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第101話 [魔宝玉]
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俺はリーグさんの所へ着くとリーグさんに御礼として、マジックバックの魔物全てを渡す事を伝えた。
「元々、余等が勝手にやった事、受け取る様な事は流石にのぅ。」
「それを言うなら自分も一緒ですよ。なら、魔物の中で解体して美味しい食材があったら下さい。」
「・・・そう言われては受け取らない訳にはいかんか。バト、城の解体所に案内して、余が今日中に終わらせよと言っていたと伝えよ。」
「いやいや、今日中じゃなくて良いですからね!」
「なら、選別してシュウト殿にお渡しする食材の部分だけ終わらせるように。」
「ありがとうございます。後、明後日の出発までには2つ分位は、保管庫を空にしようと思ってるんで、自分が貰う分のお金は全て、攻略組と孤児院が快適に過ごせる様に建設に使って下さい。もし、それでも余るというのであれば、働いてくれた方にあげて下さい。」
「それだと流石に1ヶ月を超えてしまうと思うのじゃが良いのか?」
「問題ありません。疲れは危険を呼びますので。」
「あい分かった。神に誓ってすると約束しよう。」
「あっ、そうだ。もし、教会関係者が受け取らないと言うのであれば、その分、経営が苦しそうな教会に寄付して下さい。」
「そうじゃのぅ。ラビリス様、使徒様に役立つ為に。とか言いそうじゃしのぅ。それも約束しよう。」
「ありがとうございます。じゃあ解体所に行ってきます。」
俺はそう言うとバトさんの案内で解体所に着くとマジックバックに入っている全ての魔物を置いて、保管庫で出来るだけアイテムボックス改に廃棄魔石を入れて離れに戻った。
「流石に保管庫1つ分ぐらいはと思ったけど入らなかったなぁ。まぁ明日にでももう1回取りに行けば予定より多く回収は出来るから良いか。」
「そういえば、Aランクが10個あるよなぁ。SSに成るなら効率的に魔力総量を上げれるから1度やってみるか。」
俺はそう思ってAランクの魔石を10個出して合成を行ってみた。するとAランクの魔石の倍のサイズの魔石が出来上がった。
「鑑定!・・・Sランクかぁ。あんまりやる意味はないのか?っていうか、結構魔力を持って行かれた感じがしたんだけどなぁ。」
俺はそう思ってステータスを確認すると魔力が1億も減っていた。
「そう簡単には行かないかぁ。Aランクまではそこまで感じなかったんだけどなぁ。SSランクにするのは多分、魔力が足りないだろうな。まぁ魔石が何処までランクがあるのか気になるし、迷宮も中級までしか作って無いから毎日、何個かは作っていくか。」
俺はその後、廃棄魔石を出しては合成を繰り返し、持ってきた半分程を魔石に合成した所で魔力が足りなくなってきたので止めると息子が横でぐったりしていた。
「お、おい。どうしたんだ!?」
『おなかいっぱ~い。』
「あっ!合成の時に漏れてる魔力って真司、お前が吸収してくれてたのか?」
『うん。じゃないとみんながこまるし、それにもったいないじゃん。』
「そうか、ありがとなぁ。」
俺はそう言いながら息子を撫でると息子は嬉しそうにしていた。
「また何かあったら教えてくれな。」
『うん。そうだ、まだとうちゃんのまりょくがじゅうまんしてるせいで、バトのおじいちゃんがこのいえに、はいれないみたいだよ。』
息子はそう言うと満腹になったのと俺が撫でていた所為か、幸せそうに寝てしまった。
「ヤバいなぁ。多分このモヤッとしてるのが俺の魔力って事だよなぁ。見える限り部屋全体に充満してる事だけは分かるけど・・・とりあえず、念動力!・・・やっぱり無理か・・・魔法操作は魔法を操るスキルだけど魔力自体を操る事は出来るのか?・・・まぁとりあえず、何もしないよりかはマシか・・・魔法操作!」
すると結界によって行き場を無くし、漂っていた魔力を少しずつだが、動かす事が出来たので掌に何とか集め、握り込む様にしてから魔法操作を解除した。すると握った魔力の塊は指の隙間から勢い良く飛び出し、また元に戻ってしまった。
その後も集めた魔力を口の中に入れてみたり、色々してみたが、全て失敗に終わった。
「クソッ・・・どうすれば・・・意味は無いかもしれないけど合成してみるか。」
俺は失敗する覚悟で魔法操作を行い、集めた魔力に合成してみた。
「ん?上手くいった?」
合成を行った魔力の塊は更に小さくなりビー玉の様になったまま弾ける事は無かった。俺はソレを摘んで眺めていると誰かが入ってくる音がした。
「シュウト様、ご苦労様です。もうかなり遅い時間になりましたが、軽食を取りお休みになられますか?」
バトさんにそう言われ、懐中時計を見ると夜中の1時になっていた。
「え!?もうこんな時間かぁ。そうします。」
「承知・・・!シュウト様、其方の手にしている物は、ただならぬ魔力を感じるのですが?」
「えぇと合成をやり過ぎまして、真司が吸収するのが限界になった様で、それに気付かずこの部屋が自分の魔力でいっぱいになってしまい、色々試して最終的に集めて合成したらこうなりました。」
「な、なるほど、自身の魔力をですか・・・。」
「バトさんはコレが何か知ってるんですか?」
「確証があるわけという事ではないのですが、大昔の大賢者様がスタンピードや竜、魔族と対峙する前に作ったと言われているモノがございまして、それが己の魔力を玉にして戦闘時に魔力回復の為にお作りになっていたと文献が残っております。」
「じゃあコレがそうだと?」
「はい。あくまても可能性で御座いますが。」
「なるほど・・・鑑定!・・・魔宝玉か。効果がどの位あるかは分からないですが、回復は出来そうですね。」
「流石、シュウト様でございます。その様な文献にしか載っていない物を作り出すとは。」
「偶然ですけどね。」
「いえいえ、苦肉の策だとしても素晴らしい発見でございます。それでは、軽食を御用意致します。」
バトさんはそう言いながら去っていった。
そうかぁコレを作っとけば何かあった時にあの不味いポーションを飲まなくて済むのか、ただなぁ作るにしても何処でするかだよなぁ。
そう思っているとバトさんが軽食を持って戻ってきたので、食事をして寝床に入った。
「あっ!そうだ!アイテムボックス改の中でやればいいんじゃない?明日試してみるか。」
俺はそう言うと就寝した。
翌朝、朝食を食べ終わると俺はバトさんに声を掛けた。
「バトさん、お願いがあるんですけどいいですか?」
「何でございましょう。」
「1度、アイテムボックス改の中で、少し魔力を解放してみますんで、アイテムボックス改の外でも感じるかどうか、知りたいので、ルークか誰かを呼んでもらえないですか?」
「それでしたら私がお手伝い致しますよ。」
「いや、それだともしかしたらバトさんに迷惑が掛かるかもしれないんで。」
「問題ありません。それに私であれば、結界が張れますので。」
「良いんですか?」
「はい。勿論でございます。」
「なら、真司も外に居てくれるか?」
『いいよ。もれてたらきゅうしゅうするね。』
「任せたぞ。じゃあ行ってきます。」
俺はそう言うとアイテムボックス改の迷宮フィールド・初級に入った。
「此処の魔物なら溢れても一瞬で討伐出来るし、ルークが中に入っても問題ないだろうしな。」
俺はそう言うとフィールド内で魔力を少し解放した。すると予想通り、魔力が少しずつ画面に吸い込まれていった。
「やっぱりコレなら大丈夫だけど、やっぱり魔物の数が増えてるなぁ・・・万が一を考えて魔物が関係無い、森/川みたいな他のフィールドを造ってやってみるか。さ、それよりも外に影響があるか、聞いてみよう。」
俺はそう言うとアイテムボックス改から出た。
「バトさんどうでしたか?」
「もうされたのですか?」
「はい。」
「それでしたら問題ありません。何も感じては無いので。」
『うん。なにもでてこなかったよ。』
「それなら問題なさそうですね。とりあえず昨日の事みたいにならない様に今日はアイテムボックス改の中で合成してきますね。」
「承知致しました。それでは食事の時間だけはお守り頂けると幸いでございます。」
『だいじょうぶ。ボクがみてるから。』
「ハ、ハ、ハ、真司、お前にまで言われるとはな。」
「シンジ様も同じ事を?」
「そうですね。気を付けます。」
俺は苦笑いしながらアイテムボックス改を開いた。
じゃあとりあえず設定からかな。
【ダンジョン設定】
フィールド・1
迷宮・初級
フィールド・2
迷宮・中級
フィールド・3
・洞窟
・森/川
・平原/湖
・迷宮
とりあえず迷宮はないな。どれがいいかなぁ
そう考えた俺が画面の前で考えているとバトさんに声を掛けられた。
「シュウト様、如何なされましたか?」
「いや、さっき迷宮内で魔力を解放したら魔物の数が増えちゃったんで、魔物の影響の無い他のフィールドにしようかと思ったんですが、どれにするか悩んでて。」
「それでしたら他のフィールドに施設を建てる予定があるのでしたら資材を確保出来るものにするのはどうでしょうか?」
「あぁなるほど、なら森/川だな。洞窟も気になるけど、確保出来るか不安だしな。バトさん、ありがとうございます。」
「いえいえ、お役に立てれたなら幸いでございます。」
俺はバトさんの案を採用して森/川を設定し、中に入ってみた。
「おぉ川も側に有るし、コレだけのスペースが有れば、移動式家屋を置いたら良い感じになりそうだな。」
俺はそう言うと移動式家屋を取り出して設置した。
『キャンプだキャンプ♪』
「そうだな。とりあえず探索するのは後な。」
俺はそう言うと合成を開始し、どんどんAランクの魔石を作っていき、途中昼食を挟みつつ、無くなったら保管庫に取りに行くのを繰り返していき、予定していた2つ分の保管庫を空にして一旦、合成を止めた。
「結構出来たなぁ。」
『できあがったませきは、どうするの?』
「ん~魔力総量を増やしても良いんだけど、意識しなくても魔力の制御を完璧に出来るまでは周りに迷惑が掛からないように保管かな。お前は要るか?」
『う~ん。いらないかな。』
「なら保管しとくけど、要るなら言えよ。」
『わかった。』
「後は、と。」
俺はそう言いながら魔宝玉を取り出した。
「元々、余等が勝手にやった事、受け取る様な事は流石にのぅ。」
「それを言うなら自分も一緒ですよ。なら、魔物の中で解体して美味しい食材があったら下さい。」
「・・・そう言われては受け取らない訳にはいかんか。バト、城の解体所に案内して、余が今日中に終わらせよと言っていたと伝えよ。」
「いやいや、今日中じゃなくて良いですからね!」
「なら、選別してシュウト殿にお渡しする食材の部分だけ終わらせるように。」
「ありがとうございます。後、明後日の出発までには2つ分位は、保管庫を空にしようと思ってるんで、自分が貰う分のお金は全て、攻略組と孤児院が快適に過ごせる様に建設に使って下さい。もし、それでも余るというのであれば、働いてくれた方にあげて下さい。」
「それだと流石に1ヶ月を超えてしまうと思うのじゃが良いのか?」
「問題ありません。疲れは危険を呼びますので。」
「あい分かった。神に誓ってすると約束しよう。」
「あっ、そうだ。もし、教会関係者が受け取らないと言うのであれば、その分、経営が苦しそうな教会に寄付して下さい。」
「そうじゃのぅ。ラビリス様、使徒様に役立つ為に。とか言いそうじゃしのぅ。それも約束しよう。」
「ありがとうございます。じゃあ解体所に行ってきます。」
俺はそう言うとバトさんの案内で解体所に着くとマジックバックに入っている全ての魔物を置いて、保管庫で出来るだけアイテムボックス改に廃棄魔石を入れて離れに戻った。
「流石に保管庫1つ分ぐらいはと思ったけど入らなかったなぁ。まぁ明日にでももう1回取りに行けば予定より多く回収は出来るから良いか。」
「そういえば、Aランクが10個あるよなぁ。SSに成るなら効率的に魔力総量を上げれるから1度やってみるか。」
俺はそう思ってAランクの魔石を10個出して合成を行ってみた。するとAランクの魔石の倍のサイズの魔石が出来上がった。
「鑑定!・・・Sランクかぁ。あんまりやる意味はないのか?っていうか、結構魔力を持って行かれた感じがしたんだけどなぁ。」
俺はそう思ってステータスを確認すると魔力が1億も減っていた。
「そう簡単には行かないかぁ。Aランクまではそこまで感じなかったんだけどなぁ。SSランクにするのは多分、魔力が足りないだろうな。まぁ魔石が何処までランクがあるのか気になるし、迷宮も中級までしか作って無いから毎日、何個かは作っていくか。」
俺はその後、廃棄魔石を出しては合成を繰り返し、持ってきた半分程を魔石に合成した所で魔力が足りなくなってきたので止めると息子が横でぐったりしていた。
「お、おい。どうしたんだ!?」
『おなかいっぱ~い。』
「あっ!合成の時に漏れてる魔力って真司、お前が吸収してくれてたのか?」
『うん。じゃないとみんながこまるし、それにもったいないじゃん。』
「そうか、ありがとなぁ。」
俺はそう言いながら息子を撫でると息子は嬉しそうにしていた。
「また何かあったら教えてくれな。」
『うん。そうだ、まだとうちゃんのまりょくがじゅうまんしてるせいで、バトのおじいちゃんがこのいえに、はいれないみたいだよ。』
息子はそう言うと満腹になったのと俺が撫でていた所為か、幸せそうに寝てしまった。
「ヤバいなぁ。多分このモヤッとしてるのが俺の魔力って事だよなぁ。見える限り部屋全体に充満してる事だけは分かるけど・・・とりあえず、念動力!・・・やっぱり無理か・・・魔法操作は魔法を操るスキルだけど魔力自体を操る事は出来るのか?・・・まぁとりあえず、何もしないよりかはマシか・・・魔法操作!」
すると結界によって行き場を無くし、漂っていた魔力を少しずつだが、動かす事が出来たので掌に何とか集め、握り込む様にしてから魔法操作を解除した。すると握った魔力の塊は指の隙間から勢い良く飛び出し、また元に戻ってしまった。
その後も集めた魔力を口の中に入れてみたり、色々してみたが、全て失敗に終わった。
「クソッ・・・どうすれば・・・意味は無いかもしれないけど合成してみるか。」
俺は失敗する覚悟で魔法操作を行い、集めた魔力に合成してみた。
「ん?上手くいった?」
合成を行った魔力の塊は更に小さくなりビー玉の様になったまま弾ける事は無かった。俺はソレを摘んで眺めていると誰かが入ってくる音がした。
「シュウト様、ご苦労様です。もうかなり遅い時間になりましたが、軽食を取りお休みになられますか?」
バトさんにそう言われ、懐中時計を見ると夜中の1時になっていた。
「え!?もうこんな時間かぁ。そうします。」
「承知・・・!シュウト様、其方の手にしている物は、ただならぬ魔力を感じるのですが?」
「えぇと合成をやり過ぎまして、真司が吸収するのが限界になった様で、それに気付かずこの部屋が自分の魔力でいっぱいになってしまい、色々試して最終的に集めて合成したらこうなりました。」
「な、なるほど、自身の魔力をですか・・・。」
「バトさんはコレが何か知ってるんですか?」
「確証があるわけという事ではないのですが、大昔の大賢者様がスタンピードや竜、魔族と対峙する前に作ったと言われているモノがございまして、それが己の魔力を玉にして戦闘時に魔力回復の為にお作りになっていたと文献が残っております。」
「じゃあコレがそうだと?」
「はい。あくまても可能性で御座いますが。」
「なるほど・・・鑑定!・・・魔宝玉か。効果がどの位あるかは分からないですが、回復は出来そうですね。」
「流石、シュウト様でございます。その様な文献にしか載っていない物を作り出すとは。」
「偶然ですけどね。」
「いえいえ、苦肉の策だとしても素晴らしい発見でございます。それでは、軽食を御用意致します。」
バトさんはそう言いながら去っていった。
そうかぁコレを作っとけば何かあった時にあの不味いポーションを飲まなくて済むのか、ただなぁ作るにしても何処でするかだよなぁ。
そう思っているとバトさんが軽食を持って戻ってきたので、食事をして寝床に入った。
「あっ!そうだ!アイテムボックス改の中でやればいいんじゃない?明日試してみるか。」
俺はそう言うと就寝した。
翌朝、朝食を食べ終わると俺はバトさんに声を掛けた。
「バトさん、お願いがあるんですけどいいですか?」
「何でございましょう。」
「1度、アイテムボックス改の中で、少し魔力を解放してみますんで、アイテムボックス改の外でも感じるかどうか、知りたいので、ルークか誰かを呼んでもらえないですか?」
「それでしたら私がお手伝い致しますよ。」
「いや、それだともしかしたらバトさんに迷惑が掛かるかもしれないんで。」
「問題ありません。それに私であれば、結界が張れますので。」
「良いんですか?」
「はい。勿論でございます。」
「なら、真司も外に居てくれるか?」
『いいよ。もれてたらきゅうしゅうするね。』
「任せたぞ。じゃあ行ってきます。」
俺はそう言うとアイテムボックス改の迷宮フィールド・初級に入った。
「此処の魔物なら溢れても一瞬で討伐出来るし、ルークが中に入っても問題ないだろうしな。」
俺はそう言うとフィールド内で魔力を少し解放した。すると予想通り、魔力が少しずつ画面に吸い込まれていった。
「やっぱりコレなら大丈夫だけど、やっぱり魔物の数が増えてるなぁ・・・万が一を考えて魔物が関係無い、森/川みたいな他のフィールドを造ってやってみるか。さ、それよりも外に影響があるか、聞いてみよう。」
俺はそう言うとアイテムボックス改から出た。
「バトさんどうでしたか?」
「もうされたのですか?」
「はい。」
「それでしたら問題ありません。何も感じては無いので。」
『うん。なにもでてこなかったよ。』
「それなら問題なさそうですね。とりあえず昨日の事みたいにならない様に今日はアイテムボックス改の中で合成してきますね。」
「承知致しました。それでは食事の時間だけはお守り頂けると幸いでございます。」
『だいじょうぶ。ボクがみてるから。』
「ハ、ハ、ハ、真司、お前にまで言われるとはな。」
「シンジ様も同じ事を?」
「そうですね。気を付けます。」
俺は苦笑いしながらアイテムボックス改を開いた。
じゃあとりあえず設定からかな。
【ダンジョン設定】
フィールド・1
迷宮・初級
フィールド・2
迷宮・中級
フィールド・3
・洞窟
・森/川
・平原/湖
・迷宮
とりあえず迷宮はないな。どれがいいかなぁ
そう考えた俺が画面の前で考えているとバトさんに声を掛けられた。
「シュウト様、如何なされましたか?」
「いや、さっき迷宮内で魔力を解放したら魔物の数が増えちゃったんで、魔物の影響の無い他のフィールドにしようかと思ったんですが、どれにするか悩んでて。」
「それでしたら他のフィールドに施設を建てる予定があるのでしたら資材を確保出来るものにするのはどうでしょうか?」
「あぁなるほど、なら森/川だな。洞窟も気になるけど、確保出来るか不安だしな。バトさん、ありがとうございます。」
「いえいえ、お役に立てれたなら幸いでございます。」
俺はバトさんの案を採用して森/川を設定し、中に入ってみた。
「おぉ川も側に有るし、コレだけのスペースが有れば、移動式家屋を置いたら良い感じになりそうだな。」
俺はそう言うと移動式家屋を取り出して設置した。
『キャンプだキャンプ♪』
「そうだな。とりあえず探索するのは後な。」
俺はそう言うと合成を開始し、どんどんAランクの魔石を作っていき、途中昼食を挟みつつ、無くなったら保管庫に取りに行くのを繰り返していき、予定していた2つ分の保管庫を空にして一旦、合成を止めた。
「結構出来たなぁ。」
『できあがったませきは、どうするの?』
「ん~魔力総量を増やしても良いんだけど、意識しなくても魔力の制御を完璧に出来るまでは周りに迷惑が掛からないように保管かな。お前は要るか?」
『う~ん。いらないかな。』
「なら保管しとくけど、要るなら言えよ。」
『わかった。』
「後は、と。」
俺はそう言いながら魔宝玉を取り出した。
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