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本編
Hero!!
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「あなた、だれ・・・?」
「ストロング・ソルジャー・・・」
突然現れた新山さん────ストロング・ソルジャーはバケモノを投げ飛ばすと足を折ってしまった私と女の子を抱えて警察側へと運んでくれた・・・。
「お前・・・なんでここに・・・」
元相棒の月島警部補もまさか彼がくるとは思っていなかったのだろう。明らかに動揺している。
そんな月島警部補の肩をストロング・ソルジャーは明るい声色で話す。
「大丈夫っ!僕に任せて」
「・・・・・!!」「え────」
今、自分の事を僕って・・・。
「お前・・・本当にソルジャーなのか・・・?」
「違うね。僕は・・・平和を愛する一人の男さ」
「あ─────」
平和を愛する一人の男。何ともないただの肩書きなのに、涙が止まらない。その理由は何となくわかった。彼は復讐者ではなくなったのだ。
「★*★%?%#<℃#!!」
「おっ?もう起き上がったか。早いね~張り合いがあるってもんだよ。まあ、君だけじゃあ僕を倒せないだろうがね────加勢して上げたらどうだい?そこにいる君!」
バケモノに対面したかと思いきや彼は大きな瓦礫の塊を指さした。あそこに誰か隠れているようだ。
「君気配消すのが上手いねぇ!正直びっくりしたよ!でも、ビルの上からそこの瓦礫に場所を変えたのが良く無かったね!」
説明するように話す。すると、瓦礫から全身黒ずくめの男が現れた。間違いない、署内に侵入して殺しを行った男だ。
「流石だ、プロトタイプ。だが、私が参戦することで貴様の勝機はなくなるぞ?」
「良いや、未だに僕の勝機は曇らない。快晴だよ。ピクニックがしたいね」
まるで茶化すような態度。冷酷なストロング・ソルジャーとは全く違う。
新山さんはついに心身名実共にヒーローとなったのだ。
「頭に乗らない事だな、アベンジャー」
「いいや、違うよ。僕は・・・ヒーローさ」
そう言うとヒーローは我々に背を向けて歩み出す。
真なるヒーローの誕生を祝して喉が潰れる勢いで叫び喜び鼓舞した。
「ストロング・ソルジャー・・・」
突然現れた新山さん────ストロング・ソルジャーはバケモノを投げ飛ばすと足を折ってしまった私と女の子を抱えて警察側へと運んでくれた・・・。
「お前・・・なんでここに・・・」
元相棒の月島警部補もまさか彼がくるとは思っていなかったのだろう。明らかに動揺している。
そんな月島警部補の肩をストロング・ソルジャーは明るい声色で話す。
「大丈夫っ!僕に任せて」
「・・・・・!!」「え────」
今、自分の事を僕って・・・。
「お前・・・本当にソルジャーなのか・・・?」
「違うね。僕は・・・平和を愛する一人の男さ」
「あ─────」
平和を愛する一人の男。何ともないただの肩書きなのに、涙が止まらない。その理由は何となくわかった。彼は復讐者ではなくなったのだ。
「★*★%?%#<℃#!!」
「おっ?もう起き上がったか。早いね~張り合いがあるってもんだよ。まあ、君だけじゃあ僕を倒せないだろうがね────加勢して上げたらどうだい?そこにいる君!」
バケモノに対面したかと思いきや彼は大きな瓦礫の塊を指さした。あそこに誰か隠れているようだ。
「君気配消すのが上手いねぇ!正直びっくりしたよ!でも、ビルの上からそこの瓦礫に場所を変えたのが良く無かったね!」
説明するように話す。すると、瓦礫から全身黒ずくめの男が現れた。間違いない、署内に侵入して殺しを行った男だ。
「流石だ、プロトタイプ。だが、私が参戦することで貴様の勝機はなくなるぞ?」
「良いや、未だに僕の勝機は曇らない。快晴だよ。ピクニックがしたいね」
まるで茶化すような態度。冷酷なストロング・ソルジャーとは全く違う。
新山さんはついに心身名実共にヒーローとなったのだ。
「頭に乗らない事だな、アベンジャー」
「いいや、違うよ。僕は・・・ヒーローさ」
そう言うとヒーローは我々に背を向けて歩み出す。
真なるヒーローの誕生を祝して喉が潰れる勢いで叫び喜び鼓舞した。
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