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第291話 [検証。]
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「ダンジョンの容器に入れて希釈した方はさっき神の瞳で鑑定したら“魂治癒薬(劇薬)・最終手段、成功率5%、本人の生きる意思が僅かでもないと魂が崩壊し、死に至る。成功すれば完全回復。”って結果が出てたから、まぁ魂の崩壊っていうのが怖いが想定内だが、外に出て来たは良いが、もう1つの方は何処で実験するんだ?」
「ご、5%・・・。」
「低いよな。」
「いえ、末期の患者となりますと回復を目的とした治療から延命を目的とした治療に変わるのですが、そうなりますと長くとも3年・・・早ければ1年しか生きる事が出来ない状態に・・・。」
「そうか・・・もしかして食事をしなくなるのか?」
「はい。基本的には強制的に食事を取らせるのですが、飲み込む事すらしなくなってしまいそれ故、亡くなってしまいますし、動く事もしなくなりますので、そちらも強制的に・・・ですが・・・。」
「本人の意思じゃないから徐々にあらゆる筋力も落ちて、生命維持に必要な筋力も落ちる・・・か。」
「はい。ですので、私共が諦めざるを得ない患者にはシュウト様の治療薬は希望の光になるのです。」
「希望の光ねぇ・・・トト、それは患者さんの希望じゃないだろ?」
「そ、それは・・・で、ですが患者の御家族の方の希望の光でもありますし・・・。」
「ん?家族・・・あぁ、一緒に奴隷されてたり、その人だけ攫われてって事も考えられるのか。」
「はい。というよりも延命治療される方に関しては、国の助成金だけでは賄えず、御家族や御仲間の方々の寄付で賄っているのですが、やはり全員を救けるには・・・。」
「それもあって1年から3年か。」
「はい。ですので、シュウト様の治療薬は私共、治療師や御家族、御仲間の方にとっては希望の光、奇跡の薬となるわけです。」
「奇跡の薬ねぇ・・・それでも5%じゃなぁ。」
「シュウト様!5%と言えど死を待つ者にとって!家族の死が確定している者にとっては、その5%ですらないのです!」
「まぁ言いたい事は分かるが、それでも5%だからなぁ・・・。」
「シュウト様。」
俺が余りにも低い数値に希望よりも絶望を与えるんじゃないかと思っているとハロルドが声を掛けてきた。
「何だ?」
「もしかしたらですが、私共でも作製出来る様にと私が用意した聖水の所為で成功率が低いのかもしれません。」
「・・・聖水ならどれも同じじゃないのか?」
「いえいえ、それは違います。聖水に含まれる魔力濃度や聖水の純粋さ等様々な要因により、その場所や聖水を出す人によって違うものなのです。」
「そうなのか。ならアレは何処で手に入れた物だったんだ?」
「元聖騎士で我々攻略組の者の中でも聖魔法で特に純粋な聖水を作り出せる者にお願いして作った物です。」
「急に決まったのにハロルドがそんな純粋な聖水を持ってたって事は何か有ったのか?」
「商品や魔物の素材によっては聖水が必要な物もありますので、確保しておりました。」
「そんな危険な物も有るのか?」
「はい。最近ですとキマイラの素材になりますね。」
「え?俺達は普通に触ってたぞ?」
「魔力抵抗の非常に高い皆様でしたら何の問題もありませんが、私共の様にそこまで抵抗値の高くない者にとっては聖水を飲む事で補うのです。」
「へぇ~なら商人や素材を扱う者なら常識なのか?」
「はい。ですが、聖水自体を作り出せる者や聖水のある場所は限られていますので、どうしても高額になってしまい、ある程度大きな商会や武器や防具、魔道具等を作る者でも高額取引を行える実力のある者だけとなりますが、常識でございます。」
「ふ~ん。じゃあドワーフの里にも聖水を作り出せる人が居たって事か。」
「いえ、ドワーフの里の方々は物作りに特化されている種族の方々なので基本的には扱えない物は無いそうですよ。」
「へぇ~やっぱり凄いんだな。」
「その中でもドラウ様は眷属に成られたお陰でそれまでよりも多くの素材を自由に扱える様になったとお喜びでしたよ。」
「そうなのか。それは良かった。それでどうしたら成功率が変わると思うんだ?」
「色々研究する必要が有るとは思いますが、おそらくはシュウト様の御力で出来た温泉ですので、シュウト様がお作りになられた聖水が一番相性が良いのではないかと。」
「・・・。」
「どうされましたか?」
「いや、確かに俺の力が温泉になってるらしいが、ソレを作り出してるのは精霊の皆んなだから少し違うんじゃないかと思ってな。」
「・・・確かにそうかもしれませんなぁ・・・でしたらどうされますか?」
「そうだなぁ、試すにしても容器が1つしかないし・・・この中身ってその辺に捨てても大丈夫なのか?」
「!!?捨てるのですか!?」
俺の発言に驚いたトトは俺を思い留まらそうとする為か治療薬を持っている手の下に手をやって防ごうとしていた。
「いや、普通に聖水と温泉を混ぜただけなんだし、そんな事しなくても良いんじゃないか?」
俺がそう言うとハロルドがトトの姿に微笑みながら話し掛けてきた。
「シュウト様、案外正解かもしれませんよ。」
「何がだ?」
「実際、適当に処分する事も危険かもしれませんし、もしかしたら作る度に成功率が変わり、5%ととはいえ、もしかしたら高い成功率なのかもしれませんから。」
「あぁそうか、もしそうなら残念だが、その可能性も有るのか。って事は容器が手に入るまでは実験も出来ないって事か。」
「容器に関してはそれ程、時間は掛からないとは思いますが、それ以前にシュウト様の世界で試す分には容器の必要性は無いのではないでしょうか?」
「あぁ、そういえばそうだな。なら戻る・・・のは後でも良いか。」
「それでも良いかと。」
「じゃあさっきも言ったが、実験場所はどうするんだ?」
「そうですなぁ、此処ですと魂を多少なりとも弱っている方が多く居られると思いますので、王都の方で川の上流の方でしたら周囲の環境を気にせずに実験出来るかと存じ上げますが如何でしょうか?」
「川に影響は無いのか?」
「直接流すわけではありませんし、シュウト様の聖域化の影響も少ないかと。」
「だが、それだと此処に造るって観点から考えたら聖域に近い環境のが良いんじゃないのか?」
「それは確かにございますが、聖域化の弱い地域でもより聖域に近い環境になるのかも分かりますし、もしそうなった場合でも彼処ならばシュウト様の聖域化を強め、魔物の進行も弱める効果も期待出来るかと愚考致します。」
「それならまぁ良いか。じゃあ行くか。」
俺達はそう言うと川の上流の方へ移動した。
「一応上流の方に来たけど、こんな建物って前に在ったか?それとも俺が破壊する前から在ったのか?」
「いえいえ、あの威力で現存する物はございませんよ。というより此処はかつては山脈でしたので有り得ませんよ。」
「あぁ、そういえばそうだったな。って事は造ったのか?」
「はい。哨戒用にとこの周囲を調査する為に建造致しました。」
「なら人が来るなら此処で実験は拙くないか?」
「いえ、周期的に調査しているだけですので問題ございません。それに前回の調査は確か3日前だったかと記憶しておりますので、次に来るのは3週間先になるかと。そうだなセバス。」
「はい。その通りにございます。」
「それなら良いか。」
俺がそう言うとハロルドはマジックバッグから例の箱を取り出して地面に置くと何かの棒も一緒に取り出した。
「ん?何だそれ?」
「コレがございませんと開ける事が出来ない様になっているのです。」
ハロルドはそう言うと箱の横の色の違う部分をスライドさせてそこに持っていた棒を刺し込むとプシューという音と共に蓋の部分がズレ落ちた。
「危険物を扱うなら必要か。」
「はい。此方の解放キーがありませんと開かない様な容器を用意しないと取り扱ってはならないという国際法がございますので。」
「へぇ~そんなのも有るんだなぁ。まぁいいや、じゃあ始めるか。」
俺がそう言うとハロルドが離れてセバスがタライの様な容器に移し替えていた。
暫くして温泉を鑑定すると予想通り温度は下がったが効果はそれ程変わっていなかった。
「とりあえず放置するだけなら問題無さそうだな。」
「はい。出ている湯気に関しては癒される様な気はしましたが、どうだセバス?」
「はい。先程、切った傷口がみるみる塞がりましたので湯気には癒しの効果が含まれているものと考えられます。」
「そうか。なら温泉が冷えた状態ならっていうか、まさか実験の為に傷付けたのか?」
「はい。必要な事ですので。それに軽く傷付けているだけですし、痛みも感じない様にしておりますので問題ありません。」
「それならまぁ良いのか?」
「それでは続けますがよろしいでしょうか?」
俺が悩んでいるとセバスが先に進めようとしたのでとりあえず頷いて返した。
「では冷えた状態でも効能があるのかを確かめますがよろしいでしょうか?」
「どうするんだ?」
俺がそう質問するとセバスは小さなナイフで指先を切るとそこに冷たくなった温泉を掛けた。すると傷口がみるみる塞がり傷を癒してしまった。
「やはり温度での効能の違いはなさそうですね。」
「って事は運ぶ時は温泉の温度を下げて温泉の湯が漏れない構造にしたら問題無いって事か。」
「いえ、もう一度湯気が出るくらい温め直す事で効能が変わるのかを確かめる必要があります。」
「確かに必要だな。」
俺がそう言うとセバスはタライの様な容器の横にあるスイッチを押して温泉を温めだした。
暫く様子を見ながら鑑定し続け、効能に変化は無かったのでハロルドに対して頷いた。
「問題無い様ですね。では後は量を確保して温め続けて湯気等で周囲がどうなるかを確認して温泉に関しては終わりでございますね。」
「そうだな。じゃあ一旦戻るか。」
俺達はそう言うとアイテムボックス改の中に入っていった。
「ご、5%・・・。」
「低いよな。」
「いえ、末期の患者となりますと回復を目的とした治療から延命を目的とした治療に変わるのですが、そうなりますと長くとも3年・・・早ければ1年しか生きる事が出来ない状態に・・・。」
「そうか・・・もしかして食事をしなくなるのか?」
「はい。基本的には強制的に食事を取らせるのですが、飲み込む事すらしなくなってしまいそれ故、亡くなってしまいますし、動く事もしなくなりますので、そちらも強制的に・・・ですが・・・。」
「本人の意思じゃないから徐々にあらゆる筋力も落ちて、生命維持に必要な筋力も落ちる・・・か。」
「はい。ですので、私共が諦めざるを得ない患者にはシュウト様の治療薬は希望の光になるのです。」
「希望の光ねぇ・・・トト、それは患者さんの希望じゃないだろ?」
「そ、それは・・・で、ですが患者の御家族の方の希望の光でもありますし・・・。」
「ん?家族・・・あぁ、一緒に奴隷されてたり、その人だけ攫われてって事も考えられるのか。」
「はい。というよりも延命治療される方に関しては、国の助成金だけでは賄えず、御家族や御仲間の方々の寄付で賄っているのですが、やはり全員を救けるには・・・。」
「それもあって1年から3年か。」
「はい。ですので、シュウト様の治療薬は私共、治療師や御家族、御仲間の方にとっては希望の光、奇跡の薬となるわけです。」
「奇跡の薬ねぇ・・・それでも5%じゃなぁ。」
「シュウト様!5%と言えど死を待つ者にとって!家族の死が確定している者にとっては、その5%ですらないのです!」
「まぁ言いたい事は分かるが、それでも5%だからなぁ・・・。」
「シュウト様。」
俺が余りにも低い数値に希望よりも絶望を与えるんじゃないかと思っているとハロルドが声を掛けてきた。
「何だ?」
「もしかしたらですが、私共でも作製出来る様にと私が用意した聖水の所為で成功率が低いのかもしれません。」
「・・・聖水ならどれも同じじゃないのか?」
「いえいえ、それは違います。聖水に含まれる魔力濃度や聖水の純粋さ等様々な要因により、その場所や聖水を出す人によって違うものなのです。」
「そうなのか。ならアレは何処で手に入れた物だったんだ?」
「元聖騎士で我々攻略組の者の中でも聖魔法で特に純粋な聖水を作り出せる者にお願いして作った物です。」
「急に決まったのにハロルドがそんな純粋な聖水を持ってたって事は何か有ったのか?」
「商品や魔物の素材によっては聖水が必要な物もありますので、確保しておりました。」
「そんな危険な物も有るのか?」
「はい。最近ですとキマイラの素材になりますね。」
「え?俺達は普通に触ってたぞ?」
「魔力抵抗の非常に高い皆様でしたら何の問題もありませんが、私共の様にそこまで抵抗値の高くない者にとっては聖水を飲む事で補うのです。」
「へぇ~なら商人や素材を扱う者なら常識なのか?」
「はい。ですが、聖水自体を作り出せる者や聖水のある場所は限られていますので、どうしても高額になってしまい、ある程度大きな商会や武器や防具、魔道具等を作る者でも高額取引を行える実力のある者だけとなりますが、常識でございます。」
「ふ~ん。じゃあドワーフの里にも聖水を作り出せる人が居たって事か。」
「いえ、ドワーフの里の方々は物作りに特化されている種族の方々なので基本的には扱えない物は無いそうですよ。」
「へぇ~やっぱり凄いんだな。」
「その中でもドラウ様は眷属に成られたお陰でそれまでよりも多くの素材を自由に扱える様になったとお喜びでしたよ。」
「そうなのか。それは良かった。それでどうしたら成功率が変わると思うんだ?」
「色々研究する必要が有るとは思いますが、おそらくはシュウト様の御力で出来た温泉ですので、シュウト様がお作りになられた聖水が一番相性が良いのではないかと。」
「・・・。」
「どうされましたか?」
「いや、確かに俺の力が温泉になってるらしいが、ソレを作り出してるのは精霊の皆んなだから少し違うんじゃないかと思ってな。」
「・・・確かにそうかもしれませんなぁ・・・でしたらどうされますか?」
「そうだなぁ、試すにしても容器が1つしかないし・・・この中身ってその辺に捨てても大丈夫なのか?」
「!!?捨てるのですか!?」
俺の発言に驚いたトトは俺を思い留まらそうとする為か治療薬を持っている手の下に手をやって防ごうとしていた。
「いや、普通に聖水と温泉を混ぜただけなんだし、そんな事しなくても良いんじゃないか?」
俺がそう言うとハロルドがトトの姿に微笑みながら話し掛けてきた。
「シュウト様、案外正解かもしれませんよ。」
「何がだ?」
「実際、適当に処分する事も危険かもしれませんし、もしかしたら作る度に成功率が変わり、5%ととはいえ、もしかしたら高い成功率なのかもしれませんから。」
「あぁそうか、もしそうなら残念だが、その可能性も有るのか。って事は容器が手に入るまでは実験も出来ないって事か。」
「容器に関してはそれ程、時間は掛からないとは思いますが、それ以前にシュウト様の世界で試す分には容器の必要性は無いのではないでしょうか?」
「あぁ、そういえばそうだな。なら戻る・・・のは後でも良いか。」
「それでも良いかと。」
「じゃあさっきも言ったが、実験場所はどうするんだ?」
「そうですなぁ、此処ですと魂を多少なりとも弱っている方が多く居られると思いますので、王都の方で川の上流の方でしたら周囲の環境を気にせずに実験出来るかと存じ上げますが如何でしょうか?」
「川に影響は無いのか?」
「直接流すわけではありませんし、シュウト様の聖域化の影響も少ないかと。」
「だが、それだと此処に造るって観点から考えたら聖域に近い環境のが良いんじゃないのか?」
「それは確かにございますが、聖域化の弱い地域でもより聖域に近い環境になるのかも分かりますし、もしそうなった場合でも彼処ならばシュウト様の聖域化を強め、魔物の進行も弱める効果も期待出来るかと愚考致します。」
「それならまぁ良いか。じゃあ行くか。」
俺達はそう言うと川の上流の方へ移動した。
「一応上流の方に来たけど、こんな建物って前に在ったか?それとも俺が破壊する前から在ったのか?」
「いえいえ、あの威力で現存する物はございませんよ。というより此処はかつては山脈でしたので有り得ませんよ。」
「あぁ、そういえばそうだったな。って事は造ったのか?」
「はい。哨戒用にとこの周囲を調査する為に建造致しました。」
「なら人が来るなら此処で実験は拙くないか?」
「いえ、周期的に調査しているだけですので問題ございません。それに前回の調査は確か3日前だったかと記憶しておりますので、次に来るのは3週間先になるかと。そうだなセバス。」
「はい。その通りにございます。」
「それなら良いか。」
俺がそう言うとハロルドはマジックバッグから例の箱を取り出して地面に置くと何かの棒も一緒に取り出した。
「ん?何だそれ?」
「コレがございませんと開ける事が出来ない様になっているのです。」
ハロルドはそう言うと箱の横の色の違う部分をスライドさせてそこに持っていた棒を刺し込むとプシューという音と共に蓋の部分がズレ落ちた。
「危険物を扱うなら必要か。」
「はい。此方の解放キーがありませんと開かない様な容器を用意しないと取り扱ってはならないという国際法がございますので。」
「へぇ~そんなのも有るんだなぁ。まぁいいや、じゃあ始めるか。」
俺がそう言うとハロルドが離れてセバスがタライの様な容器に移し替えていた。
暫くして温泉を鑑定すると予想通り温度は下がったが効果はそれ程変わっていなかった。
「とりあえず放置するだけなら問題無さそうだな。」
「はい。出ている湯気に関しては癒される様な気はしましたが、どうだセバス?」
「はい。先程、切った傷口がみるみる塞がりましたので湯気には癒しの効果が含まれているものと考えられます。」
「そうか。なら温泉が冷えた状態ならっていうか、まさか実験の為に傷付けたのか?」
「はい。必要な事ですので。それに軽く傷付けているだけですし、痛みも感じない様にしておりますので問題ありません。」
「それならまぁ良いのか?」
「それでは続けますがよろしいでしょうか?」
俺が悩んでいるとセバスが先に進めようとしたのでとりあえず頷いて返した。
「では冷えた状態でも効能があるのかを確かめますがよろしいでしょうか?」
「どうするんだ?」
俺がそう質問するとセバスは小さなナイフで指先を切るとそこに冷たくなった温泉を掛けた。すると傷口がみるみる塞がり傷を癒してしまった。
「やはり温度での効能の違いはなさそうですね。」
「って事は運ぶ時は温泉の温度を下げて温泉の湯が漏れない構造にしたら問題無いって事か。」
「いえ、もう一度湯気が出るくらい温め直す事で効能が変わるのかを確かめる必要があります。」
「確かに必要だな。」
俺がそう言うとセバスはタライの様な容器の横にあるスイッチを押して温泉を温めだした。
暫く様子を見ながら鑑定し続け、効能に変化は無かったのでハロルドに対して頷いた。
「問題無い様ですね。では後は量を確保して温め続けて湯気等で周囲がどうなるかを確認して温泉に関しては終わりでございますね。」
「そうだな。じゃあ一旦戻るか。」
俺達はそう言うとアイテムボックス改の中に入っていった。
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