12 / 30
#12 ご褒美
しおりを挟む「そろそろ欲求不満だろ」
クロードはそう言うとリーシェのスカートの中に手を入れようとした…が、その瞬間、リーシェがクロードの手をガシッと掴んだ。
「クロード…こういうのだめだよ…」
リーシェは真っ赤な顔で泣きそうな表情をしている。
「シェリー様が悲しむよ」
クロードは一瞬考えたが、
「問題ない」
とだけ答え、スカートの中に手を進めた。
そして、リーシェを押し倒すと、リーシェの秘部を下着の上から触り、乳首を舐めた。
「あっ…クロード…だめだってば…」
クロードが乳首を舐めるいやらしい音と、リーシェの下着の中からかすかに濡れた音が響いている。
(問題ないって…バレなければってこと?)
「あっ、んん…クロード…だめ…っ」
「お前も気持ちいいの好きだろ?俺もお前に意地悪するの楽しいし」
クロードの指が下着の横から入ってきた。
「あっ…やだぁ…!」
「あれから、他のやつとこういうことヤってないよな?」
くちゅ…と音がした。
(クロードの指が入ってきてる…!)
「あっ!指入れちゃやだ…!」
リーシェは小さく震えながら口元を手で覆った。
クロードはわざとゆっくり指を動かした。
ぬちゃ…といやらしい音がする。
(何これ…ゆっくりすぎてゾクゾクする…!)
「他のヤツとヤってないよな?」
とクロードは再び聞いた。
リーシェは涙目になりながら、
「し、してない…」と答えた。
するとクロードはふっと笑って、
「じゃあご褒美だ」
と言って、ゆっくり中を弄りながら、下着の上からリーシェの小さな膨らみを優しく噛んだ。
リーシェの体がビクッとした。
「やだぁ…!クロードだめぇ!」
「こんなに濡らしてやだって事はないだろ」
と、クロードはヌチヌチと音を立てた。
「気持ちいいんだろ?」
「きっ、気持ちいいけどだめなの…あっ!」
(はっ…!気持ちいいって言っちゃった!)
クロードはまたふっと偉そうに笑って、
「いい子だ」
と言い、リーシェの中を激しく掻き回した。
「あっ…あぁ!やぁ…!」
グチュグチュといやらしい音が響く。
「あっ!ああぁん!だめぇ…!」
(目がチカチカする…!)
その瞬間リーシェは大きくビクビクと体を揺らした。
クロードはゆっくりとリーシェの体から指を抜くと、ふとリーシェを見て何かに気付いたかのように動きが止まった。
リーシェは蕩けた顔をし、ブラウスがはだけ、リーシェの胸があらわになり、クロードの舐めた跡がある。
そこから続く細い腰。
そして下着の脇から太ももの内側にリーシェのいやらしい体液がとろりと流れていた。
クロードは片手を顔に当てると、小声で、
「クソ…限界だ」と言った。
「え…何?」
リーシェは息を整えながら聞き返した。
「…何でもないから服を着ろ。寮まで送ってやる」
そう言って立ち上がった。
(クロード、ちょっと顔赤い…?)
0
お気に入りに追加
61
あなたにおすすめの小説


今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。

悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない
陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」
デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。
そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。
いつの間にかパトロンが大量発生していた。
ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。

愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。
そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。
相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。
トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。
あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。
ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。
そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが…
追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。
今更ですが、閲覧の際はご注意ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる