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六章2つの世界
無限に湧き出てくる
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戦い始めてから1時間経過。単純計算で数えると歩は120体は殺している。
「なぁ、全然減ってないと思うのは俺だけか?」
ウェアウルフの首を狩りながら背中を守っている歩に叫ぶように問いかける。
「それは僕も思った!」
このままだと埒が開かないと判断した歩は近くにあったマンションの屋上まで飛んで休む事にした。
「歩、お前は何体倒した?」
「120体は確実」
「俺は110。他のメンバーも考えると絶対に500体は確実に倒しきってるよな?」
だけども数は減っていない。むしろ増えているような。
ここで、ポケットに入れていたスマホが震える。歩は慌ててスマホをポケットから出す。元山署長からの電話だった。
「はい、もしもし」
『歩か?今そっちの状況はどうなっている?』
電話の相手は元山署長ではなかった。もっと若い男の声だ。
「あの、どちら様でしょうか?」
「俺だ!ライムだ!」
「ああ!ライムさん!」
言われてみれば確かにライムさんの声だ。でも、何でライムさんが・・・?
「元山のおっさんから借りて今会話してる。で、状況はどうなんだ?」
「魔物が減るどころか増えているような気がします」
「やっぱりか・・・歩、今からそっちに行くけど先に今起きている状況を教える」
「そちらの方でもう状況は掴めているのですか?」
「まあな。魔物が減らない理由はその都市の何処かにエデンとラグナロクを繋ぐ裂け目があるからなんだ」
「裂け目、ですか?」
まったく聞いた事の無い単語。すぐにライムさんが説明してくれた。
「まあ、開きっぱなしのドアとでも考えくれれば良い。開きっぱなしのドアは閉めろ!壊してでもな!」
「了解です。それで、その裂け目の場所はわかりますか?」
「アバウトな位置は分かるんだが、細かくは分からねぇ。とにかくその都市の中にあるのは確かだ。ウェアウルフを殺しながら見つけてくれ」
ライムさんとの通話はこれで切れた。スピーカーにしていたので亮一も全て話を聞いている。
歩と亮一は顔を合わせるとマンションの屋上から飛び降りた。
「『カオスモード』10%展開!」
白黒のオーラが歩を包む。
「俺にも今度それのやり方教えてくれない?」
「暇があったらね」
アスファルトに落下する力を利用して蔓延るウェアウルフ達を上から踏み殺す。
「仲間に会ったらこの事を伝えろよ!」
「分かりましたっ!」
ウェアウルフを斬り伏せながら歩は前へと突っ切っていった。
しばらく斬っていると少し遠くから炎や氷や雷がウェアウルフ達を殺しているのが見えてきた。
「おらおら!まだまだぶちあげていくわよー!」
葵ではなく、葵の姉緑さんだった。
「緑さーん!」
「歩君?どうしたの?」
「魔物が湧き続ける理由はこの街の何処かに出来たエデンとラグナロクを繋ぐ裂け目が原因だそうです!見つけ次第破壊してください!」
「OK!分かった!それよりもお願いがあるんだけど、ちょっと私を何処の建物の屋上でも良いから持っていってくれない?」
「了解!」
剣を納めて緑さんをお姫様抱っこして近くにある低い建物の屋上まで飛ぶ。
「良し!このくらいなら一気に燃やせるわね!」
「えっ?まさか───」
魔術とは関係ないはずの関節をポキポキと鳴らし始める。緑さんは杖を強く握りしめると魔術詠唱を始めた。
「『グレイトフレイム』!」
杖に埋め込まれた宝石から竜のような火炎放射が放たれる。周辺に蔓延っていたウェアウルフ達を一気に焼き殺す。
辺りに肉が焼けた匂いが充満する。
「相変わらず手加減無しですね・・・」
「だって命懸けの戦いだし?本気にならない方がおかしいわよ。歩君も全力出して戦いましょう」
「僕全力出したら10分程度で力尽きちなうので程々にしておきますよ」
★
「───というわけだ!分かったか兄貴!葵!」
「あい、分かった!」
「りょうかーい!」
何とも異色なコンビが出来上がっていた。優人と葵が自分の背中を任せながら戦っていた。
「『フレイムガトリング』!!」
2年前彼女が開発したフレイムショット。それを改良して連射を可能にしたのがフレイムガトリングである。
一発一発の威力は同じで、一回に80発射てるフレイムガトリングは実の強力である。
近づこうとする魔物を蜂の巣にする。
「せいっ!───とうっ!」
一方の優人は確実に一体ずつ殺していく。腹を裂き、首を狩り、四肢をもぐ。
完全に死に絶えたと確認したら次の個体へと的を変える。
その姿は正に狂戦士。ウェアウルフ達も恐怖し始める。一歩優人が進んだら一歩後退している。
優人も怯えている相手を斬る程無慈悲ではない。刀を納めて、シッシッとウェアウルフ達に対して手をヒラヒラさせる。
「失せろ。怯えた相手に興味は無い」
その言葉が癇に障ったのだろうか?ウェアウルフ達の闘士が再び燃え始めた。
武器を持つ手には力が込められ、顔は獲物を見つけたかのように鋭くなる。
優人はその様を見てニヤリと不敵に笑った。
「そう来なくっちゃ面白くねぇ・・・」
「優人さん?すっごいの顔になってるよ?」
ザ・仏頂面の葵も流石に優人の変貌っぷりに驚きを隠せない。
「さあ、殺りあおうぜ?」
★
「おい、歩!助っ人にきたぜ!」
槍を担いだ、美丈夫の青年が魔物を蹴散らしながら戦う歩の元へと駆けつけてきた。
「ライムさん!助かります!」
「で、裂け目は見つかったか?」
「いえ、まだ・・・」
「そうか・・・高い所からは見たか?」
「いえ、それはまだ・・・」
「なら、高い所に行くぞ。そしたら何処から涌いてるのかすぐに分かる」
ライムと一緒に再び近くの建物の屋上へと飛び、一番高いビルを見つけてそのビルの屋上へと行く。
全長50メートルはあるだろうか?別に高所恐怖症ではないが、下を見るのが怖い。
「へぇー!こんなにデケェ建物があるなんてやっぱエデンはスゲェな!」
ライムは任務を忘れて少年の様にはしゃぐ。しばらく下を眺めると、突然目を凝らし始めた。
「あそこから魔物が出てるみたいだな・・・」
ライムが指差す先を見る。ライムが指差していたのは通天閣だった。
「あのデッカイ搭の下にあるっぽいぞ」
「なんであんなに目立つ所にあったのに気づかなかったんだろう・・・」
「まあ、良いじゃねえか!早く行くぞ!」
ライムはそういうと全長50メートルはあるだろうビルの屋上から飛び降りようとする。歩は慌てて止めた。
「ライムさん待って下さい!死んじゃいますよ!?」
「そうかな・・・ま、歩が言ってるならそうなのか!」
意外にあっさりと歩の言葉を聞いたライムはビルの壁に手をつけながらゆっくりと下へと降りていく。
ヒゲが特徴の某有名アクションゲームの主人公のある1アクションを彷彿とさせる。
歩もそれを真似て地上にゆっくりと降りていった。
これが意外と難しく途中で手を離してしまい、落ちそうになってしまった。
「よし、このくらいの高さなら大丈夫だろ」
推定10階ぐらいの高さから歩とライムは地上へと飛び降りた。
幸いにも魔物のいない裏路地に降りる事に成功。
敵のいない所で安心したのか歩は聞きたかった疑問が頭に浮かぶ。
敵陣に突っ込む前に聞いておきたい。
「あの、ライムさん。ラグドさんはどうしたんですか?」
「団長はな、今こっちよりも厄介な事件の解決に挑んでいる。今回の裂け目を作った犯人捜しをな」
「成る程、最近連絡が無かったのもそれが原因だったのか・・・」
聞く話によると歩とシトラが帰ってから2週間後、ラグナロクの各地で生息していないはずの魔物達が次々と現れたらしい。
犯人はとある研究者らしいが。その研究者は多くの実験の末ラグナロクとエデンを繋ぐ裂け目を作りだす事に成功したのだとか。
その第1実験場として選ばれたのがここ大阪の通天閣の通りというわけだ。
「なんとも誰にも役に立たない実験をしてくれたものですね、その研究者」
「いや、そうでもないぞ?」
「?裂け目に何か利用点があるのですか?」
「ああ。ラグナロクとエデンを裂け目で繋ぐ事が出来ればこっちの世界に導きの石無しでも行けるようになるんだ」
「へえぇー!」
それはとても便利だ。日々導きの石の技術は進化しているが、やはり別世界への移動は時間がかかる。
移動にかかる時間が無くなるのだ。
「でも、そんな善行の為の研究じゃなくて生態系と人類を破滅させようとする研究だがな」
「やっぱりヤバい奴じゃないですか!その研究者!」
「Gau!?」
思わず大声で突っ込んでしまった為ウェアウルフにバレてしまった。一体のウェアウルフは雄叫びを上げると、何十体のウェアウルフが集まってくる。
「Gruuu・・・!!」
「すいません、ライムさん」
「全然大丈夫。結局倒すんだしな」
「なぁ、全然減ってないと思うのは俺だけか?」
ウェアウルフの首を狩りながら背中を守っている歩に叫ぶように問いかける。
「それは僕も思った!」
このままだと埒が開かないと判断した歩は近くにあったマンションの屋上まで飛んで休む事にした。
「歩、お前は何体倒した?」
「120体は確実」
「俺は110。他のメンバーも考えると絶対に500体は確実に倒しきってるよな?」
だけども数は減っていない。むしろ増えているような。
ここで、ポケットに入れていたスマホが震える。歩は慌ててスマホをポケットから出す。元山署長からの電話だった。
「はい、もしもし」
『歩か?今そっちの状況はどうなっている?』
電話の相手は元山署長ではなかった。もっと若い男の声だ。
「あの、どちら様でしょうか?」
「俺だ!ライムだ!」
「ああ!ライムさん!」
言われてみれば確かにライムさんの声だ。でも、何でライムさんが・・・?
「元山のおっさんから借りて今会話してる。で、状況はどうなんだ?」
「魔物が減るどころか増えているような気がします」
「やっぱりか・・・歩、今からそっちに行くけど先に今起きている状況を教える」
「そちらの方でもう状況は掴めているのですか?」
「まあな。魔物が減らない理由はその都市の何処かにエデンとラグナロクを繋ぐ裂け目があるからなんだ」
「裂け目、ですか?」
まったく聞いた事の無い単語。すぐにライムさんが説明してくれた。
「まあ、開きっぱなしのドアとでも考えくれれば良い。開きっぱなしのドアは閉めろ!壊してでもな!」
「了解です。それで、その裂け目の場所はわかりますか?」
「アバウトな位置は分かるんだが、細かくは分からねぇ。とにかくその都市の中にあるのは確かだ。ウェアウルフを殺しながら見つけてくれ」
ライムさんとの通話はこれで切れた。スピーカーにしていたので亮一も全て話を聞いている。
歩と亮一は顔を合わせるとマンションの屋上から飛び降りた。
「『カオスモード』10%展開!」
白黒のオーラが歩を包む。
「俺にも今度それのやり方教えてくれない?」
「暇があったらね」
アスファルトに落下する力を利用して蔓延るウェアウルフ達を上から踏み殺す。
「仲間に会ったらこの事を伝えろよ!」
「分かりましたっ!」
ウェアウルフを斬り伏せながら歩は前へと突っ切っていった。
しばらく斬っていると少し遠くから炎や氷や雷がウェアウルフ達を殺しているのが見えてきた。
「おらおら!まだまだぶちあげていくわよー!」
葵ではなく、葵の姉緑さんだった。
「緑さーん!」
「歩君?どうしたの?」
「魔物が湧き続ける理由はこの街の何処かに出来たエデンとラグナロクを繋ぐ裂け目が原因だそうです!見つけ次第破壊してください!」
「OK!分かった!それよりもお願いがあるんだけど、ちょっと私を何処の建物の屋上でも良いから持っていってくれない?」
「了解!」
剣を納めて緑さんをお姫様抱っこして近くにある低い建物の屋上まで飛ぶ。
「良し!このくらいなら一気に燃やせるわね!」
「えっ?まさか───」
魔術とは関係ないはずの関節をポキポキと鳴らし始める。緑さんは杖を強く握りしめると魔術詠唱を始めた。
「『グレイトフレイム』!」
杖に埋め込まれた宝石から竜のような火炎放射が放たれる。周辺に蔓延っていたウェアウルフ達を一気に焼き殺す。
辺りに肉が焼けた匂いが充満する。
「相変わらず手加減無しですね・・・」
「だって命懸けの戦いだし?本気にならない方がおかしいわよ。歩君も全力出して戦いましょう」
「僕全力出したら10分程度で力尽きちなうので程々にしておきますよ」
★
「───というわけだ!分かったか兄貴!葵!」
「あい、分かった!」
「りょうかーい!」
何とも異色なコンビが出来上がっていた。優人と葵が自分の背中を任せながら戦っていた。
「『フレイムガトリング』!!」
2年前彼女が開発したフレイムショット。それを改良して連射を可能にしたのがフレイムガトリングである。
一発一発の威力は同じで、一回に80発射てるフレイムガトリングは実の強力である。
近づこうとする魔物を蜂の巣にする。
「せいっ!───とうっ!」
一方の優人は確実に一体ずつ殺していく。腹を裂き、首を狩り、四肢をもぐ。
完全に死に絶えたと確認したら次の個体へと的を変える。
その姿は正に狂戦士。ウェアウルフ達も恐怖し始める。一歩優人が進んだら一歩後退している。
優人も怯えている相手を斬る程無慈悲ではない。刀を納めて、シッシッとウェアウルフ達に対して手をヒラヒラさせる。
「失せろ。怯えた相手に興味は無い」
その言葉が癇に障ったのだろうか?ウェアウルフ達の闘士が再び燃え始めた。
武器を持つ手には力が込められ、顔は獲物を見つけたかのように鋭くなる。
優人はその様を見てニヤリと不敵に笑った。
「そう来なくっちゃ面白くねぇ・・・」
「優人さん?すっごいの顔になってるよ?」
ザ・仏頂面の葵も流石に優人の変貌っぷりに驚きを隠せない。
「さあ、殺りあおうぜ?」
★
「おい、歩!助っ人にきたぜ!」
槍を担いだ、美丈夫の青年が魔物を蹴散らしながら戦う歩の元へと駆けつけてきた。
「ライムさん!助かります!」
「で、裂け目は見つかったか?」
「いえ、まだ・・・」
「そうか・・・高い所からは見たか?」
「いえ、それはまだ・・・」
「なら、高い所に行くぞ。そしたら何処から涌いてるのかすぐに分かる」
ライムと一緒に再び近くの建物の屋上へと飛び、一番高いビルを見つけてそのビルの屋上へと行く。
全長50メートルはあるだろうか?別に高所恐怖症ではないが、下を見るのが怖い。
「へぇー!こんなにデケェ建物があるなんてやっぱエデンはスゲェな!」
ライムは任務を忘れて少年の様にはしゃぐ。しばらく下を眺めると、突然目を凝らし始めた。
「あそこから魔物が出てるみたいだな・・・」
ライムが指差す先を見る。ライムが指差していたのは通天閣だった。
「あのデッカイ搭の下にあるっぽいぞ」
「なんであんなに目立つ所にあったのに気づかなかったんだろう・・・」
「まあ、良いじゃねえか!早く行くぞ!」
ライムはそういうと全長50メートルはあるだろうビルの屋上から飛び降りようとする。歩は慌てて止めた。
「ライムさん待って下さい!死んじゃいますよ!?」
「そうかな・・・ま、歩が言ってるならそうなのか!」
意外にあっさりと歩の言葉を聞いたライムはビルの壁に手をつけながらゆっくりと下へと降りていく。
ヒゲが特徴の某有名アクションゲームの主人公のある1アクションを彷彿とさせる。
歩もそれを真似て地上にゆっくりと降りていった。
これが意外と難しく途中で手を離してしまい、落ちそうになってしまった。
「よし、このくらいの高さなら大丈夫だろ」
推定10階ぐらいの高さから歩とライムは地上へと飛び降りた。
幸いにも魔物のいない裏路地に降りる事に成功。
敵のいない所で安心したのか歩は聞きたかった疑問が頭に浮かぶ。
敵陣に突っ込む前に聞いておきたい。
「あの、ライムさん。ラグドさんはどうしたんですか?」
「団長はな、今こっちよりも厄介な事件の解決に挑んでいる。今回の裂け目を作った犯人捜しをな」
「成る程、最近連絡が無かったのもそれが原因だったのか・・・」
聞く話によると歩とシトラが帰ってから2週間後、ラグナロクの各地で生息していないはずの魔物達が次々と現れたらしい。
犯人はとある研究者らしいが。その研究者は多くの実験の末ラグナロクとエデンを繋ぐ裂け目を作りだす事に成功したのだとか。
その第1実験場として選ばれたのがここ大阪の通天閣の通りというわけだ。
「なんとも誰にも役に立たない実験をしてくれたものですね、その研究者」
「いや、そうでもないぞ?」
「?裂け目に何か利用点があるのですか?」
「ああ。ラグナロクとエデンを裂け目で繋ぐ事が出来ればこっちの世界に導きの石無しでも行けるようになるんだ」
「へえぇー!」
それはとても便利だ。日々導きの石の技術は進化しているが、やはり別世界への移動は時間がかかる。
移動にかかる時間が無くなるのだ。
「でも、そんな善行の為の研究じゃなくて生態系と人類を破滅させようとする研究だがな」
「やっぱりヤバい奴じゃないですか!その研究者!」
「Gau!?」
思わず大声で突っ込んでしまった為ウェアウルフにバレてしまった。一体のウェアウルフは雄叫びを上げると、何十体のウェアウルフが集まってくる。
「Gruuu・・・!!」
「すいません、ライムさん」
「全然大丈夫。結局倒すんだしな」
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