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3章 異世界旅行録
2話 気持ちを切り替えて
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「母さんを攫った魔術師は未だに見つかってないんですか?」
「はい。ただ、門番でもかなりの実力を有していた貴方の父親を倒せるくらいの実力を持っているとしか情報はありません」
「そうですか・・・ん?門番?俺の父さんが?」
今まで、両親の事を教えてもらえなかった翡翠。当然、実の父の職業を知らなかった。
もうこれ以上驚く事はないとたかを括っていた翡翠だが、この時ばかりは驚愕した。自分がロット2世の甥っ子だと知った時よりもだ。
「だから、俺が門番になるって言った時に反対したの?」
「そうです。どれだけ危険な仕事か知っていましたからね」
「父さんが門番だって事も口止めされてたの!?」
「・・・もちろんです!」
「じゃあ、今の間はなんだよっ!絶対に俺の意思が更に固くなる可能性が高かったから言わなかった感じじゃねーか!!」
まあ、最終的には門番になる事を許可してくれたので文句はないが。あまりにも綺麗な間開けをしたので思わずツッコンでしまった。
「ふぅ・・・隠し事はいつかバレるものですね。翡翠、今日はビーフシチューだけれども、食べていきますか?貴方、大好きだったでしょう?」
「いや、今日はもう帰るよ。同居人が待ってるし」
「あら、ルームシェアをしているのですね。一体どんな方?」
ここでやってきた驚かせタイム。俺の同居人は、何故かまた一緒暮らす事になったのは門番兼親善大使の魔王女。
そんな大物と同居してると知ったらきっと驚くだろう。
「魔族の王女様。親善大使兼門番の」
「おおおお王女様!?王女って事はつまり・・・女の子って事ですか?」
なんか着眼点おかしくない?普通王族って点に驚くと思うんだけど・・・。
「ぜひ!是非今度連れてきて下さい!話してみたくなりましたので・・・」
まあ、驚かせたので良しとしよう。
「あ、そういえば本題忘れてた。院長、俺ナチュレが抱えた問題解決する為にちょっくらザナに行ってきます。3日後に!」
「あら、そうなんですか。あそこは大変危険な場所ですのでお気をつけて・・・え?」
「それじゃあ、ちょっとチビ達と遊んできます!」
「ちょちょちょちょっと待ってください!翡翠!ザナに行くのですか?ちょっと翡翠!戻ってきなさーい!」
この後、翡翠は孤児院の子供達とテレビゲームをして楽しみ、異門町へと帰って行った。
院長はまた疲れて眠ってしまい、お別れの挨拶ができなかったが、まあまた来るから良いだろうと考え、孤児院を後にするのであった。
「はい。ただ、門番でもかなりの実力を有していた貴方の父親を倒せるくらいの実力を持っているとしか情報はありません」
「そうですか・・・ん?門番?俺の父さんが?」
今まで、両親の事を教えてもらえなかった翡翠。当然、実の父の職業を知らなかった。
もうこれ以上驚く事はないとたかを括っていた翡翠だが、この時ばかりは驚愕した。自分がロット2世の甥っ子だと知った時よりもだ。
「だから、俺が門番になるって言った時に反対したの?」
「そうです。どれだけ危険な仕事か知っていましたからね」
「父さんが門番だって事も口止めされてたの!?」
「・・・もちろんです!」
「じゃあ、今の間はなんだよっ!絶対に俺の意思が更に固くなる可能性が高かったから言わなかった感じじゃねーか!!」
まあ、最終的には門番になる事を許可してくれたので文句はないが。あまりにも綺麗な間開けをしたので思わずツッコンでしまった。
「ふぅ・・・隠し事はいつかバレるものですね。翡翠、今日はビーフシチューだけれども、食べていきますか?貴方、大好きだったでしょう?」
「いや、今日はもう帰るよ。同居人が待ってるし」
「あら、ルームシェアをしているのですね。一体どんな方?」
ここでやってきた驚かせタイム。俺の同居人は、何故かまた一緒暮らす事になったのは門番兼親善大使の魔王女。
そんな大物と同居してると知ったらきっと驚くだろう。
「魔族の王女様。親善大使兼門番の」
「おおおお王女様!?王女って事はつまり・・・女の子って事ですか?」
なんか着眼点おかしくない?普通王族って点に驚くと思うんだけど・・・。
「ぜひ!是非今度連れてきて下さい!話してみたくなりましたので・・・」
まあ、驚かせたので良しとしよう。
「あ、そういえば本題忘れてた。院長、俺ナチュレが抱えた問題解決する為にちょっくらザナに行ってきます。3日後に!」
「あら、そうなんですか。あそこは大変危険な場所ですのでお気をつけて・・・え?」
「それじゃあ、ちょっとチビ達と遊んできます!」
「ちょちょちょちょっと待ってください!翡翠!ザナに行くのですか?ちょっと翡翠!戻ってきなさーい!」
この後、翡翠は孤児院の子供達とテレビゲームをして楽しみ、異門町へと帰って行った。
院長はまた疲れて眠ってしまい、お別れの挨拶ができなかったが、まあまた来るから良いだろうと考え、孤児院を後にするのであった。
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