうな顔、しますね。次からはどうですかね。千尋さん、もっとエッチになるんだろうな」
「ふぇ……?」


 翔真はローションを足し、出し入れを少し速めた。翔真が出し入れする度に、ぬちょぬちょとする卑猥な音がした。


「うあ! そんなにっ! したら、……息、出来なくなっちゃう!」


 千尋は翔真の腕を強く握り締め、やや過呼吸気味に息をする。翔真は舌舐めずりし、汗を千尋の体に垂らしながら、千尋の中を掻き回す。


「えへへっ。千尋さん、俺の、感じますか?」
「気持ち……良くてっ! どうしよう……死んじゃうっ! ……のかなぁ?」
「可愛い。こんなんで死なないですよ」


 翔真は動きを止め、千尋に軽くキスをする。


「千尋さん、次は四つん這いになって下さい」
「んっ……こ、こう?」


 一度、翔真は自身のそそり立ったモノをズルッと抜くと、千尋を四つん這いにさせた。千尋は翔真の方を振り向き、潤んだ瞳で見つめた。
 翔真は突き出された臀部にキスを何度か落とし、千尋の熱くなった秘部の中に再び入れ込む。


「んんーっ! また翔真のがぁ、入ってくっ!」


 翔真は奥まで入れると、千尋を抱き締め、息を切らしながら、耳元で囁く。


「はぁはぁ……。千尋さん、ほんと、可愛い。千尋さん、俺ので感じてくれてるの?」
「うぅっ……感じるよ。変になっちゃう……」
「じゃぁ、もっとエッチになりましょ」


 翔真は鼻で笑うと、千尋の両腕を手綱のように掴み、腰を打ち付ける。


「あっ! だめだって! それ、奥まで来ちゃうからぁ!」


 しっとりと濡れ、熟れた桃のような千尋のお尻に翔真の濡れた肌が合わさる度に、パチュパチュと厭らしい音がする。そして、入れ込む度に、千尋のお尻がぷるんと揺れ、翔真はその揺れに興奮した。


「美味しそうですね、ほんとに……」
「あっ! あっ! 嫌だっ! これ、嫌!」
「嫌じゃないでしょ?」
「本当にっ! 嫌ぁ! やめてぇ……」


 千尋は振り返り、涙を流しながら、翔真に訴える。翔真は動きを止め、千尋の腕を解放する。そして、千尋は腕をベッドに突き、肩で息をする。


「すみません……俺、加減出来なくて」


 翔真が優しく千尋を抱き締めると、千尋は首を横に振る。


「ち、違う! ……そういう事じゃ……なくて……」
「……?」
「気持ち……良くて、で、出ちゃうからぁ……」


 千尋は顔を赤くし、中をキュンキュンさせ、言葉を詰まらせながら、言った。


「っ! 千尋さん、それは反則ですよ……。そんな可愛い事、言われると、俺……止まりませんよ」


 翔真は千尋の脇の下から腕を通し、千尋を自分の肌と密着させるように抱きかかえる。


「ほら、千尋さん。エッチなお汁が……垂れてますよ」


 千尋の熱くなったモノからは涎が垂れ、ピクピクと反応していた。


「エッチな……お汁……出てるぅ……」
「今から…もっとエッチなお汁、出しましょ。もっとエッチな事、言って」
「翔真のでピュッピュッて……エッチなの、出したい……」
「いいですよ、一緒に出しましょ」


 二人は舌を出しながら、キスをした。そして、翔真は千尋の良い所を責める。


「ん! んあっ! 好きぃ! 気持ちいいよっ!」
「んぐっ! 俺も好きですよっ!」
「うあ! もうだめ! 出ちゃう! エッチなの、出ちゃう!」
「いいですよ。俺、千尋さんのイクとこ、見てますから。我慢しなくていいから、いっぱい出して下さい」


 翔真の動きは激しくなり、熱い息遣いと卑猥な音が部屋に響く。


「ん! しょうまぁ、出ちゃう! エッチなの、出ちゃっ……あぁっ!」
「ぐっ! 千尋さん! ……千尋さん! 俺もイクッ!」


 千尋は体を仰け反らせ、ビクビクしながら、白濁液を飛ばす。翔真は千尋がキュンキュンと締め付けてくるのを感じながら、千尋の奥へ白濁液を注ぎ込んだ。


「あ……あぁ、翔真のが中でビクビク……エッチなの、出てるぅ」
「はぁはぁ……千尋さん、とってもエッチでしたよ」


 二人はベッドにドサッと倒れ込むと、息を切らしながら、キスをした。


「あ、あのさ……」


 千尋はシーツで顔を隠しながら、翔真を見つめる。そんな千尋を見て、翔真は千尋の前髪をかき上げる。


「なんですか? 千尋さん」
「いや、その……えっと……」
「なんですか、そんな勿体ぶらないで下さいよ」
「……して」
「ん? なんですか?」
「だから……、もっとエッチな事、して……気持ちよかったから……さ」


 耳まで真っ赤にした千尋はシーツで顔を完全に隠した。翔真は一瞬、唖然としたが、徐々に顔をニヤニヤさせる。そして、千尋の中で鎮まろうとしていた翔真のモノが再び大きくなる。


「ひぁ! 今、ビクッて!」
「千尋さん、一応、年上だから、手加減してたんですけど……もう容赦なく啼かせていいって事ですね!」
「ま、待って! あひぃ! あっ! またっ……おかしくなっちゃう!」
「二人で一緒におかしくなりましょ」


 翔真はまた千尋の体を強く抱き締め、汗ばんだ肌を重ねる。その夜は、時間を忘れる位に、お互いの体温を感じ、感じる顔をさらけ出し、熱くキスをした。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

2人でいつまでも

むちむちボディ
BL
親父と息子の様なガチデブ2人の秘密の関係

家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!

灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。 何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。 仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。 思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。 みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。 ※完結しました!ありがとうございました!

【完結】遍く、歪んだ花たちに。

古都まとい
BL
職場の部下 和泉周(いずみしゅう)は、はっきり言って根暗でオタクっぽい。目にかかる長い前髪に、覇気のない視線を隠す黒縁眼鏡。仕事ぶりは可もなく不可もなく。そう、凡人の中の凡人である。 和泉の直属の上司である村谷(むらや)はある日、ひょんなことから繁華街のホストクラブへと連れて行かれてしまう。そこで出会ったNo.1ホスト天音(あまね)には、どこか和泉の面影があって――。 「先輩、僕のこと何も知っちゃいないくせに」 No.1ホスト部下×堅物上司の現代BL。

冴えないおじさんが雌になっちゃうお話。

丸井まー(旧:まー)
BL
馴染みの居酒屋で冴えないおじさんが雌オチしちゃうお話。 イケメン青年×オッサン。 リクエストをくださった棗様に捧げます! 【リクエスト】冴えないおじさんリーマンの雌オチ。 楽しいリクエストをありがとうございました! ※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。

初体験

nano ひにゃ
BL
23才性体験ゼロの好一朗が、友人のすすめで年上で優しい男と付き合い始める。

大学生はバックヤードで

リリーブルー
BL
大学生がクラブのバックヤードにつれこまれ初体験にあえぐ。

キンモクセイは夏の記憶とともに

広崎之斗
BL
弟みたいで好きだった年下αに、外堀を埋められてしまい意を決して番になるまでの物語。 小山悠人は大学入学を機に上京し、それから実家には帰っていなかった。 田舎故にΩであることに対する風当たりに我慢できなかったからだ。 そして10年の月日が流れたある日、年下で幼なじみの六條純一が突然悠人の前に現われる。 純一はずっと好きだったと告白し、10年越しの想いを伝える。 しかし純一はαであり、立派に仕事もしていて、なにより見た目だって良い。 「俺になんてもったいない!」 素直になれない年下Ωと、執着系年下αを取り巻く人達との、ハッピーエンドまでの物語。 性描写のある話は【※】をつけていきます。

相性最高な最悪の男 ~ラブホで会った大嫌いな同僚に執着されて逃げられない~

柊 千鶴
BL
【執着攻め×強気受け】 人付き合いを好まず、常に周囲と一定の距離を置いてきた篠崎には、唯一激しく口論を交わす男がいた。 その仲の悪さから「天敵」と称される同期の男だ。 完璧人間と名高い男とは性格も意見も合わず、顔を合わせればいがみ合う日々を送っていた。 ところがある日。 篠崎が人肌恋しさを慰めるため、出会い系サイトで男を見繕いホテルに向かうと、部屋の中では件の「天敵」月島亮介が待っていた。 「ど、どうしてお前がここにいる⁉」「それはこちらの台詞だ…!」 一夜の過ちとして終わるかと思われた関係は、徐々にふたりの間に変化をもたらし、月島の秘められた執着心が明らかになっていく。 いつも嫌味を言い合っているライバルとマッチングしてしまい、一晩だけの関係で終わるには惜しいほど身体の相性は良く、抜け出せないまま囲われ執着され溺愛されていく話。小説家になろうに投稿した小説の改訂版です。 合わせて漫画もよろしくお願いします。(https://www.alphapolis.co.jp/manga/763604729/304424900)

処理中です...