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光に満ちた世界だと思う
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僕は中学2年生の時に交通事故に遭った。
そこで僕は、それ以前の記憶をほとんど無くした。
たまに夢の中で見るのは、僕の姉らしき人影。
でも、僕に姉がいたのかすら分からない。
今日は新学期。
クラス替えだ。
僕はなんの期待も無いまま、先生が読み上げる2年生のクラスを黙って聞いていた。
「石随君、5組」
言われるがまま、5組の教室に移動した。
僕は窓側の3列目だった。
「よろしくね、私、隣の席の香藤愛晴です。元3組なんだ」
「うん。よろしく」
「えーっ、名前はなんていうの?一言だけ?せっかく席が隣なんだから、もっと仲良くしようよ!」
「石随陽向。元2組」
「へぇー、君が石随君か」
「何?」
「あのね、元2組の友達から聞いたよ!石随君はずっと1人で、休み時間は読書したり、勉強したりしてるんだ、ってね。だから、石随君、成績いいのか。いいな」
どうでもいい。僕の事を必要以上に干渉してほしくない。
これからも、誰とも仲良くしたくない。
僕のせいで不幸になった人がいる気がしてたまらないから。
記憶はほとんどないけど、こんな事だけ覚えてる。
もう、誰とも関わりたくない。
そこで僕は、それ以前の記憶をほとんど無くした。
たまに夢の中で見るのは、僕の姉らしき人影。
でも、僕に姉がいたのかすら分からない。
今日は新学期。
クラス替えだ。
僕はなんの期待も無いまま、先生が読み上げる2年生のクラスを黙って聞いていた。
「石随君、5組」
言われるがまま、5組の教室に移動した。
僕は窓側の3列目だった。
「よろしくね、私、隣の席の香藤愛晴です。元3組なんだ」
「うん。よろしく」
「えーっ、名前はなんていうの?一言だけ?せっかく席が隣なんだから、もっと仲良くしようよ!」
「石随陽向。元2組」
「へぇー、君が石随君か」
「何?」
「あのね、元2組の友達から聞いたよ!石随君はずっと1人で、休み時間は読書したり、勉強したりしてるんだ、ってね。だから、石随君、成績いいのか。いいな」
どうでもいい。僕の事を必要以上に干渉してほしくない。
これからも、誰とも仲良くしたくない。
僕のせいで不幸になった人がいる気がしてたまらないから。
記憶はほとんどないけど、こんな事だけ覚えてる。
もう、誰とも関わりたくない。
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